「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ハルキウ北部戦線とゴルロフカ西エリアの戦闘<ウクライナ紛争2024.06.24

2024-06-24 20:07:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

Hara Blog
2024年06月24日00:00
6月19~23日X投稿
https://hara.livedoor.biz/archives/52339778.html

(1)ハルキウ北部戦線については情報が錯綜していました。
ウクライナ万歳サイトがメチャクチャな攪乱情報を流したからです。ウクライナ軍が否定するほどの「膨らませ方」でした。
まあ、言うだけはタダですしウクライナ万歳サイトは知っている人には知れ渡っています。
客筋が、そういうのを喜ぶんだろうと思います。

リプシLyptsi方面は、北にあるライボケHlybokeにロシア軍が防衛ラインを築いており、ウクライナ軍が繰り返し肉弾攻撃をしているようですが、その都度跳ね返されて突破することが出来ません。

東にあるボルチャンスクВовчанськの市街地の川の北側は激戦になりました。もう2週間くらい続いていると思います。万歳サイトが膨らませすぎの情報を拡散したのは、この戦場です。
一時は北市街地をウクライナ軍が挽回しましたが、その後ロシア軍が押し戻したようです。
一時、焦点になっている骨材工場のロシア軍が孤立しかけました。その後、ロシア軍が押し戻し周辺をしっかり確保したようです。こうなると逆に北市街地にいるウクライナ軍の方が、南に移動するのに橋しかありませんから包囲の危険が生じます。
航空万能論の略図
https://grandfleet.info/wp-content/uploads/2024/06/Vovchansk_2024_0616_03.webp
図で「部品工場」と示しているのが「骨材工場」です。
Hara Blogによるとこのエリアをロシア軍がしっかり確保したようです。こうなっているなら北市街地中央にいるウクライナ軍が逆包囲のような形になります。
ウクライナ軍サイドからの情報とは、かなり異なります。
どちらが、本当か❓

大体は、ロシア軍は予定通りウクライナ軍を引き付けて消耗戦を続けているようです。ウクライナ軍がロシア軍を追い払う形勢は、今のところ見えません。

(2)ゴルロフカГорлівка西
ここは急にロシア軍が進撃を始めて継続中です。
ドゥルジバDruzhbaとピヴニチネPivnichneの東側から接近して市街地の東側まで進撃しました。これから市街地をめぐる激戦になりそうです。
その西が大きな拠点のジェルジンスクТорецьк (トレツク)です。ここまで制圧するとコンスタンチノフカКостянтинівкаが次の目標になります。
チャシブ・ヤール方向から無理に攻めないで、こちらから攻める心算なのかもしれません。

この攻撃と呼応するように幹線道路H-20の西側でアルハンヘルヅケArkhanhel's'keとケラミックKeramikの北側にあるカリノヴェKalynoveを攻撃し始めたようです。

これら一連のロシア軍の行動を見ると、この方向から物流の交差路で拠点となっているコンスタンチノフカКостянтинівкаに向けて攻め上がろうという目的のように見えます。
これまで、ほとんど動きのなかったゴルロフカГорлівка西で攻撃を始めたのが、注目点です。

他の地域でも活発なロシア軍の行動が見られますが、別の日記で書きます。

※関連日記
ドネツク戦線、補給路をめぐる戦い(ポクロウシク)<ウクライナ紛争2022.06.22
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/780b8b923b2ac3f387ad42081d0a4290
ドネツク州の戦い、ロシア軍は補給路を攻撃❓(ScalpelとFAB3000)<ウクライナ紛争2024.06.22
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b94d05f769e9a084af1218a71934cf63


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


イギリスのリフォームUK(右派政党)のファラージ党首が集中砲火を浴びた理由<ウクライナ紛争2023.06.24

2024-06-24 20:05:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

「ウクライナ侵攻は西側が誘発」、英右派党首の持論に批判噴出
By William James
2024年6月24日午前 10:49 GMT+928分前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/W7634STAXBMUJP5NFE5QGKIJJA-2024-06-24/

『 ファラージ氏は2022年2月のウクライナ侵攻直後、「EUとNATOの拡大の結果」だとソーシャルメディアに投稿していたが、今回の発言もそれを堅持するものと説明。
 14年にはこの戦争を予想していたとし、「私にはNATOとEUの東方拡大がプーチン氏に『またわれわれを狙っている』と国民に訴えて開戦理由を与えているのは明白だった」と指摘。さらに「もちろん同氏に否があるが、この戦争を誘発したのはわれわれであり、プーチン氏はわれわれの行動を口実にした」と主張した。』

