「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

世界的に発生したシステム障害<ウクライナ紛争2024/07/19

2024-07-19 20:12:30 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※追記

日記は私の個人的見解です。今のところ、ロシアの攻撃を裏付ける情報はありません。

「システム障害の原因は、セキュリティーソフトでマイクロソフトのウィンドウズでの更新で不具合が生じた。」と言っています。「セキュリティーの問題やサイバー攻撃ではない」と言っています。

記事
『世界的システム障害、ソフト更新が原因 欠航など多分野で影響甚大』
By ロイター編集
2024年7月19日午後 9:46 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/G4API2AGQNOKJBOE35KTE66QJ4-2024-07-19/

 

☆以下、日記本文

世界規模でシステム障害発生 航空や放送などに影響
2024年7月19日 20:12 発信地:シドニー/オーストラリア [ オーストラリア アジア・オセアニア ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3529895?cx_part=top_topstory&cx_position=2

世界的にシステム障害、米航空は運航停止 MSクラウドと関連か
By ロイター編集
2024年7月19日午後 6:50 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/markets/commodities/G4API2AGQNOKJBOE35KTE66QJ4-2024-07-19/
ロンドンとシンガポールのエネルギー取引に支障、サイバー障害で=関係筋
By ロイター編集
2024年7月19日午後 4:24 GMT+93時間前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/UPAQ7ZQZJNLHLDVG7CW22EMRGA-2024-07-19/
③マクドナルド、レジに不具合 店舗の3割が営業休止(日本)
2024年07月19日11時52分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024071900365&g=eco
④ USJ 一部レストランなどでレジが使えなくなるシステム障害(日本)
2024年7月19日 19時07分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240719/k10014516881000.html

何故、世界同時多発的に様々なコンピュータ・システム障害が起きたのか❓
「レッド・オーケストラ」と言う言葉をご存じでしょうか❓
WARNEWS247
2024 年 4 月 7 日 | 13:43
ゼネラル・ダイナミクス工場、米国でウクライナ火傷用の武器を生産―「レッド・オーケストラ」が破壊活動を拡大
(ヨーロッパでも無数のロシアによる破壊活動が行われている)
https://warnews247-gr.translate.goog/diethnh/hpa/ektakto-ergostasio-ths-general-dynamics-paragwghs-oplwn-gia-thn-oukrania-kaigetai-stis-hpa-h-rwsikh-kokkinh-orxhstra-epekteinei-tis-epixeirhseis-doliofthoras/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

ウクライナの方もロシア各地で同じ事をしています。
ヨーロッパ方面に関しては、メデイアのニュースで報道されたこともあります。
ロシアの西側に対する破壊工作は、既に行われています。
これまでは、どちらかと言うと控えめなものでした。記事の中にある図を見ると、ロシアの破壊工作を受けた国が示されています。

今回急に発生した『世界的に発生したシステム障害』は、ロシアの「レッド・オーケストラ」作戦が、一段階強化された可能性を示しています。

③のマクドナルドは世界展開していますから日本だけではありません。
しかし④のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは日本国内での営業をしています。

つまりロシアの「レッド・オーケストラ」作戦が日本にも発動された可能性があります。

ウクライナ紛争が終わらなければ、このような特にコンピュータ・システムを狙った攻撃は増えると思います。
ウクライナ支援をする以上は、日本政府はこのようなネット上の攻撃も覚悟して備えているんでしょうね❓

ロシアの「レッド・オーケストラ」作戦が更に強化されれば、もっと大きな障害が発生する可能性があります。
現代の戦争に関与すると言うことは、このようなリスクが伴います。
これまでは日本に対する攻撃は控えていたと思います。
「日本も例外ではない」
というロシアの警告と受け止めるべきです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ドニプロ川東岸クリンキーからウクライナ軍が撤退、軍事ブログの読み方<ウクライナ紛争2024/07/18

2024-07-18 20:15:21 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.07.18
ウクライナ軍兵士788人がクリンキーで行方不明、埋葬できた戦死者は262人
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/788-ukrainian-soldiers-missing-in-klynki-262-dead-buried/

過去日記にクリンキーの戦場について書いた記事がいくつかあります。詳しくは、それを読んでください。
結論を言うとゼレンスキーが考えた政治的な作戦です。
ザルジニーが「ウクライナ戦線は膠着状態にある」とイギリスのメデイアに手記を投稿し、ゼレンスキーと激しく対立しました。
このケースではザルジニーが正しいです。
ザルジニーの認識を打ち消し、ウクライナ軍が攻勢をかけているという戦況を胡麻化すための作戦です。
この当時ゼレンスキーは欧米の支援の取り付けのために奔走していました。そのためにもウクライナ軍が攻めているという見せかけが必要でした。

はっきり言ってそれ以外に何の目的もなく成功の成算もない自殺作戦です。これを始めたのは去年の11月前後だと思います。以降、このウクライナ兵を殺すしか結果の出ない作戦を延々と続けてきました。

しかし、ここにきてウクライナ軍の兵士不足はどうにもならないほど悪化しました。さすがにこんな無意味な作戦は続けられないと言うことで、やっと撤退を決めたようです。今年の1月に止めて当然です。それを今まで引きずってきました。ゼレンスキーの命令なので参謀本部は作戦を中止することが出来ませんでした。

これは次の項目にも関係します。
ゼレンスキーの作戦への口出しが、戦況を大きく悪化させた主な原因です。
ウクライナ軍が大敗北(と大損失)を被った戦闘には必ずと言っていいほどゼレンスキーの無茶な命令があります。
大きな戦闘を上げると、ソレダル防衛、バフムト市街防衛、アウデイーイウカ市街防衛などです。
ハルキウ北部防衛とロシア軍攻撃もその一つです。

ゼレンスキーが撤退を禁止し、無理な攻撃を命令するからウクライナ軍は、作戦計画を立てることが出来ません。
軍事のド素人のゼレンスキーが自分の思い付きで命令を出すのですから計画性も軍事的合理性もありません。
結局、全部命令を守るから全部失敗するという構図が出来上がってしまいました。

そうなるとその失敗を糊塗する必要が出てきます。
ゼレンスキーはウクライナ軍に責任を転嫁します。
将軍が無能だから、指揮官が無能だから兵士の士気が足りないから負けたという言い訳です。
このトカゲの尻尾きりで追放された将軍や旅団長クラスの指揮官は、相当な数に上ります。
そもそも幹部人材に乏しいウクライナ軍でこんなことをやっていれば、有能なあるいは経験豊富な幹部はいなくなります。
その結果、ゼレンスキーお気に入りの無能な幹部が増殖していくという構図があります。

ゼレンスキーを大統領の座から追放しない限り、ウクライナ軍がまともな軍隊として機能することはないと思います。
その上でこの戦争をどう戦うのか、あるいは停戦交渉を始めるのか決めなくては、なりません。
今のままでは、無能と言うより有害なゼレンスキーの政治的な立場のためにウクライナ軍の兵士は無駄に死に続け国土の破壊は続きロシア軍に領土を削られ続けると思います。
ゼレンスキーには、ウクライナの未来をどうする、国民をどうする・などと言う考えは一切ありません。
自分と自分にぶら下がっているグループの「権力の維持=利権構造の維持」があるだけです。
だからウクライナ兵が、どれだけ死のうと気にしないのです。すでにゼレンスキーは独裁者になりました。私利私欲にまみれた一番タチの悪い独裁者です。

(2)軍事ブログの読み方
あらかじめお断りしますが航空万能論を批判しているのではありません。ウクライナの戦況を知るには非常に役に立つブログです。ウクライナ寄りの立場に立ちつつ中立的な視点から記事を書いています。
軍事情報としては、非常に役に立ちます。
ただ管理人自身が言っているように政治的なことには疎いです。だから正義感から書いた記事が、結果としてプロパガンダになる部分が出てきます。
これはやむを得ないことで、その部分は情報の受け手が解釈を変えて受け取るべきだと思います。

2024.07.18
①ウクライナ軍がチャシブ・ヤール、トレツク、ニューヨークで失敗した原因
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/why-the-ukrainian-military-failed-in-chasib-yar-toletsk-and-new-york/

この記事で引用されている「ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏」は度々管理人が引用しています。
それはそれで役に立つ部分があります。
ウクライナ軍がなぜ失敗したかを指摘しているからです。

ところがこの「ブトゥソフ氏」は、ウクライナ軍に関しては細かく批判します。
しかし、ゼレンスキーやウクライナ政府、あるいは過激民族主義者を批判することは、一切ありません。
つまりウクライナ軍を批判するための政府の代弁者の一面も強く持っています。
違う言葉で言うと政治(ゼレンスキー)の失敗を軍に押し付ける役割を果たしています。

2024.07.6
②ウクライナ軍が繰り返す失敗、兵士不足、不適切な指揮、陣地の欠如、攻勢準備の察知
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-militarys-repeated-mistakes-lack-of-troops-inadequate-command-lack-of-positions-offensive-preparations/
2024.07.5
③トレツク方面で戦うウクライナ人、司令部が自殺行為同然の任務を要求すると批判
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainians-fighting-on-the-tretsk-front-criticize-command-for-asking-them-to-carry-out-suicidal-missions/
2024.06.27
④アゾフ旅団、解任されたソドル中将をマリウポリ防衛まで遡って失態を非難
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/azov-brigade-blames-dismissed-lt-gen-sodor-for-failures-dating-back-to-defense-of-mariupol/
アゾフ旅団
著名なウクライナ人活動家のセルヒー・ステルネンコ氏
国防委員会のベズフラ副委員長

大体、この辺りが出てくると政府の失敗を軍に押し付けるために軍批判をして、時には将軍の解雇を要求しています。

実際には、ゼレンスキーが陣地や領土の死守を命令します。現場では、兵士不足・兵器不足・砲弾不足・兵士の疲労困憊などにより命令遂行が困難になります。
その限界を超えた部隊が大きく突破を許しています。
戦いようがない状態です。

それを放置してゼレンスキー命令(ほぼ不可能な命令)を連発して、ウクライナ軍は各個撃破の形で負けています。
負ける原因はゼレンスキーの実行不可能な命令であり国防省が必要な武器弾薬を前線に送り届けないからです。

このような状況を見る限り、ウクライナ軍参謀本部にも現地の指揮官や兵士たちに問題があるようには見えません。もう戦うのが無理(限界を超えている)な現地部隊に無理な命令を出すことが、ウクライナ軍が負け続ける原因です。
誰が指揮しようとどの部隊が戦おうと大差ないと思います。

こういった状況を糊塗し、ゼレンスキー初め政府幹部の責任を回避するために軍をスケープゴートに仕立て上げて、その都度幹部の首を切っています。

首を切るべきは、ゼレンスキーでありゼレンスキー一派です。ここら辺を追放しない限り、もうウクライナはどうにもならないと思います。
①~④は、ゼレンスキーの責任を軍に押し付けるために書かれた記事です。

この辺りの微妙なウクライナ国内の権力闘争を読み取ってほしいと思います。そうすれば、マスコミが伝えるのとは全然違うウクライナ国内の政治が分かると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


