福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

新型機「ボーイング777X」 現在の「777」と何が違う? ボーイング、エンブラエルとの事業統合中止 ‼️ニュース

2020-04-28 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
最新ニュース
ボーイング、エンブラエルとの事業統合中止 
2020/4/25 23:48 (2020/4/26 6:15更新)

墜落事故と新型コロナでボーイングの財務は悪化している(シアトルの工場)=AP

【=中山修志、サンパウロ=外山尚之】米ボーイングは25日、ブラジルの航空機大手エンブラエルとの事業統合を中止すると発表した。2018年にボーイングがエンブラエルの商用機部門を傘下に収めることで合意していたが、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化するボーイングが条件見直しを要求し、交渉がまとまらなかったとみられる。

【関連記事】
ボーイング、苦肉の買収撤回 資金繰り優先し小型機断念

両社は24日までに統合を完了する計画だった。ボーイングは声明で「建設的ではあったが、結果的に納得いかない売買契約の条件交渉は失敗となってしまった」と発表した。

18年7月の合意では、ボーイングはエンブラエルの商用機部門を分社化し、38億ドル(約4000億円)を出資して80%の株式を取得する計画だった。小型機「737MAX」の墜落事故や新型コロナウイルスの影響で財務が悪化する中、ボーイングは条件の見直しを求めていたとされる。独占禁止法に関する欧州当局の審査が長期化し、期限までに終わらなかったことも響いた。

ボーイングはカナダ・ボンバルディアの小型機事業を買収した欧州エアバスに対応し、100~150席クラスの小型機を主力とするエンブラエルとの事業統合で旅客機の品ぞろえを広げる計画だった。世界の商用機メーカーは2強に集約される予定だったが、新型コロナの影響による業況悪化で再編が壁にぶつかった。

ボーイングの最新鋭機種「ボーイング777X」とは

ボーイングの最新鋭機種「ボーイング777X」シリーズは「777」がつきますが、従来の「777」シリーズとは、大きく異なるようです。機体の大きさは「超大型」、それゆえに特徴も主翼にあります。
「折りたためる翼」なぜ?

 ボーイングの最新鋭機種「ボーイング777X」シリーズが、2020年の就航を目指して開発中です。「ボーイング777」が入っているものの、従来の「ボーイング777シリーズ」とは、大きく異なります。

 まずはより「大型」となる点です。従来のボーイング777シリーズも大型機といわれ、777-200型機は全長63.7m、777-300型機は73.9mでした。ボーイング777Xはこれより大きくなります。

 ボーイング777Xは現在「-8」と、
長胴型にあたる「-9」の二種が発表されていますが、-8の全長は約70mで、-9は約77mです。

 特に-9は「超大型機」にあたり「この規模の競合相手は、現在いません」(ボーイング民間航空機部門 マーケティング担当副社長ランディ・ティンゼスさん)とのこと。ちなみに、生産終了が発表されたエアバスの超大型機、エアバスA380型機の全長は73mです。




ボーイング777Xの外観で、特徴的なのが「折りたためる翼」。主翼の先端が、それぞれ約3.5m、上に折れるようになっています。主翼をたたむのは、おもに駐機など、地上にいるときです。

 ボーイング777Xは幅も「超大型」化し、約72mあります(-8、-9共通。「777」は約65m)。この大きさでは、空港設備によっては大きすぎて駐機が難しいケースもあるため、翼をたためるようになっているのです。

「787」の技術を生かす 日本でもANAが投入予定
 ボーイング777Xは、たとえば主翼の形状や素材(複合素材)などに、現在就航している同社最新シリーズ「ボーイング787」の技術を生かしているとのこと。

 特に客室は、787シリーズをベースとしており、加圧や加湿が行われるほか、客室内の荷物棚も787シリーズと同容量のものを装備します。


「ボーイング777X」ビジネスクラスの客室イメージ(画像:ボーイング)。

 787シリーズの客室仕様を踏まえて、新たな進化も加わります。ボーイング777Xの機内の横幅は、従来の777シリーズ(777-300ER)より10cm程度拡張。側壁を再設計し、より薄い断熱材を取り付けることで広げられたといいます。窓も大型化するそうです。

