山好きなのに、高所は苦手なので、
剣岳や槍ヶ岳、奥穂高岳にも登ることはないと思っていた。
ところが、ここ1年の間に知り合ったお友だちは、
剣、槍はもちろん、ジャンダルムや大キレットにもがんがん登っている。
そんな様子を見るにつけ、なんだか、私にも登れそうな気がしてきた。
ちょっと怖そうだけど、行ったらきっと登れるんだろうなとも思っていた。
そんな折、私にとっては理想的な日程で、奥穂高に登る企画が舞い込んできた。
これに乗らなければ、行く機会はまたしばらくないかもしれない。
しかし、コースは上高地~涸沢~奥穂の往復ではなく、
より難易度の高い岳沢コース~奥穂~涸沢コースだとのこと。むむむ。
迷いに迷ったあげく、参加することにした。
ところが、出発する数時間前に、ちょいと体調が悪くなるアクシデントがあり、
またまた心は揺れ動く。
しかし、こんな機会、なかなかないし。ええい! 行ってしまえ!!
前夜、新宿を23時に出発し、沢渡駐車場に3時ごろ到着。
軽く仮眠し、4時半にタクシーで上高地へ。
上高地には、予定どおり5時すぎに到着。
人が多いような気がしたけれど、シルバーウィーク初日だから、まだいいほうなんでしょう。
さ、眠っているカラダを起こしながら、歩きましょう。
上高地から岳沢小屋まで、コースタイム2時間半。
この2時間半がつらかった(涙)。
寝不足のカラダはなかなか起きてくれず、樹林帯で大汗をかき、ギブアップ寸前。
岳沢小屋についたときには、もうここが私の頂上でもいいとさえ思った。
コーヒーをいただいて、一服するも、朝ごはんはあまり食べられず。
大丈夫なのか、あたし。。
と思ったが、ここまで来て、やめるのはもっといや!
大丈夫! ゆっくり一歩一歩登っていこう!!
岳沢小屋を出発しても、しばらくはペースがあがらなかったんだけど、
20分ほど歩いたら、急にカラダが軽くなった。
おっ! いつもの調子が戻ってきたよ。
高度もだいぶあがってきました。上高地が眼下に見えます~。
噂のはしごが登場!
長いけど、ゆっくり登っていけば、問題なさそう。
そう思って一段一段登っていったけど、けっこう長かったなぁ。
しかし、重太郎新道の難所は、こんなもんじゃなくて。
次々にはしごやら、クサリやら、トラバースやら出てきて、
歩き方を教えてくれるタクゾーさんがいなかったら、ちょっと厳しかったな。
岳沢小屋から出発して、約3時間。
紀美子平に到着です~。遠かった~~。
紀美子平って、名前はかわいいけど、かなりえげつないとこにありますね。
直前のクサリが長くて、ついたときにはちょっとクラクラしました(笑)。
たっぷり1時間、昼休憩。前穂はガスっているのでパスすることに。
(あたしは、もともと、パスするつもりでしたけど 笑)
奥穂は3回目というタクゾーさんによると、
ここから先の吊尾根は、そんなに怖くないよ、とのこと。
ところが、えっと、えっと、えっと‥‥(汗)
いきなり、こんなだったり、あんなだったり。
足の置き方を教えていただきつつ、なんとかクリアできましたけど、
けっこうな感じです。
ここですれ違うのは怖いなぁと思っていたのですが、
シルバーウィーク初日だったのが功を奏して、ほとんどすれ違いもなく。
長~いクサリに心折れそうになりながら、あとすこし、あとすこしと言い聞かせ。。
奥穂高岳、山頂とうちゃーく!
標高3190m、日本第3位の高峰です~。
残念ながら、ガスってしまったけど、うれしい!!
ジャンダルムが、時折、姿を見れてくれて。
うわー、やっぱりすごいわ。
山頂でコーヒーをいただいたら、さぁ、穂高岳山荘へ向かいましょう。
北アルプスの山容は、ゴツゴツで、本当に厳しいですね。
かっこいいけど、たぶん、私は東北のような山のほうが好きなんだろうな。
そして、そして、ついにこの山いちばんの難所、登場!
穂高岳山荘へ向かう、このはしごが垂直で、かなーり怖い。
足をおろすところが見えないので、タクゾーさんに足の置き場を教えてもらう。
これがなかったら、わたし、降りられなかったな。
落ち着いて、落ち着いて、一歩一歩。
無事、穂高岳山荘まで下山してまいりました~。
お疲れさま~~!!