酷暑のウクライナとアウデイーイウカ戦線<2024/07/17

2024-07-17 20:05:31 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024年07月17日12:44
ウクライナで猛暑 人員による地上作戦は少な目
https://hara.livedoor.biz/archives/52340261.html

ウクライナは、猛暑なのだそうです。
①夜間の気温は20~25℃。日中は猛暑が35~39度、オデッサ、ニコラエフ、ヘルソン州では場所によっては猛暑の40~41度。
②カルパティア山脈と国東部では夜間は17~22度、日中は30~34度。
③キエフ州では夜間の気温が20~25度、日中は猛暑が35~39度。

最近、戦闘が静かだと思ったら猛暑で戦闘不能になっているようです。特にロシア軍の兵士は、こたえるでしょうね。
東部戦線は、②です。
一番暑い①の南部方面は、ほぼ戦場はありません。
それにしても暑すぎますね。

アウデイーイウカ戦線
2024.07.15
侵攻872日、ロシア軍がトレツク方面とアウディーイウカ方面で前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-872nd-day-of-the-invasion-russian-troops-advance-in-the-areas-of-tretsk-and-audiivka/

前回とほぼ同じ状況です。
ロシア軍によるノヴォセリフカ・ペルシャ市街地への圧迫が強まり、市街地の多くが戦闘地域に入りました。
やがて南西方向のメジョフに退却するしかないと思います。
メジョフの西で川を渡れなければ、大きな貯水池の北岸に追い込まれます。
こうなれば全滅か降伏しかありません。
二つの貯水池の東は、ロシア軍が全域を制圧する事になると思います。

ノヴォセリフカ・ペルシャ方面が大体、片が付いたので北の方でロシア軍が進撃し始めました。
現在ロシア軍が制圧しているノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaの西に3つのウクライナ軍の拠点があります。
ヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaとテイモフイカとロズヴァツケです。一番近いロズヴァツケを攻撃し始めました。
ロズヴァツケからテイモフイカと攻略して、側面からの反撃を防いでから、一番北のヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenka攻撃に向かうのだろうと思います。
その北西方向の先が、物流の大動脈の幹線道路T-0504です。ここまで制圧されると北部ドネツクのウクライナ軍の補給は、一気に苦しくなります。

現在、ロシア軍が戦端を開いたトレツク~ニューヨーク方面は、補給が難しくなると思います。
(現在、既に補給量は減っていると思います)

夏の盛りは、やや戦闘は下火になると思いますが、気温が下がればロシア軍が進撃を開始すると思います。

アウデイーイウカのロシア軍が、どちらを目指すのかと思っていましたが、コンスタンチノフカКостянтинівка方面は、トレツク・ニューヨーク方面から北上して進撃する気配なので、アウデイーイウカ西のロシア軍の進撃方向は西のポクロウシクPokrovskのようです。

ポクロウシクPokrovsk方面では、ウクライナ軍も防衛準備をして迎撃すると思います。冬ごろ~年明けには、この方面で激戦が起こるでしょう。
ドネツク州の命運をかけた大戦闘です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナ紛争でセッセと稼ぐ欧米の武器メーカー(チェコ)<2024.07.17

2024-07-17 20:01:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナに弾薬工場建設へ、チェコ企業と=シュミハリ首相
By ロイター編集
2024年7月17日午前 1:40 GMT+912時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/7STK3UEY55ICRBBYNA3SSS2LSQ-2024-07-16/

チェコは、東ヨーロッパの伝統ある武器製造国です。
昔からです。
ブルーノZB26軽機関銃
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8EZB26%E8%BB%BD%E6%A9%9F%E9%96%A2%E9%8A%83
日中戦争では、日本陸軍は大いにブルーノZB26軽機関銃に苦戦を強いられました。

他にもドイツのラインメタルやイギリスのBAE システムズなどが、既に進出しています。トルコのドローンメーカーも合弁企業を作りました。
チェコの国内の武器メーカーは、業務繁多で困るほど儲けまくっています。更に、荒稼ぎしようという魂胆です。

ウクライナ紛争が、終わらないわけが分かるでしょう❓
欧米の武器メーカーが、ウクライナ特需で沸き返っているからです。
どの国の軍需産業も政府に対して大きな影響力があります。この際、トコトン儲けようと言うことです。
戦争が終わっては、困りますね❓

だから、戦争を始めてはダメだと言うことです。
戦争特需に有象無象が群がって金儲けをします。
ウクライナ支援に投じられた武器の銀額は気が遠くなるほどの巨額です。その多くは、欧米の武器メーカーの売り上げになります。

「世界の民主主義を守るための戦争だ!」
(本当は❓西側の武器メーカーを守るための戦争だ!)

更に大きな利権もあります。
ウクライナに眠る地下資源や天然ガスなどです。
あわよくば、ロシアを潰してロシアの方にも手を出したいでしょう。最初は、ロシアの方が狙いだったと思います。
ロシアが潰れそうもないので、ウクライナ国内に規模縮小です。
ウクライナが負けると、これすら危うくなるので何とかウクライナの分だけでも確保したいと言うことでしょう。

聞くと嫌になり戦争利権と資源やエネルギー利権の話です。しかし、これは戦争を継続する最大の動機です。

「世界の民主主義を守るための戦争だ!」
(本当は❓西側の武器メーカーを守るための戦争だ!)

素晴らしい言葉ですね❓
いい加減に気が付いてほしいと思います。
日本政府の取り分なんか無いですよ❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナの戦時国債の行方<ウクライナ紛争2024.07.15

2024-07-16 22:49:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

国債増発、4兆円突破 「愛国心」あおり戦費調達―ウクライナ
2024年07月15日07時04分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024071400318&g=int

『ウクライナの国家予算は、歳入の2倍でそのほぼ全額が国防関連支出に充てられる見通しだ。』とのことです。
『公務員給与や社会保障費の多くは、国際機関や2国間の融資や援助金に依存する。』

今現在でも欧米からの資金援助が止まると、即財政破綻です。(日本も結構貸し付けています)
資金援助と言っても貸し付けが多いと思います。
武器援助もローン形式になっている部分があると思います。
既に財政は火の車で、既存の外国人投資家に販売した国債は返済期限が来ていて、現在繰り延べの交渉中です。かなりの金額の棒引きを要請中で、国債保有者が折り合わなければ、デフォルトです。

今のウクライナ国債を引き受ける外国人投資は、いないでしょう。既存の借り入れ分すら返済が危ない状況です。

しかし金が足りないので、今度は国民に国債を販売しています。
『26年1月償還の国債利回りは15.35~15.75%となっている。』
もちろん金利は大盤振る舞いです。
ウクライナ国民には、それを誤解している人もいるようです。
『購入を検討している西部リビウ出身のアニ・サーキアンさん(21)は、安全な投資が簡単にできる点が魅力だと強調。「戦争を早く終わらせて市民の苦しみを減らすことに貢献できる」と話す。』

最近、余りにも太平洋戦争中の日本と今のウクライナが酷似していて、悲しくなります。
国民をボロ雑巾のように勝ち目のない戦場に送り込んで殺すのも同じ。
国民から「戦時国債」の名目で金を集めるのも同じ。

既に実質的に財政破綻状態にありますから、戦争が終われば借金の踏み倒しを始めると思います。
真っ先に踏み倒すのが、国民の持つ戦時国債です。

外国からの政府経由の借り入れ分には、担保を提供していると思います。ウクライナ国内にある目ぼしいものは、借金のかたに差し押さえ状態になるでしょうね。

戦争に勝つ負ける以前の話で、返済の当てもなく金を借りまくれば、どうなるかはウクライナ政府は、全く気にしていないと思います。
「今月が乗り切れればいい」
完全、その日暮らしだと思います。

そもそも独立以来、ウクライナ人がまともに政府運営が出来たことは、ありません。
金が足りなくなればロシアから引っぱるか、EUから引っぱるか・を繰り返してきました。
「金は足りなくなれば誰かがウクライナにくれるのが当然だ」と思い込んでいる節があります。
政府だけでなく国民もそう考えているようです。
だから、いくら借金をしようと怖くないと言うことのようです。

まあ❓
戦争が終わった後、ウクライナがどうなるかは既に決まっています。
財政破綻した負け犬国家には、支援はなくなると思います。国土再建に資金を提供する国もないだろうと思います。
ロシアすら西ウクライナは。放置して手を出さないと思います。

ウクライナと言う破壊された土地と貧困に苦しむウクライナ人が残るのかもしれません。

どうなるのかは、余りにも度が外れすぎていて予測できません。良い未来が無いのは確かです。
食いっぱぐれたウクライナ難民数千万人がヨーロッパに流れ込むのだろうと思います。これだけウクライナ人を戦争で便利使いして殺していますから、それくらいはヨーロッパが面倒を見るべきでしょうね❓
(アメリカは惨く大西洋で阻止すると思います)


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


(2022年)ロシアは何故ウクライナに軍事侵攻したのか~その2<2024.07.14

2024-07-14 20:03:33 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(2022年)ロシアは何故ウクライナに軍事侵攻したのか~その1<2024.07.13
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f34aff96824269a9715ae1fd209daed9

結論を、ごく大雑把にザックリ書くと大統領選挙のためのバイデンさんとゼレンスキーの支持率回復が大きな目的です。そのためにロシアとの軍事対立を激化させロシアの軍事介入を引き寄せたと言えます。このような事をアメリカとウクライナがやらなければロシアの軍事侵攻もなかったと思います。

全部書くと論文みたいな分量になることに気が付き簡単に結論だけ書きます。

(1)まず、アメリカ(バイデンさん)の国内事情
これは、大失敗に終わった米軍のアフガン撤退が大きく影響しています。
『バイデン米政権のアフガニスタン撤退に批判が噴出、大統領は撤退判断を堅持』
2021年08月17日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/09cd00228d8e7698.html

誰もが、この撤退作戦をみじめな失敗ととらえています。しかもNATOの同盟国との事前の打ち合わせもなく、敗走に近い撤退になりました。同盟国の方も逃げ出しただけで、撤退開始後は何もできませんでした。
撤退が決定すると同時にアフガンの傀儡政権の政府軍が次々にタリバンに寝返り、タリバンに保護されて何とかアメリカとNATOの関係国は、撤退することが出来ました。
タリバンが撤退するなら攻撃しないという約束を守ったから撤退できましたが、タリバンが追撃すれば目も当てられないような大きな被害が出たと思います。最後は、撤退するNATO諸国の軍と市民をタリバンが保護しているような有様でした。
こんな様な状況でアメリカとNATOの撤退は、何とか無事に完了しました。

当然、バイデンさんは国内外から大きな批判を浴びます。
ヨーロッパのNATO諸国は、アメリカに対する信頼をなくしました。

これが2021年の8月30日の話です。
そのままでは、2024年の大統領選はボロ負けでしょう。
そこで支持率回復のために大きな勲章が必要でした。
そういった事情もありバイデンさんは、ロシアとの対決姿勢を強めていました。

