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228487 お互いを必要としているメッセージを送り合おう~人事評価の仕掛けは自分たちで作れる!

2010年03月18日 | 縄文体質を有する「日本人」の可能性を探る
228487 お互いを必要としているメッセージを送り合おう~人事評価の仕掛けは自分たちで作れる!
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 10/03/17 PM11


『この閉塞感はどうにもならないのか? 組織の成果を最大化する人事制度とは』(ダイヤモンド・オンライン)リンクより転載します。
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 ~前略~

1人ひとりの役割や業務を明確にし、目標設定して、成果をきちんと出せたかを見る。できない人たちについては、「自分の役割を果たしていない」と判断して評価を下げる。そうすることで、組織にぶら下がっている人や働きの悪い人を排除する。成果主義は、事実上そんな仕組みとして活用されてしまったのです。

●企業の思惑にはまった「成果主義」
 何を変えなければならないのか

ただ、こうした個人ベースの成果主義が、あらかじめ目標として決められたことしかやらない、自分の仕事以外の余計なことはしない、評価されないことはしないといった行動原理を職場に定着させ、お互いの関係性を壊す大きな要因になったことは確かです。

なかには、チームワークや人の育成などを評価項目に入れて、それをきちんとやったら評価するという企業もあります。しかし、これも「評価制度に要素点が加わるだけ」という程度であれば、大きな意味を持つには至りません。

こうした制度が抱える一番の問題は、多くの人たちが「結局は評価されていない」と感じ、やる気を奪われてしまうことです。同時に、「周囲にとって自分が何をすべきか」という視点を奪ってしまうことも問題です。

組織における貢献の仕方は一律ではないし、むしろ多様な貢献の仕方があります。「そういう貢献を、誰かがちゃんと見てくれ、認めてくれている」という気持ちをより多くのメンバーが持てる人事制度への転換を、図るべきではないでしょうか。

「仕事量では、この人が一番頑張っていた」

「良いものを作る、仕事の質を高めるという点では、この人が一番すごい」

「アイデアを出す、コンセプト作りをするという点で、皆をリードした」

「実行段階にあっては、周囲を巻き込む動きを作って、リードしていた」

「仕事が円滑に進むように、いつも気配りして下支えしてくれた」

「メンバーの育成やノウハウの共有を行ない、周囲のレベルアップに貢献していた」

「皆の元気を引き出すムードメーカーとして、組織を盛り上げてくれた」

たとえば、こういった1つ1つの項目に該当する人を、皆で投票し合ってみたはどうでしょう? 総合点ではなく、これらの項目のなかで自分が認められているポイントを、1つでも持てるようにする。それを本人も考え、上司も周囲を支援していく。多面的な評価軸において、全ての人たちが1つでも自信を持てる貢献の仕方を見つけていく――。そんな仕組みを構築することはできないでしょうか。

重要なのは、チームを効力感のない、自信のない人ばかりの集団にしないということです。上記のような仕組みは、正式な人事制度でなくても、自分たちの仕組みとして運用してもいい。1人ひとりが小さな肯定感を積み上げ、それを自信に変え、より自発的な行動に結びつける仕掛けが必要です。

●評価の仕掛けは自分たちで作れる!
 若い人たちのアイデアを取り込め

長年、企業の人事に関わる仕事をしていると、自分が頭でっかちになってしまったように感じることがあります。

「人事制度はこうあるべきだ」というセオリーに縛られ過ぎて、その実は「本当に社員がイキイキと前向きに働く気持ちを引き出す人事制度なんて無理だ」と思ってしまっている――。そう感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そんな方は、ベンチャー企業の人事制度を参考にしてみるといいでしょう。実にさまざまな発想が盛り込まれていて、刺激的です。

お互いが大切にしたい働き方、仕事の仕方を出し合って、それを毎週上司と一緒に自己チェックしながら、「何ができるようになったか」を確認し合う。いい仕事の仕方ができていれば、必ず成果はついてくる。だから、仕事の仕方を身につけることを、上司と先輩が徹底的に支援する――。そんな仕組みを導入している企業もあります。

 ~中略~

大切なのは、身近な人たちがお互いを必要としているというメッセージを出し合うことです。正規の仕組みでなくても、各人が小さな肯定感を積み上げることで前向きに頑張れる仕掛けを考えることはできます。

 ~後略~
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