「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

イタリアの現代史とジョルジャ・メローニ新首相<2023年1月31日 5:52

2023-05-04 00:42:47 | 世界の社会問題と事件事故

イタリア暗黒史を書いているうちに、なぜイタリアは組織犯罪者に浸透されたままなのだろうと、疑問を持ちました。
アメリカも一時期は、組織犯罪者に浸透された国でした。長い時間は、かかりましたがアメリカはほぼ組織犯罪者の排除に成功したと言えるでしょう。

イタリアの歴史
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
近代的統一国家が出来たのが
イタリア王国(1861年 - 1945年)
第一次世界大戦に参戦し、戦勝国になったものの・・
戦争後には深刻な不況へと突入した。街には失業者と復員兵が溢れかえり、都市部では労働者の争乱、農村部では貧農の暴動が多発した。イタリア国民はこの戦勝国とは思えぬ悲惨さを「名誉なき戦勝国」と自嘲的に評した。

・・・
この時期にアメリカにイタリアの移民が大勢海を渡ったと思います。

・・・
1922年、ファシスタ党が「ローマ進軍」を起こすと、革命の危機に怯えた王家はムッソリーニに組閣を命じた。

1925年1月3日の議会演説でムッソリーニは独裁制の推進を公言
12月24日に首相に代わる新たな役職として国家統領を創設・就任した。1926年には一党独裁体制を確立させ、1928年にはファシズム大評議会が正式な国家機関となった。

・・・・
その後、国内で反乱が起き1943年7月ムッソリーニは逮捕され政権の座を追われました。

その後、様々な勢力が入り乱れた内戦時代を迎えます。

イタリア共和国(1945年 - 1992年)
しかし、腐敗し組織犯罪者に浸透され切った社会構造は変わりませんでした。

第二共和制(1992 - )
これが、今のイタリアの政治体制です。
それでも、イタリアの政治矛盾は解決されませんでした。

スーパーマリオと政党の敗北…イタリア政治が日本に鳴らす警鐘
2021/03/05 10:00
https://www.yomiuri.co.jp/column/henshu/20210303-OYT8T50048/

そのような流れの中で、新し勢力が急速に台頭しました。
それが?
「イタリアの同胞」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%90%8C%E8%83%9E

2022年の総選挙で、議席数を一気に拡大しました。
既存の政党は、イタリア国民から「ノー!」と言われたことになります。
その党首が、ジョルジャ・メローニさんであり、今回新政権の首相に任命されました。

ジョルジャ・メローニさんは、ムッソリーニを尊敬しており完全な右派または極右です。
15歳の時に、裁判官の爆殺事件を見て政治家になろうと決意したそうです。
要は、イタリアの混乱しきった腐りきった政治を改革しようと15歳の時に決意しました。
それは、1992年であったことになります。
15歳の少女は、貫禄のある46歳の女性に成長しました。そして、決意した通りイタリアの首相になりました。

イタリアが、どのような国に変化していくのか?挫折するのか?
期待を持って、見守りたいと思います。
ジョルジャ・メローニさんは、時々ブチ切れた顔の写真があります。その怒りの理由が、やっと分かりました。



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