「777Xは、従来の777シリーズより効率性が高まり、航続距離も延びています。従来の777と787シリーズの技術を組み合わせたほか、新技術も投入しています。現在、非常にうまく売れており、世界中で384機を受注しています」(ボーイング副社長 ランディ・ティンゼスさん)

 日本の航空会社では、ANA(全日空)が20機発注。世界の航空会社で最多の発注数は、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空で、150機です。


【了】
翼幅        飛行時 235フィート5インチ(71.75m)
         駐機時 212フィート8インチ(64.82m)
長さ       251フィート9インチ(76.72m)

ウィングチップ    
炭素複合材で作られた非常に長い主翼には、折りたたみ式のウィングチップを採用。
既設空港に対応するため駐機時には折りたたみ、飛行時には7m(23フィート)長くなるよう展開し、
大きな揚力を発生させて燃費効率を最大化
初納入 2021年予定




生産再開準備に入るニュース


ニュース
 4月16日、米航空機大手ボーイングは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて先月から停止していたワシントン州での商用機の生産を来週から順次再開すると発表した。
 [16日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて先月から停止していたワシントン州での商用機の生産を来週から順次再開すると発表した。
 また、同社のカルホーン最高経営責任者(CEO)は従業員あての書簡で、航空宇宙業界は政府による資金支援が必要になると明らかにした。
 シアトルのピュージェット湾一帯では、来週から747、767、777、787型機の生産がそれぞれ再開され、従業員約2万7000人が職場に戻る。
 747、767、777型機の生産は4月20日か21日に、787型機の生産は4月23日か24日に再開される見込み。
 5カ月で2度の墜落事故を起こした737MAX型機は1月から生産を停止していたが、生産再開に向け、関連する従業員は4月20日から職場に戻るという。
 ロイターが確認した書簡によると、カルホーンCEOは従業員に対し、「われわれの業界は政府の支援が必要になる。それは金融市場へのアクセス確保に不可欠であり、補助金よりも融資の形式をとる可能性が高い」と説明。「われわれは顧客が再び航空機を購入するまで、当社の事業からサプライチェーンに至る流動性を維持するための最善策に取り組み続ける」とした。
 ボーイング広報担当者は同社が政府支援を求めるかどうかについてコメントを差し控えた。
 ボーイングは先月、新型コロナの影響で経営が悪化している国内の航空機製造業界向けに600億ドルの支援が必要だとの考えを表明。
 カルホーンCEOはその後、米財務省が同社支援の条件として株式を取得することを望まないと述べていた。

コロナ問題で影響が出始めた

キャセイパシフィック航空、B777Xのキャンセルを検討か

2020年4月17日 sky-budget
キャセイパシフィック航空は、ボーイングが開発中の最新鋭機となるB777Xをキャンセルすることを検討しているとSeattle Timesが報じました。


同社は2013年に計21機のB777-9型機を、当時のレートの約75億ドルで購入する契約をボーイングと結びましたが、新型コロナウイルスの影響もあり契約をキャンセルすることを検討していると伝えられています。当初の計画では、B777-300ERの後続機として同機を導入する予定としていましたが、現状ではB777-300ERの使用期間を延長するものとみられています。

日本ではANAが20機確定発注し2021年からの受領を予定していますが、そのほかにエミレーツ航空、ルフトハンザドイツ航空、エティハド航空、カタール航空、ブリティッシュエアウェイズ、シンガポール航空が導入を予定しており現状では302機の受注があります。

なお昨年11月には最大の顧客であるエミレーツ航空が、150機のB777Xを導入する契約から24機キャンセルしており、受注数が伸びないだけでなく減少となっています。








