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188397 ゆうちょ銀、発足1年「民業圧迫」拍子抜け~住宅ローン実績は65億円

2008年10月01日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
188397 ゆうちょ銀、発足1年「民業圧迫」拍子抜け~住宅ローン実績は65億円
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 08/10/01 PM10


『ゆうちょ銀、発足1年「民業圧迫」拍子抜け-住宅ローン実績は65億円』(ブルームバーグ)より転載します。
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郵政民営化で「ゆうちょ銀行」がスタートしてから1年が経過した。地方銀行をはじめとした民間金融機関は当初、矢継ぎ早に住宅ローンやクレジットカード業務に参入するゆうちょ銀の姿を見て、民業を圧迫すると警戒したが、貯金残高の減少も続いており、まだ競争相手を脅かすほどの力を発揮できていないのが現状だ。

ゆうちょ銀の持ち株会社の日本郵政社長が戦略家で知られる西川善文氏(元三井住友銀行頭取)であることもあり、地銀などは肥大化を懸念した。しかし、杉山清次みずほ銀頭取は「それほど大きな影響があったとは思えない」(9月の会見)という。
ゆうちょ銀によると、5月に始めた住宅ローンの残高は7月末で65億円とみずほ銀の0.1%未満にとどまる。

●民営化に伴う分社化が弊害に

地銀の預金残高が増加する中、銀行にとって将来の融資などビジネスの原資となるゆうちょ銀の貯金(預金)減少に歯止めがかかっていない。民営化直後の07年10月末に186兆円あった貯金残高は08年6月末には181兆円に減少した。過去の高金利定額貯金が満期を迎えた際、低金利を嫌った顧客が投資商品に貯金をシフトしたことなどが要因とみられる。

民営化後1年経った30日に会見した日本郵政の西川善文日本郵政社長は、「郵便の配達社員がお客様から依頼をもらっても民営化後は対応できなくなった」と指摘した。民営化に伴う郵便、銀行、保険などへの分社化が弊害になり、郵便局員が1つの窓口となって全てのサービスを提供できなくなったからだ。しかし、今後も全国約2万4000の郵便局網を生かした収益力向上を目指す。

●将来は「脅威」に変貌も

ゆうちょ銀はスルガ銀行との提携住宅ローンなど新規業務を5月に東京、大阪、名古屋の合計50店舗で開始した。変額年金保険などの販売も始め、金融商品の品揃えではほぼ地銀と肩を並べた。野村証券金融経済研究所の藤原悟史アナリストは「進ちょく度合いは遅いが、住宅ローンの申し込みは非常に堅調で今後、競合する領域は広がり、いずれ脅威になる」と分析している。

ゆうちょ銀は2010年度の株式上場を目指し、貯金の預け入れ限度額(1000 万円)の撤廃を郵政民営化委員会に申請しているほか、自前の融資も検討中だ。全国地方銀行協会の小川是会長(横浜銀頭取)は、「まだ営業面で目に見える形でのコンフリクト(摩擦)はない」(9月中旬の会見)としながらも、貯金限度額の撤廃など業務拡大に反対していく姿勢を崩していない。
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