「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

大谷翔平君27号28号&7勝目<2023・6・28

2023-06-29 18:44:20 | スポーツ

大谷翔平、登板日初の2発&7勝目「励みになっているので、もっともっと大きい声援を」
[2023年6月28日14時1分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202306280000467.html

<エンゼルス4-2ホワイトソックス>27日
3打数3安打2打点2本塁打
今日は、スーパーマンでしたね!自分でホームランを2本打って勝ち投手になりました。
「ショータイム!」になってしまいました。
エンゼルスファンは、大喜びですね。

今、ホームランを打つ形がいいです。春は変な打ち方をして変なホームランを打っていました。今は自然に打って大して力感がないのに、打った打球が遠くに飛びます。何本でも打てる打ち方です。

これで
ホームランダービーは、キング独走中。
打点は、64でランキング1位。
打率だって、304で5位です。

今年は、ホームランと打点の2冠ですね!
(そうなれば、MVPも確定です)
エンゼルスは西地区2位で首位までゲーム差5。
プレーオフ争いは、勝率543で3位。

ポストシーズンで大活躍する、翔平君が見られるかもしれません。ポストシーズンで二刀流の選手が大活躍するのは、メジャー史上初めての快挙だと思います。日本人選手がホームラン王になるのも初めてです。
(翔平君が何かやると大抵、メジャー史上初になります)

期待してます!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ軍へルソン州ドニプロ川で渡河作戦を実行中<2023年6月

2023-06-29 18:42:51 | ウクライナ紛争

ゼレンスキー氏「全ての戦線で前進」…ヘルソン州でドニプロ川渡河作戦開始か
2023/06/27 19:31
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230627-OYT1T50220/

作戦の詳細は不明ですが、米政策研究機関「戦争研究所」の分析によると・・
ウクライナ軍は、ヘルソン市東の市街地付近の対岸で渡河作戦を始めたようです。場所は、ルートEー97にあるアントノフ大橋付近のドニプロ川東岸付近です。

ロシア軍がダムを爆破したためドニプロ川の水位が下がり行動をしやすくなったようです。塹壕を掘りロシア軍が排除できないようです。現在、橋頭堡を築きつつある状況のようです。

ロシア軍は、ダム爆破後に渡河作戦が困難になると判断してヘルソン州の守備部隊の一部を、ザポリージャ州やドネツク州に移動させています。

ヘルソン州はロシア軍が反撃を予想していない地域ですので、橋頭堡を築くことが出来ればウクライナ軍は比較的進撃しやすいと思います。

東部戦線では激戦が続いていますが、南ドネツク戦線やザポリージャ戦線ではウクライナ軍が優位に戦闘を進めています。もう一つ新し戦線が開かれることになり、ロシア軍は更に劣勢になりそうな状況が生まれました。

ザポリージャ州のロシア側幹部は、「南ドネツク戦線でウクライナ軍の突破を許す可能性があるとSNSに投稿した」との事ですので、この方面ではウクライナ軍がかなり優勢のようです。南ドネツク戦線かザポリージャ戦線でウクライナ軍が突破に成功すると、アゾフ海に面した要衝の港湾都市マリウポリやベルジャンシクへの到達が早まります。

ここまで到達するとウクライナ軍は、ロシアの占領地を南部と東部に分断することに成功します。南部の戦いはロシア軍が不利になります。補給や人員装備の移動がクリミア経由でしか出来なくなるからです。ドネツク州方面からの輸送路が絶たれます。その上、ヘルソン州とザポリージャ州のロシア軍は孤立します。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアの人治政治の仕組み<2023年6月

2023-06-29 18:41:21 | ロシアと周辺国

「国がワグネルに資金拠出」 プーチン大統領
2023.06.28 Wed posted at 06:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205818.html

人治政治とは、法律ではなく人間の意思により政治を行う仕組みを言います。それだけでは政治は行えませから法律はあります。しかし、時と場合により為政者の考えが法律に優先します。もっとも人治主義の定義も難しいです。
大雑把に「少数の人間が、法律に優先して一定の事項を決定することが出来る」・と大体こんな解釈でいいと思います。

ロシアは、典型的な人治主義の国です。独裁者がそのように国家を作り上げました。
そうすると信じられないような国家の富の分配が行われるようになります。社会の上層部にいる人間に巨額の富が分配されます。
新興財閥の富豪ぶりは有名ですが、それだけではありません。今回のワグネル事件では、政府の幹部はプライーベートジェットを持ってました。ワグネルの行進の時、その政府幹部保有のプライベートジェットが、モスクワから多数飛び立ちました。もちろん、誰が乗っていたのかは不明です。

政権の幹部クラスですらプライベートジェットを保有しています。モスクワの高級住宅地の豪邸は普通です。その他どれくらい資産を保有しているのか分かりません。
政府から支払われる給与だけでは、到底無理でしょう。何か他に特別収入があるのでしょうね。これが独裁者への忠誠心が維持される仕組みです。

その代わり逆らうと逮捕・投獄・暗殺の運命が待っています。これがロシア式独裁政治が維持される仕組みです。

今回、プーチン氏がワグネルとの契約で支払った金額を明らかにしました。
『プーチン氏によると、政府は2022年5月から今年5月にかけての期間だけで「維持費とインセンティブ」として(国防省が)ワグネルに約860億ルーブル(約1450億円)支払った。
プーチン氏はまた、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が経営する別会社コンコルドが政府から800億ルーブル(約1349億円)受け取ったとも主張した。』

ワグネルの忠誠心と愛国心と自己犠牲の対価は巨額でした。これが全額プリゴジン氏の収入になる訳ではありません。経費をここから支払います。

プリゴジン氏とワグネルは、ウクライナ戦争の英雄です。今まで英雄として持ち上げておいていきなり落とすことも出来ませんから、誉めながら少しづつクサス作戦のようです。(多分、プリゴジン氏もプーチン氏の痛いところは握っていると思います。)

プーチン式政治が、どのような仕組かの一端を示しています。

しかし、それが最後にはワグネルの武装蜂起と言う最悪の結果を招きました。超法規的処置によりプリゴジン氏とワグネルの出国を認めざるを得ませんでした。

人治政治は時には飛んでもない結果を招き、トカゲのしっぽきりに失敗したらその災いは独裁者自身に降りかかります。

侵略戦争もそうですね。独裁者が勝手に戦争を始めました。上手くいかなければ、最終的に独裁者に責任が来るでしょう。

ワグネルにしたってそうです。おそらくベラルーシに移動するワグネルの戦闘員は、数千人より多いと思います。それを解体することが出来ませんでした。ワグネルの独裁者は、プリゴジン氏です。かなりの数の戦争のプロがベラルーシにそのまま残ります。この武装集団だって何をやらかすか分からないでしょう。傭兵組織は金で雇えます。さすがに、やらないとは思いますが理論的にはウクライナが雇うことも可能です。

