★北河内路上通信-the Voice of VoICelESs on roadsides in EastOsaka

 北河内路上通信は大阪北河内において、同地域の野宿者と助け合い、共にあろうとする有志によって始められました。

★大阪河内の路傍にて

2007-01-01 03:49:41 | 野宿者支援
 一昨夜、昨夜、今夜と、大阪河内の旧布施市街を夜回り。昨夜は西荒本方面にも。昨夜の午前3時現在の気温は東大阪市役所前で3度。流石に生駒おろしが温度を下げる。西荒本方面、旧布施市北側エリアだけで25名が公園・路傍でテントもなくダンボールの囲いと毛布のみでささやかな休息をとっていた。(久宝寺緑地大蓮側、小阪の一部を除く)持参の使い捨てカイロを一昨夜・昨夜共に置いていく。「南港臨時宿泊所(臨泊)」に行こうとしてあぶれた野宿者もこの地では当たり前だ。大体、殆どが釜ヶ崎とは無縁な地の出身者であるが故に。ましてや越年対策などあろうはずがない。寒さで眠れない仲間は、カイロを受け取ると「助かったわ」。それもそうだろう、この地ではキリスト教会も何もすることが無いようだからだ。
 そして今夜、9時ごろから「布施駅前周辺」で自前で用意した使い捨てカイロ各1枚と、いただき物のオレンジジュースとパン各2個を袋に入れたものを15セット、夜回りついでに配った。昨日に続き厳しい寒さである。缶の買取も4日まで無い状況では、ささやかながらこれらが唯一のこの地での食料配布である。まったく不十分ながら、現状では布施夜回り準備会にはこれが限界なのだ。なじみの野宿者と夜回り後にダンボールの囲い越しに談笑していると0時。昨年は大阪市内のテント拠点から引き上げた後、同市内南部の元野宿の居宅保護者宅で新年を迎え、その後、扇町に挨拶に行ったが、今年は布施駅前の路傍のダンボール囲いの中で迎えた。より厳しい寒さと排除の府東部で。(数名の野宿者と「大阪市内のテント村やったら、ここより贅沢できたやろうけど、今年はこれでいい。ただ、温かい雑煮が食べたいな」と言いながら、一緒に缶コーヒーを飲んで暖をとり2006年最後の時を共有。そこには、紅白もK-1もないが、顔見知りの野宿者との相互扶助はあった)ともかく、この冬も凍死者が出ないよう願うばかりだ。また、厳しい一年が始まった…