LCC最長の定期便路線はどこ? 飛行時間半日超え路線もあり チケット価格や機内仕様は❓

2020-04-27 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

新型コロナの影響で運休・減便が続く中、LCCでの破綻・社員解雇等・機材のリース解約など表面化しつつある
FSCと言えども経営危機に見舞われて対策に翻弄されている

そんな中だけど
チョット 
LCCの最長路線の話題
ビックリです


日本ではまだ馴染みが薄いものの、海外では1万kmを超える長距離路線の定期便を飛ばすLCCも見られます。
そのなかの最長路線はどこで、
その飛行時間や航空券の価格、そして機内の様子はどのようなものなのでしょうか。

直行便世界最長のLCC 飛行時間は半日超え

 日本でLCC(格安航空会社)といえば、国内線やアジア方面の近距離国際線が多数で、より長距離の移動にはJAL(日本航空)やANA(全日空)などのフルサービスキャリアを使うことが一般的です。

 一方、海外では長距離の国際線に就航しているLCCが増えており、それらの会社が運航する定期便の飛行時間は、
フルサービスキャリアに匹敵、もしくはそれを上回るようなものもあります。

ノルウェー・エア・シャトルのボーイング787-9型機(画像:Anna Zvereva[CC BY-SA〈https://bit.ly/2wIcuXA〉])

 では2020年4月現在、最も長いLCCの定期便路線は、どこなのでしょうか。

 オーストラリアに本拠を置く航空コンサルティング会社CAPAによると、LCC定期便のなかで最長の直行便となるのは、北欧にあるノルウェー・エア・シャトルグループのノルウェーエアUKが運航する、イギリスとアルゼンチンを結ぶロンドン~ブエノスアイレス線です。


 その距離はANAの最長国際線、成田~メキシコシティ線とほぼ同等の1万1000km超で、
ロンドン発の飛行時間は13時間40分に上ります。
2020年4月時点における公式ウェブ上の片道運賃は、約210ポンド(約2万8300円)からです。

 ここで使用されているのは、日本の長距離国際線でも使用頻度の高い複通路機(ワイドボディ機)のボーイング787-9型機です。
ドリンクなどは都度購入が必要なものの、機内モニターが備わる普通席は横3-3-3列の編成で、
座席の前後間隔も78cm前後と、日本のLCCで標準的な71cmより若干広くとられています。

経由便ありの世界最長は機内もすごかった 日本最長は?

 直行便ではなく途中経由地ありの定期便も含めると、
世界最長のLCCの航空路線は、フランスのフレンチビーが運航する、
フランスと南太平洋のタヒチ島とを結ぶパリ~サンフランシスコ経由~パペーテ(フランス領ポリネシア タヒチ島首都)線です。
その距離は1万5000km以上で、フライト時間は22時間を超えます。
公式ウェブページ上の運賃は、片道587ユーロ(約5万8000円)からとされています。



 使用している飛行機はエアバスの最新鋭機のひとつ、A350-900型機です。
普通席には、個人モニターが備わるものの、その座席レイアウトはユニークなものです。
A350-900型機の座席配置は、横3-3-3列の仕様が標準的で、大半の航空会社がこれを採用しているのに対し、
フレンチビー機は1列多い横3-4-3列の仕様です。



フレンチビーのA350-900型機(画像:ERIC SALARD[CC BY-SA〈https://bit.ly/2yddG5G〉])


 日本を発着するLCCのなかでの最長路線は、
オーストラリアのジェットスター航空が運航する成田~ゴールドコースト線です。
同路線の公式ウェブサイト上の運賃は片道2万4000円からで、その距離は約7200km、飛行時間は9時間弱です。
横3-3-3列で、機内モニターが備わった普通席をもつ、ボーイング787-8型機が投入されています。

 なお、これらの路線は2020年4月現在、感染拡大が続く新型コロナウイルスなどの影響で、いずれも一時的に運休中です

 そして2020年内に、日本でも初の中長距離国際線LCC「ジップエア(ZIPAIR Tokyo)」が誕生予定です。
同社はまず、タイや韓国への路線から就航を始める予定ですが、
将来的には北米路線にも参入も視野に入れており、
実現すればLCCでの長距離フライトが日本でも行われることになります。
だが
ZIPAIR/ジップエアは、2020年5月に定期便の運航開始を予定としていましたが、
就航を延期する方針であることを発表しました。
新型コロナウイルスの影響により、
入国規制や航空需要の減退により就航が難しい状況となったことから就航を延期とし、
今後事業計画の見直しを迫れることになります。
同社は、日本航空の完全子会社で将来的に欧米線の開設を計画し、
日本で初めての欧米線を運航するLCCになることを長期計画に掲げています。
なお現在はJALから移管を受けた2機のB787で就航に向け飛行訓練を続けています。



2020年冬ダイヤを目安に東京/成田~ハワイ/ホノルル線に就航へ
実現出来るでしょうか?