プーチン氏が自分の独裁体制を維持するために作り出した組織は、ワグネルだけではありません。他に民間の軍事会社が20社以上あります。チェチェンの独裁者のロシア軍から独立した部隊もあります。国家親衛隊と言う準軍事組織もあります。こちらは数が多くて40万人と言われています。これはプーチン氏直属の組織のようです。

一旦暴走するとワグネル以上に制御できない軍事組織はロシア国内には多数あります。そのほとんどは、ロシア軍をけん制するためにプーチン氏が作り出したものです。特に国家親衛隊は危ないと思います。数が多いですし1人の指揮官がプーチン氏に直属する仕組みです。指揮官が反乱を起こしたなら、ロシア国内は大混乱になります。内戦必至です。

そうやって少し考えるだけで、ロシア国内には危なすぎるネタがゴロゴロあります。

結局、人治主義で政治をやっていると最終的には、こうなると言う事であろうと思います。人治主義の最大の欠点は、大きめの武装組織が反乱を起こすと政権が即座に崩壊することです。

分割統治方式で権力が分散しているので、独裁者がいなくなると統治機構が瞬時に崩壊するのです。そのあと、大人しく話し合いが行われるケースは、少ないと思います。

ワグネル運営「実は国家予算」 ロシア大統領明言、不正調査へ
2023年06月28日07時28分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023062800204&g=int

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア連邦保安局(FSB)はワグネルによる「武装反乱」の捜査を打ち切り<2023年6月

2023-06-29 18:39:26 | ロシアと周辺国

ロシア当局、ワグネルへの捜査打ち切りを発表
2023.06.27 Tue posted at 20:02 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205811.html

ロシアの司法システムも、良く分かりませんね?
普通の国では、検察が捜査します。ロシアでは、ロシア連邦保安局(FSB)が捜査していたようです。これは、情報組織です。アメリカならCIAが調査していたようなものだと思います。普通に、おかしいですね?

それは脇に置き、プリゴジン氏のベラルーシ入国を確認してから打ち切りました。危険人物が、無事ロシア国外に退去したから捜査を打ち切ったようにも聞こえます。

まったくブラック・ボックスの今回のロシア政府とワグネルの野合的合意。法も秩序も世間並みの常識もありません。

プーチン氏は、ヒステリックにテレビで演説しています。内容は、反逆者は鎮圧され国民は団結した!と言いたいようです。プーチン氏が仕切ったから、流血の惨事が起きなかった!と言うことも強調したいようです。(しかし、その前に1軍団の武装蜂起が起きたことが大問題だと思います。鎮圧もせず国外退去を認めたのは、あり得ないことですね?それは全然問題がないようです?)

意味が分かりませんね?
反逆者は、ベラルーシに悠々と逃れました。ワグネルのベラルーシ行きの部隊は、武器を国防省に引き渡して移動するようです。

見ていると反逆事件のメンバーは、全員ベラルーシに移動するようです。全部、ロシア国外に退去するから何の問題もないと言うことみたいです。

今回の騒動で不思議に思うことがあります。ロシア軍は、どこにもいませんでしたね?(本当はいたと思います。多分、とばっちりの来ないところに離れていたんでしょうね?)
高速道路をワグネルの部隊は普通にモスクワに向かって行進していました。と言うより?単に車両に乗って高速道路を走っているだけのように見えました。民間の車両も一緒でした。

反乱軍が首都モスクワに向かって行進中なのに?それでいいのかな?と、ひとごとながら心配になりました。あれを放置したらモスクワまで、フリーで行ってしまったと思います。

誰か、高速道路を閉鎖するとか妨害物を設置するとか!
適わぬまでも、地元の武装組織が抵抗するとか!
そんなことは、一切なかったですね!

仕上げは、ワグネルの親分がベラルーシに到着したのを確認したロシア連邦保安局(FSB)が手を引いてしまいました。(ワグネルの場合、ロシア国内に戻ってくる可能性もあります。やりすぎは、ヤバイですね?)

見ていると、ヤバイことには関わらないでおこう・・と言う態度がアリアリと見えます。
「触らぬ神に祟りなし」
この精神が徹底しているようです。
ワグネルは、国外退去のようですから、それでいいでしょう。

ウクライナ軍は、どうするのか?
ウクライナ軍の新規編成の強襲旅団8個旅団は、まだ戦場には投入されず、待機しています。

それがまとめてベルゴロド州から侵攻してきたら、どうするのか?
8個強襲旅団4万人です。ワグネルよりかなり人数が多いです。装備や武器は西側の新型を装備しています。
来ないからいいけれど、一旦進撃を始めたらモスクワまでは、フリーパスで来そうですね・・

ウクライナ軍が進撃してきたら野合的妥協の余地は、ないですよ?

来たらプーチンさんは、モスクワから逃げ出すしかないですね?地方に落ち延びて、抵抗する作戦計画かもしれませんが・・

聞けば聞くほど大丈夫とは、思えないロシアの国内事情・
ウクライナに主な戦力を送り尽くしているから、ロシア国内は「スカスカ!」です。ウクライナ軍も遠慮する事はないと思います。モスクワまで行ってね?プーチンさんを、ちょと脅せば、戦争を止めるような気がします。強襲旅団8個旅団は、結構な戦力ですよ。プーチンさんは、モスクワから逃亡するしかありません。ロシア政権の幹部は、全員プライベートジェットを持っているから、逃げ足は速いです。(今回も逃げたみたいです・・)

ワグネルが、良い前例を示してくれたのは確かなようです。今なら、すぐ出来ると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(ロシア)ワグネル事件を振り返ってみると?<2023年6月

2023-06-29 18:38:09 | ロシアと周辺国

ロシア国防省がワグネル潰しに動いたのを、上手いこと利用してウクライナ戦線から離脱しました。もし、ロシア国防省がそうしなければ?
ワグネルがウクライナ戦線から離脱する口実はありません。
敵前逃亡になります。これは重罪ですね?