NATOの多国籍軍事演習「シーブリーズ」
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3275173-zerenshiki-da-tong-ling-hai-junno-riniodesa-zhouno-duo-guo-ji-jun-shi-yan-xiwo-shi-cha.html
史上最大の軍事演習です。
ウクライナの方に目を逸らしたかったのでしょうね。
この後、一気に過激になります。

支持率と信頼回復のためにバイデンさんが選んだのは、ロシアとのチキン・レースです。
ロシアが屈服すれば、バイデンさんのお手柄。
ロシアが屈服せずゴタゴタが起きても、最終的にロシアを潰せば、やっぱりバイデンさんのお手柄。
その後、ウクライナへの武器支援を強化してゼレンスキーを煽ります。

(2)ゼレンスキーの事情。
大統領当選後は、急激に支持率が低下して低支持率にあえいでいました。政治のド素人のゼレンスキーですから、やることなすこと失敗で選挙公約は一向に実現しません。
何よりゼレンスキーを支持したのは、ウクライナ東部と南部の国民です。
つまり、ゼレンスキーを支持した多くのウクライナ国民が望んでいたのは、東部独立派との内戦の終結です。それも選挙公約の一つでした。
そんなことをバックにいる新興財閥や過激民族右翼が許すはずがありません。

2023年ウクライナ大統領選での再選のためには支持率の回復が必要です。
そこでゼレンスキーが選択したのは、東部独立派を軍事力で叩きのめすことです。
ここでバイデンさんの考えと一致しました。

『ロシアとの緊張を高めたウクライナ大統領の危険な「挑発」行為』
2022.2.16
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00216/021500024/
『ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)
『2021年10月26日、ウクライナ軍はドローン爆撃を実施した』

ミンスク2合意を破棄して、禁止されているドローン攻撃をしてしまえば、もう後戻りできません。
これでロシアが軍事介入しないとゼレンスキーが考えていたのなら、馬鹿としか言いようがありません。

東部独立派への軍事攻撃強化はロシアのレッドラインを超えてしまいました。
もうこの時点でロシアは「ウクライナ軍事侵攻やむなし」の決断をしたと思います。

その後、ロシア軍の国境への集結が始まりました。
かなり集結した12月にロシアは、アメリカに最終通告を伝えます。
アメリカとロシアの交渉が行われましたが、アメリカはロシアの要求を全部拒否しました。
その時、アメリカは不思議なことを宣言しました。
「アメリカ兵は一切ウクライナに派兵しない」

ロシアの要求は全部拒否する、アメリカ軍は介入しない。
意味が分かりませんね❓
「お好きに、ど~ぞ(軍事侵攻してください)」
と言うわけです。

ロシア軍の集結は続き1月には、いつでも軍事侵攻を開始できる体制が整いました。

それでもアメリカはロシアとの交渉で妥協しませんでした。「お好きに、ど~ぞ(軍事侵攻してください)」継続です。

ここに至って、ゼレンスキーは震えあがりロシアと妥協しようとします。ロシアはアメリカとの交渉と約束が必要なのでありゼレンスキーと交渉する気はありません。
ゼレンスキーは、交渉の成立が可能だと考えていたようです。
アメリカとの交渉決裂の段階でロシアの軍事侵攻は決定されていたと思います。

年が明けてからもヨーロッパ諸国は、「ロシアが軍事侵攻するはずがない」とゆるく考えていたようです。
アメリカは、ロシアの軍事侵攻を予測していました。
当然です。ロシアに軍事侵攻に踏み切らせようとしているのですから。

ロシアが軍事侵攻を遅らせたのは、北京五輪が終わるまで待つためでした。中国のメンツに配慮した結果です。

いざ、その時が来て震えあがったゼレンスキーは、本当のバカ者だと思います。多分、アメリカに騙されていたんでしょうね❓
「大丈夫、ゼレンちゃん!プーチンはそんな度胸なんてないから!思いっきりやりなさい!アメリカが付いてるよ!」
なんて騙されて東部独立派への軍事攻撃を激化させたのだろうと思います。
ゼレンスキーは政治のド素人ですから、それが何を引き起こすかなど理解できなかったのだろうと思います。

(3)大体、このような経緯でロシアは最終的にウクライナ軍事侵攻に踏み切りました。
これを全部書くと物凄く長い論文になります。
それを書く気力はありませんので、あとは皆さんがご自分で勉強してください。
こんな馬鹿らしいことで2年以上も続くウクライナ紛争が始まってしまいました。
この経緯を知るならば、誰が1番の悪者か分かると思います。
それをプロパガンダとフェイクニュースで胡麻化しています。

※同じですが、もう一度関連資料や記事
(おすすめ記事)
なぜアメリカは「ロシアがウクライナを侵攻してくれないと困る」のか
2022/2/20(日) 22:15 遠藤誉
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2f918ae45a8bb466afd08a36dff0bf0b41f82246

焦点:アフガン撤退決断したバイデン米大統領、不信感が背景
By Reuters
2021年7月13日午後 5:58 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2EI0F4/
アフガン撤退は「完全降伏」、トランプ氏がバイデン氏糾弾
By Reuters
2021年8月23日午前 9:39 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2FO017/
バイデン氏、米軍撤退は正しいと主張 国民に向け演説
2021年9月1日
https://www.bbc.com/japanese/58405059
バイデン米政権のアフガニスタン撤退に批判が噴出、大統領は撤退判断を堅持
2021年08月17日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/09cd00228d8e7698.html
焦点:米国最長の戦争「敗北」で幕、失策を重ねたアフガン20年
By Reuters
2021年8月17日午後 7:00 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/20-idUSKBN2FI0FE/
「アフガン撤退」に20年、米国が介入失敗を繰り返す理由
2021.7.15 4:10
https://diamond.jp/articles/-/276782

アフガン“敗戦”が影、ウクライナ問題で強気になれない米国の事情
2022.2.23
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00309/022100008/

プーチン大統領はなぜ強硬策に踏み切ったのか ウクライナ情勢 米軍のアフガン撤退が影響との指摘も
2022年1月28日 19時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/156964

20年間で戦費1100兆円、米兵7000人犠牲…「信じられないほどお粗末」専門家が酷評 米軍のアフガン撤退1年
2022年8月30日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/198795
欧米の腐敗が招いた対アフガニスタン政策の失敗、真摯な反省と関与継続を
2023年03月23日(木)11時50分
https://www.newsweekjapan.jp/watase/2023/03/post-39.php

ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)
『2021年10月26日、ウクライナ軍はドローン爆撃を実施した』

<分かりやすい簡単な説明>
ロシア・ウクライナ戦争 「そもそも原因は何だったのか?」について 6352
2024年3月27日 公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)
https://www.komei.or.jp/km/gyota/2024/03/27/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

ロシアとの緊張を高めたウクライナ大統領の危険な「挑発」行為
2022.2.16
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00216/021500024/
『ロシアと西側諸国の対立がいかに無意味なボタンの掛け違いによるものかが分かる。そもそも
今回、西側諸国とロシアとの緊張が高まった発端は、2019年にウクライナ大統領に選出された
ゼレンスキー氏が、ミンスク合意を反故(ほご)にしようとしたことだといわれている。』

いまさら聞けない、ウクライナ国境にロシア軍を大集結させる「プーチンの本当の狙い」
2021.12.14
https://gendai.media/articles/-/90333?page=4

2024-07-13
2021年、NATOの多国籍軍事演習「シーブリーズ」>関連記事
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2024/07/13/075425


2021年春のウクライナ情勢
https://www.nids.mod.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary165.pdf
ロシアとウクライナが軍事演習、緊張高まる
By Reuters
2021年11月25日午前 9:12 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/markets/japan/-idUSL4N2SF487/
ロシア黒海艦隊が戦闘演習、米軍は艦船を黒海に移動 緊張高まる
By Reuters
2021年4月28日午前 7:59 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-idJPKBN2CE2HM/
シーフリーズ
NATOの多国籍軍事演習「シーブリーズ」
https://vovworld.vn/ja-JP/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%8B%E9%BB%92%E6%B5%B7%E3%81%A6%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E7%B1%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8B%E6%92%AE%E5%BD%B1-1000376.vov
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3275173-zerenshiki-da-tong-ling-hai-junno-riniodesa-zhouno-duo-guo-ji-jun-shi-yan-xiwo-shi-cha.html
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3276064-duo-guo-ji-jun-shi-yan-xi-shiburizuluhaide-ji-xu.html
2021.03.18
日本、ウクライナ主催の多国籍軍事演習に参加する意向を表明、特殊部隊交流も検討
https://grandfleet.info/japan-related/japan-announces-intention-to-participate-in-multinational-military-exercises-sponsored-by-ukraine/
ロシア、米ウクライナなどの黒海軍事訓練を監視
By Reuters
June 29, 20214:42 AM GMT+9Updated 3 years ago
https://www.reuters.com/article/idUSKCN2E42AR/
ロシア軍が黒海で演習 その様子を米ジャーナリストが撮影
2021年7月3日, 21:51 (更新: 2022年5月4日, 22:39)
https://sputniknews.jp/20210703/8512584.html

これは、ごく一部です。
この内容を、ごく大雑把に書いていこうと思います。
非常に分かりやすく簡単にまとめてある記事。

『ロシア・ウクライナ戦争 「そもそも原因は何だったのか?」について 6352』
2024年3月27日 公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)
https://www.komei.or.jp/km/gyota/2024/03/27/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


(2022年)ロシアは何故ウクライナに軍事侵攻したのか~その1<2024.07.13

2024-07-13 11:06:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(2022年)ロシアは何故ウクライナに軍事侵攻したのか❓
プロパガンダとフェイクニュースは、その後溢れ返りました。
しかし、その中に納得できる説明があるか・と言うとないですね。今、考えてみるとです。その内容。
『ウクライナ⇒侵略の被害者⇒ウクライナ支持・支援』
『ロシア⇒侵略者⇒極悪⇒撲滅』

では、何故ロシアはこのような暴挙を敢えて実行したのか❓
世界が見守る中でこれだけの暴挙を犯すには、強い理由があるはずです。
歴史・背景・経緯・動機または理由です。
これを隠すためにプロパガンダとフェイクニュースを一気に氾濫させ拡散したわけです。
だからロシアのウクライナ侵攻に関するプロパガンダとフェイクニュースは、ほぼ「嘘話」です。
どうしてそうする❓
ウクライナ紛争の起きた「歴史・背景・経緯・動機または理由」が出てきてしまうとウクライナとNATOにとって非常に都合が悪いからです。

これは、実際には2014年ウクライナ・クーデター後から継続されています。
暴力クーデターを「革命」と言葉をすり替えて、さも正しいように誤魔化そうとしてきました。
西側で主張されるのは、「誤魔化し」の方です。
暴力クーデターは非合法な手段であり、本来是認されません。暴力クーデターを起こしたのはアメリカに後援された西ウクライナの(過激)民族主義者や極勢力です。新興財閥もこれを支援しているでしょうね❓
クーデター後、大統領になったペトロ・ポロシェンコは新興財閥の一員です。
ペトロ・ポロシェンコ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3
ウォロディミル・ゼレンスキーの後援者は、ウクライナ有数の大富豪イーホル・コロモイスキーです。

