Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ホイール組替え ハブにスポークを通す

2022-07-06 20:09:19 | ホイール 組み替え
ロードレーサー用のホイールを組み替えています リムその他全てのパーツの用意が出来たので
ハブにスポークを通して行きます その様子をどうぞご覧下さい





ここまでにホイールを分解し再使用するパーツの手入れは済ませています
今回はハブにスポークを通します 通したスポークをまとめる方法もご紹介します




今回の目的はリムの交換です リムは新品を使います




スポークは再使用します 汚れは落としています
黄色いテープはフランジの外と内側に使う物を分けています




ただスポークは以前の癖が強く残っています 
この様に束ねるとネジ側が開いて揃いません これが癖ですね




スポークが湾曲した部分を丁寧に延ばして行きます
手で充分直せます スポークは DT Swiss 1.8mm のプレーンです






手でこの程度まで修正しました ステンレスですが国産の
Hoshi と比べると柔らかさを感じます






これは取り外したリム専用のアールワッシャーです
これは再使用します




ARAYA ADX-1 専用のアルミ製のアールワッシャーです
手に入れるのが難しいパーツです






ニップルは新しい物を使います DT Swiss 1.8×12mm の
アルミニップルです






必要個数 28個を小さな袋に小分けしました





ホイールを組む為の用意が出来たので 表の広い場所で作業を進めます






今の段階で用意しているのは 簡単な道具と潤滑剤
KURE 5-56です






使うハブは WR Compositi 28穴 一度使ったハブですから
フランジには使用跡が付いています 今回もスポークは
これと同じ様に通します






スポークはフランジの外側、内側に使われていた物
加えてギアの逆側の物に別けています






小袋に別けていたニップルとアールワッシャー






これはアールワッシャーに付属された道具で
この先にニップルを差し込みリムの中へ収めます






これは ニップルドライバーと言う工具で 老舗の VAR 製です




これは特別な物では無く ごく普通のワッシャーです
内径 5mm 程度です スポークをまとめるのに使います






リムは ARAYA ADX-1 28穴の未使用品です

このホイールのスポーキングは ギア側タンジェント 6本組 イタリアン方向
反ギア側はラジアルで進めます



では始めます



KURE 5-56 を小分けしたニップルの袋にスプレーし
良くシェイクします




ニップルはこの状態で使うまで置いておきます






このハブの胴にはハブ巾=OLD の中心に小さな印を付けています
今直ぐに必要有りませんが一応覚えておいて下さい






スポークをハブのスポーク穴に通していきます
ハブフランジの内側に使うスポークを持っています






ギア側のフランジの外側からスポークを差します
スポークは最後まで落とせば良いです ただ今回は
分解前と同じ穴を使っています






スポーク穴は一つ飛ばしで同じ方向へ差し込んでいます






ハブを裏返します 次は逆側からスポークを入れます






分類していたフランジ外側用のスポークです
入れる穴は一つおきに残っています






フランジの内側から外に向けてスポークを差します




スポークを全て通しました これでハブの前回使用跡と
同じ所にスポークが収まっています




次は反ギア側に進みますが




今ギア側に差したスポークが好き勝手に暴れるので
これをまとめます






ワッシャーを用意します




スポークを半分に別けます 今回は 7本です






両端のスポーク 2本を取り それを交差させて
他のスポークを挟みワッシャーを入れます
この方法なら小さなワッシャーで済みます






昔はスポークに付属されたニップルには 波型のワッシャーが
入っていました それを使ってこの様な事そしていました






では 反ギア側にスポークを通します




ラジアル組では スポークをフランジの内側で使うのが基本です
逆に使ってはいけないと言う決まりは有りませんが 特別な事情が
無ければ基本に従うのが無難です






スポークを通し終わりました




この後 スポークの綾取りをしますが その時までスポークは
この様にまとめておきます





今回はタンジェントとラジアル組ですから スポークを通す事はそれ程難しい事は無いですね
これがイタリアンとか JIS 組になると多少は考える必要が有ります
イタリアンは左落しだとか語られるのを良く見ますが 必ずしもそれが正解では無いです
気を付けた方が良い部分です
次はスポークを編んで行きます どうぞ次回もお付き合い下さい

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