ロシア国防省のワグネル潰しの動きは、数か月前からありました。もともと、プリゴジン氏は去年から強烈に国防相と参謀総長を名指しで非難しています。両者の対立は以前からです。批判されても仕方ないです。両方とも無能の極みですから。

つまり、ワグネルがバフムト市街で勝利宣言を出してバフムトから、部隊の休養と再編成のために後方に下がったときから、プリゴジン氏とワグネルの幹部は作戦計画を練っていたと思います。7月1日にワグネルは、解体される予定でした。

ロシア軍がワグネルの野営地に攻撃をかけたことを口実に武装蜂起しました。そして、それらの不正を正す口実でモスクワへの行進を行いました。ロシア軍は、モスクワ防衛用の部隊を持っていなかったと思います。市街戦をやれば、ワグネルがモスクワを占拠していた可能性が高いと思います。

だからロシア政府は、やむを得ずワグネルと野合ともいうべき妥協をしました。政権崩壊の危機があったから、そうしたと思います。まさか、政権が傭兵軍団に首都から追い払われて、地方で抗戦する訳にはいかないでしょう?

一方で、プリゴジン氏の方も政権を崩壊させることが目的では、なかったと思います。理由は、アフリカに大きな稼ぎの場があり、これは現政権との契約とコネにより獲得したものです。だから、現政権が潰れても困ります。

ワグネルの部隊の存続とアフリカの稼ぎと自身の身の安全が目的だったと思います。つまり、プリゴジン氏にはウクライナ紛争は今となっては、どっちでもいいわけです。ベラルーシの大統領が和平を仲介したことになっていますが、最初から予定されていた事だと思います。ウクライナ戦線から離脱して武装蜂起してしまえば、ロシア国内にはいられません。だから、移転先は予定されておりそれをロシア政府が交渉したと思います。もちろん、プリゴジン氏とワグネルの刑事訴追をしないのも条件です。
そうは言えないから、ベラルーシの大統領がタイミングよく仲介したことになっています。

ロシア国防省が軽率なワグネル潰しを試みたために、飛んでもない結果が生まれました。プリゴジン氏にとっても一か八かの大博打でした。失敗すれば、反逆者として重罪に処せられます。あの時点でプリゴジン氏に失うものは、ありませんでした。ワグネル部隊を失えば、暗殺されて終わりでしょう。

政権崩壊のリスクとワグネルの存続と無事が、トレードされて野合的妥協が成立しました。
大博打の結果は、プリゴジン氏の勝利でした。
結果として、窮鼠猫を噛むことになりました。

今回、プリゴジン氏はプーチン氏の批判はしていません。「大統領は判断を間違えている」と言っただけです。大統領に逆らったとも言っていません。

仮にベラルーシにプリゴジン氏とワグネルが引っ越ししたとします。そのあと、食い扶持を稼がなければなりません。

需要はあるのか?
あります。
ロシア政府は、パルチザンにベルゴロド州や近隣の州を越境攻撃されて困り抜いています。ここに派遣されているロシア軍の兵士は、ゴロツキみたいのが混じっています。ロシア領なのに民家を襲って窃盗をしたり破壊したりしています。まともなのは、全部ウクライナ戦線に送り込んでいるから最低レベルのお留守番部隊しかいません。おまけにパルチザンに負けてばかりです。

需要は、あるんです。
ロシアでは、国内のあちこちでまともな部隊の需要があります。だから、プーチン氏のご機嫌を取りなおせば?
新しい契約を獲得できるかもしれません。
ウクライナ戦線で鬼みたいなウクライナ兵と激戦を戦うより、ロシア領でパルチザンを相手にチンタラやっている方が、楽でしょう?
命の危険も少ないし・・

つまり?このような事情と理由により、ワグネルの武装蜂起が実行されたと思います。ほとぼりが冷めれば、現在のロシア国防相と参謀総長の首を切ってワグネルと再契約するような気がします。

それもダメなら、アフリカ行きの道もあります。元々、そこがワグネルの活動地域です。こう考えると、ワグネルはロシア国外に出てしまえば、ほとんど食うに困りません。バフムトの激戦で傭兵の価値は、鰻登りでしょう・・契約金は高くなると思います。

今回の一件に最大の責任があるのは、ロシア国防相と参謀総長でしょう。だれに責任を取らせると言ったら、この二人しかいません。制服組と背広組のトップですからね。もっと早く首を切られなければならないほどに無能ですし。

そうすると?
ロシア国防相と参謀総長VSプリゴジンのバトルに勝つものは、誰なのか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大谷翔平君26号エンゼルスは勝利<2023・6・27

2023-06-29 18:37:02 | スポーツ

大谷翔平3試合ぶり26号、今月11発目 年間では52.6本ペース ライバルに再び4本差
[2023年6月27日15時11分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202306260000620.html
<エンゼルス2-1ホワイトソックス>26日
3打数1安打1打点1本塁打
26号ホームラン
打点62 1位

トラウトがサヨナラ生還 相手の暴投で三塁から全速ヘッスラ「チャンスを作れればと思っていた」
[2023年6月27日14時36分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202306270000436.html

翔平君の同点ホームランと、トラウトの根性のヘッドスライデイングでエンゼルスは、僅差の勝負をものにしました。
主軸打者がこうやってチームの勝利に貢献すれば、チームのムードも盛り上がってきます。

エンゼルスは、西地区同率3位で首位とは5ゲーム差。
プレーオフをかけた、勝率3位争いは東地区4位のブルージェイズと僅差の争いです。
最後の3席目は、ブルージェイズ・アストロズ・エンゼルスの激戦が続いています。最後に喜ぶのは、どのチームか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ軍の反撃作戦は、ゆるやかに進行中<ウクライナ紛争2023年6月

2023-06-29 18:35:32 | ウクライナ紛争

ワールド
2023年6月27日7:39 午前4時間前更新
ウクライナ軍、前線の全区域で前進=ゼレンスキー大統領
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-zelenskiy-advances-idJPKBN2YC1NH

ワールド
2023年6月27日2:23 午前9時間前更新
米、早ければ27日に対ウクライナ追加軍事支援発表へ 最大5億ドル
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-military-idJPKBN2YC1CJ

主に南部のザポリージャ戦線、南ドネツク戦線、バフムト戦線でウクライナ軍が進撃しているようです。
とは言え、ロシア軍が陣地を築いて防御するところを攻めるのですからウクライナ軍の犠牲や損害も出ます。

特に消耗の大きい歩兵戦闘車「ブラッドレー」と装甲兵員輸送車「ストライカー」の緊急供与をアメリカ政府が決定しました。
ロシア軍も対戦車攻撃兵器を持っていますし、地雷原を進むのでどうしても戦闘用の重車両の損害は、出ます。しかし、戦闘用の重車両があるから兵士の犠牲を少なくすることが出来ます。

ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 ロシア側の死者20人と発表
2023.06.26 Mon posted at 14:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205723.html
ロシア軍、東部ドネツク州に注力 ウクライナ軍発表
2023.06.27 Tue posted at 06:57 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205744.html

バフムトでは、ウクライナ軍がかなり前進しているようです。双方が最大の兵力を集中しているのがバフムトで、そこでウクライナ軍が前進している以上、ウクライナ軍が優勢のようです。

他では、ロシア軍はクピャンスク・リマン・マリンカ方面で攻勢をかけているようですがウクライナ軍に撃退されているようです。

南部方面は、全体的にウクライナ軍が攻勢をかけロシア軍が防御する形勢になっています。
南部ザポリージャ戦線ではウクライナ軍が、かなり前進しているようですが詳細は不明です。

今のところ、ゆっくりとしか前進できていませんが、今行われているのは、本格的な攻撃前の「形成作戦」の段階の攻撃のようです。初期段階と言う事です。

まだ、戦車や新規に編成した強襲旅団は投入されていません。どの前線かで突破口が開けたら強襲旅団が投入されると思います。まだその段階までは、進捗していないようです。その時期は、来月7月以降になる見込みのようです。ウクライナ領に展開しているロシア軍は、推定30万人の大兵力ですから、そう簡単には進捗しないようです。

ウクライナ軍の反転攻勢、「本格的には始まってもいない」と高位当局者
2023.06.23 Fri posted at 11:49 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205624.html

2023年6月25日 20:05
ウクライナ南部戦線・異常あり<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9079530

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(ロシア)ワグネル武装蜂起事件の結末<2023年6月

2023-06-27 18:29:45 | ロシアと周辺国

ワールド
2023年6月27日4:54 午前Updated 1時間前
プーチン氏、流血回避でワグネル傭兵に謝意 ベラルーシ移住確約
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-putin-idJPKBN2YC1IJ

ワグネル武装蜂起事件は実質的にロシア国防省とワグネルの闘争です。ワグネルを傘下に収めたいロシア国防省とそれを拒否するワグネルの闘争です。

前の日記で詳しく書きましたが、ワグネルの統率者のプリゴジン氏は、ウクライナ紛争に見切りをつけています。だから、ウクライナ紛争からの離脱を図りました。

結果として、ワグネルはベラルーシに移動する事をプーチン氏から保証されました。ウクライナ紛争の英雄部隊ですからね?その功績とやや暴挙(モスクワへの行進)を持ってワグネルの無理な言い分は通りました。

ワグネルとロシア国防省の対決は、実質的にワグネルの勝利と言えるでしょう。

プリゴジン氏が望んでいたワグネルのウクライナ戦線からの離脱が認められました。ワグネルの部隊のうち望むものは、プリゴジン氏とともにベラルーシに移動します。

つまり、プリゴジン氏は自分の配下を引き連れてウクライナ紛争から離脱し、ベラルーシで同じようにワグネルを統率することになります。

負け戦から自分の部隊を離脱させたプリゴジン氏の勝利と言えるでしょう。

これでロシア軍は、最強の突撃部隊を失いました。それがウクライナ戦線にどのような影響があるかは言うまでもありません。

ワグネルを潰そうとしたロシア国防省は完全に失敗しました。権力闘争に勝利したのは、プリゴジン氏であるようです。ロシア国防省は、今後ロシア軍を統率するのに苦労するのは、目に見えています。そして、このような形でしか事件を解決できなかったプーチン氏も指導力を問われることになります。

普通に考えるなら?武装蜂起したワグネルの部隊にロシアの大統領が、行進を止めたから謝意を表するなどあり得ないことです。

(ロシア)ワグネル問題の特殊性と今後<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9080365
(ロシア)プリゴジン氏とワグネルのその後<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9080157
(ロシア)プリゴジン氏の武装蜂起は何だったのか?<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9080017
ワグネルの武装蜂起がロシアにもたらしたもの<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9079431
(ロシア)プリゴジン氏ベラル-シに移動・ワグネルは行進中止<2023年6月
https://smcb.jp/diaries/9079254

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(ロシア)ワグネル問題の特殊性と今後<2023年6月

2023-06-27 18:27:55 | ロシアと周辺国

武装蜂起事件をきっかけにワグネルの性質を考えてみると、理解に苦しむ部分があります。

ウクライナ領に宿営していたワグネルの部隊が、国境を越えてロシア領に移動しました。ロストフ州のロシアの軍関係施設を占拠しました。同時にモスクワに向かって行進を始めました。モスクワの200km手前まで行進しました。

中止しました。訳の分からない妥協の末にワグネルのボスのプリゴジン氏は、ベラルーシに移動しワグネルは、元の宿営地に戻りました。

ロシア国内には、ワグネルに抵抗する地元の治安組織や軍勢力は、いませんでした。単にワグネルの行動を傍観していただけでした。

なぜ、そうしたのか?
ワグネルと戦えば、壊滅するからです。中央政府の命令を一応発動し、実際には何もしませんでした。

何故、そうなのかを考えてみると?
地方軍閥と言う言葉に行き当たります。ロシアの特殊な政治風土が、ワグネルと言う地方軍閥を生み出したのだと思います。プーチン氏が許可すれば、ロシアでは全部OK!です。ワグネルがウクライナ戦線で戦果を挙げている限り、ワグネルはOK!でした。プーチン氏が、OK!だからワグネルは戦闘員を増やし続けました。大分、バフムトの激戦で数が減りましたが、今でも数万人規模の大部隊です。

プーチン氏の人治政治が、ワグネルと言う地方軍閥を育ててしまったことになります。一つの部隊としては巨大になりすぎ、それをロシア軍の中に取り込もうとしました。

ここにロシアの形式的官僚主義の弊害があります。命令を出せば、それは実行されると思い込んでいます。普通は、逆らう人はいません。逆らえば、逮捕・投獄か暗殺です。

ところが地方軍閥は、そう簡単にはコントロールできません。軍閥のボスが反抗すれば、自分の軍隊を持っているのですから、それを制圧する軍隊がなければコントロール出来ません。

だから、今回のワグネル事件にしても一応、治まったように見えますが、全然解決していないことが分かります。

宿営地に戻ったワグネルの部隊を武装解除して、ばらばらにしなければ、解決したことにはなりません。

現状では、単に宿営地に戻っただけです。再度、ボスの命令が出れば、かなりの数の戦闘員が命令に従うと思います。つまり、地方軍閥類似の組織を作った方が強いという事実です。

