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地図が読めない女のハイキング日記

山と温泉と季節の草花と

富山・北陸本線  13.12.20~23

2013-12-27 19:54:54 | 東海・北陸
母が白内障の手術をするというので、実家に帰省することに。
冬の富山は、お天気の悪い日が多いのだが、
この日は予報に反して、よいお天気だった模様。
北陸本線で糸魚川をすぎたあたりから、白く輝く雪山が見えてきた。



時刻は3時半~4時すぎ。
まっ白な雪山に、夕日がスポットライトのようにあたって、
神々しいほどの美しさ。



ズーム。
うわぁ~ん、きれい~~。
糸魚川~黒部あたりで見えていた山々なので、後立山連峰かしら。



富山に住んでいても、こんなに美しい雪山を拝めることはなかなかない。
見飽きることなく、富山につくまで、車窓の風景にかぶりついておりました。



神様、ありがとう!
なんだか、すっごくついてるぅ~!!

・・・・・・



富山に滞在している間は、あまりお天気に恵まれなくて、
立山はあまり見えなかったけれど、
帰京の北陸本線からは、またまたきれいに見えました~。



3000m級の山の上のほうは、雲がかぶっていて見えませんでしたけど、
これだけ見えれば、もうけもんですわ。



このあと、海ぞいを離れて、十日町あたりに入るにつれて、
雪が徐々に増えてきました。



越後湯沢付近は、すっかり雪景色。
今冬は、あまり豪雪になりすぎないといいけれど。

クリスマス連休の帰省は、思いがけず、雪山の景色に恵まれて、
とっても素敵なプレゼントをいただいた気分。
なので、改めてもう一度。
神様、ありがとう! 感謝します!! ついてる~!!!


●おまけ



ことしのクリプレ!
イヤーマフと手袋をいただきました。
マフラーは、前から持っていたものだけど、
偶然、色が合っていたので、一緒に写真を撮ってみました~。
デコさん、Thanks!

富山・白木峰    13.07.15

2013-07-27 11:04:53 | 東海・北陸
富山に帰省したついでに、どこかの山に登りたいな~と思いつつ、
お天気がはっきりしなかった3連休。
単独で立山に行くのは危ないかしらと迷っていたところ、
Twitterでフォローしている「エコロの森」の存在を、ふと思い出した。


今回、ガイドをお願いした森田さん。ブナの気持ちいい林の中を登っていきます。

富山でエコツアーを企画している会社なんだけど、
いつか帰省したときに利用してみたいなと思っていたのでした。
さっそくHPを見てみたところ、残念ながら、既定のツアーには、都合に合う企画がない…。
けど、要望に応じてオリジナルのツアーもつくってくれると書いてあったので、
思いきってメールを出してみた。


登山道の脇には、ササユリが咲いてましたー。

「15日に、白木峰に行ってみたいんですけど、一人なんですけど、
 ガイドって、お願いできるんでしょうか…?」
翌日、「ソロツアーだと少しだけ割高になりますが、企画は可能です」という
うれしいお返事。

 

 

ということで、ちょっとどきどきしながら、
「エコロの森」の森田さんの案内で、八尾町の白木峰ハイキングにやってきました!



白木峰は、富山と岐阜の県境に位置する標高1,596mの山。
高山植物が咲く花の山で、この時期はニッコウキスゲが満開~~♪


Photo by Morita

8合目までは車で上がれ、1時間ほどの歩きで、この景色。
ひゃっほ~い。気持ちいい~~。



いやいや、夏ですね~。
これで、空が青かったら、と思わずにはいられませんが、
贅沢は言いっこナシですよね。


Photo by Morita

明るい黄色に、テンションあがる~。
もう写真、とりまくりでっす!