ウォロディミル・ゼレンスキー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

ウクライナの富豪、詐欺や資金洗浄の疑いで勾留 ゼレンスキー氏の元後援者
2023年9月3日
https://www.bbc.com/japanese/66693600

尊厳の革命(2024年クーデター)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%8E%B3%E3%81%AE%E9%9D%A9%E5%91%BD

まず出てくるのは、ウクライナの2014年クーデターです。
これだって非常に不都合な部分があります。
<ロシア側の主張>
CIAが西ウクライナの過激民族主義者や極右、ネオナチなどをポーランドに集めてCIAの基地で訓練してウクライナに送り込み、暴力クーデターを実行させた。

以上は、スプートニクに記事があります。
これをロシアのフェイクニュースとして黙殺するのが、西側の態度です。

これが事実であるかどうかは、不明です。
しかし、2014年クーデターですら西側とロシア側では正反対の見解があります。

西側は、革命であり合法的だと言っています。
ロシアは、武力クーデターであり違法だと言っています。

見事に違うでしょう❓

更にその遠因もあります。
アメリカのNATO東方拡大政策です。
簡単に言うとNATOを東に出来るだけ拡大する・と言うことです。拡大していくと当然、NATOとロシア国境が接触することになります。
当然、NATO側に表に出さない目的があるはずです。
その目的を実行するためには、NATOの国境線をロシア国境に持っていき(東に拡大)、そしてロシアに手を出させることが望ましいわけです。

『先に手を出したのはロシアだ!』

このような流れが最終的にロシアの2022年ウクライナ軍事侵攻を引き起こしました。

長すぎるので、いくつかに分けて書きます。今日は、ここまで。

<資料ニュース・記事>
(おすすめ記事)
なぜアメリカは「ロシアがウクライナを侵攻してくれないと困る」のか
2022/2/20(日) 22:15 遠藤誉
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2f918ae45a8bb466afd08a36dff0bf0b41f82246

焦点:アフガン撤退決断したバイデン米大統領、不信感が背景
By Reuters
2021年7月13日午後 5:58 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2EI0F4/
アフガン撤退は「完全降伏」、トランプ氏がバイデン氏糾弾
By Reuters
2021年8月23日午前 9:39 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/-idUSKBN2FO017/
バイデン氏、米軍撤退は正しいと主張 国民に向け演説
2021年9月1日
https://www.bbc.com/japanese/58405059
バイデン米政権のアフガニスタン撤退に批判が噴出、大統領は撤退判断を堅持
2021年08月17日
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/09cd00228d8e7698.html
焦点:米国最長の戦争「敗北」で幕、失策を重ねたアフガン20年
By Reuters
2021年8月17日午後 7:00 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/world/20-idUSKBN2FI0FE/
「アフガン撤退」に20年、米国が介入失敗を繰り返す理由
2021.7.15 4:10
https://diamond.jp/articles/-/276782

アフガン“敗戦”が影、ウクライナ問題で強気になれない米国の事情
2022.2.23
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00309/022100008/

プーチン大統領はなぜ強硬策に踏み切ったのか ウクライナ情勢 米軍のアフガン撤退が影響との指摘も
2022年1月28日 19時20分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/156964

20年間で戦費1100兆円、米兵7000人犠牲…「信じられないほどお粗末」専門家が酷評 米軍のアフガン撤退1年
2022年8月30日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/198795
欧米の腐敗が招いた対アフガニスタン政策の失敗、真摯な反省と関与継続を
2023年03月23日(木)11時50分
https://www.newsweekjapan.jp/watase/2023/03/post-39.php

ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2021%E5%B9%B4-2022%E5%B9%B4)
『2021年10月26日、ウクライナ軍はドローン爆撃を実施した』

<分かりやすい簡単な説明>
ロシア・ウクライナ戦争 「そもそも原因は何だったのか?」について 6352
2024年3月27日 公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)
https://www.komei.or.jp/km/gyota/2024/03/27/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

ロシアとの緊張を高めたウクライナ大統領の危険な「挑発」行為
2022.2.16
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00216/021500024/
『ロシアと西側諸国の対立がいかに無意味なボタンの掛け違いによるものかが分かる。そもそも
今回、西側諸国とロシアとの緊張が高まった発端は、2019年にウクライナ大統領に選出された
ゼレンスキー氏が、ミンスク合意を反故(ほご)にしようとしたことだといわれている。』

いまさら聞けない、ウクライナ国境にロシア軍を大集結させる「プーチンの本当の狙い」
2021.12.14
https://gendai.media/articles/-/90333?page=4

2024-07-13
2021年、NATOの多国籍軍事演習「シーブリーズ」>関連記事
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2024/07/13/075425


2021年春のウクライナ情勢
https://www.nids.mod.go.jp/publication/commentary/pdf/commentary165.pdf
ロシアとウクライナが軍事演習、緊張高まる
By Reuters
2021年11月25日午前 9:12 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/markets/japan/-idUSL4N2SF487/
ロシア黒海艦隊が戦闘演習、米軍は艦船を黒海に移動 緊張高まる
By Reuters
2021年4月28日午前 7:59 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-idJPKBN2CE2HM/
シーフリーズ
NATOの多国籍軍事演習「シーブリーズ」
https://vovworld.vn/ja-JP/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%BB%8D%E3%81%8B%E9%BB%92%E6%B5%B7%E3%81%A6%E6%BC%94%E7%BF%92%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90%E3%82%92%E7%B1%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%8B%E6%92%AE%E5%BD%B1-1000376.vov
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3275173-zerenshiki-da-tong-ling-hai-junno-riniodesa-zhouno-duo-guo-ji-jun-shi-yan-xiwo-shi-cha.html
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3276064-duo-guo-ji-jun-shi-yan-xi-shiburizuluhaide-ji-xu.html
2021.03.18
日本、ウクライナ主催の多国籍軍事演習に参加する意向を表明、特殊部隊交流も検討
https://grandfleet.info/japan-related/japan-announces-intention-to-participate-in-multinational-military-exercises-sponsored-by-ukraine/
ロシア、米ウクライナなどの黒海軍事訓練を監視
By Reuters
June 29, 20214:42 AM GMT+9Updated 3 years ago
https://www.reuters.com/article/idUSKCN2E42AR/
ロシア軍が黒海で演習 その様子を米ジャーナリストが撮影
2021年7月3日, 21:51 (更新: 2022年5月4日, 22:39)
https://sputniknews.jp/20210703/8512584.html

これは、ごく一部です。
この内容を、ごく大雑把に書いていこうと思います。
非常に分かりやすく簡単にまとめてある記事。

『ロシア・ウクライナ戦争 「そもそも原因は何だったのか?」について 6352』
2024年3月27日 公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)
https://www.komei.or.jp/km/gyota/2024/03/27/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%9B%A0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ハルキウ北部戦線ボルチャンスクの戦い、ウクライナ軍がやや進撃<ウクライナ紛争2024.07.12

2024-07-12 19:46:46 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.07.11
①ウクライナ軍はハルキウ方面で反撃、ロシア軍はドネツク方面で前進
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-counterattack-in-kharkiv-area-russian-forces-advance-towards-donetsk/

略図2枚目の青の部分が、ウクライナ軍が押し戻した地域です。
コメント欄を見ると色々コメントが並んでいて面白いです。正しく認識している人もいます。

そもそもハルキウ北部にロシア軍が新たに戦線を形成した目的は何か❓
ロシア側の情報かく乱が、かなり行われロシア軍の目的をごまかされそうになります。
まず最初にプーチン氏がベルゴロド州の越境攻撃を防ぐための緩衝地帯の確保が目的で、ハルキウ市街を攻める予定はない・と何故か早々にコメントしました。

その次に軍事ブロガーが「ロシア軍の目標はリプシLyptsiとボルチャンスクВовчанськの占領だ」と態々目標を示しました。実際に攻撃は、その通りに行われました。

次にロシア軍はそれほど大きな部隊ではなく5個大隊程度の軽装備の部隊が侵入しているという情報が、広範囲に流れました。

そして陣地や塹壕建設の手抜き(汚職による)が、大々的に報告されました。
そのうえ一気にかなり広範囲の地域をロシア軍が制圧しました。

ウクライナ国内では、政府と軍に対する大きな批判が起こりました。
こうなってしまうとウクライナ大統領府(ゼレンスキー)は言い訳しなくては、なりません。
増援部隊の派遣とロシア軍のハルキウ州からの撃退を宣言しました。
こうなってしまうとウクライナ軍はハルキウ州北部戦線に増援部隊を送り込み、何が何でもロシア軍を撃退しなくては、ならない羽目になりました。

大体、分かるでしょう❓
ゼレンスキーがブチ切れて増援部隊を大挙送り込みロシア軍を攻撃させるのが、本当の目的です。
ウクライナ軍は、これも数字の出所が不明ですが50個大隊ともいわれるかなり多い部隊を派遣して攻撃を開始しました。
ロシア軍は予定通りウクライナ軍の大軍を引き付けて持久戦に持ち込みます。
これが、大体5月24日ごろです。その時の戦況略図。
2024.05.24
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-hold-central-position-in-north-bolchansk-additional-reinforcements-may-arrive-soon/

この時もロシア軍は、ボルチャンスク北市内を支配しています。このロシア軍に対してウクライナ軍は、もう1か月半くらい攻撃を続けています。
もう1か月半くらい攻撃して、やっとロシア軍を押し戻したのが①の記事の略図です。
たった、これだけ❓というほんの少しのエリアです。

リプシの方は、下記の記事に略図があります。今も大体この程度だと思います。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-847th-day-of-the-invasion-russian-forces-retreated-in-the-areas-of-lipsi-and-bolchansk-in-the-kharkiv-region/
ほぼリプシの北にあるライボケHlybokeの防衛ラインで反撃を止められています。

つまりこれがロシア軍の目的です。
この戦場はウクライナ軍の強力な方の部隊を多く引き寄せて攻撃させることです。消耗戦に持ち込んでこの戦場のウクライナ軍部隊を他の戦場に戻さないことが最大の目的です。
増援部隊は、全部激戦の続いているドネツク戦線から引き抜かれています。
その分、ドネツク戦線のウクライナ軍は弱体化しますからロシア軍は、この間にアウデイーイウカ戦線や他の戦場で進撃しています。最近、ゴルロフカ~トレツク戦線を新たに設けました。ここでもロシア軍の進撃が快調です。

要は、ロシア軍の目的は他の戦線でロシア軍が進撃しやすいように他の戦線からハルキウ州北部戦線にウクライナ軍の強力な方の部隊を、引き寄せてそのまま固定してしまうことです。
大成功と言えるでしょう。
だから少々、ウクライナ軍に押し戻されようと全然問題にはなりません。
ロシア軍は、現在の戦闘地域の後方に第2の防衛ラインを建設済みだと思います。
ウクライナ軍は、当分ロシア軍を攻め続けなくてはならず他の戦場に移動することは出来ません。
ゼレンスキーの命令が、ロシア軍を国境の外に叩き出すことだからです。叩き出せるまで、このままです。

