「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(中国)日本人家族を暴漢から救い死亡した「胡友平」さん<2024.07.02

2024-07-02 20:31:57 | 中国と東アジア

日本人家族を助けた中国人女性が死亡 地元政府などが称賛
2024年6月29日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cg64q163qzvo
胡友平さんの義挙が示す中国の正義感と中日の絆
2024年7月1日 17:45 発信地:東京 [ 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3526948

暴漢から邦人守って死亡の中国人女性 胡友平さんに敬意と哀悼の表明広がる 与野党議員
2024/7/1 19:09
https://www.sankei.com/article/20240701-Z5BVXTBIFVBULGSZX4MNLFJ7KE/

6月24日、中国蘇州市高新区塔園路新地中心バス停で日本人母子が暴漢に襲撃される事件が起きました。その後、日本人学校のスクールバスに押し入ろうとしました。
これをバス案内係の中国人女性の「胡友平」さんが止めようとしました。
ここで僅かにできた時間を利用して周囲の人々が犯人を取り押さえて、被害者を防ぐことが出来ました。

しかし、その時犯人を阻止しようとした「胡友平」さんは犯人に刺されて帰らぬ人となりました。

お礼を申し上げるとともに、心よりお悔やみ申し上げます。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


「台湾有事は日本有事」本当なのか❓<2024.06.11

2024-06-12 20:14:25 | 中国と東アジア

「台湾有事=日本有事」は荒唐無稽
6/5(水) 7:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/a62cb066fdb1b7303d0d9d5927b6584eb55faef8

「台湾有事は日本有事」には、物凄い誤魔化しがあります。
台湾有事が発生しても日本が、そこに参加する必要はありません。
アメリカが仮に参戦しても同じです。
日本の領域の外で起きることですから、基本的に自衛隊の活動範囲外のことであり、日本が関与する余地は、ありません。

その時放置するのは台湾に気の毒だと思うなら、そうならにように台湾に働きかけて有事を起こさないようにするべきです。

「台湾有事は日本有事」をはやし立てる勢力には、意図があります。
自衛隊の武装強化と活動範囲の拡大です。
これまで日本は、平和国家であり他国の軍事紛争には介入しませんでした。それが日本の平和を守ってきた一番大きな理由です。

四海を海と言う天然の障壁に囲まれた日本に軍事侵攻するには、大きな軍事力が必要です。そんなことが出来る国はアメリカだけです。

日本が他国の脅威にならなければ、他国が日本に侵略するのは現実的に困難ですしやろうとは、思わないでしょう。

そして最近、台湾周辺で中国海軍が2回大規模な軍事演習を実施しました。
それを見ると、笑えませんか❓
<URLに演習略図があります>
【解説】中国は台湾新総統が本当に嫌い……軍事演習から分かること
2024年5月24日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cyee9kjy1e1o

台湾周辺を完全に包囲されていました。
包囲されれば、台湾は日干しになります。
中国の言うことを聞くしかないでしょう。

そんな事態になれば、アメリカが介入する余地はほとんどありません。
介入すれば中国との全面戦争になります。
中国本土に近い海域での戦闘は、圧倒的に中国が有利です。
アメリカの空母打撃群が無敵の威力を持っていたのは、すでに「昔話」です。
ミサイル技術が発達しミサイルの数が膨大に増えた今、ミサイルの射程にいる戦闘艦は、ミサイルの標的でしかありません。

加えてアメリカ海軍の戦闘艦も古くなり果たして本格的な互角の敵を相手に戦闘に耐えうるかも疑問があります。
それらを考えるとアメリカは、見過ごさざるを得ないと思います。

アメリカの空母打撃群が無敵の威力を発揮できるのは、弱い国相手の時だけです。中国相手に中国本土に近い位置で戦えば、まず勝負にならないと思います。
しかも年々この差は小さくなり近い将来逆転すると思います。

台湾は、青臭い書生論が流行っていて台湾独立を言う民進党が総統選では勝利しました。

『台湾総統選、与党・民進党が勝利 中国は「主流民意を代表できない」と反発』
2024年1月13日
https://www.bbc.com/japanese/67967010

しかし❓
『台湾議会の権限強化法案、頼政権は再審議要求へ』
By ロイター編集
2024年5月29日午後 3:41 GMT+913日前更新
https://jp.reuters.com/world/taiwan/UGM53VXBOFOKJLW5KI4RLRHBVI-2024-05-29/
立法院(国会)では、野党が多数派で民進党の暴走に歯止めをかけています。

誰だって中国の軍事介入を招きたくは、ないと思います。

ウクライナでは、台湾の民進党のような過激民族主義者が乗っ取った政府がアメリカの意を受けてロシアとの緊張を高めて戦争を引き起こしました。
確かに国境線を先に超えたのはロシアですが、それを煽りまくって挑発したのはウクライナです。自分で招き寄せた戦争です。

民進党の独立志向を見ていると同じものを感じます。
中国との緊張関係を高めて行けば、やがて中国が軍事的な行動を起こすのは、分かり切っています。
分かり切ったことを敢えてやる民進党は、中国の軍事介入を呼び込むつもりなのかもしれません。

ロシアがウクライナに侵攻を決意した過程と酷似しています。
それを避けたければ台湾は穏健な対中国政策を取るべきです。

だから、台湾有事が仮に起きたとするなら日本は関与せず中立を守るべきです。
戦争をしたければ、中国と台湾だけですればいいことでしょう❓
アメリカだって上記の理由により最後は、見ないふりをすると思います。