Photo by Morita

ふだんの山行では、自分の写真って、ほとんどないのですが、
今回は、ガイドの森田さんがいっぱい撮ってくださって。
ニッコウキスゲにかぶりついてる自分の姿に、苦笑…。



実家の隣町に、こんな素敵なところがあるなんて、
50年近く生きてきたけど、知らなかったな~。
私は、「エコロの森」のHPで初めて知りました。
地元には、立山とか、一級の山がたくさんあるから、
こうした里山には、あまり光が当たらないんだろうけど、もったいないわぁ。



地塘もあるんですねー。
こちら、「浮島の池」という名前だそうです。



小さな小さな尾瀬のようですね。
地塘の中に生えている植物、森田さんに名前を聞いたのに
忘れちゃった…。



透明感のある水色のトンボが、あちこちに。
「ルリイトトンボ」だそうです。きれい~~。
「カオジロトンボ」というのもいたけど、写真がとれず。



地塘の向こうには、立山連峰。
この日は雲がかかって、残念ながら、姿は見えず。
一瞬、薬師岳が見えているときもあったのですが…
冬の晴れた日に、スノーシュ-でここまで来るのもいいかもね。

 
ワタスゲも終盤。地塘に浸かっちゃってます。              イワイチョウ。けっこう咲いてました~。



「浮島の池」で休憩したら、来た道を戻って、白木峰の山頂へ。



この広々した景色、山に来る醍醐味ですね~。
森田さんに淹れていただいたコーヒーを飲みながら、再び休憩。



山頂付近は、オオバギボウシとアザミの群生。
紫のグラデがおしゃれ~。


Photo by Morita

小白木峰方面に向かって、ちょっと歩いてみる。
縦走すれば、さらに2~3時間程度かかるそう。
しっかり歩きたい人におすすめですね。

 

 

ガイドの森田さんは、東京で新聞記者として働いていたそう。
8年前、ご家族で富山に移住して、「エコロの森」を立ち上げたそうですが、
外から来た方のほうが、その場所のいいところがよく見えるのかも。


同年代の森田さん。お友達と歩いてるような楽しいツアーでした~♪

こんな素敵なエコツアーが、地元で体験できるなんて思ってもみなかったな。
田舎の魅力、再発見! 森田さん、ありがとうございました。
帰省した折には、またぜひぜひ参加させていただきます。
今度は、お正月に帰ったときに、スノーシューでどこか行きたいな~~。


●おまけ


ツアーの集合は、JR高山線 八尾駅前。
実家近くにある笹津駅から、高山線に乗っていきました。
朝夕は1時間に1本。昼は2時間に1本の、希少列車。
30年以上ぶりに乗りましたー。


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富山・実家  13.05.01

2013-05-06 07:13:34 | 東海・北陸
GWに帰省する楽しみのひとつが、実家の庭。
若いころは花なんて、全然興味がなかったのにね。



この季節の主役は、牡丹。
まさに、「花の王様」の風格がありますね~。



こちらは、オダマキと十二単衣の群生!
紫グループ、ちょうど見頃で、わらわら咲いてます~。


キバナホウチャクソウ                             アマドコロ

 
イカリソウ                                   十二単衣



山芍薬も、可憐な感じで。
ことしの庭も、お花満載で楽しませていただきました~。



そして、食の楽しみも。
同時期に帰省していた従妹から、うれしいお誘いがあって、
氷見の民宿・すがたで、お魚三昧!
この舟盛だけでもすごいのに、焼き物、揚げ物などなどがあって、
〆には、魚のつみれ鍋。
贅沢なことですが、満腹すぎて、気が遠くなりそうでした…。



そして、そして、海~。
釣り好きのデコポンさんと、釣りの下見を兼ねて、富山港近くの岩瀬浜へ。
このあたりの堤防を当たれば、釣りができる場所がみつかりそうですね。
今度は、釣り道具をもって帰省しましょう♪



ことしのGWは寒くて、この日も長袖を重ね着していたのに、
海には、なんと、サーファーが!
いい波に乗っているのを見てると楽しそうですけど、
あの冷たい海に浸かって、波を待つなんて…。
富山でも、こんな季節からサーファーがいるんですね。