【了】


FSCの場合

Vol.1 お酒を飲めない人を【下戸】というワケ❓

2020-04-26 00:10:00 |  お酒をめぐるイイ話
お酒のお話です
知ってる様で知らない

お酒にまつわるちょっとイイ話❗️
時折 アップします

小生
今ではお酒も飲まない日もあるが
現役時代はメチャ飲んでいた
上戸だったなあ
素面で帰ることも少なく
失敗も思いだされる
お金は残らず
残ったのは思い出だけ❓笑い
今の時代であれは
愛想を尽かされて・・・・・・・



古くから日本では、酒を全く飲めないか、または飲める量が他と比較しても少ない人を
下戸」と呼び、その対義語には「上戸」が宛てられる。
酒類を多量に飲む行為やそれを行う向きを指して俗に
「うわばみ」「ざる(水を汲んでも満ちない意を掛けている)」と呼び、
また殊のほか酒類に強い向きを「酒豪」という。
」とは律令制における課税単位のことであり、
元来、最上位の大戸から、上戸、中戸、下戸と定めた上で婚礼時の酒量を決めたことから、
転じて酒を良く飲む人を上戸(または大戸)、余り飲めない人を下戸と呼んだのが由来とされる。
尚、下戸とはあくまでもアルコールを体質的に受け付けない人のことであり、
同じ酒を飲めない人でも疾病を理由に医師に飲酒を止められている人のことは下戸とはいわない。
また、宗教上の理由や個人的な信条によって体質は兎も角として酒類を口にしない人のことは下戸とはいわない。
一般に僅かばかりの酒でも飲むとすぐに酔ってしまう人や、
少量の酒で悪酔いして気分が悪くなるなど、飲酒に対して耐性が無い様子を表している。


⬇️

詳しくは



チャイナエアライン社名変更か ❓JAS ソラシドエア ANA…国内各社の改名事情もいろいろ‼️

2020-04-26 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

チャイナエアライン、中国との混合を避けるためブランド変更を検討 台湾航空などが候補
2020年4月14日 sky-budget
台湾のチャイナエアラインは、中国のエアラインとの混合を避けるために、ブランドの変更を検討していることが明らかになりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、台湾は積極的に支援物資として医療品などを世界中に輸送していますが、支援元が中国と誤認される可能性があることから、ブランド変更を検討している模様です。その他の動きでも中国というワードに世界中が敏感になっていることから、パスポートからCHINAを削除し中国人との誤認から、差別を受けることを防ぎ自国民を守ろうとする動きもみられます。

また日本の国土交通省にあたる台湾の交通部も、変更を認める方針とみられ、今後チャイナエアラインの株主や利用者からの支持が強まればブランド変更される可能性が高まっています。

現在のところ現地報道では、Formosa Airlines/福爾摩沙航空、Yushan Airlines/玉山航空、Taiwan Airlines/台湾航空などが候補として挙げられており今後ブランド変更に至るのか注目されます。


2020.04.20 乗りものニュース編集部
チャイナエアライン社名変更か JAS ソラシドエア ANA…国内各社の改名事情もいろいろ

台湾のチャイナエアラインが、中国の航空会社と誤解されることを防ぐため、社名を変更する可能性が出てきました。日本でもかつて、航空会社が名前を変えたことがあり、その理由や背景はさまざまなものでした。

「TDA(東亜国内航空)」って覚えてる?

