「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

F-16戦闘機は、ウクライナ軍の戦況回復に役立つのか❓<ウクライナ紛争2024.06.04

2024-06-05 20:24:08 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

今月、予定通りならウクライナにF-16戦闘機の最初の数機が引き渡されます。
「F-16戦闘機さえあれば、戦況を挽回できる!」的な意見が多いようです。ウクライナが積極的にそう主張しているからです。
ウクライナは、何でも兵器を欲しがります。
最後には、核ミサイルを要求するでしょう。
それまでに負けていなければ・・・

F-16戦闘機は田舎空軍が欲しがる古い戦闘機です。
ヨーロッパに就役し始めたのが1980年以降です。
今、F-35への置き換えが進められており多くの国では退役したか退役予定です。
ウクライナの旧ソ連製のMiG-29戦闘機よりは新しいですが、飛びぬけて高性能と言うわけでもありません。
それでもウクライナが欲しがるのは、他に適当な戦闘機がないからです。F-16なら退役した機数が多く、手に入りやすいからです。

問題は結構あります。
まずアメリカ製の武器は維持費用が高額です。
F-16の場合1機1年で100億円の維持費がかかります。
ウクライナが最終的に予定している60機ならこれだけで6000億円必要です。
その他付随するミサイルその他の武器と装備を入れればさらに高額になると思います。
コンピュータ関係を整備する上級整備兵は数年では養成できないと思いますので、これは供与国が整備兵を送り込むしかないでしょうね❓

まだ、あります。
滑走路を整備して、防衛用のミサイルも配備しなければなりません。
何故、滑走路の整備が必要か❓

旧ソ連製の戦闘機はソ連の国土状況を考慮して土の滑走路でも離着陸できるように製造されています。
今までウクライナ軍のMiG-29戦闘機が逃げ隠れしながら何とか生き延びてこられたのは、これが理由です。
土の滑走路をたくさん作って、どこにいるか分かりにくくすることが出来ました。

F-16戦闘機は、アスファルトやコンクリで舗装された滑走路でしか使えません。土の滑走路では空気取り入れ口から土埃や石ころを吸い込んですぐ故障するからです。

アスファルトやコンクリで舗装された滑走路をそれほど沢山建設することは無理です。使用できる滑走路=空軍基地が限定されます。
すぐロシア軍に探知されます。
これまでは余り必要がなかった空軍基地用の防衛ミサイルシステムが必須の設備になります。
これも結構、費用が掛かります。

更には❓
滑走路を破壊されると着陸できません。
どこか土の滑走路に強制着陸するしかありません。
それでエンジンが無事かどうかわかりません。

さっそく、ロシア軍が挨拶状を送り付けています。
『ロシア軍がウクライナ西部の空軍基地を空爆、F-16受け入れの基地を破壊』
2024年6月2日, 11:05
https://sputniknews.jp/20240602/f-16-18539690.html

西側のメデイアは、こんな都合の悪いことを記事にしないでしょう❓
F-16戦闘機が到着する前から基地を破壊されているようでは、到着してもそう長くは無事でいられないと思います。

ウクライナで戦闘機を生き延びさせようと考えるなら、旧ソ連製の戦闘機でないと無理です。
古くても文句は言わず、MiG-29戦闘機で頑張るしかないわけです。しかしこの機種も数がほとんどなくなってきました。

結局、F-16戦闘機を大量に供与する話は戦車連合の時と同じで数をこなして巨額の税金を消費するためではないのか❓と思います。

2022年の暮れに大騒ぎした挙句に供与した西側の戦車は、今ロシア軍に見つかるとすぐ破壊されます。ロシアの戦車も同じですが、2024年の今は戦車は戦場の鉄製大型粗大ごみと化しています。

F-16戦闘機の場合は、更にひどく「一体、受け取ったとしてもどこに保管するんだろう❓」
このような素朴な疑問があります。
MiG-29戦闘機なら隠し場所が沢山あって隠せましたが、F-16戦闘機の場合は滑走路の問題があり、隠しようがないと思います。
その上、飛んでいるうちに帰還用の基地の滑走路を破壊されてしまうと着陸できなくなります。

それらを考え合わせるとポーランドかルーマニアの基地から出撃するしかありません。
しかし、これをやれば遠慮なしにロシアはポーランドかルーマニアの基地にミサイルを撃ち込むと思います。

こんな状況でF-16戦闘機がウクライナ上空で活躍できると考えるのは、本当の「バカ者!」だと思います。
来る片っ端らからロシア軍のミサイルの餌食になると思います。

こういう話で盛り上がっている!
無責任な人!いっぱい、いるでしょう!

こうして巨額の税金が(またもや)無駄に浪費されると言うわけです。

それで自動小銃の銃弾が不足している部隊があるのだそうです。大隊用の小型の砲弾やミサイルも不足しているようです。
何かが、根本的に間違っていると思いませんか❓
(ゼレ◎スキー君!大型予算の消化!ご苦労!!!助かるよ!)