そんなこんなの、まったりした3日間。
たっぷり寝て、食べて、のんびりさせていただきました~。


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静岡・天城山(万二郎岳・万三郎岳)   12.09.22

2012-09-23 13:01:43 | 東海・北陸
ハイキンググループLAMNの例会で、伊豆半島最高峰・天城山に登った。
今回の幹事は、ワタクシ。
最近、なんとなく、登れる百名山は登っておきたいと思うようになり、
日帰りで行けるところから、つぶしていくことにする。



天城山といえば、アマギシャクナゲやトウゴクミツバツツジ。
登山道にはアセビのトンネルもあるし、ホントは5~6月が登りどき。
ま、今回はその下見もかねて…ということで。



苔むした登山道を歩いていくと、シロヨメナやトリカブトがあちこちに。
とくに、トリカブトの群生ぶりったら、尋常じゃない。
花も鈴なり。幾重にもついてて、藤の花みたい。



こちら、万二郎岳山頂(1,300m)のトリカブト群生。
きれいだけど、根っこに毒があるのよね…と思うと、ちょっと怖い。



万二郎岳で小休憩したら、最高峰・万三郎岳(1,406m)へ。
お天気がよければ、ここから富士山や伊豆の山々が見えるらしいんだけど、
残念ながら、眺望ナシ…。



眺望はないけど、登山道を覆うアセビのトンネルがいい感じ。
こうして、万三郎岳山頂まで、アセビやシャクナゲに包まれて歩く。
花が咲く5~6月は圧巻でしょうね。



万三郎岳で昼食をとり、下山開始。
天城山は、全体的に苔むしているみたいだけど、
こちら側の斜面は、苔がより深い印象。



岩や倒木も苔に覆われて、屋久島ちっく。
こんなに苔が多いのは、霧が出やすいからでしょうか。
この日の朝も、登山口付近は、深い霧に包まれていたしなぁ。



天城山は、スベスベの木肌をもつヒメシャラも多かったな。
幹に触れると、ひんやりして気持ちいい~。
夏には、白い花を咲かせるのだそう。見てみたいね。

天城山、苔の深い緑が印象的な、とってもいいお山でした。
アセビのトンネル、今度は花の季節にくぐりに来ましょう。
ご一緒いただいたLAMNの皆さま、お疲れさまでした~。


●コース概要
所要時間 5時間
伊東駅8:50-(タクシー)-天城高原ゴルフ場9:35-万二郎登山口9:40-万二郎岳10:50-万三郎岳12:10(昼食12:40まで)-涸沢分岐点-万二郎登山口14:40-天城高原ゴルフ場バス停14:50-(15:10発 バス)-伊東駅16:00

●おまけ
伊東駅前で打ち上げ~。ラベルがかわいい☆




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富山・実家   12.05.02

2012-05-08 21:26:01 | 東海・北陸
実家に帰ると、庭の花を見て回るのも楽しい。
桃は終わってしまっていたけど、滞在中にボタンが開花した。
母が大切にしている山芍薬は、咲いてたけれど、今年は花がずいぶん小さい。
雪が多く、なかなか暖かくならなかったから、大きくなれなかったんでしょうね。
庭全体も、去年のほうが活気があったかも。

 
ボタン                               山芍薬

 
オダマキ                              ?

 
キバナホウチャクソウ                        クリスマスローズ



庭のあちこちに、スミレが咲いてました。
雑草的に、ものすごく固くなった地面に、ぽつん、ほつんと。
こういう生命力の強い花って、好きだなぁ。


そして、母作 蝋フラワー 菜の花と山桜。


     *          *          *


翌日、富山~東京へ移動したのですが、
車窓の景色が、あまりにきれいだったので。
この時期の上越~北信濃はホントに美しい。空気が澄んで見える~。


雪の妙高。かっこいい~!


小布施の桜並木。どこまでも続く~!


