「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(ヨーロッパ)「大捕り物」とイタリア暗黒史<2023・5・3

2023-05-04 00:45:06 | 世界の社会問題

書くのが少し怖いような気がします。ヨーロッパ在住なら絶対書かないと思います。

伊マフィアを一斉摘発 コカイン元締め、130人超逮捕―欧州警察
2023年05月03日22時06分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023050300738&g=int

摘発の対象となったのは、イタリアの犯罪組織でヨーロッパ最大の犯罪組織だと思います。参加した国を見ても?
欧州警察機関(ユーロポール)を中心にドイツやイタリアベルギーやフランス、スペイン、ブラジル、パナマなど10カ国
捜査員ら2770人以上を動員

過去、このような摘発は不可能だったと思います。今回、可能になったのは、欧州警察機関(ユーロポール)が摘発を決意したことと、やはりイタリアの決断が大きな要因だと思います。
イタリアの首相は、ジョルジャ・メローニさんです。
民族主義者で右翼系の人です。ベニート・ムッソリーニを尊敬しています。

イタリア初の女性首相ジョルジャ ・メローニってどんな人?
2022/10/24
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/vismoglie/2022/10/post-44.php
完璧にそろったポピュリスト復活の条件、欧州の今
2022.09.26 Mon posted at 21:20 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35193745.html

私が探したい記事は、検索では出てきません。ジョルジャ ・メローニに批判的な記事がほとんどです。イタリア暗黒史と言うタイトルで以前日記を書きました。その時見た記事が出てきません。検索の欠点は、情報が操作され場合によっては意図的に曲げられています。

その時、読んだ記事の内容を書きます。
それは、何故?ジョルジャ ・メローニさんが政治家になることを決意したのか・と言う内容です。その時期は、高校生か大学生のころです。

その時代は、イタリアがマフィアとの闘争を決意しマフィアとの戦いを始めたころです。マフィアの政府との闘争は苛烈を極め、暗殺や爆弾テロがイタリア国内で吹き荒れました。当然、マフィアとの闘争の先頭に立つ人々は、第一のターゲットになります。多くの判事や警察、治安関係者が犠牲になりました。

それを見て若き日のジョルジャ ・メローニさんは政治家になる決意をしたのだそうです。つまり、政治目的は多々あれど最大の目的は、マフィア撲滅です。

イタリアは、今でもマフィアに浸透された政治家や公務員は、居ると思います。イタリアは長年マフィアを社会から排除するために努力してきました。それでも、完全には出来ていないのです。

現在のイタリアの首相がそのように考えているから、ヨーロッパ各国と協力して今回の大取り物が実現したと思います。つまり、これまでのイタリアの首相はそこまでの度胸はありませんでした。「臭いものには蓋」的にごまかして先送りです。

イタリア政府の全面的な協力と関与がなければ、こんな大取り物は不可能です。イタリアは、政府として本気でマフィアとの対決を決意したと言う意味です。

その決意をしたのが、新しくイタリア首相になったジョルジャ ・メローニさんです。イタリアでこの決断をするのが、どれほど困難であるかは日本人には到底理解できないと思います。イタリア以外の国民にも理解できないかもしれません。私も、「イタリア暗黒史」と言うタイトルで日記を書いたからウッスラ理解できる程度です。

アメリカですら犯罪組織に完全に浸透され、それを排除するのは非常に大変でした。ほぼ排除したと言える状況になったのは、21世紀になってからです。

2023年1月27日 8:14
イタリアの暗黒史
https://smcb.jp/diaries/8974669

2023年1月28日 8:23
イタリアの暗黒史~その2~アメリカと日本
https://smcb.jp/diaries/8975360

2023年1月28日 12:34
アメリカ(犯罪)暗黒史
https://smcb.jp/diaries/8975564

2023年1月31日 5:52
イタリアの現代史とジョルジャ・メローニ新首相
https://smcb.jp/diaries/8977437

ジョルジャ・メローニさんは、ムッソリーニを尊敬しており完全な右派または極右です。
15歳の時に、裁判官の爆殺事件を見て政治家になろうと決意したそうです。
要は、イタリアの混乱しきった腐りきった政治を改革しようと15歳の時に決意しました。
それは、1992年であったことになります。
15歳の少女は、貫禄のある46歳の女性に成長しました。そして、決意した通りイタリアの首相になりました。

イタリアが、どのような国に変化していくのか?挫折するのか?
期待を持って、見守りたいと思います。
ジョルジャ・メローニさんは、時々ブチ切れた顔の写真があります。その怒りの理由が、やっと分かりました。


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