(2)第2の目的~まだあります。
このゼレンスキーの命令を実行するためにウクライナ軍の指揮官は突撃命令を繰り返していると思います。相当、何回も跳ね返されています。
跳ね返されても「馬鹿の一つ覚え」で突撃命令が出ます。
こうやって大きな犠牲を払って、やっとロシア軍を押し戻した地域はごくわずかです。
もちろん守るロシア軍にもそれなりの犠牲は出ていると思います。

では攻めるウクライナ軍の犠牲は、どの程度か❓
これは数字がありませんので推測です。
ロシア国防省の戦況報告を利用します。
ウクライナ軍がハルキウ北部で攻撃を始める前。
1日600人~1000人
ウクライナ軍がハルキウ北部で攻撃を始めた後。
1日1700人~2000人

急激に増えています。
この増えた分がハルキウ北部戦線でウクライナ軍が出している1日の死傷者だと、個人的には推測しています。
ここ以外に急激にウクライナ軍の死傷者が増える戦場がないからです。増える理由は、肉弾攻撃をずっと継続しているからだと思います。
ウクライナは、ロシア軍を馬鹿にしますがウクライナ軍はロシア軍以上に肉弾攻撃に頼ります。
その結果が、この数字だと思います。

第2の目的は、ウクライナ軍の数をこの戦場で出来るだけ減らすことです。恐ろしいペースで成果が出ているのではないか・と推測しています。

ロシア軍の目的が、こうである以上ウクライナ軍はそれほど進撃できませんし、ここでの戦闘が終わることは当分ありません。消耗戦が継続すると思います。
ウクライナ軍は、ロシア軍の仕掛けた罠にドップリ!ハマりました。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナ紛争に関して反主流のヨーロッパの政治家の発言(リュック・メランション)<2024.04.11

2024-07-11 19:49:27 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

フランス発ユーロ危機はあるか──右翼と左翼の間で沈没する「エリート大統領」マクロン
2024年07月10日(水)20時45分
https://www.newsweekjapan.jp/mutsuji/2024/07/post-213_3.php

記事の内容は、フランスの今後の政治経済について論評しています。今回、それはパス。
記事の中で筆者は、左翼連合を率いるジャン=リュック・メランション代表はウクライナ紛争に関する見解を示しています。

『 ロシアによるウクライナ侵攻について、マクロンはウクライナ支援を全面に打ち出し、地上部隊の派遣さえ示唆してきた。
 これに対してメランションはロシアの軍事活動を批判しながらも、制裁の強化には反対(これも極右と同じ)し、さらにウクライナ戦争を招いた原因は “アメリカやNATOがロシアにプレッシャーをかけたこと” と批判している。』

極右を率いるルペン氏も左翼連合を率いるメランション代表もこの点では認識が一致しています。

つまりフランスでは、反主流派の政治家の一部は堂々とこのような主張をしていたことになります。
AFPの報道では、見たことがありません。
あるいは、日本語版からはカットされている可能性もあります。
外国のメデイアであろうと日本政府のガイドラインに従っている傾向があります。ロイターでも英語版にあって日本語版にない記事があります。
BBCのニュースでも同じです。
外国のメデイアの日本語版に全部ニュースが掲載されているわけでは、ありません。原語の方で見ないと全部は見ていません。

それは脇に置いて、こんなことを普通に発言している日本の政治家はほとんどいません。
ウクライナ正義・支援に反対の立場は、まずいないでしょう。
鈴木宗男バッシングは、国賊扱いでしたね❓
もっともモスクワをわざわざ訪問したフランスの政治家の話も聞きません。訪問はせず、ロシアの立場を説明するなら説明するべきであったと思います。
それなら、あそこまで酷くはならなかったと思います。

最初から一貫して当たり前のことを主張しているのは、立憲民主党の原口 一博議員です。

『立民・原口一博氏、露国営メディアで「ウクライナ支援の理由ない」「ロシアが悪はあり得ない」』
2024/2/8 12:22
https://www.sankei.com/article/20240208-TYSTXWDNRZBZDC6PDSIILM6HEY/

立場は一貫してロシア擁護・ウクライナ批判です。
プロパガンダとフェイクニュースの立場を排除すれば、大体現実に沿った話をしています。
全部正しくはないかもしれませんが、中立の立場で見れば大体こんな認識になります。

だから世間一般で言われているウクライナ正義・ロシア悪の主張は、単にウクライナとNATOのプロパガンダとフェイクニュースを垂れ流しているに過ぎません。

原口一博氏はロシア擁護、私は中立の立場の違いはありますが、ウクライナ紛争とウクライナに関する認識はほぼ同じです。

どうして❓
旧ソ連崩壊後からの歴史や国際情勢の流れ、更には資料やニュースを調べて行けば、誰でも同じ結論に達します。
私は人の話を聞いてこう主張しているではありません。
オープンソースの情報の中で自分で調べられる範囲で調べた結果、到達した結論です。

原口一博氏は、日本の国益にも触れています。
隣国であるロシアと敵対して日本に有利なことは何一つありません。
ウクライナ政府を「破綻国家・犯罪国家・極右軍国主義国家」と認識するなら支援どころか関与すらするべきでないと思います。

2022年2月24日ロシアの軍事侵攻以前のウクライナに対する西側の認識は、大体こんなものです。
ロシア潰しにウクライナを利用する事になったから、ウクライナ絶対正義の話をでっち上げました。
これを政府と日本のマスコミが、拡散してアッと言う間に日本中が、プロパガンダとフェイクニュースに洗脳されてしまったという経緯があります。

テレビや新聞でウクライナ批判など不可能でしょう❓
ほとんど太平洋戦争に向かっていた時期の日本国内と同じ状況が出来上がってしまいました。
それを絶対正義だとするのも同じです。

当時は、何と言ったか❓
『ヒトラー総統は絶対正義!
ルーズベルトは極悪!』
極悪ルーズベルトを打ち滅ぼすために戦争に突入しました。当時の日本国民は、これを熱狂的に支持しました。
陸軍がそう仕向けた部分は当然ありますが、開戦を熱狂的に支持したのも日本国民です。
だから「一億総懺悔」と言う言葉が出てきます。

ウクライナ紛争に関しては、民主的な国家であれば賛成反対の両論が出てくるのが普通です。
軍事力で物事を解決しようとするロシアも悪いですし、アメリカの尻馬に乗ってロシアを軍事力で挑発しまくったゼレンスキーは更に悪いです。
ゼレンスキーが、こうしなければロシアの軍事侵攻はなかったと思います。

総ヒステリー状態なのは、ヨーロッパも同じです。
主要国の政府は、ほぼ絶対ウクライナ支持・支援です。

しかしフランスでは、これまでの野党勢力は違いましたね❓

スロバキアでは、親ロシア・ウクライナ支援反対を唱えてロベルト・フィツォ氏が選挙戦に勝利して現在首相です。
理由は、スロバキア国民はEUもロシアもウクライナも悪いと考えているからです。これは2023年の早いうちに実施されたアンケート調査に表れています。
だからロベルト・フィツォ氏が勝利しました。

ハンガリーのオルバン首相は、最初から親ロシアで停戦を主張していますし、制裁にも反対しています。

最近、ブルガリアのグラフチェフ首相代行がウクライナ紛争停戦仲介の提案をするつもりだとコメントしました。
『ブルガリアがウクライナ紛争の和平交渉仲介を提案<ウクライナ紛争2024.07.07』
https://smcb.jp/diaries/9321040

ヨーロッパであろうとウクライナ和平を主張する国と政治家はいます。内心そう思っている国は更に多いと思います。言えばEU村の村八分になるから、言えない国が多いと思います。

結構、首脳レベルではなくもう少し役職の低い人でウクライナ和平を主張する人は、います。
でも、そういう声は少数派・異端として無視されます。
それでも声を上げる人は、います。

日本にそうはっきり主張する人が、何人いますか❓
共産党すら、断固ロシア糾弾です。

だから❓
日本の報道の自由度は世界70位です。
こういうことを、やっていると戦争一直線です。
当然、それを画策している勢力もいると思います。

民主主義とか報道の自由とか、もう少し考えた方がいいような気がします。
今の民主主義は、民主主義(風)独裁でしょう❓
異論、別論を許さなければ、それは集団的独裁主義としか言えません。
今の西側は、そんな国ばかりに見えます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


キエフ小児病院ミサイル落下事件、その3(翻訳を利用した捏造)<ウクライナ紛争2024.07.11

2024-07-11 19:46:50 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※これは、酷すぎると思ったので「その3」です。
以下の記事のタイトルを見て、どのような印象を受けるでしょうか❓

『キーウ小児病院攻撃はロシアのミサイル、国連機関が見解』
By ロイター編集
2024年7月9日午後 7:09 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/PGK6ZW4MFBMX5MGQIKZGAONJ3E-2024-07-09/

「国連機関がキエフの小児病院を攻撃したのはロシアのミサイルだと言った」
タイトルは、このようにしか読めません。
では、国連ウクライナ人権監視派遣団(HRMMU)のダニエル・ベル団長は、現地でどのような見解を示したのか❓
以下は、Hara Blogからの引用です。
英語文
【Analysis of the video footage and an assessment made at the incident site indicates a high likelihood that the children's hospital suffered a direct hit rather than receiving damage due to an intercepted weapon system.】
このような見解を示したそうです。

2024年07月11日10:29
キエフのオフマディト小児病院の被害 国連人権ミッションの見解 編集と翻訳による印象の違いに注意
https://hara.livedoor.biz/archives/52340171.html

ロイターの日本語訳
「ビデオ映像の分析と現場での評価から、小児病院は迎撃された兵器システムによる被害ではなく、直撃を受けた可能性が高いことが示された」
ロイターの記事は、色いろ枝葉を付けて結論をミスリードしています。
『8日に現場を訪れたチームは最終的な判断を下すことはできなかった』
とも記事の中で書いています。

国連ウクライナ人権監視派遣団の出した結論は・・・
「ミサイルの残骸による被害ではなく、ミサイルの直撃を受けた可能性が高い。」

これだけです。
『ビデオ映像の分析と現場での評価』
問題の映像とミサイルが直撃した現場を見ても、結論は出せなかったと言うことです。
ロシアのミサイルともウクライナのミサイルとも判断できないという意味です。

『さらに映像の中で、ウクライナ保安庁が提示したロシアのミサイルの破片が映りますが、国連機関が現場で確認したものとは言っていません。』

ウクライナ保安庁が提示したロシアのミサイルの破片については、国連の派遣団は確認していません。つまりこれもその場に実際にあったのか、他から持ち込んだのか確認できないと言うことになります。

ロイターの記事タイトルを見る限りでは、「国連機関がキエフの小児病院を攻撃したのはロシアのミサイルだと言った」ような印象を受けますが、記事の中ではそう入っていません。
もちろん、何回もロシアのミサイルにしようとしています。しかし、それはロイターが言っているだけです。