「台湾有事は日本有事」は、その状況を作り出したい勢力のプロパガンダです。
それを真に受けると、本当に有事に巻き込まれます。

日本に出来ることは、そのような状況が生まれないように中国と台湾双方に働きかけることだけです。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


ウクライナ紛争とガザ紛争の陰でロシアと中国の影響力が拡大<2024.06.09

2024-06-10 19:39:53 | 中国と東アジア

ユーラシアとアフリカの地図を見ると驚くべき国際情勢の変化が起きています。
欧米の退潮と中国・ロシアの勢力の伸長です。

以前からこの傾向はありましたが、ウクライナ紛争とガザ紛争がそれに拍車をかけたと言えます。この二つの紛争は、第三世界に「ダブル・スタンダード」を見せつけました。
パレスチナやロシアは、あすの第三世界の姿です。
そうなりたくなければ、欧米でない勢力と協力するか第三世界が団結するしかありません。

欧米の第三世界への外交は、基本的に植民地主義の延長線上にあり、ロシアや中国との影響力争いだけです。

中国やロシアは、もちろん欧米との影響力争いもありますが、経済的には基本的に互恵関係です。

※ロシアと関係のある国と関係の深い国
ユーラシア
モンゴル、北朝鮮、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン
アフガニスタン、パキスタン、イラン、イラク、シリア
アゼルバイジャン、トルコ、イエメン
△インド、サウジ、湾岸諸国、エジプト

アフリカ
マリ、ニジェール、ブキャナンソ、中央アフリカ、チャド、リビア東部、コンゴ共和国、ギニア、南アフリカ
他にもあると思います。

中国と関係の深い国
ロシアと関係のある国と関係の深い国に加えて、アフリカ諸国の多く。
(ジエトロ資料)
アフリカで存在感増す中国、最近は互恵性も重視
2022年3月1日
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2022/00a9cda60835179c.html

※冷静に世界地図を見るなら、多くの地域からアメリカとEUの勢力が排斥されていることが分かります。
と言うより親欧米的な国は、ごく少ないと言えます。

勢力争いや植民地主義的な収奪の対象としてしか第三世界を見てこなかった、欧米は友好と互恵を武器にするロシアや中国との競争に負けていると言うことです。

もし欧米が友好と互恵をもってアフリカ諸国と付き合ってきたなら、今のアフリカの貧しさはないと思います。

経済成長と地域の安定をもたらしてくれるのが、ロシアや中国であれば、当然こちらとの付き合いを優先するでしょう❓

つまり、欧米の世界支配は既に終わっていると言うことです。そして、これから経済成長するであろうアジアやアフリカから欧米は排斥されつつあると言うことです。

ウクライナ紛争とガザ紛争に見えるのは、人種差別そのものです。差別されているのが、ロシアとパレスチナです。
差別する側に支援されているのが、イスラエルとウクライナです。
物凄く分かりやすい構図でしょう❓

この簡単な構図を日本政府は理解するべきです。
もうヨーロッパは、切り捨てるべきです。
アメリカは安全保障の関係から切り捨てることは出来ません。しかし付き合い方は、変えるべきでしょうね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


(中国)少林寺修行僧の秘儀とは❓(壁横歩き❓)<2024.06.09

2024-06-09 18:53:23 | 中国と東アジア
URLに写真があります
少林寺の修行僧の見事な技、米国人写真家が捉える
2024.06.08 Sat posted at 12:30 JST
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35219856.html

ほぼ物理学の重力の法則を無視していると言えます。
下にいる子供たちは、大した気にしていませんから落ちてくる心配はなさそうです。

写真家のスティーブ・マッカリー氏
「この写真を見た人は、笑みを浮かべるか、若い修行僧たちの(驚異的な)身体能力に畏敬(いけい)の念を抱くかのどちらかだ」

韓国と北朝鮮の風船爆弾戦争のその後<2024.06.03

2024-06-04 18:38:04 | 中国と東アジア

北朝鮮、ごみ風船を中断 韓国が批判ビラ再開なら「百倍返し」と威嚇
2024/6/3 06:44
https://www.sankei.com/article/20240603-RDZJATDRZZKL7PD2XKBWQMSCYI/
韓国、拡声器宣伝を検討 北朝鮮、汚物風船の中断表明
2024年06月03日00時04分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024060200212&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
韓国、拡声器宣伝を検討 北朝鮮、汚物風船の中断表明
2024年06月03日00時04分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024060200212&g=int
北朝鮮の「汚物風船」また飛来 韓国軍が注意喚起
2024年06月01日23時47分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024060100536&g=int

大体、このような経緯により北朝鮮の(汚物)風船爆弾攻撃が起きたようです。
韓国の方が、どうやら先に仕掛けたようです。
それに対して北朝鮮が反撃に出たのが今回の事件の原因のようです。

要は、体制批判のビラを括り付けた風船を北朝鮮に飛ばすのを止めろ!と言うことのようです。

韓国は、これに対し「耐え難い方法で報復する!」と口撃しました。
韓国の「耐え難い方法」とは、38度線に大音量の拡声器を設置して北朝鮮体制批判放送をすることのようです。