プリゴジン氏がワグネルの部隊の中にいれば、ロシアの警察は逮捕する事すら出来ません。逮捕しようと思えば、ワグネルの戦闘員より多いロシア軍に護衛してもらわなければ、出来ません。

しかもワグネルが宿営している場所は、ドンパチの真っ最中のウクライナ領の前線のすぐ後ろです。軍隊を動員して逮捕するなど無理でしょう。

ロシア政府には非常に困ると思いますが、ウクライナ領の宿営地に帰ったワグネルの部隊をどうにかしようと思ってもワグネルの戦闘員が、自主的に協力してくれないと出来ません。

もし、もう1回ロシア軍がワグネルの部隊を攻撃すれば、今度は本当にワグネルとロシア軍の戦闘が始まるでしょう。それを避けるためにモスクワへの行進をして示威運動をしたわけです。

ロシア軍がワグネルの部隊を攻撃して脅しをかけたら、逆にワグネルから脅しをかけられたのが、実際のところのようです。くいっぱぐれたら、またロストフ州に行って食料の補給をするでしょうしね?

つまり、地方軍閥とはこのようなものです。プーチン氏も、まさかこんなことになるとは思わなかったのでしょうね?

まあ?問題のプリゴジン氏がどこにいるか?

☆これを放置しておくとどうなるか?
ベルゴロド州を越境攻撃しているパルチザンが勢い付くでしょう。その他、反プーチン勢力が活動を活発化させると思います。

プリゴジン氏が死なずにワグネルが部隊を維持すれば、武装蜂起の実績を作りましたから、ロシア国内外から支援があると思います。事実アメリカ政府はワグネルへの経済制裁の発動を停止しました。プリゴジン氏の資金を断つのを避けました。敵の敵は味方の論理です。

☆更に不都合な真実があります。
それは、ロシア兵がほとんどゴロツキ集団だと言うことです。ウクライナ領でも散々犯罪行為をしましたが、ロシア国内でも同じなんですね?

つまり、プーチン氏は散々ロシア軍を美化し祖国防衛戦争を煽りまくっています。しかし、そのロシア兵はロシア国内にいてもごろつき集団であるとしたら?

ロシア兵、自国国境地帯の民家を略奪か 住民が訴え
2023.06.16 Fri posted at 16:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205347.html

この記事に関しては、興味深い事があります。
CNNは、リンクを切らず記事を掲載しています。
ところがこのニュースを転載したヤフーニュースはリンクを切って記事を隠しました。その理由は?

☆ワグネルの今後
ワグネル創設者、政権転覆の意図否定 反乱は「抗議」のため
2023年6月27日 3:28 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ベラルーシ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3469880?cx_part=top_topstory&cx_position=1

その後、プリゴジン氏は初めてコメントを出しました。
「モスクワ進軍中止を仲介したベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が、ワグネルの活動続行を可能にする方法を提供したと説明した。」

ワグネルには、人脈的に二つあります。
ウクライナ戦争前から、プリゴジン氏の配下だったグループと戦争後の募集によりワグネルに参加したグループです。

当然、元からプリゴジン氏の配下だったグループはプリゴジン氏への忠誠心の強いプロの兵士です。ワグネルのコアな部分です。

おそらくプリゴジン氏とワグネルのコアな部分は、ベラルーシに移動するのであろうと思います。それが妥協の大きな理由だったのであろうと思います。つまりプリゴジン氏は勢力を持ち続けると言う事になります。当然、ベラルーシ政府からワグネルへの支援があると言う事でしょうね。雇い主がプーチン氏からルカシェンコ大統領に変更になると言うのが妥協内容のようです。

プリゴジン氏の考えを推測するなら?
ロシア軍の負け戦はすでに認識していると思います。ワグネルの部隊はバフムトの激戦を戦う事で大きな実績を作りました。バフムト市街制圧の勝利宣言を出して、バフムトから撤退しました。しかし、ウクライナ紛争に関わっていれば結局ワグネルの部隊は壊滅します。自分の部隊を温存するために、ウクライナ戦線から離脱したと言うことでしょうね。傭兵家業は、そのようなものです。利益があるから雇い主のために働くのであって、利益がなくなったり全滅の可能性があれば、当然契約を打ち切って撤退します。ロシア政府にしてもワグネルは、シリアやアフリカで活動しています。これをロシア政府が統括することは出来ません。当面、海外のワグネルの業務はプリゴジン氏が統括するしか方法がありません。本当の妥協の産物です。

ベラルーシの民主化勢力には不都合ですが、独裁者であるルカシェンコ大統領にとっては、用心棒が増えるのは安心なことです。

どこまで行っても小汚い話ではあります。

ワールド
2023年6月27日4:54 午前Updated 35分前
プーチン氏、流血回避でワグネル傭兵に謝意 ベラルーシ移住確約
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-putin-idJPKBN2YC1IJ

ワグネルの部隊が、もう一度武装蜂起すればプーチン政権は確実に崩壊すると思います。今回の妥協の内容を表明しました。ロシアが政治的に急に崩壊することは誰も望んでいないと思います。核兵器のリスクが現実化するからです。しかし、ワグネルと妥協したことでプーチン政権は弱体化すると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(ロシア)プリゴジン氏とワグネルのその後<2023年6月

2023-06-27 18:26:34 | ロシアと周辺国

ロシア下院がワグネル規制法案を検討 プリゴジン氏の今後も不透明
2023.06.26 Mon posted at 10:51 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205709.html

ワグネル事件は、ワグネルの部隊はウクライナ領の宿営地に帰り、プリゴジン氏はベラルーシに移動する事で一応の決着を見たことになっています。

ところが?
1日経つのにプリゴジン氏が行方不明になりました。ベラルーシに入国したことが確認されていません。あるいは、ベラルーシ政府が秘密にしているのかもしれません。

ロシアの情報組織や特殊部隊が暗殺することは、ほぼ不可能だと思います。ワグネルの護衛が随行している以上、返り討ちに会うでしょう。そんな甘いことをプリゴジン氏がするとは思えません。

ワグネルの部隊は、元の宿営地にいます。その後、ロシア軍がどうしたと言う話は、まだないです。

もし、プリゴジン氏がそこにいるとしたら?
モスクワでの内戦は、寸前で回避されましたが?
ワグネルの部隊は、元のままである可能性があります。

単にワグネルの部隊とプリゴジン氏が宿営地に戻っただけだとしたら、問題は全然解決していないことになります。

ロシアのロストフ州の軍事施設は、1回ワグネルの部隊が全部占拠しています。引き上げるときに、武器弾薬食料燃料などを、ゴッソリ!補給して帰っていたらどうなります?

