「北の山・じろう」日記

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イギリスのリフォームUK(右派政党)のファラージ党首が集中砲火を浴びた理由<ウクライナ紛争2023.06.24

2024-06-24 20:05:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「ウクライナ侵攻は西側が誘発」、英右派党首の持論に批判噴出
By William James
2024年6月24日午前 10:49 GMT+928分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/W7634STAXBMUJP5NFE5QGKIJJA-2024-06-24/

『 ファラージ氏は2022年2月のウクライナ侵攻直後、「EUとNATOの拡大の結果」だとソーシャルメディアに投稿していたが、今回の発言もそれを堅持するものと説明。
 14年にはこの戦争を予想していたとし、「私にはNATOとEUの東方拡大がプーチン氏に『またわれわれを狙っている』と国民に訴えて開戦理由を与えているのは明白だった」と指摘。さらに「もちろん同氏に否があるが、この戦争を誘発したのはわれわれであり、プーチン氏はわれわれの行動を口実にした」と主張した。』

NATOとウクライナとロシアの過去の国際情勢を知る者には、これは常識と言えます。
ロシアがNATOと敵対的な行動を取り始めたのは・・・
2008年ブカレストで開催されたNATO首脳会合でアメリカがNATOの東方拡大を強引に決定したことが原因です。

当時はフランスとドイツは、ロシアとの摩擦を懸念してかなり反対しました。それを強引に決定したのが当時のアメリカ大統領のジョージ・ブッシュです。

2014年にはアメリカが主導し組織したウクライナ過激民族主義者がウクライナの政権を暴力クーデターで簒奪しました。この経緯を考えるなら現在のキーウ政権はまだ非合法政権と言えます。
理由は、ウクライナ過激民族主義者の政権簒奪に反対する親ロシアの東部住民が武装蜂起して内戦が始まったからです。
双方が折り合うか、どちらかが政権統一しないとウクライナには、正当な政府は誕生しません。

内戦を拡大させないために当時のドイツ首相のメルケルが主導して2015年ミンスク2合意が成立しました。
しかし、その後も内戦は継続しました。
ミンスク2合意を一方的に破棄して東部独立派に対する攻撃を激化させたのはゼレンスキーです。2021年10月26日ウクライナが独立派に対しドローン攻撃を実行したのが決定的な原因です。
これは、それまでの合意に違反する攻撃です。

これがロシアが最終的にウクライナ軍事侵攻を決断した理由です。
参考
ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)
リンクしないので「ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)」で検索してください。

この経緯を知るなら直接の戦争の原因を作り出したのは、自分の保身を考えた(次の大統領選挙で勝つために支持率の向上を意図した)ゼレンスキーであることになります。
(戦争直前まで低支持率に喘いでいました。今、救国の大統領だそうだからゼレンスキーの目論見は成功しました。その代償が現在のウクライナです。これの、どこに正義がありますか❓)

その後、ロシアは2021年12月に最後通牒を通告し拒否されたので2月24日ウクライナの軍事侵攻に踏み切りました。

ファラージ党首は、この経緯を主張しただけでむしろ正しい主張をしています。
フランスの元大統領のサルコジも「領土を割譲してすぐに停戦するべきだ」と発言してやはり集中砲火を浴びて、黙らされました。

ウクライナ紛争に関しては、本当のことを主張するものは周囲から集中攻撃され黙らされます。
黙らなければ社会的地位や身分を失うでしょう。

ロシアは戦争に反対することを法律で禁止し、違反したら逮捕・投獄します。

西側は、全く同じことを法律ではなく社会的強制力で強要します。そして少数意見は、マスコミは黙殺し葬られます。
そうしておいてプロパガンダとフェイクニュースを大量にばらまいて、自分たち(西側)を正当化してウクライナ支援を民主主義を守る戦いだ・と胡麻化します。

単に西側のロシア潰しを、無理やり正当化しているだけです。理屈すら付けられないでしょう❓

NATOのロシア攻撃そのものだからです。
しかもNATOが一方的に仕掛けたものです。

西側に自由主義と民主主義の「かけら!」でもありますか❓
独裁主義そのものでしょう❓

情報を受け取る側が、自分で事実を知る必要があります。
以上のことは、インターネットで検索すれば普通にオープンソースの情報として見る事が出来ます。
大衆を洗脳して戦争に扇動する方法を、実行しているだけです。
NATOは、自分では介入せずウクライナに代理戦争をやらせているので少し分かりにくいかもしれません。
しかし、本質はNATOとロシアの間接戦争です。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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