富山・瀬戸蔵山~大品山    12.05.01

2012-05-04 20:15:26 | 東海・北陸
実家に帰省したついでに、瀬戸蔵山~大品山に登った。
きっかけは、『岳山 春山2008』 の特集 「私の好きな花の山」。
「雪解けの時期には、イワウチワ、ショウジョウバカマ、ムラサキヤシオなど、
彩り豊かな花々が目を楽しませてくれる」 のだそうだ。

 

本に紹介されていたコースでは、
シーズンオフとなった立山山麓のスキー場のゴンドラを利用して、一気に1,188mまで登る。
瀬戸蔵山 1,320m、大品山1,404mだから、
標高差もなく、ほどよいハイキングコースを、のんびり3時間ほど歩く予定。



ところが、ゴンドラを降りてみると、予想以上に雪が多い。
ゴンドラ乗り場では、「アイゼンは必要ありませんよ~」と言われたけど、
アイゼンも、スパッツもなくて(持ってくるの忘れちゃったっ)、大丈夫なのかしら…。



ま、無理は禁物だけど、お天気もいいことだし、
雪の状態を見ながら、行けるところまで行ってみることに。
実際、歩いてみると、ざら雪なので、踏み込みがききやすく、意外に大丈夫。
ざくっ、ざくっ。
一歩、一歩、雪を蹴りこみながら歩くの、けっこう楽しい~。



ブナ林の中を歩き、登りつめると、見晴らしのいいところに到着!
おお~っ、胸のすくような、この眺め!!

☆右から左へPAN!

大汝山、浄土山


大日岳、奥大日岳


毛勝山、釜谷山、猫又山

雪をいただいた立山連峰、美しい~~。
3,000mの山々が連なるこの景色を見ると、「霊山」とあがめられたのもうなずける。



眺めをたっぷり堪能したら、先に進みましょ。
瀬戸蔵山は、時間的に、あと少しのはずなんだけど…。
少し下って、登り返したあたりから、
日当たりのいい登山道の脇に、春の花がちらほら。

 
これ、イワウチワでしょうか。 左が咲きはじめで、右が開いた状態?

  
ショウジョウバカマ                        これはなんでしょう?



瀬戸蔵山、そろそろ着いてもいいころなんだけど…。
登って、また下ったところに、「大品山まであと20分」という看板!
瀬戸蔵山山頂に気づかずに、大品山下まで来ていたのだった(^^;
当初、大品山まで行くつもりだったけど、雪が意外に多いし、
大品山への傾斜がきつそうだったので、下りが心配になり、ここで折り返すことに。



お昼を食べて、さきほどの見晴らしのいい場所に戻ってきた。
そう、きっとここが瀬戸蔵山山頂ですよね。
今度は、「ここが山頂」という気持ちで、しばし佇む(笑)。



こんな案内板もあるし、山頂の印は、雪に埋もれて見えないだけなんだろうな。
この案内板だって、いまは足の下にあるけど、
雪が解けたら、きっと1mくらいの高さにあるんでしょうね。



半袖でも大汗かいちゃうくらい、暖かな日和。
1日で、雪はかなりとけたと思う。
行きと帰りでは、雪のゆるさが全然違って、帰りはけっこう踏みぬいちゃったし(^^;


ゴンドラから見た山の斜面。桜と雪~。

花には、1~2週間ほど早かったみたいだけど、
雪をいただいた神々しい立山連峰が見られたので、大満足。
カタクリやキクザキイチゲの群生もあるようなので、またいつか訪れましょう。


こちらも、ゴンドラから見た山の斜面。淡く明るい緑がきれい~。


●コース概要
所要時間 3時間15分
らいちょうバレースキー場・ゴンドラリフト山頂駅10:45-瀬戸蔵山山頂11:30-大品山途中まで12:00-昼食12:30-瀬戸蔵山13:10-らいちょうバレースキー場・ゴンドラリフト山頂駅14:00