NATOとウクライナとロシアの過去の国際情勢を知る者には、これは常識と言えます。
ロシアがNATOと敵対的な行動を取り始めたのは・・・
2008年ブカレストで開催されたNATO首脳会合でアメリカがNATOの東方拡大を強引に決定したことが原因です。

当時はフランスとドイツは、ロシアとの摩擦を懸念してかなり反対しました。それを強引に決定したのが当時のアメリカ大統領のジョージ・ブッシュです。

2014年にはアメリカが主導し組織したウクライナ過激民族主義者がウクライナの政権を暴力クーデターで簒奪しました。この経緯を考えるなら現在のキーウ政権はまだ非合法政権と言えます。
理由は、ウクライナ過激民族主義者の政権簒奪に反対する親ロシアの東部住民が武装蜂起して内戦が始まったからです。
双方が折り合うか、どちらかが政権統一しないとウクライナには、正当な政府は誕生しません。

内戦を拡大させないために当時のドイツ首相のメルケルが主導して2015年ミンスク2合意が成立しました。
しかし、その後も内戦は継続しました。
ミンスク2合意を一方的に破棄して東部独立派に対する攻撃を激化させたのはゼレンスキーです。2021年10月26日ウクライナが独立派に対しドローン攻撃を実行したのが決定的な原因です。
これは、それまでの合意に違反する攻撃です。

これがロシアが最終的にウクライナ軍事侵攻を決断した理由です。
参考
ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)
リンクしないので「ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)」で検索してください。

この経緯を知るなら直接の戦争の原因を作り出したのは、自分の保身を考えた(次の大統領選挙で勝つために支持率の向上を意図した)ゼレンスキーであることになります。
(戦争直前まで低支持率に喘いでいました。今、救国の大統領だそうだからゼレンスキーの目論見は成功しました。その代償が現在のウクライナです。これの、どこに正義がありますか❓)

その後、ロシアは2021年12月に最後通牒を通告し拒否されたので2月24日ウクライナの軍事侵攻に踏み切りました。

ファラージ党首は、この経緯を主張しただけでむしろ正しい主張をしています。
フランスの元大統領のサルコジも「領土を割譲してすぐに停戦するべきだ」と発言してやはり集中砲火を浴びて、黙らされました。

ウクライナ紛争に関しては、本当のことを主張するものは周囲から集中攻撃され黙らされます。
黙らなければ社会的地位や身分を失うでしょう。

ロシアは戦争に反対することを法律で禁止し、違反したら逮捕・投獄します。

西側は、全く同じことを法律ではなく社会的強制力で強要します。そして少数意見は、マスコミは黙殺し葬られます。
そうしておいてプロパガンダとフェイクニュースを大量にばらまいて、自分たち(西側)を正当化してウクライナ支援を民主主義を守る戦いだ・と胡麻化します。

単に西側のロシア潰しを、無理やり正当化しているだけです。理屈すら付けられないでしょう❓

NATOのロシア攻撃そのものだからです。
しかもNATOが一方的に仕掛けたものです。

西側に自由主義と民主主義の「かけら!」でもありますか❓
独裁主義そのものでしょう❓

情報を受け取る側が、自分で事実を知る必要があります。
以上のことは、インターネットで検索すれば普通にオープンソースの情報として見る事が出来ます。
大衆を洗脳して戦争に扇動する方法を、実行しているだけです。
NATOは、自分では介入せずウクライナに代理戦争をやらせているので少し分かりにくいかもしれません。
しかし、本質はNATOとロシアの間接戦争です。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナ紛争の教訓<2024.06.23

2024-06-24 20:04:07 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

沢山ありますが、日本に直接・深刻に影響のある部分。

(1)ジェット戦闘機
地上の防空ミサイルの射程範囲では、標的でしかありません。戦闘艦の防空ミサイルでも同じです。
ステルス性能のあるF-35が実戦で運用できるのは、だいぶ先だと思います。
F-15を主力戦闘機にするしかありませんから、従来の用途の通り爆撃機を迎撃するのと敵戦闘機を迎撃する能力しか期待できません。
今、F-35のカタログに書いてあるであろう機能は期待しない方が無難です。

