国際線はほぼ運航停止状態・国内線も大幅減便
寂しい限りです
チョット 今までの 最長・最短路線をみてみた
日本の飛行機旅客便「最長&最短路線」はどれか? 国際線 国内線 その距離とは?
世界の航空業界では国際線、国内線それぞれに、最長路線記録を塗り替える便が相次いで登場しました。
日本を発着する航空便ではどうでしょうか。対する最短路線も、なかなかに目を引くような距離です
近年、世界の航空業界では超長距離の航空路線を開設するというトレンドが見られます。
アメリカのニュースメディアCNNは、オーストラリアのカンタス航空が2019年、同国のシドニーもしくはメルボルンと、
イギリスのロンドンとを結ぶ直行便路線を、2023年までに開設する方針であることを報じています。

現在ではシンガポール航空 シンガポール⇄ニューヨークが最長
実現すれば、飛行距離はおよそ1万7000km、所要時間は21時間と、
世界最長直行便の記録を塗り替えることになります。
また、同社はシドニーからニューヨークへの直行便試験飛行も2019年10月に実施済みで、
その距離は1万6200kmでした。
地球半周はおよそ2万kmなので、これら路線の長さは、直行便の長さの上限をうかがうような数字といえます。
また2020年3月15日 タヒチの航空会社エアタヒチヌイが、
また2020年3月15日 タヒチの航空会社エアタヒチヌイが、
フランス領タヒチのパペーテから同国の首都パリに至る1万5715kmの直行便を運航し、
「世界最長の国内線」となりました。


飛行時間15時間45 分
これは昨今の、新型コロナウイルスの感染拡大を受けアメリカが入国規制を敷いたことで、
経由地のロサンゼルス空港に降りられなかったため、記録更新となった形です。
それでは2020年4月現在、
日本で定期旅客便化されている路線の最長国際線、国内線はどの路線なのでしょうか。
距離での最長直行便は、
ANA(全日空)およびアエロメヒコ(メキシコ)がそれぞれ運航している成田~メキシコシティ線で、
その距離は約1万1270km、ともにボーイング787-8型機を使用しています。
ダイヤ上の飛行時間は、成田発の場合12時間強ですが、偏西風の向かい風となるメキシコシティ発では、
およそ14時間30分にも上ります。

成田~メキシコシティ線に用いられたボーイング787-8型機(2018年1月、恵 知仁撮影)。
国内最長路線 最短の国際線&国内線とは
国内線の最長路線は2020年4月現在、
これもANAが運航する新千歳~那覇線で、その距離はおよそ2400km、飛行時間は4時間弱です。
こちらは170席弱を配する単通路機、ボーイング737-800型機が用いられています。

ANAのボーイング737-800型機
一方で2020年4月現在、日本発の最短国際線は、
現在運休ですが
エアプサンなど韓国の航空会社が運航する福岡~釜山線です。
その距離はおよそ200kmで、飛行時間も1時間弱です。
200kmは直線距離の場合、福岡からだと宮崎市や鹿児島空港がこれにあたります。
東京都心からだと、福島県郡山市や静岡県磐田市がおおよそこの距離です。
また日本最短の国内線は、
JALグループのRAC(琉球エアコミューター)が運航する沖縄県内の離島路線、
北大東~南大東線で、空港間の距離にしてわずか約13km、フライト時間も20分に満たない路線です。
13kmという距離は、東京駅から羽田空港までの直線距離がおおよそこれにあたります。
【了】
【了】
JALグループのRAC()について
路線図をみてみた
日本最短路線
北大東⇄南大東 近いですね〜

RACの設立
RACは、地元の地方自治体や地元関連企業等の共同出資により、1985年(昭和60年)12月24日に設立しました。そして、1986年(昭和61年)に不定期航空運送事業免許を取得し、1987年(昭和62年)2月17日にBN-2B型機(通称 アイランダー、9名乗り)にて那覇⇔慶良間線の運航を開始、1989年(平成元年)12月20日には那覇⇔粟国線に就航しました。
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