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富山・実家    12.02.03~05

2012-02-12 19:44:21 | 東海・北陸
今年の雪は途方もない。
実家の富山に、ひとり住んでいる母(74歳)は、
小型除雪機でなんとか除雪していたが、その範囲を超えてしまった。



屋根雪もかなりの量になり、自分では下ろせないので、
地元の大工さんにお願いして、下ろしていただいたそうだ。
ふだん、あまり弱音をはくことがない母なのだが、
毎日毎日、70cmも降り続くと、心細いだろうなぁ…。



東京でやきもきしていても、仕方がないので、
お休みをいただいて、除雪応援のため、帰省した。
上京して約30年、除雪のため、実家に戻ったのは初めてだ。



むむ。
屋根雪は大工さんに下ろしていただいたので、少ないけど、
まわりの雪、確かに多いかも。



通称「ママさんダンプ」という除雪道具で
家のまわりの雪を、えっちらほっちら、雪捨て場に運ぶ。
根雪となって、水分を含んだ雪は重い。うう。
運んでも運んでも、雪はぜんぜん減らない。
私はほどほどのところで切り上げたけど、ここにずっと住んでいる人は本当に大変だ。



屋根から下ろした雪は、1階の屋根まで届くほど。
これが解けるのはいつのことか。
早くあったかくなってくれることを願うばかりです。


富山の地方紙 北日本新聞一面。屋根雪下ろしの写真は、実家のすぐ近くのものでした~。

●おまけ



帰省したのは、ちょうど節分の日。母が太巻きをつくってくれた。
うちでは、恵方巻きを食べる習慣はないのですが、流行もんだということで。
北北西の方角に向いて、もぐもぐもぐ。
食べてる最中は、「うまひ~」とかしゃべることができないのがツライ(笑)。



母がつくった蝋フラワー @実家の玄関。
牡丹の花、ゴージャスですなあ。

富山・風の家    11.08.18

2011-08-23 21:00:58 | 東海・北陸
ハイキングネタでも、温泉ネタでもありませんが、
実家の母が連れていってくれた古民家カフェがとっても素敵だったので。



風の盆で有名な八尾町は、うちから車ですぐ。
この古民家カフェ「風の家」は、八尾町とうちの町の境にある。
神通川に面した高台にあり、川向こうには立山連峰・・という、
自然いっぱいの絶景ポイントに立っているのだ。



店の表には、「眺望茶処」と謳った看板がある。
このあたり、あまり来たことがなくて
というか、昔はお店なんてまったくなかったし、いまもまわりには何もない。
ただ、最近、落語家の立川志の輔の別荘ができたということで、
地元ではちょいと注目を集めているようですが。



なわけで、このあたりの眺めがこんなにいいなんて、初めて知りました。
涼しげな水辺に、緑に、お天気がよければ、立山連峰。
いやいや、ホントに看板に偽りなしの、気持ちいい眺めです~。



対岸の建物のあたりが、うちの集落ですね。
なんだか、このあたりに住みたくなっちゃったな~。



営業は、木曜~土曜の昼のみ(16時まで)。
そののんびりした感じも、力が抜けていて、いいなあ。



ランチは1種類、限定10食。
この日は、豚しゃぶの梅肉和えや煮物、きのこの炊き込みご飯など。
いずれも、地元の食材を使っていて、カラダにやさしい。
デザートとして、メロンやスイカもいただきました。

 
 

このカフェ、調度や音楽にもなみなみならぬ、こだわりがある模様。
音楽はレコード! おしゃれなジャズが流れていました。
テレビや扇風機、時計など、レトロなものがいっぱい置いてあって、
懐かしさと洗練がいい感じにマッチしてて、とっても居心地がいい。



カフェの隣の建物には、ボンカレーや金鳥の看板。
オーナーさんが、こういうものがお好きなんでしょうね。
抹茶アイスやかき氷もおいしそうだったので、またぜひ訪れてみたいな~。
帰省する楽しみが、またひとつ増えました。