国連ウクライナ人権監視派遣団の見解は、あくまで「ミサイル本体が直撃した可能性が高い」と言っているだけです。

BBC
キーウの小児病院へのミサイル、ロシアの関与を示す証拠をBBCが検証
2024年7月10日
https://www.bbc.com/japanese/articles/clwygpjjq43o

こちらは、もっとすごいです。
7人の専門家がロシアの巡航ミサイルと断言したと言っています。
しかし、そのインタビュー映像はないですね。
そして落下中のミサイルの動画を静止画像にして、同じ大きさに作ったロシアの巡航ミサイルの模型を重ねて見せて❓
「ほら、おんなじでしょう!だからロシアのミサイルです!」

この部分にアメリカの防空ミサイルの模型を重ねても全く同じように見えると思います。そもぞも静止画像のミサイルの写真が不鮮明で良く分かりません。
どっちのミサイルを重ねても同じように見えれば、「分からない」と言うことを証明しているに過ぎません。
だから、国連ウクライナ人権監視派遣団の見解もどちらのミサイルかについては言及していません。
BBCは、「どっちか分からない」映像を使って、見事に結論を出しました。
こうやるとアメリカの防空ミサイルをその写真に当てはめると、アメリカのミサイルになります。

これで、何か証明したことになりますか❓

こうやると、「BBCが放送していたからロシアのミサイルだ!」と決めつける人は沢山出てくると思います。
ここにロイターまで協力しています。

フェイクニュースの作り方のお手本みたいな事をBBCとロイターがやっています。
理由が分かりますか❓
イギリス政府の意向(または命令)には、逆らえないからです。

こうしてBBCとロイターがフェイクニュースを拡散しているところを見ると、ほぼキエフの小児病院に着弾したミサイルはウクライナの防空ミサイルの当たり損ないが落下したものであろうと思います。

もし本当にロシアのミサイルなら、BBCとロイターがフェイクニュースを作ってまき散らす必要はないはずです。
単に本当のことを報道すれば良いだけです。

こうやってフェイクニュースを作ってしまえば、「何か嘘を言っているんだろう!」と疑われるのは、当然です。

実際のところ映像からは、どちらのミサイルとも断定は出来ないと思います。映像もミサイルの着弾後の現場も見た国連ウクライナ人権監視派遣団も「分からない」と言う見解しか出せませんでした。

※私は、どっちが正しいとか悪いとかは言っていません。
嘘や事実の捏造は、ダメだ!と言っているだけです。

※ウクライナが、これをロシアの攻撃ミサイルだと証明するのは簡単です。
攻撃ミサイルが着弾した後には、直径20メートル深さ10メートルはあろうかと言う大穴が出来ます。衛星写真にもはっきり写るような大きな穴です。攻撃ミサイルの着弾後には、大体あります。
それを示せば落下したミサイルはロシアの攻撃ミサイルだと誰もが納得します。

現地を実際に視察している国連ウクライナ人権監視派遣団の目がどう節穴であろうと、この大穴があれば見落とすことはないと思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


ウクライナ紛争>金融の世界の戦い<2024.07.11

2024-07-11 19:45:21 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

①「ルア・マット」B・プーチン:サウジアラビアは、ロシアの資産に手を出したら欧州国債を大規模に売却するとG7を脅した
2024 年 7 月 10 日 | 16:54
https://warnews247-gr.translate.goog/diethnh/mesh-anatolh/roua-mat-b-poutin-h-s-arabia-apeilhse-thn-g7-me-ksepoulhma-eurwpaikwn-omologwn-an-aggiksoun-rwsika-periousiaka-stoixeia-tha-ktuphsoume-prwta-th-gallia/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
②米国の金融システムに致命的な打撃:サウジアラビアはオイルダラーを放棄し、mBridge通貨に参加
2024 年 6 月 13 日 | 23:00
https://warnews247-gr.translate.goog/diethnh/mesh-anatolh/thanasimo-plhgma-gia-tis-hpa-h-saoudikh-arabia-egkateleipse-to-petrodolario-kai-entaxthhke-sto-nomisma-twn-mbridge-epibebaiwsh-war-news-24-7/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

何気なくニュースを探していたら、目が点になりました。
②の記事は、『サウジが米国との50年間の「オイルダラー」協定を更新しない。』と言う内容を報道しています。

ドルは世界の石油販売の80%を占めているそうです。その大きな理由がサウジが1974年のアメリカとの協定以降、石油販売をドル決済に限定していたことにあるようです。
それは、次の報道が示す内容として現実化します。

『サウジアラビアは今後、原油を米ドルのみで販売するのではなく、中国人民元、ユーロ、円、元を含む複数の通貨で販売することになる。』

サウジアラビアのBRICS加盟は、基軸通貨の一部をBRICS同盟に移すという計画と一致していると指摘する識者がいます。
BRICSの共通通貨構想は既に実現に向けて動き出している事を示しています。

サウジがこのような決断をしたのは、欧米のロシア資産の凍結が原因です。
大きなリスクを感じたサウジは、ドルとユーロ以外の通貨資産を増やす選択をしたようです。
決済手段も当然、ここに含まれます。

そしてBRICSの共通通貨構想に参加する以上は、この構想を守らなければなりません。

①の記事は、その具体的な行動です。
G7に対してロシア資産の差し押さえに踏み切れば、サウジは何らかの行動をとることを示唆したようです。
具体的には『大量保有する欧州国債を売却』であったようです。

ロシアの資産を守るためにサウジは、何らかの行動を始めたようです。
その結果❓

『フランス国債の暴落、欧州債市場の序列覆す-政治と財政の重要性示す』
Greg Ritchie、Alice Gledhill
2024年6月12日 18:12 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-12/SEYJ0MT0G1KW00

サウジの「うわさ」だけで、こうなりました。
『サウジの中央銀行が4,450億ドルの純外貨準備を保有している』
ざっと70兆円に近い金額です。
これが一部でも動けば、西側の金融界では大混乱が起きるでしょう。

もちろんサウジが、そう単純に行動するわけではありません。しかし「可能性」を示唆されれば、G7もロシア資産の差し押さえまでは、踏み込めないという構図です。
サウジのロシアへの援護射撃です。

中国と湾岸産油国が同じ行動をとれば、西側のロシアへの金融制裁は、ほぼ効力を失うと思います。むしろドルの基軸通貨としての割合が減少する分、ドルへのダメージの方が大きいと思います。

戦争に現を抜かす西側の陰で、密かに西側外しが進行中であるとしたなら❓
単なる戦争の勝ち負け以上に大きな世界政治の動きがあるように思います。
その勝ち組は、どの国々か❓
少なくとも西側であるようには見えません。

西側の横暴で身勝手な振る舞いは、西側から西側以外の国々を遠ざけつつあるように見えます。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


トランプ氏は止められない、第二期政権成立ならどうする❓(アメリカの避けては通れない道)<2024.07.11

2024-07-11 19:44:07 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

NATO首脳、関心はトランプ2・0の欧州・ウクライナ プーチン氏に妥協の懸念も
2024/7/11 06:38
https://www.sankei.com/article/20240711-72TWRY7BANNFFA5SI3Q3LQNIFY/

バイデンさんが目を瞑っているアメリカにとっての大問題があります。
バイデンさんは、ウクライナ紛争にドップリ関与してバイデンさんがウクライナ紛争から抜け出すことは、最早不可能です。

一方でアメリカは、太平洋で中国と対決姿勢を取っています。中国の勢力は伸長し、最早こちらも「封じ込め」など不可能です。
アメリカにウクライナ紛争に全面的に関与しながら、中国と対決姿勢を取る軍事力も国力もないと思います。

①ウクライナ紛争への関与を続けて中国と対決姿勢は姿勢だけにするのか❓
②ウクライナ紛争への関与を終わらせて中国との対決姿勢を明確にするのか❓

両方同時並行は無理筋ですから、どちらかを選択しなければなりません。

それは(アメリカを除いた)NATOにとっても同じです。

トランプ大統領誕生の可能性は、50%(またはそれ以上)の確率があると思います。
自分が勝利すると思っているのはバイデンさんだけで、それ以外の人間はトランプ大統領誕生に備えなくてはなりません。
大統領選挙の投票日は11月5日の予定です。
もう4か月を切りました。

<そこで遅まきながら、このような動きが出てきました。>
欧州、トランプ氏の外交情報収集急ぐ 前政権高官と相次ぎ会談
By Gram Slattery
2024年7月10日午後 1:26 GMT+96分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/XPP4OYYZLFISJLGEXATA7LYEAU-2024-07-10/

ウクライナ支援、米大統領選待たずに実施を ゼレンスキー氏が訴え
By ロイター編集
2024年7月10日午前 10:32 GMT+97分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/MCXEDMNJFRNJ3GZBUSY3ZVS2MA-2024-07-10/
ゼレンスキー氏、米議会指導部と会談 トランプ氏再選に備え布石
By ロイター編集
2024年7月11日午前 5:53 GMT+92時間前更新
https://jp.reuters.com/world/taiwan/474NGJBNQVMYNATRQQGYQYFLSQ-2024-07-10/
米大統領「ウクライナはプーチンを止める」、NATO会議で力強く演説
By Steve Holland , Patricia Zengerle , Sabine Siebold, Trevor Hunnicutt
2024年7月10日午前 9:31 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/EN4XRS4MTJK27HCPXP3NAGBJXU-2024-07-10/

バイデンさんは相変わらず強気な姿勢です。
今更弱気を示すことは出来ません。
「後は野となれ山となれ」の精神で投票日まで全力疾走の構えです。
バイデンさんが当選すれば、アメリカのウクライナ支援は変わりません。
中国に対しては、脅しの構えだけでもめ事は起こせません。台湾方面で何か起きても、対応不能だと思います。
それを見越してバイデン続投なら、中国が更に強硬な姿勢を示すかもしれません。

トランプ氏は、違います。
中国と対決する構えです。
ウクライナ関与の度合いを弱めるでしょうね。
そしてEUに軍事力の自助努力を要求すると思います。
ウクライナ支援もやりたければEU中心でやれ・と言うことになると思います。

EUの方も2025年度の独自のウクライナ軍事支援を決定してトランプ大統領誕生に備えては、います。
しかし現実には今アメリカが負担している分をEUが負担することになり、負担額は約2倍に増えます。
この負担にEUが長く耐えきれるかどうかは不明です。

それもあって現在EUはロシアとの戦争準備を急ピッチで進めています。ポーランドは、防空の面でウクライナに関与するかもしれません。協定には、その内容が記されています。
https://www.ukrinform.jp/rubric-defense/3883128-porandohaukuraina-ling-kongno-lumisairuwo-ji-zhuidekiruyouninaruzerenshiki-yu-da-tong-lingporandotono-an-bao-xie-ding-di-jienikomento.html