宿営地で籠城できますね?
塹壕を掘って陣地を築いて、籠城されたらちょっとやそっとでは制圧できません。ウクライナ軍とロシア軍は、激戦の最中です。そんな時に数万人単位のワグネルの部隊が籠城してしまえば、どうなるか?

2倍の兵力が必要だとして、5万人規模のロシア軍を派遣しないと鎮圧出来ないことになります。

私が見るところ、プリゴジン親父は人柄のいい人でも目的を簡単に諦める人間でもないと思います。

「ベラルーシに移動する」

その通りかもしれないし、途中で気が変わってウクライナ領のワグネルのキャンプに戻ることにしても、全然おかしくないですね?

ロシア政府のために心配してあげますが、タチの悪いのを野に放ったように見えなくもありません。(ロシア政府の方が、もっとタチが悪いことも事実です。)

これやられたら、ロシア軍のウクライナの前線は崩壊するでしょう。それを回避しようと思うなら?

国防相と参謀総長をワグネルに引き渡すしかありません。何だか、もっとロシアにとって酷いことになりそうな予感がします。(戦犯2号と3号ですから、引き渡すこと自体に問題はないと思います。問題は「1号」ですね?)

プーチンさんは、大丈夫なのかな?
大丈夫でない方が、喜ぶ人は圧倒的に多いです。

もし、あるいはウクライナ領に潜伏している(悪党)プリゴジン親父が?
ウクライナで数万人規模の兵力を指揮する将官を数人仲間に引き込めば?
10万人規模の完全武装の武装蜂起が起こり、モスクワに進軍を開始するかもしれません・・・
(ウクライナ軍は事前に話を通せば、邪魔はしないと思います。後ろから攻撃するような卑怯なこともしないでしょう・)
どうするんだ?

結論、ウクライナ領でウクライナ軍と戦争したいロシア兵は、ほとんどいないと思います。みんな生きてロシアに帰りたいと思っていると思います。じゃあ?どうする・・・

☆全部、悪党のように書きましたが・・
ロシアには、悪党しかいません。
ややマシな悪党・悪い悪党・凄く悪い悪党・
これしかいません・・

悪党でない人は、ロシア国外に逃亡したか刑務所の中です。良い人は、ロシア国内では存在が許されないのです。嘘だと思う人は、認識が足りません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(ロシア)プリゴジン氏の武装蜂起は何だったのか?<2023年6月

2023-06-27 18:24:55 | ロシアと周辺国

そもそもプリゴジン氏の率いる民間軍事会社ワグネルについて考えてみます。
元々は、プリゴジン氏がプーチン氏に取り入り民間軍事会社ワグネルを作りました。ロシア国内では、民間軍事会社は20社以上あるそうです。
しかし、ワグネルは長い間非公式な組織でした。一昨年ごろまでは、プリゴジン氏はワグネルの統率者である事を否定していました。プーチン氏もロシア国内にワグネルの拠点があることを否定していました。あくまで、ロシア国外の組織だという立場でした。

ワグネルが活動していたのは、シリアやアフリカ諸国です。スーダンはよく知られています。スーダンの金鉱山利権に食い込み利益を得ていました。当然、ロシア政府にも上納していたと思います。いわば、ロシア政府の海外での汚れ仕事を代行するような組織です。今もそれらの諸国にワグネルの要員は、いると思います。汚れ仕事を代行していたからロシア国内では、非公式な存在とされてきました。

プリゴジン氏とワグネルがロシア国内で存在感を示すようになったのは、ロシアのウクライナ軍事侵攻開始後です。当初はワグネルの戦闘員は、戦争のプロとして特殊作戦のような任務に就いていました。ロシアの正規軍には難しいような任務を代行していました。

そのうちプリゴジン氏がプーチン氏と交渉したのだと思いますが、ワグネルはロシア国内で大々的に戦闘員を募集し始めました。戦闘員の数が増えてワグネルはロシアの正規軍とは別の軍団になりました。

その頃からワグネルは公式にロシア国内で活動するようになりました。ロシア国内に建設されたワグネルの本社ビルは立派な建物です。今年になってからは、大々的に戦闘員の募集を始めました。ロシア中にワグネルの募集広告が出ているような状況です。

プリゴジン氏とワグネルの存在を危険視する人々も出てきました。そのような声に押されてプーチン氏もワグネルの戦闘員をロシア軍の傘下に収めようとしていました。そうなれば、プリゴジン氏は現在持っている勢力を失います。だから、ロシア軍の傘下にワグネルが入ることを拒否していました。

いつまでもそれで済ますわけには行きませんから、ロシア軍はワグネルの野営地を攻撃したようです。(ロシア政府は否定しています。プリゴジン氏は、そう主張しています。)
この事件が直接の引き金となりプリゴジン氏はワグネルを率いて行動を開始しました。それが武装蜂起となりました。同時にモスクワに向けて進軍を開始しました。

放置すればモスクワにすぐ到達しそうな状況でした。多分25日にはモスクワの郊外に到達していたと思います。内戦を恐れた関係者が必死にプリゴジン氏の説得に努めたのであろうと思いますが、さすがに戦争中にモスクワで内戦を引き起こすことの非を悟りプリゴジン氏はワグネルに撤退命令を出して事態は収束に向かいました。

その後の経緯を見るならプリゴジン氏は、ワグネルをロシア軍の傘下に入れる事に応じて、自分は出国しました。プリゴジン氏とワグネルの戦闘員の刑事的責任を追及しないことも条件だったようです。

プリゴジン氏に認められたことは、刑事訴追を受けない事と無事にロシアから出国する事以外には不明です。

この事件は、ロシア国防省とプリゴジン氏の権力闘争と言うのが、一番実情に近いと思います。

プリゴジン氏は、その権力闘争に負けました。ロシア国防省は大組織ですし背後にロシア軍がいます。プリゴジン氏がロシア国民に人気があり、ワグネルの軍団を率いていようと単独で対抗する事は出来ません。仮にクーデターで権力を握ることが一時的に可能だとしても、それを多くの組織や人が支持しなければ、やがて鎮圧されます。ロシア軍の半分を味方に付けない限りそれは無理だと思います。

