クルディスタン東部
☆イラン国家のPerwezxan
”国境”ゲート閉鎖で
3000名が失業
クルディスタン南部(KRG域内)とイラン国家実効支配地域クルディスタン(クルディスタン東部)”国境”に位置するPerwezxan”国境”ゲート閉鎖をイラン国家が決定したために、クルディスタン東部地域で3000名もが失業した。
クルディスタン南部クルディスタン自治政府(KRG)域内で2017年9月25日に強行された独立の是非を問う住民投票前にイラン国家はPerwezxan”国境”ゲートを閉鎖した。その決定は、クルディスタン南部住民のみならずイラン国家実効支配地域内のクルド住民にも影響を与えた。
イラク国家憲法裁判所がその住民投票結果を無効とし、キルクークがイラク政府軍と民衆動員部隊によって戦取された後、イラン国家はPerwezxan”国境”ゲートを開けるとしたが、同ゲートは依然閉鎖されたままである。
数千名もの住民の職が”国境”を跨ぐ越境貿易に関するものに依存している”国境”周辺地域であるケルマンシャー県は、その決定による影響が最悪だった地であるばかりか、そこに大地震が起こってしまった。
ケルマンシャー商工会は、イラン国家によるPerwezxan”国境”ゲート閉鎖の決定で3000名が失業したことを明らかにした。同会によると、”国境”ゲート閉鎖と2017年11月12日発生の大地震に起因する震災被害によって同地は経済危機状況にある。