北朝鮮も世間(外国)の評判が良いとは思えない、風船爆弾攻撃は一旦、終了するようです。

<北朝鮮の主張>
 『キム・ガンイル国防次官が「暫定的に中断する」と談話で発表したと伝えた。韓国から飛ばされてきた北朝鮮の体制を批判するビラへの対抗措置だったとし、ビラが再び飛んできた場合は「100倍」のごみを再び送るとしている。
 談話によると、5月28日夜~6月2日未明に約15トン分のごみを大型風船3500個に取り付けて韓国に飛ばした。「紙くずの回収が、どれほど気分を害し、労力が割かれるかを十分に体験させた」と主張した。』

<韓国の主張>
 『これに先立ち、韓国軍は2日、北朝鮮がごみをぶら下げて1日夜から韓国側へ飛ばした風船が、ソウルなどで計約720個確認されたと発表。5月下旬にも同様の風船約260個が飛来しており、韓国大統領府は「北朝鮮にとって耐え難い措置に着手する」と強硬姿勢を示した。』

日本人には良く分かりませんけれど❓
韓国が北朝鮮に風船を飛ばすのを止めれば、北朝鮮も報復は止めるようです。

まあ❓
砲弾を撃ち合うよりは平和的ですが、争いはお互いに避けた方がいいでしょうね❓

韓国と北朝鮮のホットな風船爆弾合戦とは❓<2024.05.31
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/dcef1930204f1a6737a0976114f3d442

以前、こんな事件がありました。
『延坪島砲撃事件』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%B6%E5%9D%AA%E5%B3%B6%E7%A0%B2%E6%92%83%E4%BA%8B%E4%BB%B6


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
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(中国)ゴビ砂漠で魚が豊漁❓<2024.06.03

2024-06-03 20:22:29 | 中国と東アジア

2023年09月11日-09月15日
内陸なのに豊漁? 新疆の養殖業が急成長
https://spc.jst.go.jp/news/230902/topic_3_04.html
2024年02月01日-02月02日
山奥で捕れたサーモン? 山西省晋城市の「海の味」
https://spc.jst.go.jp/news/240201/topic_5_04.html

ゴビ砂漠で魚が獲れるのか❓
獲れるんです。

中国新疆ウイグル自治区は、今養殖業の中心地になっているそうです。
天山山脈から流れてくる水温の低い豊富な水が、養殖を可能にしています。
今では、魚種も増えて・・・
『ティラピアやバナメイエビ、クルマエビ、ノコギリガザミ、スズキ、ハタなどが養殖されている』

近年は漁獲量も増えて、国内に出荷するだけでなく輸出もするそうです。

色々な知恵はあるもので、共産主義国家ですから出来るかできないか分からない事にも資金が出ます。
サーモンの養殖は・・・
『22年11月1日、デンマークからサーモンの卵160万粒が同県に到着し、同社の繁殖センターで孵化が始まった。24年末には約3000トンのサーモンが出荷できる見込みで、同県の冷水魚の付加価値を高めるものとして期待されている。』

ごく最近の話です。
日本でも過疎で困っている北海道の山奥などで水が豊富にある地域では可能だと思います。あるいは東北の寒村とかね❓

一次産業でも地域の産業を創出することは可能だと言うことを示す例です。

誰かが考えて、「やってみよう!」と思ったから出来たことです。
普通、ゴビ砂漠で魚の養殖をやろうなどと考えないと思います。考え付いた人は、えらいと思います。
その発想に資金を出したのが新疆天蘊有機農業有限公司です。
金太郎あめ的な地域振興ではなく、その土地に適した産業を考え付いたのが素晴らしいですね。

中国を馬鹿にする人は多いと思いますが、既に日本が遅れている部分は沢山出てきています。

『フォトログ:中国北西部、地道な植林は砂漠化を押し戻せるか』
By David Stanway
2021年6月12日午後 12:19 GMT+93年前更新
https://jp.reuters.com/article/idUSKCN2DK1H9/

今、中国では砂漠緑化が国家プロジェクトになっています。この起源を知っていますか❓
日本の篤志家が現地の人と協力して植林の試みを始めました。最初は、植えた木を盗まれたりして全然上手くいかなかったそうです。この話を聞いたのは、随分昔です。
それをプロジェクトとして始めたのが遠山正瑛さんです。
1972年ごろから研究を始めたようです。
2018-04-24 11:39
第26回 中国の砂漠緑化に生涯をかけた日本人お爺さん・遠山正瑛
https://japanese.cri.cn/20180424/719d6090-bc4d-1549-b34b-511857e4cd66.html
でも、それが受け継がれて今の中国の国家プロジェクトになっています。

反中国感情を煽り立てて中国を敵視する人たちがいます。
中国と協力して共に栄えることを考える方が、よほど日本の国益に合致しているんでは、ないでしょうか❓


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
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時々中国に逆らいその度に懲罰に会う台湾<2024.06.01

2024-06-02 10:59:56 | 中国と東アジア

【解説】中国は台湾新総統が本当に嫌い……軍事演習から分かること
2024年5月24日
https://www.bbc.com/japanese/articles/cyee9kjy1e1o

確かに台湾は独立国であり独立を主張する権利はあります。
しかし歴史や世界の中には、それが許される国と許されない国があります。
分断された民族も結構、います。
朝鮮半島だって本当は統一政府のもとに統治されるべきでしょう。
しかし歴史の事情により南北に分断され統一はなりません。今年、北朝鮮はついに民族の統一を諦めました。

クルド人もそうです。
西欧列強が植民地獲得の過程で、あるいは地域大国がクルド人の居住区を分断して4つに分裂したままです。
トルコ・イラン・イラク・シリアに分断されています。
ほぼ統一は不可能と言っていいと思います。