武装蜂起はしたものの同調者は、いなかったようです。プリゴジン氏が味方に付けたい大部隊を指揮しているロシア軍の将官は、ウクライナ戦線で戦闘中です。

そのような経緯をたどりプリゴジン氏はロシア国外に去りました。

コラム
2023年6月26日12:57 午後37分前更新
コラム:世界は「プーチン後」に備えを、ワグネル反乱で動き始めた時計
https://jp.reuters.com/article/breakingviews-russia-putin-idJPKBN2YC068
トップニュース
2023年6月26日11:52 午前2時間前更新
アングル:ロシアの核兵器管理は正常か、ワグネル反乱で懸念浮上
https://jp.reuters.com/article/nuclear-russia-idJPKBN2YC04F
ワグネルの反乱、プーチン政権崩壊の「第1段階」 ウクライナ当局者
2023.06.26 Mon posted at 13:22 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205721.html
ロシア下院がワグネル規制法案を検討 プリゴジン氏の今後も不透明
2023.06.26 Mon posted at 10:51 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205709.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時事通信に見るワグネルの武装蜂起<2023年6月

2023-06-27 18:23:13 | ロシアと周辺国

流血回避、プリゴジン氏亡命へ 反乱のワグネルは撤退―ロシア・ベラルーシ大統領が仲裁
2023年06月25日20時20分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023062500092&g=int

ロシア大統領、プリゴジン氏殺害指示か 投降なら戦闘員の罪問わず
2023年06月24日23時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023062400585&g=int

ワグネル反乱、ロシア軍と交戦 「裏切り」と大統領警告―プリゴジン氏捜査、拘束可能性も
2023年06月24日22時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023062400344&g=int

記事タイトルを見ても分かりますが、ほぼロシア政府寄りの記事ですね。

欧米のメデイアは、どこも「亡命」の言葉は使っていません。「移動」です。

随分、ニュアンスが違いますね?
ここに事実の歪曲が見られます。外国語と翻訳のギャップを利用してロシア政府に有利な情報を捏造しています。

私は、ロシア政府とワグネルのどちらが正しいのかを主張する気はありません。

しかし事実は出来るだけ正確に報道するべきであると思います。

プリゴジン氏がベラルーシに出国へ、「反乱」収拾か…衝突回避でプーチン氏譲歩の可能性
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230625-OYT1T50057/

読売新聞も「反乱」の言葉を使っています。
言葉が違うと思います。欧米のメデイアは「反乱」と言う言葉は使っていません。
ロイターは・
「モスクワへの進軍」
AFPも
「モスクワへの進軍」
CNNも
「進軍」

「反乱」と言う言葉は使っていません。
だから、「反乱」の言葉を使う日本のメデイアはすごく私には、異質に感じます。まるで、ロシアの手先のように思えます。

ここにメデイアによる情報の捏造を感じて欲しいと思います。言葉を変えるだけで、意味がまるで異なります。日本のメデイアは、捏造しましたね?
欧米のメデイアは違う言葉を使いました。

私は、嘘や捏造が許せない人間です。
このような事例が許せないのです。

ワグネルの行動は・・
正義の行進
事実を正すための抗議の行進

これ以外、言いようがないでしょう?

それを反乱と言えば!
ロシア政府を正当化していることになります。
ロシア政府の極悪を肯定しています。
おかしくないですか?
ロシア政府の手先ですか?
こうなります。

欧米のメデイアがワグネルとプリゴジン氏に中立的な表記をする理由。武装蜂起をしたからには、ワグネルとプリゴジン氏の存在がウクライナにとっても欧米にとっても有利だからです。ロシアの内政が不安定になり、それが戦争の終結に結び付けばロシア以外のどの国にとっても喜ばしいことだからです。

アメリカは、ワグネルに対して準備していた経済制裁の発動を停止しました。プリゴジン氏の資金を減らすことが欧米にとり不利になったからです。

つまり外交的配慮により言葉の使用にも微妙に配慮しています。時事通信と読売新聞の外交音痴ぶりが理解できると思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「育児放棄」されたスマトラトラの赤ちゃん>上野動物園(台東区)<2023年6月

2023-06-27 18:21:38 | 動物と植物と自然

「育児放棄」されたスマトラトラの赤ちゃん、小さな足で独り立ち奮闘中…上野動物園
2023/06/25 10:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230624-OYT1T50181/

人間の世界でもありますが、「育児放棄」はトラの世界にもあります。
スマトラトラの赤ちゃんは、人工哺育で育てることになりました。育てるだけならそれほど難しくはありません。しかし、トラの赤ちゃんにトラの自覚を持って貰わなくてはなりません。

そこで動物園が考えたのは、他の女性(?)のトラに赤ちゃんを引き合わせることでした。その候補であるメスのマニス(16歳)は、赤ちゃんに好意的であるようです。赤ちゃんもマニスに好意を持っているようです。トラの養子縁組は成功するかどうか?
失敗すると、赤ちゃんが殺されますからごくごく慎重に養子縁組のお見合いを進めているようです。

スマトラトラも野生より動物園の方が個体数が多くなり動物園でダメなら絶滅です。

いいのか悪いのか分かりませんが、取り敢えずこの赤ちゃんトラが無事に成長する事を願っています。
赤ちゃんの写真
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20230624-OYT1I50119/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ南部戦線・異常あり<ウクライナ紛争2023年6月

2023-06-26 15:32:08 | ウクライナ紛争

ウクライナ軍、南部前線を切り崩し 国防次官
2023.06.22 Thu posted at 07:05 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205547.html

『ウクライナのマリャル国防次官は21日、ウクライナ軍はロシアが支配しているウクライナ南東部のメリトポリとベルディアンスクの方面で「攻撃作戦」を展開していると明らかにした。
 マリャル氏はウクライナ軍が前日に「狙って獲得した前線で塹壕(ざんごう)を掘り、前線を切り崩すという部分的な成功を収めた」とSNS「テレグラム」に書き込んだ。
 メリトポリとベルディアンスクはロシアが占領する地域の奥深くに位置する。』

これは、すごく変なコメントです。
どうしてかと言うと、ウクライナ軍とロシア軍の軍事的境界線を考えると、メリトポリとベルディアンスクにウクライナ軍がいることは、あり得ないからです。

現在、戦闘が行われているザポリージャ戦線の南にロシア軍の軍事拠点のトクマクТокмакがあり、メリトポリМелітопольは更にその南に位置するアゾフ海に近い都市です。
そこに到達するには、カミャンスケKam'yans'ke方面の戦線のウクライナ軍が、ルートE105を南下しなければ行けないはずです。