 台湾に本拠を構える航空会社、チャイナエアラインが社名を変更する可能性が出てきています。現地メディアの報道によると、英語の名称に「チャイナ(china)」が入っていることから、中国(中華人民共和国)の航空会社との誤解を招く可能性があるためとしています。

 特に2020年4月現在、中国の武漢に端を発する新型コロナウイルス感染拡大の影響で、台湾の同社がマスクなどの支援物資を海外に輸送しても、現地の人に中国からのものと誤って受け取られてしまうケースがあるそうで、社名を含め「台湾の航空会社と知ってもらうにはどうすべきか」といった議論が起きているとのことです。

TDAのMD-81型機。バックの「ジャンボ」ことB747型はANAの旧「モヒカン」塗装

 日本でもこれまで、航空会社の名称変更は見られました。そこには、さまざまな理由や背景があるようです。

 代表的なものとしては1988(昭和63)年、TDA(東亜国内航空)がJAS(日本エアシステム。2004年にJALと合併)へ社名を変更したことでしょう。これは、当時ほぼ国内線のみだった同社が、国により定められていた航空会社ごとに就航する地域を区分分けする当時のルール「45/47体制」の廃止を背景に、国際線定期便へ本格参入をしたことがきっかけです。社名変更後の同年7月には、無事に同社初の国際線定期便、成田~ソウル線を開設しました。

「運航便名」や「呼称」を変える少し特殊なパターンも
 宮崎県に拠点を構える航空会社、ソラシドエアは2015(平成28)年にスカイネットアジア航空から社名を変えていますが、これは先述のTDAからJASへ変更したケースとは少々、事情が異なるようです。

 スカイネットアジア航空は2002(平成14)に運航開始したのち、2011(平成23)から会社名は変えずに新ブランド「ソラシドエア」として自社の飛行機を運航するという、少しユニークな形をとっていました。そののち2015年、ブランドイメージの統一のため運航便に合わせる形で、株式会社ソラシドエアに社名を変更しました。

ソラシドエアの前身、スカイネットアジア航空

 ANAも会社名「全日本空輸」自体は変えていないものの、公式の呼び名、呼称という点で、実は刷新しています。同社の呼称はかつて「全日空」、英語では「All Nippon Airways」で、機体にもその名前が刻まれてましたが、2003(平成15)年にブランドイメージの観点から呼称を「ANA(エー・エヌ・エー)」に統一、これにあわせて機体塗装のロゴ部分も塗り替えられています。

 ただ、同グループの会社に「全日空○○」といった名前が残っているといったように、呼称変更から15年以上たった2020年現在でも、まだかつての名残りが残るところもあるようです。

【了】


チャイナエアライン 関空飛来の機材

チャイナエアライン Boeing 737-800 (B-18660)

チャイナエアライン Boeing 737-800 (B-18657)


チャイナエアライン Airbus A330-300 (B-18358)
現在はノーマル塗装となっている



チャイナエアライン Airbus A350-900 (B-18901)


チャイナエアライン Airbus A350-900 (B-18918)

チャイナエアライン Airbus A350-900 (B-18917)

チャイナエアライン Boeing 777-300 (B-18007)



チャイナエアライン Boeing 777-300 (B-18006)

チャイナエアライン Airbus A330-300 (B-18317) 

チャイナエアライン Airbus A330-300 (B-18361)

チャイナエアライン Airbus A330-300 (B-18311)



チャイナエアライン Boeing 747-400 (B-18701)


チャイナエアライン Boeing 747-400 (B-18211) 退役


チャイナエアライン Boeing 747-400 (B-18208) 退役




激変ニッポンの空 コロナで縮むANA・JALの翼 ‼️

2020-04-25 04:00:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

激変ニッポンの空 コロナで縮むANA・JALの翼 
2020/4/24 2:00日本経済新聞 電子版


新型コロナウイルスの感染拡大がニッポンの空を一変させた。空前のインバウンド需要を謳歌した状況が一転。入国者数は前年の1割の水準に急落した。ANAホールディングス(HD)と日本航空(JAL)は2020年1~3月期の連結最終損益が赤字だったもようだ。コスト削減のため、大規模減便に踏み切った。ただ、国際線と国内線が同時に需要を失うという前例のない窮地に打開策はなく、忍耐の経営を迫られている。