<店舗情報>
風の家(かぜのか)ー眺望茶処ー
富山市八尾町城生2705
営業時間:10:00~16:00
営業日:木曜、金曜、土曜
HP:http://kazenoie775.blog.fc2.com/

富山・立山室堂    11.08.17

2011-08-22 21:24:47 | 東海・北陸
室堂(標高2450m)に戻ってくると、ようやく霧が晴れてきた。
山の上に雲がかかっているのが残念ですが、
氷河で削られてできた山崎カールは、だいぶ見えてきました。



ごつごつとした山肌を覆う、濃い緑。そして、雪渓。
私が見たかった景色、片鱗だけど、姿を見せてくれてありがとう~。



眼下に、「血の池」と呼ばれる地塘が見えてきました。
このあたりには、鉄分が多いんでしょうね。



帰りのバスまで、まだ1時間半ほど時間があったので、
血の池から、みくりが池に引き返して、地獄谷へ向かうことにする。




マツムシソウ                       リンドウ



地獄谷へは、けっこう下っていく。
ここから先は、美しい緑に覆われた室堂とは別世界。



蒸気がもうもうと上がり、まさに「地獄」のよう。
立山は、火山なんだなあ・・。
と書きながら、そうだったかしらと思い、ネットで調べてみると、
雄山や大汝山は火山ではないけれど、室堂山(2630m)は活火山なんだそうだ。



最近の噴火は、1836年の地獄谷での水蒸気噴火。
現在でも、地獄谷での噴気活動は、ごらんのとおり活発である。



ちなみに、室堂そばのみくりが池は、水蒸気爆発による火口に
水がたまったものだそうだ。



みくりが池を後にし、室堂ターミナルに向かって歩いていると、
たくさんの人だかりが。
こ、これは、雷鳥を見ている人の群れではないだろうか。
近寄って、双眼鏡を持っている方にうかがうと、岩場で雷鳥親子が4羽ほど動いているとのこと。
確かに! ちょっと遠いけど、確かに雷鳥親子がよちよち歩いています!!
しかし、私のカメラではズームが足りず、撮影断念。



高速バスのガイドさんによると、
今年は、春先寒かったので、雷鳥の産卵が例年より遅く、
そのため、ヒナがかえるのも遅く、いまごろ親子連れが見られるそうです。
立山では、何度か雷鳥に会ってるけど、
そういえば、真夏にヒナを見たことはなかったかも~。



時刻は午後3時。そろそろバスに戻る時間です。
尻上がりに天候が回復してきた山に、お別れするのが名残惜しいなあ。
立山は、何度来ても本当に素敵なところ。また帰省した折に遊びに来ますね!




●コース概要
室堂山荘13:10 ーみくりが池ー血の池ーみくりが池ー地獄谷ー室堂ターミナル15:00


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富山・立山雄山    11.08.17

2011-08-21 09:23:00 | 東海・北陸
1990年代後半から10年くらいの間、
毎年、夏に帰省しては、立山・室堂に出かけていた。
当時は登山をするわけでもなかったし、とくに理由があったわけでもない。
いま思うと、夏空の青、残雪の白、山を覆う濃い緑、
自然の織りなす美しい色を、ただぼんやり見たかったのかもしれない。


室堂 標高2450m。なんも見えません(泣)。

さいわい、母と私は晴れ女で、
2人で訪れた立山では、雨に降られたことがない。
澄んだ青空が広がり、気持ちよい時間をすごした記憶があるばかり。
だから、今回、久しぶりに立山に登ろうと思い立ったときも、
天気予報もまずまずだし、きっと晴れるよなんて、能天気に思っておりました。


チングルマ群生

ところが、母を残して出かけたバチがあたったのでしょうか。
室堂へ向かうバスが、高度を上げるほどに雲行きがあやしくなり、
室堂ターミナルに着いたときには、たたきつけるようなどしゃ降りに。