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


円安の最大の害とは❓<2024.06.04

2024-06-05 20:23:26 | 日本の政治・経済・社会

燃料高騰リスクに警鐘 円安で国富流出―エネルギー白書
2024年06月04日09時15分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024060400285&g=pol

一番大きな害は、貿易収支の赤字が拡大することだと思います。
二番目は、輸入物価が高騰することです。
どの程度にひどいか❓

2020年の化石燃料の輸入金額11.3兆円
2021年33.7兆円
2023年27.3兆円
(輸入量に大きな変動はなく、・・)

輸入量に変化はなく円安が進行した分だけ輸入代金が増えています。
2020年1月の為替レートは?
月中平均 1月109.51円 5月107.32円
大体、このくらいだと思います。
この年が円高のピークで、その後長期円安傾向が続いた結果が、上記のエネルギー購入代金です。
実際には、輸入物価に全部反映されるので円安による輸入全体の赤字は、さらに大きくなります。

輸出でせっせと稼いでも円安で、その稼ぎが大きく削られる構図です。
それどころか近年は、貿易収支が赤字になっていることが多いです。
アメリカの金利上昇を考慮に入れても適正レートは130円程度と聞きました。
投機資金が更に30円、円安を進めています。
しかも投機資金の多くが国内のFX投資家です。

実需を伴わない為替取引に制限を書けない限り、この行き過ぎた円安傾向に歯止めをかけるのは無理でしょう❓

そのために輸入物価が上昇してインフレ傾向が生じています。インフレは、ほとんど円安がもたらしたものだと思います。
特段、日本経済が成長したからインフレが生じたのではないと思います。
「インフレ⇒経済成長」の誤った理論が、今の円安の原因だと思います。
誰でもわかることで反対です。
「経済成長⇒インフレ」
逆は、成立しません。


(イギリス)ウクライナ紛争を煽り立てのめり込んでいる保守党政権に対する国民の審判<2024.06.04

2024-06-05 20:22:33 | ヨーロッパ

英総選挙、野党・労働党が圧勝へ 保守党1世紀ぶりの大敗か=ユーガブ調査
By ロイター編集
2024年6月4日午前 3:50 GMT+96時間前更新
https://jp.reuters.com/economy/ENN5HIT7KJNTNIDPKOO7RG6BKY-2024-06-03/

さて、ウクライナ紛争で最も強硬に対ロ主戦論を主張し戦争の激化をリードしたのは、イギリスです。強硬ぶりは突出していました。
当時、イギリスは高インフレが進行中でイギリスの庶民は生活苦にあえいでいました。
それを放置して戦争に巨額の税金をつぎ込み国民を顧みない政治を続けてきたのが、保守党です。

何故そうしたのかを今考えてみると当時イギリス首相であったボリス・ジョンソンは、支持が低迷し首相の座が危うくなっていました。
それをウクライナ紛争を煽り立てることで国民の目を逸らそうとしたのだろうと思います。
しかし保守党内部での批判が高まり結局、辞任するしかありませんでした。
ガラガラ・ポンの結果出てきたリズ・トラスは更に不人気で、レタスと賞味期限を争う短命内閣でした。
その後、出てきたのが今のスナク内閣です。
しかし、政策は変わらずウクライナ支援・国民無視でした。

それでイギリス国民が納得するかどうか・が、今回の総選挙の焦点です。
事前の予想の通り保守党は、圧倒的な低支持率で歴史的な大敗が予想されています。

何しろ伝えられて2022年~2023年のイギリス庶民の生活苦は、酷いものでした。
イギリス政府は、その国民の生活苦を放置してウクライナ支援に血眼でした。
国民よりウクライナが大事!と言うわけです。

ロシアとイギリスは、不倶戴天の敵同士とは言え余りに異常でした。
自分の権力維持と言う部分では、ゼレンスキーとボリス・ジョンソンは似た者同士です。

そのボリス・ジョンソンは既に追放されており、スナクがその責任を問われます。

イギリスと言いウクライナと言い、指導者に恵まれなければ、その国の国民は酷い目にあいます。

どうなることか❓
(結構、愉しみにしています・・)


※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d


(アメリカ)83歳のおばあちゃんがバイソンに襲われ重傷<2024.06.05

2024-06-05 20:20:54 | 動物と植物と自然

83歳女性がバイソンに襲われ重傷 イエローストーン国立公園
2024.06.04 Tue posted at 17:45 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35219643.html

普段は、人間に危害を加えることはないそうです。
でも何かきっかけがあると襲われてしまいます。
襲うというより排除しようとするのでしょうね。
自分の縄張りに侵入されたと判断すると襲うようです。

『公園当局は、バイソンやヘラジカ、オオツノヒツジ、シカ、コヨーテなど大型の動物からは25メートル以上、クマやオオカミからは100メートル以上の距離を保つよう呼び掛けている。特にこの時期は、ヘラジカの子にうっかり近づいて親に襲われる危険性が非常に高いという。』

<ヘラジカに襲われる例もあります。>
雌のヘラジカに襲われ男性死亡、子鹿の写真撮影試み 米アラスカ州
2024.05.23 Thu posted at 18:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35219262.html
ゴルフ中の男性、ヘラジカに襲われ重傷 角が体を貫通 米コロラド州
2020.10.07 Wed posted at 12:25 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35160579.html

こんなことが起きるのは、アメリカとアフリカくらいでしょうね。
もっと、分からない事件もあります。

『人生何が起きるかわからない。美容室にいたら突如鹿が突入してくるという珍事に出くわすこともある(アメリカ)』
2019年10月13日
https://karapaia.com/archives/52283334.html

理容院にガラスをぶち破ってシカが飛び込んできました。
理由は、誰にも分かりません。
その後、何事もなかったかのように立ち去りました。
都市部ですから車に怯えたのでしょうか❓
シカに聞いてみないと事情が分かりません。
特に子連れのヘラジカには、絶対近寄らない方が無難です。


※関連記事目次
項目「動物と植物と自然」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8835f5fca1b4e3065d08a3ab556f3c0e