これから待ち受ける難路を告げる発表だった。JALは22日、業績を下方修正し、20年1~3月期が233億円の最終赤字(前年同期は442億円の黒字)になったもようだと発表した。従来予想に比べ400億円下回る。四半期の最終赤字は12年の再上場後初めて。

ANAHDも20日、20年1~3月期594億円の最終赤字(同331億円の黒字)になったもようだと発表した。四半期の赤字額は、開示を始めた03年度以来最大となる見込み。新型コロナ流行に伴う旅客者の急減が響いた。旅客需要が蒸発する異常事態に経営トップは身構える。

「とんでもないことが起きている。まだまだ底が見えていないし、先も見えていない」――。3月29日、羽田空港で取材に答えたJALの赤坂祐二社長は現在の状況をこう語った。

この日は羽田の国際線発着枠が拡張された記念すべき日。だが、新たに開業したばかりの第2ターミナルの国際線出発ロビーすら人影はまばらで「お客がどこにもいない」(航空業界関係者)。今の日本の空を象徴していた。
成田空港内は人がほとんどいない状態だ(3月下旬)

■国際線は両手で数えられる程度の数に激減

両社がどれほどの窮地に立たされているかは、現在の国際線の路線数から見て取れる。国際線はANA、JAL双方にとり、旅客収入の半分を占める経営の大黒柱だ。

例えば19年3月期に両社が国際線収入の3割弱を稼いだ北米。ANAの米本土向けの路線数は12路線から3路線にJALも11路線から2路線に減少した。

国際線の柱に育った中国もANAが21路線、JAL11路線から両社1路線に減った。中国当局が新型コロナの感染が海外から逆流するのを懸念し、検疫を強化したためだ。残った1路線も週1往復と、最小限の運航しか許されていない。

路線の大幅な縮小により、国際線の全体運航本数はANAが3月29日~4月24日までで556便と計画の1割程度、JALも3月29日~4月30日までで638便と同じく1割程度しか飛んでいない。日本と世界をつなぐ空路は今や両手でかぞえられる程度に減った。



空路が急減すれば、航空会社の業績をけん引したインバウンドも必然的に激減する。法務省の出入国管理統計によると、3月の新規入国者数は前年同月比94%減の15万2162人に落ち込んでいる。

政府はこれまで、訪日外国人旅行者数を20年に4000万人、30年に6000万人という目標を掲げインバウンドビジネスを振興してきた。東京五輪も延期が決まり、もはや20年の政府目標の実現は雲散霧消したと言っても過言ではない。

航空はインバウンド拡大をけん引する中核として期待され、航空会社も「ネットワークを広げることでお客様を日本に呼び込む役回りをしてきた」(ANA幹部)。インバウンドの右肩上がりを前提に積極的に路線を開設し、国際提携を進めてきた。それだけに新型コロナの影響が長期化すれば、戦略は根本的な修正を余儀なくされる。

■多大な人員と設備で重い固定費 減便迫る構造問題

もっとも、需要が急減するなかでの減便は、航空会社が生き残るためにやむをえない。

航空産業は高額な航空機のほかパイロット、客室乗務員、整備士、倉庫、補修設備など運航に多大な人員と設備を要する。航空会社は固定費の割合が大きく、5割を超えることも少なくない。



業界では座席の利用率が5~6割程度で採算ラインと言われ、下回ると途端に収益が圧迫される。需要に合わせた減便を素早く実行して変動費を抑えなければ、現金流出が急速に進み、倒産を招くことにつながる。

日本の航空会社は需給変動に合わせた減便で、テロや戦争に伴う旅客需要の減少という嵐を何度も生き延びてきた。「生命線」となったのが国内路線の存在だ。

国際線を減らしても、一定規模のある国内市場を頼りにできた。例えば、羽田―福岡や羽田―新千歳といった国内主要路線の利用者数は世界の国内線トップ10に入る。

だが、新型コロナは日本の航空会社の常識を塗り替えた。JAL幹部は「国内線も影響を受ける点が、従来と違う」と話す。2月までの国内線利用者数は前年同月比数%程度の減少にとどまっていたが、「3月以降にガクッと減少した」(ANA幹部)。