荷物を降ろし、部屋で一息ついていたら、ブロッケンが出てるよ~」との声。
慌てて外に出てみたけど、時すでに遅し。消えてしまっていました。
残念~~。
いったん部屋に戻って、あったかく着込んで、再び小屋の外へ。
雲海にぽっかり浮かんでいるのは、笠ヶ岳かしら。
夕食のころには、美しい夕日が見えました。
明日も晴れるかな。
赤く染まった空がまた美しくて。
がんばった充実感とともに、深く胸に刻まれたのでした~。
⚫️コース概要
上高地5:15ー岳沢小屋7:10(休憩7:30)ー紀美子平12:30(休憩13:15)ー奥穂高山頂15:00ー穂高岳山荘16:15
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剣岳や槍ヶ岳、奥穂高岳にも登ることはないと思っていた。
ところが、ここ1年の間に知り合ったお友だちは、
剣、槍はもちろん、ジャンダルムや大キレットにもがんがん登っている。
そんな様子を見るにつけ、なんだか、私にも登れそうな気がしてきた。
ちょっと怖そうだけど、行ったらきっと登れるんだろうなとも思っていた。
そんな折、私にとっては理想的な日程で、奥穂高に登る企画が舞い込んできた。
これに乗らなければ、行く機会はまたしばらくないかもしれない。
しかし、コースは上高地~涸沢~奥穂の往復ではなく、
より難易度の高い岳沢コース~奥穂~涸沢コースだとのこと。むむむ。
迷いに迷ったあげく、参加することにした。
ところが、出発する数時間前に、ちょいと体調が悪くなるアクシデントがあり、
またまた心は揺れ動く。
しかし、こんな機会、なかなかないし。ええい! 行ってしまえ!!
前夜、新宿を23時に出発し、沢渡駐車場に3時ごろ到着。
軽く仮眠し、4時半にタクシーで上高地へ。
上高地には、予定どおり5時すぎに到着。
人が多いような気がしたけれど、シルバーウィーク初日だから、まだいいほうなんでしょう。
さ、眠っているカラダを起こしながら、歩きましょう。
上高地から岳沢小屋まで、コースタイム2時間半。
この2時間半がつらかった(涙)。
寝不足のカラダはなかなか起きてくれず、樹林帯で大汗をかき、ギブアップ寸前。
岳沢小屋についたときには、もうここが私の頂上でもいいとさえ思った。
コーヒーをいただいて、一服するも、朝ごはんはあまり食べられず。
大丈夫なのか、あたし。。
と思ったが、ここまで来て、やめるのはもっといや!
大丈夫! ゆっくり一歩一歩登っていこう!!
岳沢小屋を出発しても、しばらくはペースがあがらなかったんだけど、
20分ほど歩いたら、急にカラダが軽くなった。
おっ! いつもの調子が戻ってきたよ。
高度もだいぶあがってきました。上高地が眼下に見えます~。
噂のはしごが登場!
長いけど、ゆっくり登っていけば、問題なさそう。
そう思って一段一段登っていったけど、けっこう長かったなぁ。
しかし、重太郎新道の難所は、こんなもんじゃなくて。
次々にはしごやら、クサリやら、トラバースやら出てきて、
歩き方を教えてくれるタクゾーさんがいなかったら、ちょっと厳しかったな。
岳沢小屋から出発して、約3時間。
紀美子平に到着です~。遠かった~~。
紀美子平って、名前はかわいいけど、かなりえげつないとこにありますね。
直前のクサリが長くて、ついたときにはちょっとクラクラしました(笑)。
たっぷり1時間、昼休憩。前穂はガスっているのでパスすることに。
(あたしは、もともと、パスするつもりでしたけど 笑)
奥穂は3回目というタクゾーさんによると、
ここから先の吊尾根は、そんなに怖くないよ、とのこと。
ところが、えっと、えっと、えっと‥‥(汗)
いきなり、こんなだったり、あんなだったり。
足の置き方を教えていただきつつ、なんとかクリアできましたけど、
けっこうな感じです。
ここですれ違うのは怖いなぁと思っていたのですが、
シルバーウィーク初日だったのが功を奏して、ほとんどすれ違いもなく。
長~いクサリに心折れそうになりながら、あとすこし、あとすこしと言い聞かせ。。
奥穂高岳、山頂とうちゃーく!
標高3190m、日本第3位の高峰です~。
残念ながら、ガスってしまったけど、うれしい!!
ジャンダルムが、時折、姿を見れてくれて。
うわー、やっぱりすごいわ。
山頂でコーヒーをいただいたら、さぁ、穂高岳山荘へ向かいましょう。
北アルプスの山容は、ゴツゴツで、本当に厳しいですね。
かっこいいけど、たぶん、私は東北のような山のほうが好きなんだろうな。
そして、そして、ついにこの山いちばんの難所、登場!
穂高岳山荘へ向かう、このはしごが垂直で、かなーり怖い。
足をおろすところが見えないので、タクゾーさんに足の置き場を教えてもらう。
これがなかったら、わたし、降りられなかったな。
落ち着いて、落ち着いて、一歩一歩。
無事、穂高岳山荘まで下山してまいりました~。
お疲れさま~~!!
荷物を降ろし、部屋で一息ついていたら、ブロッケンが出てるよ~」との声。
慌てて外に出てみたけど、時すでに遅し。消えてしまっていました。
残念~~。
いったん部屋に戻って、あったかく着込んで、再び小屋の外へ。
雲海にぽっかり浮かんでいるのは、笠ヶ岳かしら。
夕食のころには、美しい夕日が見えました。
明日も晴れるかな。
赤く染まった空がまた美しくて。
がんばった充実感とともに、深く胸に刻まれたのでした~。
⚫️コース概要
上高地5:15ー岳沢小屋7:10(休憩7:30)ー紀美子平12:30(休憩13:15)ー奥穂高山頂15:00ー穂高岳山荘16:15
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