むしろF-15の機数を増やすべきでしょうね。

(2)戦闘艦
これは従来の観念が否定されたと言っていいと思います。
ロシアの黒海艦隊の戦闘艦は、安物の急造のウクライナの海上ドローンで、ほぼ壊滅しました。
ロシアの黒海艦隊が無能だから、こうなったのではなく・・
防御が難しく、現在有効な対策がないから・こうなりました。
アメリカ海軍だろうと海上自衛隊だろうと同じだと言うことです。

あろうことか❓
停泊中の護衛艦が、こっそりドローンに写真撮影されてネットで公開されていました。
自爆ドローンだったら、どこか破壊されています。

海上ドローンの発見が難しいのは、レーダーに映らないからです。
しかも外観を見て分かる通り作るのにそれほど技術は要りませんし、価格もミサイルに比べると激ヤス!だと思います。
こんな安物の兵器で何百億か何千億の戦闘艦が撃破されてしまいます。

発見が難しいのは、昼間は波間に隠れて夜静かに行動すると目視発見が困難だからです。
360度、人間が目で監視するしか方法がありません。
密かに忍び寄られて❓
ドカン!!!

こうしてロシアの黒海艦隊は、戦闘艦をほぼ失いました。

安物の段階で航続距離は、1000km以上はあります。
もう少し高級で航続距離2000km位のを作られて攻撃されたら、守れますか❓

これは、アメリカ海軍でも同じです。
中国本土から1000km以内なら、楽に射程に入ると思います。こんなのを多数、断続的に投入されたらどうなります❓

もう少し近寄れば、ミサイルが襲撃してきます。
イランの安物のドローンでも、航続距離は1000kmはあるようです。
最近はジェットエンジン搭載型を実用化したんだとか!

安物の兵器でこれまでは無敵の威力を発揮してきた戦闘艦やジェット戦闘機が、撃破される時代です。

(3)射程1000kmのトマホークを1000発導入するんだそうです。

射程300kmの地対艦ミサイルを無数に配備した方が、防衛には役に立つのではないですか❓
防空ミサイルも同じです。

ドローンを迎撃する兵器は、近い距離ならレーダー照準の2連装12.7ミリ機関銃。
やや遠い距離ならやはりレーダー照準の20ミリか30ミリ機関砲です。
※歩兵部隊には、出来るだけ強力な散弾銃を取り敢えず配備しなければなりません。
ウクライナの例を見るなら10人程度の小部隊に1丁のポンプ式散弾銃は必要でしょうね❓
歩兵部隊には常時携帯出来て自分を守る武器がこれしかないからです。そして実戦部隊では射撃優秀な兵士を選抜して射撃訓練をさせているそうです。その部隊を守るのはショットガンを打つ兵士の技能にかかっているからです。
これは大至急、必要なことです。
兵士を狙うドローンは実用化されています。
兵士が自分を守る武器は、ありません。

そして日本も安物のドローン兵器を開発して装備しなければ、なりません。
航続距離2000kmの海上ドローンなど、最高でしょう❓

値段の安い兵器を無数に備蓄しなければ、日本防衛は出来ないと言うことです。
ハイテク超高額兵器少数では、土台無理だと分かります。

レバノンのヒズボラがロケットを15万発備蓄してイスラエルとの戦争に備えているそうです。
最終的にイスラエルが勝にせよ、15万発のロケットを全部迎撃するのは無理だ・とイスラエル自身が言っています。

つまり専守防衛をしようと思うなら、こうするべきだと言うことです。
兵器を安物にすれば、トータルの軍事費だって安くなるはずです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


現在のアメリカの兵器供給の寒すぎる現実(戦闘機・戦闘艦)<2024.06.24

2024-06-24 20:02:42 | アメリカ合衆国

2020.08.15
再掲載|導入自体が間違い?タイフーンを導入したオーストリアの後悔
https://grandfleet.info/european-region/problems-with-the-austrian-air-force-fighter-typhoon/
2020.12.21
戦闘機導入の相場、タイフーンが中東以外に人気がない理由
https://grandfleet.info/european-region/why-typhoon-is-not-popular-outside-the-middle-east/
2024.05.31
③F-35量産機の納入停止問題、2024年7月の引き渡しにはリスクがある
https://grandfleet.info/us-related/suspension-of-f-35-production-delivery-puts-july-2024-delivery-at-risk/
2024.06.18
B-52Hのアップグレードは3年遅れ、Dark Eagleの実戦配備も2025年に延期
https://grandfleet.info/us-related/b-52h-upgrade-delayed-by-three-years-dark-eagle-deployment-postponed-to-2025/