政府の緊急事態宣言が出されている今、5月の予約数はANAで19年比約9割減、JALで同約8割減と超低空飛行だ。国際線だけでなく、生命線の国内線も断たれ、逃げ場がない状況にある。

■「コロナ影響、年間2兆円超えの恐れ」 リーマン危機以上のインパクトに

ANAやJAL、スカイマークなど民間航空会社でつくる定期航空協会(定航協、東京・港)は、日本の航空会社の減収額が2~5月までで5000億円に達すると見込む。08年のリーマン・ショックは年間で3000億円だった。新型コロナの影響は既にリーマンを大きく超え、「年間では2兆円を超える恐れもある」(同協会の大塚洋理事長)。

ANAとJALの資金繰りへの懸念はあるが、「財務は悪化するが、両社とも手元資金はあり、当面の健全性は維持される」(証券アナリスト)と冷静な見方が多い。JALは19年12月末で年間売上高の約2.5カ月分に相当する2964億円の現預金がある。ANAの自己資本は19年12月末で約1兆1600億円あり、短期的な業績悪化ならばしのげる。

■20年の旅客収入 3140億ドル減収へ IATA予測


もちろん、日本の航空業界だけが危機にあるわけではない。国際航空運送協会(IATA)は2020年の旅客収入が19年に比べ3140億ドル減少すると予測する。19年の55%分に相当する収入が吹き飛ぶ計算だ。

IATAは世界の航空会社が6月30日までの第2四半期に610億ドルの現金を失うとも予測。世界の航空会社の手元資金は平均で経費の2カ月分と言われ、異常事態の長期化は世界の航空会社に資金不足の危機を招く。

21日には豪航空大手のヴァージン・オーストラリアが経営破綻に追い込まれた。IATAのドジュニアック事務局長は「航空会社は商業航空の歴史の中で最も危機的な時期に直面している。一部の政府は支援に乗り出しているが、さらに多くが必要だ」と訴える。
ヴァージンはコロナ影響で経営破綻に追い込まれた(シドニー)=ロイター


今後の需要回復についての見通しも楽観論は退潮しつつある。03年の重症急性呼吸器症候群(SARS)は流行が中国に限られ、終息後の航空需要はV字回復を見せた。

当初はSARS後のような需要の復活を見込む声もあったが、世界中でコロナが流行し、世界各国の入国制限が長引くとの声が多く聞かれる。「需要が戻るには数年かかる可能性がある。出張などビジネス需要はそもそも元に戻るか分からない」(航空業界関係者)との悲観論も浮上する。

■米国は米航空会社の財政支援に動く 支援額は6兆円規模に

米政府はアメリカン航空など米航空各社の財政支援に本格的に動き出した。支援額は6兆円規模にのぼる。日本では定航協が政府に支援を要請。国内航空会社の減収額が年2兆円になる恐れがあることを前提に、政府保証付きの融資などを国に要望した。7日の緊急経済対策には日本政策投資銀行による危機対応融資の活用が盛り込まれた。

かつて日本の航空会社は事業の多角化を進め、バブル崩壊後に整理に苦しんだ。本業の航空分野に資源を集中して経営を効率にした結果、皮肉にも旅客需要の蒸発で存亡の危機に立たされた。コロナ禍は航空会社に新たなビジネスモデルの創出を迫る。
羽田空港で機内への案内を待つ搭乗客。いつ空港の日常風景は戻ってくるだろうか

まもなく日本は大型連休を迎えようとしている。普段ならば旅情気分も高まるころ。空港でANAの機体に入ると、機内で流れるイメージソング「アナザースカイ」を聞き、日常から非日常の世界へいざわれる気分になる人は少なくないだろう。今、航空会社の眼前には思いがけないアナザースカイが広がる。平穏な空は再び戻ってくるのだろうか。

(企業報道部 井沢真志)




関空第2ターミナル