台湾の場合は、蒋介石政権が内戦に敗れて台湾に逃げ込みました。だからしばらくは、台湾が中国の政府でした。しかし大陸の共産党政権が中国を統一し中央政権をつくると共産党政権が中国政府と世界が認定しました。
その後も共産党政権と蒋介石政権との冷戦状態は継続しました。
共産党政権が何度か台湾に軍事侵攻をする気配を見せましたが、アメリカが軍事力でそれを許しませんでした。
中国とアメリカの国力と軍事力の差が大きかったからです。

しかし近年、アメリカと中国の国力と軍事力の差は急速に縮小しつつあります。
ドローンが出現し、ミサイルが進化すると現在では、台湾周辺では、もう差はないと言っていいと思います。
アメリカが空母打撃群を4グループ派遣しようと台湾防衛は、現実的には不可能です。

つまり❓
中国の台湾侵攻を防いでいたのは、アメリカの軍事力でありアメリカの軍事力が相対的に低下すれば、もう台湾を守る方法はありません。(中国の気分次第です)

台湾に出来ることは、現在の事実上の独立状態を維持して将来国際環境が変わることを気長に待つことだけです。
台湾独立は言わず、中国のご機嫌を取りながら軍事侵攻を回避するしかありません。
青臭い書生のように台湾独立を主張するのは、気分はいいかもしれません。
しかし、中国はそのうちブチ切れると思います。

ブチ切れるとどうなるか❓
中国の軍事演習略図
https://ichef.bbci.co.uk/ace/ws/800/cpsprodpb/919a/live/3f086990-1987-11ef-baa7-25d483663b8e.jpg

2022年より包囲が綿密になっています。
次は、更に綿密になるかもしれません。
そうです。
台湾を海上封鎖すれば、台湾は石油や天然ガス、その他必要な資源や部品を輸入できません。工業製品を輸出することも出来ません。
食べ物は何とか自給できるかもしれませんが台湾の生命線である輸出が止まります。

中国は軍事侵攻する必要はありません。
こうして海から台湾を封鎖すれば、台湾は中国に降伏するしかありません。

そうならないためには❓
中国に逆らわず、静かにしているのが賢明だと言うことです。
台湾有事を喚いて煽り立てている輩が、いるでしょう❓
台湾有事が発生しても日本に出来ることはありません。
日本がするべきことは台湾を説得して中国にブチ切れネタを与えないようにさせることだけです。

はっきり言いますが、台湾有事が発生してしまえばアメリカも台湾を見捨てるしかありません。
空母打撃群を2戦隊台湾海峡に送り込み中国を思いとどまらせたのは、もう昔の話です。
今そんなことをすれば、アメリカの誇る空母打撃群は台湾海峡の藻屑になります。
ミサイルの性能と数が昔とは全然違うからです。


※関連記事目次
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韓国と北朝鮮のホットな風船爆弾合戦とは❓<2024.05.31

2024-06-01 19:31:21 | 中国と東アジア

金与正氏、韓国への汚物風船認める「いつもやられていること」
2024年05月30日16時45分
https://www.jiji.com/jc/article?k=20240530046001a&g=afp

韓国の方は、体制批判のビラと現金を括り付けて北朝鮮に風船を飛ばすのだそうです。
北朝鮮の方がぶち切れて「汚物風船」で反撃したようです。(くそ食らえ?)

韓国軍合同参謀本部
「明らかな国際法違反」
「北に対し、その非人道的かつ低級な行動を直ちにやめるよう厳重警告する」

与正氏談話
「彼らがいつもやっていることをしてみたのだが、なぜ銃弾の雨を浴びたかのように騒ぐのか理解できない」

更には❓
『 また、北朝鮮の風船は違法で、韓国側の同様の風船は表現の自由だと主張するのは二重基準だと反発。「『表現の自由』や『国際法』は、風船が飛ぶ方向によって定義されるのか?」と皮肉った。
 さらに、風船に入ったごみは「『表現の自由の保障』を叫ぶ自由民主主義の亡者たちに対する『誠意の贈り物』」とみなすべきだとも述べた。』

口先の戦いは、北朝鮮の圧勝のようです。
そして、脅しも忘れません。

『超大型放射砲を一斉発射 正恩氏が命令―北朝鮮』
2024年05月31日11時07分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024053100335&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

双方とも色々大変なことでは、あります。
大砲を打ち合うよりは、安全なことは間違いありません。


※関連記事目次
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北朝鮮の口径600ミリの新型多連装ロケット砲とは❓<2024.05.31

2024-06-01 19:29:29 | 中国と東アジア

金正恩氏、超大型多連装ロケット砲発射訓練を指導=朝鮮中央通信
By ロイター編集
2024年5月31日午前 7:37 GMT+915分前更新
https://jp.reuters.com/world/security/52JP6TXHYBNI7OERINUPDHB3AY-2024-05-30/
写真
https://www.afpbb.com/articles/-/3522101?cx_part=top_category&cx_position=5


北朝鮮が先月から新型放射砲(多連装ロケット砲)の発射実験に取り組んでいました。
今回、その一部をロイターが報道しています。
口径600ミリの超大型です。
ちなみにウクライナで活躍しているアメリカのハイマースの口径が227ミリです。
口径の巨大さが分かると思います。
ハイマースでも射程300kmのATACMSミサイルを発射できます。しかし、口径が全然違いますから北朝鮮のミサイルが劣っているとしても威力は比較にならないほど大きいと思います。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると・・・
『砲兵部隊は約365キロ先の島の目標に命中させることに成功。』