まず、第一の問題は特にアメリカの兵器が高額化しすぎたことです。アメリカ国防省は、調達先を5系列位に集約しました。その結果、競争原理が働かなくなりメーカーの言い値で価格が決まります。
競争がない・効率が悪い・価格が高騰の悪循環です。

アメリカ軍の世界最高の戦闘機F-22は機体が高額すぎるのでアメリカ軍すら調達できずに、発注停止になり生産停止が決まりました。
(1989年アメリカ空軍試算3500億ドル。その後の価格不明・高額化)
世界最高の戦闘機F-22は、一度の実戦に使われることがなく唯一の戦果がアメリカを横断した中国の気球を大西洋に抜けたあと海上で撃墜したことです。

結局、現在のアメリカの実際に安定して運用可能な戦闘機は、大昔に開発されたF-15と、それの廉価版のF-16しかありません。

失敗作の前評判の高かったF-35は何とか完成して実戦配備されましたが、その後の運用が上手く行きません。
理由は、理想的な性能をテンコ盛りした結果、空飛ぶコンピュータのようになってしまったからです。
機体も複雑化しましたし、搭載するコンピュータの性能とコンピュータを操作するソフトウエアが複雑化しすぎて、現在アップ・デート作業が不調で引き渡し予定の機体が工場で保管されたままです。
しかもこの機体は練習機で、実戦配備用の機体はまだ全然・・・状態です。

余りにも複雑化しすぎて配備済みの機体では時々、飛行中にコンピュータがダウンして再起動するケースも起きているようです。

行方不明のF35戦闘機、墜落現場発見 パイロットは脱出 米サウスカロライナ州
2023.09.19 Tue posted at 11:00 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35209223.html

と言うようにアメリカ軍では、戦闘機や航空機の故障や墜落事故が相次いで起きています。
F-35のケースは、墜落原因はまだ不明です。

今回、長くなりますので戦闘艦は省きますが、空を支配するべきジェット戦闘機は、本当のことを言うなら実戦に投入され信頼性のある機種は、F-16とF-15だけです。

おそらく訓練段階から事故の多いF-35に実戦での戦力を期待するのは、無謀だと思います。役に立つかもしれないしダメかもしれないと言う「寒すぎる!」実力です。

日本の環境を考えるなら古くても実績のあるF-15が、最も日本に向いた戦闘機だと思います。

価格の高騰とアメリカの製造業のレベルの低下、それに加えて余りにも機能を追求しすぎた結果、ハイテク化しすぎて飛行中にいつ故障するか分からないコンピュータとソフトの不安定さを考えると、止めておいた方が無難な機体です。

アメリカ海軍も同じです。
最早、既に就役している戦闘艦のメンテナンスすら遅れに遅れている状況です。
メンテナンス費用も新造艦の建造費用もうなぎ上りで青天井です。

最早、戦争をやる前に今のアメリカ軍の戦闘艦や戦闘機を維持するのさえ難しい現状があります。
これまでそのリスクが表面化しなかったのは、アメリカが戦争した国は戦闘艦や戦闘機に対する攻撃手段を持たない弱い国ばかりだったからです。
攻撃手段を持つ国と戦争をすれば、戦闘艦は次々と撃沈され、戦闘機もバタバタ撃墜されると思います。

そうなれば新しく製造して戦闘に投入する必要が出てきます。当然でしょう❓
ところが、今の衰退したアメリカの製造業には、これはほぼ不可能です。

戦争を煽り立てる人たちは、結構沢山いると思います。
しかし、現実にはアメリカ軍も自衛隊も戦闘機や戦闘艦の実情は、この程度です。
ミサイル技術が発達したため戦闘機や戦闘艦は地上のミサイルの射程に入ると虚弱です。
今後は、ここにドローンが加わります。

もしこれを強化しようとするなら天文学的な軍事費が必要です。そんな金があるはずがないでしょう❓
ウクライナを見ていると良く分かりますが、軍国主義者はこの費用の部分を「キレイに!」無視します。
金は、どこかかる湯水のように湧いてくるらしいです。
(ウクライナの場合は全額援助)