ポーランドが、西ウクライナ上空でロシアのミサイルや無人機を迎撃してしまえば、明確な戦争への関与です。

トランプ氏が今回南フロリダで発言した『私が大統領に戻れば第三次大戦突入を阻止する。われわれはそれに近づいているからだ』と言う内容は非常に切迫したものです。

NATOがトランプ氏の離脱を阻止するためにウクライナ紛争を・・・
「ウクライナ+ポーランドVSロシア」に拡大してしまう可能性がすでに生じています。

ポーランドとウクライナの二国間軍事協定は、既に成立していますから、ポーランドがウクライナ上空でロシアのドローンやミサイルを迎撃すれば、即紛争広大です。

『トランプ氏は止められない、第二期政権成立ならどうする❓(アメリカの避けては通れない道)』
答えが分かりましたね❓
事実上のポーランドの参戦です。
その時、ヨーロッパはどうなるか❓

起きるとするならば、4か月以内に起こります。
日本政府は真剣に検討しておくべき問題です。
これに関与してしまえば、日本も第三次ヨーロッパ紛争の当事国になります。
それでロシアが日本に何もしないと思ったら、大間違いです。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


BRICS主要国のウクライナ紛争についての態度(モディ首相ロシア訪問)<2024.07.10

2024-07-10 19:59:13 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

インド首相、5年ぶり訪ロ プーチン大統領公邸で非公式会談
By ロイター編集
2024年7月9日午前 8:08 GMT+918分前更新
https://jp.reuters.com/world/europe/TJBLF766LRO5FFTVULSJSCTE5Q-2024-07-08/
少し、悔しいのか嫌味を一発❓
「戦争で問題解決できない」モディ印首相、プーチン氏に呼び掛け
2024年7月10日 9:47 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア インド アジア・オセアニア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3528284

ゼレンスキーの負け犬の遠吠え❓
ウクライナ大統領、インド首相に「大きな失望」 ミサイル攻撃と同日のロシア訪問めぐり
2024.07.09 Tue posted at 15:08 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35221218.html

勲章外交❓
印モディ首相にロシア最高位勲章 プーチン大統領が授与、習近平氏に続き外国人で4人目
2024/7/10 08:52
https://www.sankei.com/article/20240710-OHN4HFBT3ZLLNJSHVG6ALHVVMA/

これでBRICS主要国のウクライナ紛争についての態度は一通り明確になりました。
これまでは、中国・ブラジル・南アフリカがロシア支持の立場を示しています。
今回、玉虫色ロシアよりのモディ首相がモスクワを訪問しはっきりロシア寄りの態度を行動で表明しました。

誰にでもケンカを売るゼレンスキーは、早速不満を表明しました。しかしそうすれば、モディ首相は内心では断固プーチン支持になったと思います。
こうやってゼレンスキーは、敵を増やしていきます。
インドがウクライナ支持に戻ることは、なくなったと思います。
トランプもそうです。
散々、トランプに悪態を突きまくってきました。
トランプが大統領に当選した場合、どうなるか❓を一切考えません。

第三世界は、ほぼウクライナに対し中立か不支持だと思います。その理由がゼレンスキーには、理解できません。
ゼレンスキーがダブルスタンダードの立場に立っているからです。
ダブルスタンダードを嫌うか憎む第三世界の多くは、ロシアに心情的に同情するか支持に回ります。
そのような意味でゼレンスキーは、無知な独裁者にすぎません。
ロシアとの戦争が続く間だけヨーロッパの番犬として必要性があるだけです。
戦争が終わればヨーロッパは、元の通りウクライナの危険性を認識すると思います。ウクライナは、ロシアが軍事侵攻する前はヨーロッパからもアメリカからも危険視されていました。
世界の極右的危険分子の集合場所だったからです。
世界の極右的危険分子の集まる場所がウクライナであり、それは今も同じです。

しかしこれを放置するとやがて欧米の極右的危険分子と欧米にいる極右的危険分子が結びつきを強めるのは明らかです。既に強まっているかもしれません。
今、ヨーロッパで政治的に台頭している極右とは性質の異なる「超・暴力的極右的危険分子」です。
ドイツでクーデター未遂事件を起こしたのが、大体この範疇に入ります。

2022年ドイツのクーデター未遂事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/2022%E5%B9%B4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%9C%AA%E9%81%82%E4%BA%8B%E4%BB%B6

2022年2月23日までウクライナがどのような国だったか、普通の国際情勢を知っている国ならどこでも知っています。破綻国家・犯罪国家・極右国家です。
これを、欧米は西側世界ではキレイに隠して「民主主義の旗手!擁護者!」として胡麻化していますが、そんなことを信じるのは西側の市民だけでしょう。
西側の市民すらウクライナに近い国の市民は、信じていないと思います。
日本人の無知さ加減は、相当なものでしょう❓

それは脇に置いて、第三世界特にBRICSの参加国のウクライナに対する態度は明確になったと言えます。インドは、ロシアに求めるものがあります。武器調達の先としてロシアは重要な相手国です。エネルギー需要が急増してどうにもならないインドは、ロシアの原発の導入を考えていると思います。
当然ながら格安の原油の調達先です。
ウクライナには全部ありません。
インドがロシアを選択するのは、国益を考えれば当然すぎることです。
むしろウクライナ紛争が継続してくれた方が、インドにとって好都合な国際情勢が続きます。
これは、BRICS主要国は全部同じです。

ウクライナ紛争が継続している間は、BRICS主要国は自分たちの経済力や国際政治での影響力を強めるのに都合の良い国際環境が続くからです。

ウクライナ紛争とガザ紛争を通じて、この傾向はより強まったと言えます。
その分、欧米の影響力が衰退したとも言えます。

戦争を煽り立てる愚か者たちには、この簡単な理屈が理解できません。
ウクライナ紛争とガザ紛争によりかつての政治経済の中心地のヨーロッパの没落が早まりつつあると思います。
欧米に同調する日本も同じだと思います。

だから私は、「他国の紛争に一切関与するな」・と言っています。
関与するのではなく、調停する側に回るのが平和国家日本の役割でしょう❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


主要な戦場と副次的な戦場(ドネツク戦線とハルキウ北部戦線)<ウクライナ紛争2024.07.10

2024-07-10 19:57:24 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ウクライナ紛争に関してニュースや情報を判断するのに、そもそも双方が何を目的として戦闘を繰り広げているかを理解する必要があります。
今回は、ロシアの立場から見ます。
(ウクライナは、ウクライナ領の全土奪還です。)

ロシア軍の現在の戦闘状況から判断するとロシア軍の第1の戦争目的は、ドネツク州の全土制圧です。
当然、ここに大きな戦力を投入して戦闘を続けています。
主要な戦場です。

副次的な戦場は・・・
①ハルキウ北部戦線
②ハルキウ・クピャンスク戦線
③南部ザポリージャ戦線
などがあります。
この中に陽動作戦的戦線と現在は主要でないが将来主要な戦場になる可能性のある戦線があります。

①のハルキウ北部戦線はロシア軍にとっては陽動作戦的戦線です。ここにウクライナ軍を引き寄せて消耗戦に持ち込み、他の戦場でのウクライナ軍を減らし、あるいはここから増援部隊を他の戦場に送らせないことを目的としています。ほぼ現状維持でOKな戦場です。
最悪、負けても構いません。
優先度は、一番低い戦場です。

③の南部ザポリージャ戦線も似たような戦場です。
ここを攻めていたのはウクライナ軍です。
だからウクライナ軍の南方への突破を許さず防御できれば、それで構いません。
多少、押し返してゼレンスキーをイラつかせていますが特段急いでロシア軍が進撃する必要はありません。ドネツク州の次に問題になる戦場です。

②のハルキウ・クピャンスク戦線。
ここは、ハルキウ州東部制圧をロシア軍が考えているならハルキウ州東部の最大の軍事的要衝であり、目的により優先度が高くなります。しかし無理をして攻撃する必要は、現在のところはありません。
クピャンスクは要塞化されており攻めるには、大きな兵力と大きな犠牲が伴います。
そこまでして今、攻撃する必要があるかどうかの問題です。
普通に考えるなら、今はないでしょうね❓
しかし、ドネツク州が終われば次の最も重要な戦場になると思います。

と考えてくるとロシア軍の現在の主要目標は、ドネツク州全域制圧であり、これに関連する作戦と各戦場の優劣がロシア軍にとり重要です。
ドネツク州の戦場でも優先度は、違います。
現在ロシア軍が最も積極的に軍事行動をしているのは・・・
「アウデイーイウカ戦線」
「ゴルロフカ~トレツク戦線」
この2か所です。このエリアの占領地の拡大と全域制圧を目標にしているように見えます。

あれ、あれ❓と思いませんか❓
春先からロシア軍が激しく攻撃し常に話題の中心になってきたチャシブ・ヤールの戦場。
ロシアの情報戦と陽動作戦の勝利と言えます。
ここを攻めるぞ!と散々ウクライナ軍を脅し上げておいて、まだチンタラ攻めています。
ウクライナ軍を引き付けて消耗させる、ハルキウ北部戦線と似たような戦場であったことが、結果として分かります。

つまりドネツク州を、南部・中部・北部と分けるなら、ロシア軍が現在最大兵力を投入して攻撃しているのは、中部の「アウデイーイウカ戦線」と「ゴルロフカ~トレツク戦線」です。
北部に当たる「チャシブ・ヤールの戦場」は現在は副次的な戦場です。
マリンカ戦線や南ドネツク戦線も現在は副次的な戦場です。

これが傾向として出てきたのが、6月20日前後からのロシア軍の「ゴルロフカ~トレツク戦線」での攻撃開始です。

ドネツク州でロシアの占領地の凹んでいるバフムト南勢方面とゴルロフカ西方面=アウデイーウカ北部の制圧のための攻撃を開始したので、当面の優先的な戦場が判明しました。

アウデイーイウカ市街北西のオチェレティネOcheretyneの更に北西のノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaから、更に北西に進撃してヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaから主要補給路のT-0504の遮断を目指す方向。

そうしておいて補給の苦しくなったニューヨークNiu-York~アルテーモヴェЗалізне~トレツクТорецьк方面を、現在激しく攻撃中です。
ここまで来るとアウデイーイウカ市街攻略後、ロシア軍が何を狙っていたのかが、やっと分かります。

アウデイーイウカ市街~コンスタンチノフカКостянтинівка方向の制圧を狙っていました。
チャシブ・ヤールからコンスタンチノフカКостянтинівкаを狙うと見せかけて、本当の攻撃路は南のアウデイーイウカからコンスタンチノフカを目指して現在、攻撃中です。

相当、手の込んだ気の長い騙し方です。

とこのように書いてくると、どこでウクライナ軍が負けると最大の被害があるか分かります。
ニューヨークNiu-York~アルテーモヴェЗалізне~トレツクТорецьк方面です。
ここで負けるとロシア軍のコンスタンチノフカが始まります。こうなるとウクライナ軍は北部ドネツクが一気に苦しくなります。

同時にロシア軍は、アウデイーイウカ戦線で西部の補給の大拠点であるポクロウシクPokrovskを目指して進撃を開始すると思います。

ポクロウシクPokrovskとコンスタンチノフカКостянтинівкаをロシア軍が制圧する事に成功したならば、ドネツク州の他の戦場は補給不足から自然に立ち枯れます。
やっと私にもロシア軍の現在の優先目標が理解できました。
そうなると注目するべき戦場も分かります。
その戦場での優劣がどうなるか❓が、今後のドネツク州での両軍の優劣を決めると思います。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