3000m級の山だもんな~、単独行だもんな~と、気持ちが萎えそうになったが、
雨合羽を着込んでいる間に、雨はあがり、登山者が出発しはじめた。
まっ、無理せず、行けるとこまで行ってみましょうか。


モミジカラマツソウ                     ミヤマキンバイ


オトギリソウ                        ダイモンジソウ

霧のせいで、景色どころか、前を行く人の背中もすぐに見えなくなる。
視界が悪いって、ホントに心細いもんですね。
ちょうど、花を愛でながらゆっくり歩く年配グループの方がいらしたので、
それとなくくっついて歩き、花の名前を教えていただきながら、ゆるゆる登っていく。



雪が残る箇所では、歩きやすいように、雪を階段状に整えてくださっていた。
今年は雪が多かったんでしょうね。
雪渓も、例年より多いような気がしました。



一の越までは、道が整備されており、スニーカーでも大丈夫。
若いころ、立山~剣岳を縦走したことがある母が、
この写真を見て、あまりの道の整備ぶりにびっくりしておりました。



小一時間ほどで、一の越(標高2700m)に到着!
ここまであがってくると、風が急に強くなったように感じる。
あまりの風の強さに、山頂をめざすタイミングをはかる人や、
暖をとる人で、小屋の中はいっぱいだ。
登りはじめた一団がいたので、私も後ろについてスタートすることに。



しかし、霧は濃くなる一方。
途中、風が強すぎて立っていられず、思わずしゃがんで、岩にしがみついたときには、
さすがにもうリタイアしようかと思ったけれど、
少し待っていたら、風も弱くなったので、もう少し行ってみることにする。



山の厳しさは、天候でまったく違うのね。
立山には、これまで2回登ったことがあるけれど、こんなにきついと思ったことはない。
風の強さに閉口して、岩場にしゃがんでいたら、
降りてきた人が、「もうそこが山頂だよ」と教えてくれた。助かった~~。
山頂の建物が見えてきたとき、急に薄日がさしてきた。
こ、これは、霧が晴れる前兆か・・と期待したが、太陽は再び、霧の中。


山頂手前にある鳥居。山頂は標高3003m。

山頂は、いっそう風が強く、まっすぐ立っていられない。
あまりの風のせいか、この夏山シーズンに、山頂にはだれもいなかった。
天気がよければ、順番待ちになるくらいなのにね。
止まっていると、カラダが冷えてくるので、
神社でお祓いをしていただいたら、早々に下山開始。



山頂の岩場には、アキノキリンソウとイワギキョウの群生。
よくぞこんなところに・・。
とくに、登りで、両手を使って必死に岩場をよじ登っているとき、
目の前に、かわいいお花が現れると、ホントびっくりする。
生命力が強いんだなあ。

下りの岩場は、登山部らしき若者グループの後について、降りる。
コース選びや足を下ろす場所が適切なせいか、
さくさくといいテンポで、あっという間に、一の越まで戻ってきた。



一の越~室堂は、あぶないところもないので、お花を楽しみながらゆっくり歩く。
登山道の両脇には、お花畑が広がっていたので、
霧がなければ、もっと楽しめたんでしょうね。


イタドリ?群生


ヨツバシオガマ群生






ほかにも、ホントにたくさんの花が咲いてました。
今年は、花のシーズンがいつもより遅かったんでしょうね。
立山でこんなにお花を見たのは初めてだったので、その点はラッキーでした。


アオノツガザクラ

室堂に近づいてきたら、霧が少し晴れてきたみたい。
午後から、山の天気がよくなることもあるんですね。
ほら、山崎カールが少し見えてきました。



この後、室堂周辺を散策するのですが、長くなったので、つづきはまた。

●コース概要
室堂ターミナル9:30ー 一の越10:50ー雄山山頂11:25ー 一の越12:10(昼食)ー室堂山荘13:10


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