今、言われている防衛論議はほぼ机上の空論でないかと思います。詳しくは言いませんが、自衛隊のやっていることを見ていると、かなりの部分でおよそ実際の戦場を想定しているようには見えません。

ここまで武器価格が高騰すれば、アメリカは武器を減らすか破産するかどちらかです。
日本は、もっと早く倒産でしょうネ❓

※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


2024MLB>大谷翔平の飛ばし屋ぶり(飛距離)とは❓

2024-06-24 20:01:11 | MBL & プロ野球

やはり、ホームランバッターの魅力は、デカイ!ホームランを沢山打ってくれる点にあると思います。

現役の打者なら翔平君とアーロン・ジャッジが総壁と言えます。

去年の数字
2023年メジャーのホームラン平均飛距離ランキング
https://yakyumaru.com/2023/07/07/post-24536/
2024年メジャーのホームラン平均飛距離ランキング
https://yakyumaru.com/2024/04/17/post-28484/

去年の数字ですが、翔平君は意外にも打球初速と打球角度の平均値は、それほど飛びぬけて高いわけではありません。
初速と角度は、ジャッジがダントツです。
もっともジャッジは、去年は故障で大分欠場しているので一概には比較できません。

しかし翔平君の平均ホームラン飛距離は、2023年ランキング1位です。平均初速と打球角度もこのランキングでは1位です。
フライボール革命の理論に一番叶った打球を打っているのが、分かります。
ロッキーズの選手はホームが高地にあるためでランクに入れる意味はありません。本数も少ないです。

ジャッジの平均飛距離も入れて欲しいですが、管理人は除外しているようです。
しかし平均初速と打球角度で明らかに劣る翔平君がホームランを量産しているのは、打撃技術であることになります。ジャッジは、本当のパワーヒッターだと思います。

翔平君の打撃技術の向上は、去年と今年現在時点の打率に表れています。2022年までの翔平君は、打率は3割以下でしたし荒っぽいパワーヒッターの典型でした。
打撃技術の向上により平均飛距離が伸びたのだろうと思います。

結構、初速がそれほど速くないホームランを打っています。去年とは、ここが違います。ジャスト・ミートして軽く打っているのであろうと思います。これを強引に打とうとすると打ち損じが多くなります。
先月から調子の悪いときは、そんな打ち方でした。

今年も飛ばし屋の魅力を遺憾なく発揮しています。
アメリカのオタク記者が記録を調べました。
毎年、こんな人が必ずいます。
『大谷翔平が76試合でドジャースの“歴史”を更新!「450フィート以上の本塁打を複数回打った唯一の打者」MLB記者が報道』
2024.06.23
https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=82098

そもそもメジャーでも450フィート(約137.2メートル)以上のHRをポコポコ気軽に打つ打者は、そう多くはありません。
特にドジャーススタジアムでは、少ないようです。
2015年のスタットキャスト導入以降の話ですが、これまでドジャー・スタジアムで450フィート以上のHRを2本以上「キャリアを通じて」打った選手は、いなかったようです。
翔平君は、21日と22日でそれを連続2本打ってアッサリ記録を更新しました。まだ今年半分ですからね❓

日刊ゲンダイの辛口予想・・・
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/337697/2
「ドジャースタジアムは左打者がホームランを打ちにくい球場といわれています。エンゼルスでプレーしていた昨季までと比べると、本塁打数が減る可能性もあります。具体的には本塁打38本、打率は変わらず3割前後、走者のいる場面で打席が回る機会が多いはずなので、打点は110くらい期待していいでしょう」

あまり関係ないみたいですね❓
特に左バッターの逆方向の左中間のホームランは、これまで見たことがないような飛距離だそうです。
ロバーツ監督が、そう言っていますからその通りなのだろうと思います。
日刊ゲンダイの投稿者は、翔平君の飛距離を考慮に入れていないと思います。
翔平君のホームランでギリギリはありますが少ないと思います。
余裕で「打った瞬間・・・」と言うのが多いですね❓
だから球場は、どこでもあまり変わらないと思います。
アストロズのホームだとセンターまで132Mですが、ここまで広い球場は少ないです。
大体、こんな広さです。
https://baseball-one.net/mlb-ballpark/

まあ、無駄話を書きましたが去年の飛ばし屋No1ですからね❓
今年も大きいのをたくさん期待しています。
450フィート(約137.2メートル)以上のHRを今年、何本打つか❓
期待して楽しみに数えてください。
(現在、4本)

※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b