キエフ小児病棟ミサイル着弾事件その後<ウクライナ紛争2024.07.10

2024-07-10 19:54:05 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※この記事はほとんど証拠や資料がありませんので私の個人的な見解として、読んでください。

どの記事を読んでも強い心証は持てません。正直、どっちの言うことが本当なのか分かりません。

掲載しない方が、いいのかもしれませんが趣味人倶楽部の方で掲載したのでこちらでも掲載しました。

 

小児病院へのロシア軍のミサイル攻撃、国連安保理緊急会合で「戦争犯罪だ」と非難相次ぐ
2024/07/10 10:23
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240710-OYT1T50049/

大体、ウクライナが目論んだ通りの流れになっています。
私は、どちらにも加担しません。
しかし、嘘や捏造はダメだと思います。
ロシア側は、安保理でも従来の主張をしています。
『ミサイルはウクライナの「防空ミサイルだ」と一方的に主張した。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて、ウクライナが自作自演したと』

これだけ聞くとロシアが苦し紛れに言い訳しているように聞こえます。
ほとんどの記事は、それを意図して書かれています。

前の記事でも書きましたが、事実不明です。
誰か専門家が、キエフの小児病棟に着弾したミサイルが巡航ミサイルKh101だと判定したと言う話は、聞いていません。
従って「ロシアがキエフの小児病棟を攻撃目標にした」と言う主張は更に不明と言うより怪しいというべきだと思います。

この事件については、市民が撮影したミサイル着弾直前の映像がネットにアップされています。
だから誰でもそれを見ることが出来ます。

2024年07月08日22:52
キエフの小児病院に落下したのは米国提供の防空ミサイル ロシア軍事専門家の解説
https://hara.livedoor.biz/archives/52340118.html
<ロシアの軍事専門家のボリス・ロジン氏の判断>
1. これがビデオに映っているロケットです。
2. ロシアの X-101(Kh-101)ロケット
3. 対空ミサイルSAM「パトリオットPAC-3」
4. NASAMS 対空ミサイル(米国がノルウェーと共同開発した防空ミサイル。米国による提供)
『4のNASAMSミサイルのようですね。特徴的なシルエットです。』

ここまで、はっきり言いきっています。
実際にミサイルが映像に移っていますから、専門家が見れば誰でも判断できると思います。
では、なぜ西側の専門家の判断が見当たらないのか❓
ボリス・ロジン氏の言うとおりだからでは、ないでしょう❓
仮に動画に移っているミサイルがウクライナの主張通り「ロシアの巡航ミサイルKh101」だあるとしたなら、西側の専門家は口をそろえて大合唱するはずです。
そうは、なっていません。
だから、ウクライナの主張は嘘でないのか❓と言う疑いは、かなりあります。

更なる疑問もあります。
(1)この記事でも指摘されています。
周囲の建物の壁の傷です。
『建物の壁に小さな傷をたくさんつけているのは、防空ミサイルの特徴。 pic.twitter.com/lLZ3YIKh6K
迎撃ミサイルは、攻撃ミサイルの破壊を目的としています。だから命中した時に、沢山の破片をばらまくように作られています。この特徴を示しているという意味です。

(2)ミサイルの着弾映像を沢山見た素人の指摘
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/missile-hits-ukraines-largest-pediatric-hospital-both-sides-claim-responsibility/
コメント欄3番目の「まる 」さんの指摘
(すみませんが、勝手に引用)
『仮にkh-101だとすると450kgの通常弾頭と350kgのクラスター弾頭になるのですが、現場の状況からクラスター弾頭がバラ撒かれてるようには見えないのは引っかかりますね。また不鮮明な動画からエンジンポッドが確認できる、とされていますが、kh-101の特徴である巨大な翼が確認できません。また着弾時の動画からはジェットエンジンの飛翔音もありません。ミサイルが着弾しているその他の動画だと通過時にエンジンの駆動音がはっきり確認できるので、その点も気になります。』

これはロシアのミサイルの着弾映像をたくさん見ているから、こう言えるのだろうと思います。ロシアの巡航ミサイルの攻撃であれば、あるはずの特徴が見られません。
画像
https://www.google.com/search?q=kh-101&client=firefox-b-d&sca_esv=62f2cb7c00ed810a&sca_upv=1&udm=2&source=iu&ictx=1&vet=1&fir=F30Lzs4A1HkHyM%252CRnkzHaaTcgKg9M%252C%252Fg%252F11_yym8k9%253BxFONfAZHCapHwM%252CX-UXkAVh6G-keM%252C_%253BboWRNuSNpca_-M%252C3sMx_ifEcLe5TM%252C_%253B9KZShmYiQCiBKM%252C1r6bmtSG1FlM-M%252C_%253BzOl8ffTVW9UelM%252CZZptFws9k8GRcM%252C_&usg=AI4_-kRTJ0UsVAgIbB1CjE4HAZ4EFE9Dew&sa=X&ved=2ahUKEwigpM_OspuHAxXLn68BHdTWBjAQ_B16BAgrEAE#vhid=F30Lzs4A1HkHyM&vssid=mosaic

「まる 」さんの指摘の通り「kh-101」には横に相当広い翼が付いています。
それが動画から見えるか❓と聞かれれば、見えないように思います。
ミサイルの形状も着弾した実際のミサイルの残骸の映像では、横に平たいずんぐりした形状です。
動画にある細長い形状とは違うように見えます。

NASAMSミサイルの画像
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&sca_esv=62f2cb7c00ed810a&sca_upv=1&q=NASAMS%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F&udm=2&source=univ&fir=qEualCEv_bPvQM%252Cw6JxnwU1eIHOiM%252C_%253BbjCdd1Is44BD6M%252Czdaw6kUpLggXHM%252C_%253B01Xlx0wj1O2vXM%252CcBi2tixnmPZzPM%252C_%253B9zKd8s7_jdoo5M%252C-VHa7_IoRMyUWM%252C_%253BxLx5FgmQGqmvkM%252CPxrt2I-B-YClwM%252C_%253Bq_B0nUZTheYd2M%252CVKIbhAz6WkQYmM%252C_%253BMAbSKuc_u4u_mM%252CbyNsOpEBiBcbDM%252C_%253Bn2d9_5NcRck1DM%252C9g1Dk5YjCSMrnM%252C_%253B4C5Ecv9uKu5w3M%252Cg29YUaKsMW9J_M%252C_%253B_-nHLnqeZKYn_M%252CPAuS-BxfEeWiSM%252C_&usg=AI4_-kQCugNLYctMwxTbv8-mTA22q0ZpYg&biw=1184&bih=874&dpr=1

余り鮮明な写真はありませんが、「ロシアのkh-101」と比較するとスマートで細長いです。

この両方のミサイルの写真を見たうえで・・・
https://hara.livedoor.biz/archives/52340115.html
https://hara.livedoor.biz/archives/52340118.html
この二つの記事には、落下したミサイルの違う2枚の写真があります。
比較するなら素人の私が見てもアメリカが供与した「NASAMSミサイル」に似た特徴があるのは、はっきり分かります。

(3)実際に攻撃ミサイルが着弾するとどうなるか❓
破壊を目的とするミサイルですから威力が大きいです。
普通の着弾後の映像を見ると直径10メートル以上20メートル程度の大きく深い穴が出来ます。

少ない写真からははっきり分かりませんが、西側のメデイアが多数現場に入っていますから、このような大きな穴があればはっきり確認できるはずです。
そして建物の形が残っています。この程度の建物であれば攻撃ミサイルが着弾すれば完全に崩壊すると思います。建物の中には大勢に人がいたようですから、死亡者数はもっと多いはずです。負傷者の多くが死亡すると思います。
<現場の写真の多く掲載している記事 AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3528094?cx_part=top_category&cx_position=2

<コメント欄から(ろみ )>
『仮に意図的に標的にしていたとしたらあり得る可能性は、電力インフラを概ね破壊し終えたので今度は、医療インフラを標的にした。
あるいはクリミアの海水浴場にクラスター弾が着弾した事について「そこに居る方が民間人の方が悪い(意訳)」などと釈明した事に対する報復あたりが考えられます。

ただ巡航ミサイルor弾道ミサイルが病院に直撃していた場合、建物は半壊どころか全壊し更に多くの犠牲者が発生すると思われる上に他のミサイルが全て軍需工場に着弾している事から撃墜されたミサイルの残骸によるものと考えるのが現時点では、可能性が高いと考えられます。』

素人の考えを拾ってみても、この程度の疑問は普通にあります。

(4)暫定的に言える結論
◎キエフの小児病棟にミサイルが落下したのは事実。
◎ミサイルが、ロシア側のミサイルかウクライナの迎撃ミサイルかは不明。
◎ロシアが純粋な民間施設を攻撃対象にすることは、過去にほとんどない。多くの場合は民間施設の中に軍事施設を隠していた。

(5)ウクライナのやらせ疑惑
これは、もし本当なら極めて悪質です。
陰謀論的見解
(こんなヤラセ疑惑を言っている人間もいます。真偽不明)
2024年07月09日17:30
ウクライナメディア「小児病院へのミサイル攻撃に関する国連安保理会議を前に大統領府が苦悶」
https://hara.livedoor.biz/archives/52340130.html

※もしウクライナのヤラセ疑惑が事実であると仮定した場合、市民がミサイル着弾時の動画を公開しなければ、その通りに事態が進行したと思います。
現在は、証拠動画は無視して意図的な方向に議論をミス・リードしています。
ミサイルの種類を特定しないまま、議論だけが進んでいます。その前提を証明しないと、はっきり言って事実の捏造でしょう❓

(5)国連安保理でのロシアの反論
2024年07月10日05:38
国連安保理 キエフの小児病院爆撃 ネベンジャ露大使「ノルウェー当局の反応を待っている」RIAノーボスチ
https://hara.livedoor.biz/archives/52340134.html

(6)分かりましたか❓
この分量を書いて初めて記事と言えます。
垂れ流しのニュースの中に、一つでもありましたか❓
ロシアの国連での反論を取り上げた記事は、ありましたか❓

私が言うプロパガンダとフェイクニュースの意味は、このような事を指して言っています。
メデイアが報道するなら事実か真実に出来るだけ近い事を報道するべきです。
西側のメデイアは、ほぼプロパガンダとフェイクニュースしか流していません。

私は、ロシアの言い分が正しいとは言っていません。
双方の言い分を聞くべきだし、その上で事実関係を判断するべきだ・と言っているだけです。
嘘や捏造はダメだ・とも言っています。

※そしてダブルスタンダードも良くないと思います。
ガザでは毎日のようにイスラエルが戦争犯罪に該当することを行っています。これについて、安保理に持ち込まれたことは、ありません。
私にはウクライナ市民は人間で、ガザ市民は人間でない・と言っているように聞こえます。
人種差別の典型ですね❓
安保理は人種差別主義者の集まりか❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27