「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ドネツク戦線、補給路をめぐる戦い(ポクロウシク)<ウクライナ紛争2022.06.22

2024-06-23 14:54:16 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.06.21
(1)状況は極めて困難、ウクライナ軍が第24旅団をチャシブ・ヤールに投入
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/the-situation-is-extremely-difficult-ukrainian-forces-deploy-24th-brigade-to-chasib-yar/

この記事の内容は、チャシブ・ヤールの局地戦を書いているだけです。
ところがコメント欄を見ると興味深いことをコメントしている人がいます。
コメント欄最後の「冬戦争」と言う人コメントです。
情報元は、「WARNews247」と言うサイトです。
https://warnews247-gr.translate.goog/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc

(2)「秘密」評議会 V. プーチンと V. ヤヌコビッチ:キエフ奪還作戦とベラルーシでの集中的な戦争準備
彼は「新ロシア」の初代大統領となるのだろうか?
2024 年 6 月 22 日 | 02:33
https://warnews247-gr.translate.goog/diethnh/europe/mustiko-sumboulio-b-poutin-kai-b-gianoukobits-h-epixeirhsh-anakatalhpshs-tou-kiebou-kai-oi-entatikes-polemikes-proetoimasies-sth-leukorwsia/?_x_tr_sl=el&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
この記事には、あっと驚くような内容が書かれています。
実際に起きるかどうかは不明ですが、起きれば・・・

今日の日記のテーマは、ドネツク州の補給路ですのでこれについて書きます。
以下、コメント欄からの引用です。

まずドネツク州への補給は、西のドニプロを経由して、ポクロウシクPokrovskに送られているようです。ここがドネツク州の補給の出発点です。

ドネツク州の北側
ポクロウシクPokrovsk~①幹線道路T-0504~③コンスタンチノフカКостянтинівка~幹線道路H-20~クラマトルスクКраматорськ~スラビャンスクСлов'янськ~リマンЛиманと言うのが、ごく大まかな物流ルートです。

ドネツク州の南側
ポクロウシクPokrovsk~②クラホボKurakhove~ウーレダーVuhledar

両方ともロシア軍は、約7km地点まで進出しています。

今回は、北ルートについて見てみます。
アウデイーイウカ戦線では、ロシア軍は北部のオチェレティネOcheretyneを制圧後、周囲を制圧してその後、北西のノヴォオレクサンドリウカNovooleksandrivkaの攻撃に向かい、ほぼ制圧しました。
その更に北西方向に次のウクライナ軍の拠点のヴォズドヴィジェンカVozdvyzhenkaがあり、その先が①幹線道路T-0504です。ここまで直線距離で約7kmです。

この方面でロシア軍が完全に①幹線道路T-0504を遮断してしまうと、その北東方向にある③コンスタンチノフカКостянтинівкаの先にあるウクライナ軍の軍事拠点や都市への補給路が遮断されます。

戦況の変化は、日々ごくわずかです。
しかし①幹線道路T-0504まで7km地点までロシア軍が進出しました。ここの遮断が成功すると、ドネツク州北部のウクライナ軍は一気に補給が苦しくなるという構図です。

もちろんハルキウ州の中心都市のハルキウ市からイジュームを経由して補給は可能です。
しかし、そうするとキーウ方面から来ているハルキウ市への補給量が2倍程度に増えることになります。
そんなに簡単に補給路を振り替えることは出来ませんし、途中の補給ルートの整備も必要です。

どうやらロシア軍が現在、目的としているのは①幹線道路T-0504と②クラホボKurakhoveを制圧してドネツク州の補給路を断つことのようです。

補給を失い、あるいは少なくなればドネツク州のウクライナ軍は、全ての地域で補給不足に苦しむことになります。

ロシア軍が甚大な犠牲を払ってアウデイーイウカ市街を攻め落としたのは、これが目的であったようです。3万人ともいわれる甚大な犠牲もドネツク州全体と引き換えなら、割に合うと言うことです。

そうであるなら、ウクライナ軍は攻撃はほどほどにして、何が何でもアウデイーイウカ市街を防衛しなければなりませんでした。
アウデイーイウカ市街を防衛を軽視して、ザポリージャ戦線やバフムトで反撃作戦を行ったのが、現在の劣勢を招いた原因です。

そもそも2023年のウクライナ軍の全体の作戦計画が根本的に間違いだったことになります。

今、振り返るなら攻めるのではなく守りを固めて、完全な持久戦に持ち込んで、その上でその後を考えるべきでした。

既に時は遅く、ウクライナ軍は全ての前線で劣勢を招いてしまいました。
そして❓
(2)の記事で書かれていることが、実際に起きるのなら、今年の後半でこの長い戦争も決着が着くのかもしれません。
ちょっと内容が怖くて書きたくないので、各自URLから読んでください。

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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