『北朝鮮の超大型ロケット弾は直径600mmと確定、核弾頭を搭載可能』
2023/1/1(日) 14:12
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2e25b436aec8f345bde258205aed91a08199e8f2

これが去年の1月の記事です。
既にこの時点で発射実験を行っており、最近の発射は実験と言うより訓練に近いと思います。
実戦配備されたと考えておく必要があります。
戦術核搭載可能の大型短距離弾道ミサイルも発射可能でしょう。

韓国にとっては、非常に危険なことになりました。
「ソウルを火の海にする!」
北朝鮮の脅し文句です。
今、北朝鮮が保有する榴弾砲などの長距離兵器でも簡単に実行可能です。
しかし、今後は38度線から300km以上離れた位置から移動式のミサイル発射ランチャーを北朝鮮は持つことになります。
事前に場所を特定して破壊するのが、ほぼ不可能になります。
ミサイルの性能が向上すれば、射程距離は更に伸びるでしょう。

今年、韓国は「第1の主敵」にされました。
朝鮮半島でゴタゴタが起きれば、ソウルは確実に火の海にされます。
アメリカと組んで北朝鮮を脅しあげすぎると❓
「瓢箪から駒」
に、ならない事を祈っています。

ウクライナ紛争の教訓は、地形の複雑な戦場では・・・
「兵士の数」
「火砲の数と砲弾やミサイルの量」
そして今後は、「ドローンの量」
などが戦場の優劣を決めます。
もう旧式の発想では、地上戦に負けます。


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
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熱気あふれる台湾国会<2024.05.18

2024-05-20 08:38:32 | 中国と東アジア

台湾で国会乱闘、6議員搬送 頼新政権の発足直前
2024年05月18日09時39分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024051800201&g=int

昔、日本でもやってましたね❓
台湾は、熱い!です。ホット国会!
中国との戦争に備えて、まず国会議員が手本を示そうと言うことでしょうか❓

総統選挙で、また独立派の民進党が勝利して台湾は大丈夫かな❓と、かなり心配していました。

しかし、立法院(国会)選挙では野党国民党が勝利していました。

気分は民進党、中身(政策)は国民党と言うのが台湾国民の選択のようです。

台湾周辺海域を、中国海軍が包囲して大軍事演習をやられたら、普通は考えますよね❓

それで戦争に突っ走ったら、ウクライナと同じです。
(ア◎だ❓)


※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


北朝鮮を貿易から締め出せば、それに代わる稼ぎを探す<2024.3.28

2024-03-29 13:19:58 | 中国と東アジア

北朝鮮を貿易から締め出せば、それに代わる稼ぎを探す<2024.3.28

 

最近、高級クラブで「よく見かける」新しい顔ぶれ...日本で「荒稼ぎ」する北朝鮮組織のビジネスとは?

2024328日(木)1720

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/03/post-104113.php

 

ある在日韓国人の会社経営者は、たまに通っている東京都内の高級クラブで、以前とはちょっと違う「顔ぶれ」を見かけることが増えたという。数人から10人以上のグループで、年齢は比較的若く、20代から40代後半ぐらい。非常に羽振りが良いのだが、 ・・・

 

これが、どのような人たちかと言うと❓

 

オンライン賭博を運営するグループだという。外国人が、自国民向けの違法なオンラインカジノを経営しているのだが、摘発を避けるため拠点を日本に、サーバを第三国に置いているのだという。

 

韓国の国家情報院(国情院)は214日、北朝鮮との国境に近い中国・丹東で活動している北朝鮮IT組織「キョンフン情報技術交流社」が、違法賭博サイトを製作して韓国の暴力団に販売していたと明らかにした。この暴力団は北朝鮮組織に製作依頼した数千件もの賭博サイトを販売して、数千億円もの収益を上げていたというから驚く。 』

 

このような事情だそうです。

更には❓

 

『北朝鮮系のハッカー集団、暗号資産2200億円を昨年盗む=報告書』

202323

https://www.bbc.com/japanese/64507930

 

『北朝鮮、サイバー攻撃で暗号資産4460億円を窃取か…安保理制裁委パネルが年次報告書』

2024/02/09 13:41

https://www.yomiuri.co.jp/world/20240209-OYT1T50068/

 

北朝鮮は、今では優れたIT技術を持っており技術者も抱えています。

それを利用して様々な違法ビジネスを展開してます。

そして、それを利用する非合法集団も韓国だけでなく北朝鮮が浸透している主に東南アジアなどにも顧客がいると思います。

 

表の世界から北朝鮮を締め出したところで、ネットとIT技術の進歩した現在は様々な稼ぎ口があると言うことです。

 

昔は、偽ドル紙幣とか麻薬関係のビジネスがほとんどでした。

今、北朝鮮はハイテク化してしまってそんな旧式の闇ビジネスは最近はしないようです。暗号資産を盗み出す方が、よっぽど簡単ですもんね❓

 

今のようにある国家を極悪指定して、仲間から締め出すような規制では大した効果はないと言うことです。

やはり仲間にしてルールを守らせたり働きかけたりする方が効果的だと思います。

 

西側は、ロシアを西側の貿易や取引から排除して締め上げようとしましたが余り効果はありません。

 

西側の何が問題化と言うと、自分たちで勝手に仲間内のルールを決めてそれを相手に押し付けようとすることです。

従わないものは、悪党国家として締め出します。

 

しかし悪党国家に言わせれば、西側こそ帝国主義であり悪党国家です。

だから帝国主義者と戦うのにためらいは、ありません。

 

相手を理解したり相手に配慮するのが、国際政治であり外交です。

西側は自分たちが圧倒的な強者になったために、国際政治であり外交を問題解決や交渉の手段とするのを放棄している現状があります。

もう世界政治や世界情勢は、西側だけで決められるものではありません。

西側以外の主に第三世界の経済力や政治力が、昔と比較にならない程、大きくなったからです。そしてそれが年々拡大しています。

 

西側が自分たちだけでルールを決め、それを西側以外の国々に押し付けるような態度をや得ない限り、世界で紛争が更に起きて解決は付かないと思います。

 

国際政治や外交の基本を思い出すべきでしょうね❓

そうしなければ、国際紛争は全部戦争で解決する以外に方法はありません。

国際政治や外交の基本的な考え方は、戦争の発生を回避し、起きてしまえば戦争の拡大を防ぎ、出来るだけ速く終わらせることです。

 

ウクライナ紛争を見ていると、正反対のことをしています。

戦争を長引かせれば、それがウクライナ限定からヨーロッパに拡大するリスクが時間の経過とともに大きくなりつつあるのが理解できない、バカ者の政治家ばかりです。

 

※関連記事目次
項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540


(中国)EV車の保険料が高騰⇒EV車が普及したため<2024.3.7

2024-03-07 20:41:04 | 中国と東アジア

EV車の保険料が高騰…どうして? 新エネルギー車が普及する中国 ドライバー負担に直結する「特有の事情」
2024年3月6日 17時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/313207

皮肉にもEV車が普及したため事故費用が保険料を引き上げました。
「エンジンは修理できるが、電池や電子制御部品は壊れると交換しかできず、高騰の原因となっている」
記事では「交換」と書いていますが、実際は電池が傷つくと廃車のようです。電池に損傷があると交換するしかなく電池の費用が車両価格の多くを占めるため交換するより廃車にした方が結果として安上がりだからです。

日本ではEV車の普及が少ないからそれほど保険料には影響していませんが、普及が増えるほど保険料は上がっていきます。

結局、事故はEV車であろうとガソリン車であろうと起きます。事故比率が同じだと事故即廃車のケースが多いEV車の保険料をかなり割高に設定せざるを得ないことが理由です。

更には、リチウム電池の再利用の方法も確立されていません。
『進まぬリチウムイオン電池のリサイクル』
2023年03月31日 15時00分 公開
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2303/31/news173.html
『普及するだけじゃ無責任! 日産以外は遅れてる! EVに必須の「リチウムイオン電池」のリサイクル問題の現状』
2023/11/2(木) 13:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fcac15a380f169bd1f5486ac4a1d2f7ae1c5977

電気自動車には、メリットもありますし大きなデメリットもあります。電気自動車を主要な規格にするために大きなデメリットを無視してきました。
そのツケは、ユーザーや環境に跳ね返ってきます。
電気自動車を主要な規格にしたのは、ヨーロッパです。
ハイブリッド技術で日本に完敗したからです。
中国が製造が簡単な電気自動車を採用したので台数としては爆発的に増えました。

ヨーロッパが日本に勝つために電気自動車を主要な規格にしたのに中国メーカーにほとんどシェアを食われてしまいました。他にはテスラですね。

電気自動車が急に主要な規格になったのには、こんな裏事情があります。環境に優しいというのは単なる表向きの理由にすぎません。

で❓美味しいところを中国の自動車メーカーが先食いして、そのツケが中国のユーザーに来ていると言うわけです。世の中に「全部いい!」事は余りありません・・・


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(中国)自律飛行型航空機、12機での編隊飛行に成功<2024.3.4

2024-03-04 20:25:02 | 中国と東アジア

動画:自律飛行型航空機、12機での編隊飛行に成功 中国安徽省合肥市
2024年3月1日 14:31 発信地:中国 [ 中国 中国・台湾 ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3507444

動画を見て驚いてください。
これはスマート交通の発展に向けの開発ですので動力は電力(バッテリー)です。環境負荷を考えなければガソリンエンジンでも出来ます。その方が馬力は大きいと思います。
このサイズで最大離陸重量は620キロです。もう少し大型化すれば、1トンです。
自動操縦は事前にプログラムされて人間の操作なしで飛行するという意味です。

ふと❓思いませんか❓
これを兵器に応用したらどうなるんだろう❓
様々な用途が考えられます。大型の自爆型ドローンには即転用できます。1トン爆弾が落ちてきたら抜群の威力があります。
それどころか爆弾を投下して、基地に帰還するようにすることも可能です。

積載量が1トンあれば、前線への物資の補給にも非常に便利ですね。
負傷兵の搬送にも、兵員の交代にも使えます。

近未来の戦争が、どうなるかが分かります。
今、行われているウクライナ紛争は旧式の最後の戦争になるかもしれません。

イランが開発した自爆型ドローンは、ジェットエンジン推進です。搭載できる爆弾の量と速度が、プロペラ推進に比べて格段に進歩します。
戦闘艦の攻撃にもミサイルの代わりに使えます。
しかもミサイルに比較すると格安です。

中国は、最新のハイテク技術の一部を除くと世界最先端の技術大国になりました。
中国宇宙ステーション
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

今、単独で中国宇宙ステーションを打ち上げたり維持できるのは中国だけです。
その技術は、全部軍事に応用されます。
そして軍事に必要な基本的な鉄鋼や造船の最大の生産国です。

中国を軍事力で封じ込めようとか、中国と軍事力で対抗しようとする今の考え方は、そもそも物量と技術の違いを無視した空論です。

ウクライナ紛争を見るにつけ思うことは、戦争を始めてはいけないと言うことです。ウクライナに戦争を回避しようとする政治と外交の知恵があれば、簡単に回避できました。

政治と外交の知恵は皆無でひたすら軍事力でロシアと対抗しようとした結果がウクライナ紛争です。(要は、やや強めの腕力があるだけでノウ味噌が無いという意味です。アメリカには、便利な道具です。)

ウクライナが「あす」の日本にならないことを祈るばかりです。
台湾も同じです。幼稚園児のような独立論を振りかざしていれば、やがて中国との武力衝突を招きます。
そうなったら、どうするのか❓も事前に考えておくべきでしょうね❓

もちろん一定の国防力は必要です。
しかし戦争に巻き込まれない知恵のある国が、最終的に世界の中で生き残ると思います。

中国を見てください。
軍事力を威嚇には使いますが、戦争はしません。
中国が軍事力を行使したのは、随分前です。

旧ソ連との国境紛争。1969年
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E3%82%BD%E5%9B%BD%E5%A2%83%E7%B4%9B%E4%BA%89
中越戦争1979年
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E6%88%A6%E4%BA%89

戦争は止めて国家の発展に力を尽くしたから今の中国の繁栄があります。
何でもかんでもアメリカの尻馬に乗るのは、止めるべきです。
日本の国益と東アジアの平和を守る外交を日本の外交の指針とするべきです。
それ以外の地域(ヨーロッパなど)の紛争に関与することは、日本の国益を損なうことです。
日本にとって!
ウクライナが勝とうがロシアが勝とうが、どっちでもイイ事でしょう❓
そこに「しゃしゃり出ていく」日本政府は愚かと言うしかありません。知恵が足りなすぎると言うことです。


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韓国の出生率の異常な低下と北朝鮮の外交政策の変化<2024.3.3

2024-03-04 20:21:02 | 中国と東アジア

朝鮮半島の軍事衝突発生のリスクを軽視していませんか❓(ロイター記事・北朝鮮問題)<2024.1.19
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/b689a1fd93bc6b4a9e2b50ffa3e236a7
『韓国は「第1の敵、不変の主敵」である』

【出生率、止まらぬ低下 「消滅の危機」も解決策見えず―韓国】
2024年03月03日06時58分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024030200404&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

韓国の人口が、5174万 (2021年)。
北朝鮮が、2597万 (2021年)。
『国防白書によれば、徴兵制をとる韓国軍の兵力は20年末の約55万5000人から22年末には約50万人にまで減少。国防面への影響も懸念されている。』

【北朝鮮で地方工場新設開始 金正恩氏が着工式で地方経済立て直しの遅れを反省】
2024/2/29 08:56
https://www.sankei.com/article/20240229-YVJSB5TYHZJNVHNPCPQPHSCCFY/
『着工式では、党と軍の幹部らと一緒に金氏が自らくわ入れをした。金氏は演説で「今になってこの事業を始めるのかというじくじたる気持ちで、申し訳なくもある」と言及。北朝鮮の人口の大多数を占める地方の暮らしを向上させることが「非常に切迫した国家の重大事業だ」と強調した。
報道で、計画のために新たに軍の部隊が編成されたことも明らかになった。』

北朝鮮は、今年外交方針の大転換を行いました。
朝鮮半島の統一は諦めて、韓国を「第1の主敵」と決めました。

どうやら核兵器とミサイルの方は、一定の成果を見たので軍事増強一点張りから民生向上の方にも力を入れるようです。
これを馬鹿にしてはいけません。
これまで全くしなかったことを始めるのですから効果は大きいと思います。
『停滞する地方経済の振興に向け、今後10年間で毎年20地域に工場を新設する計画「地方発展20×10政策」の初事業。金氏は演説で、地方経済の立て直しが後手に回ったとして反省の弁を述べた。』
軍需工場はすでにありますから、民需の工場を建設するのだろうと思います。

ウクライナ紛争のおかげで結構、北朝鮮も余裕が出てきたと思います。その余裕を民生部門に投資しようという考えだと思います。

事実かどうかは不明ですが北朝鮮の出生率は、1.82 人 (女性1人あたり) (2020年)です。
ちなみに日本1.34 人 (女性1人あたり) ‎(2020年)より多いです。
『韓国の2023年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数)が、暫定値で0.72と発表された。』0.84 人 (女性1人あたり) (2020年)

つまり❓
北朝鮮が国民の生活水準を向上させれば、北朝鮮の出生率は改善する可能性があります。そうなれば北朝鮮の人口は増加に向かうかもしれません。
韓国の出生率の減り具合と比較すると将来、人口が逆転する可能性があります。
現在の韓国の人口減少は、「14世紀にペストが欧州にもたらした人口減少を超えるものだ」という恐るべきハイペースです。

『北朝鮮軍の兵力120万人で世界4位 韓国は8位』
2023.01.10 12:35
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230110001400882

ウクライナ紛争は、従来の戦争の常識が誤りであることを証明しました。アメリカ軍の戦術がウクライナでは通用しませんでした。
地形の複雑な国では、戦争のやり方が違うと言うことです。朝鮮半島は、ウクライナより遥かに地形の複雑な土地です。ウクライナ以上にアメリカの戦術は通用しません。
地形の複雑な土地での戦闘は、兵士の数と武器の数が有効です。
つまり❓
アメリカの優秀な兵器で武装する韓国が、必ずしも優位であるわけではありません。兵士の数と旧式でも武器の数が圧倒的に多い北朝鮮は互角の戦闘が出来る可能性が高いと思います。

韓国の人口減少が続き、北朝鮮の人口減少が少なければ兵士の数の差は更に大きくなります。時間が経過するほど、この面での北朝鮮の優位は拡大していくことになります。

韓国は「第1の主敵」にされてしまいましたから、十分注意して振舞わないと酷い目に会うかもしれません。
ドローンなんか簡単に作れますからね❓
ドローンを膨大に作られて備蓄されてミサイルと併せて攻撃されると韓国軍は、一気に壊滅する可能性すらあります。
日本だって同じことです。
ドローンの活用を考えれば、もっと安い軍事費で効果的な防衛力を獲得できる可能性が大きいと思います。
大体、陸上自衛隊に戦車がある感覚が相当軍事オンチです。日本で戦車戦をやるような事態が起きれば、半分占領されているということです。つまり❓
陸上自衛隊に戦車は、不要です。
※大体!
戦車戦の出来そうなところは関東平野と北海道くらいしかありません。他は狭くて戦車戦は無理です!


※関連記事目次
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新型「放射砲」の発射実験に北朝鮮が成功したらしい❓<2024.2.13

2024-02-13 09:58:05 | 中国と東アジア

新型「放射砲」の発射実験 北朝鮮、命中精度向上と主張
2024年02月12日09時17分配信
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021200199&g=in

これは韓国、真っ青!
アメリカ、げんなり!

「放射砲」は北朝鮮の用語で普通は、多連装ロケット砲です。これに移動(運搬手段)車両が付随して、多連装ロケット砲システムと呼ばれます。
ロシア軍を大いに悩ませたアメリカのハイマースM142と同じ種類の兵器です。

ロシア軍が使っているのは、旧式のBM-21 グラート40連装122mmロケット弾(システム)です。誘導式ではなく射程も20km程度と短いです。

ロシアと北朝鮮は、去年から準軍事同盟的な関係になりました。北朝鮮は、砲弾100万発とミサイルを売却したと思います。ロシアからは分かっているだけで弾道ミサイル用の技術が供与されました。
アメリカが敵性国家を脅すと相手は怖いですから接近して協力するようになります。ロシアとイランも似たような関係にあります。
そうなるとアメリカは❓
「悪党同士が仲良くしちゃ!イカン!」
と怒りますが、益々怖がって悪党同士の関係は強固になります。アメリカの21世紀型超虚弱脳みそでは、この理屈がどうしても理解できないようです。
不思議だな❓

そのような余計なことは、脇に置いて・・・
北朝鮮とロシアは、それ以外にも様々な提携や協力を計画していると思います。

今回の新型放射砲の口径は、240ミリ口径となっています。ハイマースが227mmですから大体、同じ程度の砲弾やミサイルが発射できます。
ベースになっているのは、旧ソ連の1947年から製造が開始されたBM-24 多連装ロケット砲では、ないかと思います。この口径が240mmです。

何となくわかってきましたね❓
<ここからは、情報がありませんから推測です。>
ロシアは、今戦争で忙しくて武器の開発をしている余裕はないと思います。北朝鮮は、余裕大ありです。
そうすると、どうなりそうか❓
ロシアの技術者が北朝鮮に行って北朝鮮の実験施設や研究施設を使って北朝鮮の技術者と兵器の共同開発をするのは、非常に合理的で良い考えだと思います。
そうした可能性は、あります。
北朝鮮には、喉から手が出るほどに欲しい兵器があります。ロシアのほどほどの型式のジェット戦闘機です。

一方でロシアは❓
アメリカのハイマースと同じ程度の多連装ロケット砲システムを開発して入手出来るようになります。戦争をしていない北朝鮮は開発が済めば、ガンガン!製造に乗り出すでしょう。

誇らしげに北朝鮮の朝鮮中央通信が報道したと言うことは実戦配備が近いと言うことだと思います。

ミサイル自体は、多分北朝鮮に備蓄があると思います。
だから発射装置の方が完成すれば実戦配備は簡単だと思います。

(1)韓国
素早く移動できる多連装ロケット砲システムが配備されれば・・・
「ソウルを火の海にする!」
凄く簡単にできるようになります。
単発で大砲やミサイルを発射するのではなく、多連装式で来るのですから発射速度が全然違います。射程300km程度のミサイルは、北朝鮮はかなり備蓄していると思います。ロシアに売る分もあると思います。
十分、ヤバすぎるでしょう❓

(2)ウクライナ
おそらく年内には、ロシアがこのロケット砲システムを購入すると思います。速ければ数がまとまったところで順次売却するかもしれません。北朝鮮の分が1、ロシアの分が1程度の比率で売却すれば、結構ロシアの手に渡るのは速いかもしれません。

つまり❓
北朝鮮が開発した新型「放射砲」の最初の発射先はウクライナになる可能性が大きいと思います。
そのために急いで開発したのであろうと思います。

※アメリカ(極悪)が極悪国家(善良か不良程度)を虐めて脅し上げると、結局このような副作用と言うのか反動と言うのか❓アメリカにとって極めて都合の悪い事態が次々に起きると言うことです。
イランも新型のドローンを開発済みです。それがロシアの手に入らないとは限りません。


※関連記事目次

項目「中国と東アジア」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/f1f533ed01e2ff185e6b598bf5010540
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27