しかし、ウクライナのマリャル国防次官はメリトポリとベルディアンスク方面でのウクライナ軍の「攻撃作戦」についてコメントしています。

そのコメントが正確であるなら、ウクライナ軍は現在、主要なザポリージャ戦線の激戦地のオレホボОріхів付近の戦闘地域を迂回してアゾフ海沿岸のメリトポリ付近まで南下していることになります。

その意味は、ウクライナ軍は既に南部戦線においてザポリージャ州を南北に分断しつつあることになります。ウクライナ軍は、オレホボの西のカミャンスケ方面にも戦線を形成しています。ここを突破して南下しなければ、メリトポリには進出できません。

ウクライナのマリャル国防次官のコメントが正確であれば既にウクライナ軍は、カミャンスケKam'yans'ke方面を南に突破してメリトポリ付近まで進出していることになります。

その意味は?
ロシアの占領地は、東と南に分断されつつあります。ここを分断してしまえば、ヘルソン州は孤立します。補給もクリミア経由でなければ不可能になります。ヘルソン州のロシア軍は弱体化します。そして、現在はロシア軍が防衛している軍事拠点のトクマクにも西から圧力が加わります。

これが本当なのかどうかは不明です。しかし、ウクライナのマリャル国防次官が嘘のコメントをするとも思えません。
ザポリージャ戦線では、ロシア軍にとって飛んでもないことが起きつつあることになります。もし、ウクライナ軍がロシアの占領地の東と南の分断作戦に成功すれば、ウクライナ軍は圧倒的な優位に立つことになります。

そうなればウクライナ南部は自然にロシア軍が不利になり、結果としてヘルソン州のロシア軍はクリミアに撤退するしか方法がなくなると思います。クリミアに撤退しても補給の不利が解消する訳ではありません。ダムを爆破したためにクリミアは水不足です。水すらロシア本土から輸送する必要があります。クリミア半島は、ロシア軍の自爆攻撃のために今ですら水不足です。

そして、これこそが今回のウクライナ軍の最大の軍事目的であると思います。南部解放には絶対に必要な作戦です。

更にロシア軍にとって不都合なことは、ダムを爆破した後ヘルソン州の守備部隊の一部を南部や東部の激戦地に移動させています。ヘルソン州のロシア軍の守備部隊は手薄になっています。ヘルソン州のロシア軍は、かなり危うい状況になります。補給に難があり守備部隊の数が少なければ?普通に立ち枯れます。

ただ、この件に関する情報はこれ以外ありません。他は、他の戦線に関する情報ばかりです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワグネルの武装蜂起がロシアにもたらしたもの<2023年6月

2023-06-26 15:30:37 | ロシアと周辺国

ロシアの世界が激変してしまいました。それ以前はプーチン氏は帝王のごとくふるまっていました。24日のテレビ放送でもプリゴジン氏を反逆者と呼びワグネルの部隊を鎮圧し厳罰に処する旨を怒りに燃えた表情で発言していました。

しかし、それから1日も経たないうちに意味不明な妥協が成立しワグネルは、矛を収めました。プリゴジン氏もワグネルの戦闘員も刑事訴追は、されないようです。プーチン氏の命令は、実行されませんでした。

理由は、ワグネルの部隊からモスクワを防衛するロシア軍の部隊がいないからであろうと思います。動員可能な前線に投入できる部隊は、全部ウクライナに送り込んでいると思います。鎮圧は無理だから、誰かがプーチン氏を説得して意味不明な妥協が成立したのであろうと思います。

結果、ロシアではご法度の政権批判と軍部批判は見逃されました。武装蜂起は、どこの国でも反逆罪であり重罪です。その訴追も取り下げられました。つまり、法も秩序も無視されたことになります。

そして今回の一連の行動の中で、プリゴジン氏は・・
ショイグ国防相とゲラシモフ総司令官を名指しで批判しています。
要は、この二人がプーチン氏とロシア国民を騙して戦争に引き込んだと批判しています。
更には・・
情報組織とプーチン氏を除く大統領府も腐敗と汚職が蔓延した組織だと批判しています。これは、ロシア人なら誰でも知っていることです。言えば逮捕投獄されるから誰も言いませんでした。

これまで政府の弾圧を恐れて誰も言わなかったことを堂々と批判しました。そのプリゴジン氏を逮捕投獄しないと言うことは他の人にも発言権があることになります。

何よりロシア政府にとって困るのが、数万人規模の部隊を率いてモスクワに進撃すれば、それを阻止するロシア軍がいない事が分かりました。モスクワに進撃すれば、そく市街戦が勃発します。

今回、プリゴジン氏がそれを避けたのは、やれば悪人にされるからです。

そしてベラルーシに移動したからといてプリゴジン氏がいなくなるわけでは、ありません。どちらかと言うと、誰も言えなかったことを堂々と主張した英雄としてベラルーシに移動します。今後も暗殺されなければ、ロシアの内政に影響を持ち続けるでしょう。

更には、ウクライナ領にいるロシア軍は最強の突撃部隊を失いました。ロシア国防省とプリゴジン氏が明確に対立した以上、ワグネルの部隊がこれまでのようにロシアのために命を捨てて戦闘に従事することは、なくなると思います。ロシア軍は、今後弱い支離滅裂なロシア軍の正規兵で戦うしかありません。つまり、ロシア軍は大きな戦力を失いました。ワグネルは、一つの軍団として組織されているから強いのであり、ロシア軍の指揮下に入れば普通の部隊になります。ワグネルのコアな兵力は、おそらくプリゴジン氏と行動を共にすると思います。

それは、すぐにウクライナ戦線に影響があると思います。ロシア軍は防戦一方になり、攻勢を取ることが出来なくなると思います。

一時しのぎでロシア政府とロシア軍は、プリゴジン氏と妥協しました。しかし、それは一時しのぎにすぎずロシアの内蔵する問題は、形を変えて様々なところに出てくると思います。

ワグネルの武装蜂起は始まりであって、終わりではないと思います。ロシア国民だって、こんなバカげた戦争は終わりにするべきだと考えている人は、少なからずいると思います。

プーチン氏が裸の王様であることが、誰の目にも明らかになったと思います。反乱軍を武力で鎮圧できないようでは、すでに終わっていると思います。反乱軍が英雄になった感があります。

何より一番大きな点は、数万人規模の部隊を率いて武装蜂起すれば、モスクワに進撃することが簡単に出来ることを証明しました。そしてそれを阻止したり抵抗する地方勢力もいませんでした。むしろ、ロシア国民は武装蜂起を歓迎していましたね・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする