Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラータイヤの交換 ロードレーサー

2019-07-01 20:20:42 | ホイール
ロードレーサーのタイヤの交換をしています 使っているのはチューブラータイヤと
リムセメントです その作業風景をご紹介させて頂きます





前回までに古いタイヤを剥がした私のロードレーサーです チューブラータイヤと
リムセメントを使ったホイールですが 今回はホイールのベッド作りも必要になりました




リアホイールの作業を始めます






今回は取り外した古いタイヤのフンドシがリムに残り
これを剥がす必要が有ります






この剥離作業は結構手間が掛かります 専用工具が有る訳では無いので
市販のスクレバーを少し加工して使い易い様にしました






リムとフンドシの間にスクレバーの刃を両サイドから入れて
剥がして行きますが 結構力も必要で手先の怪我に注意しながらの
作業です






フンドシが残っている所は掃除をする事でリムの地肌が見えています
本来タイヤの張替えで古いセメントを剥離する必要は無く むしろ
残しておいた方が良いのでフンドシの無い所はそのままにしています




リムの掃除が終わったので次の作業に移ります






リムの地肌が見えている部分には タイヤの接着力を確保する為に
リムセメントやボンドを事前に塗布し ベッドを作ってやる必要が有ります






リムに必要量のセメントを出し 歯ブラシなどで塗り広げて行きます




昨日前輪に使った歯ブラシですが先が固くて使い難いです
新しい奴に交換します






古いリムセメントが残っている所もリムの地肌が見えている所も
同じ様に床(ベッド)を作りました このセメントが乾燥してから
次の作業に掛かります




セメントが乾くまでこのホイールは放置しておきます
前輪は昨日、同じ作業を行い もう床も完成しています




さて次に使う新しいタイヤの準備をします






タイヤを買った後に使っていないリムに入れて 折り癖を取っています
全体にラップをして埃などが掛からない様にして 軽く空気を張ってあります




Vittoria STRADA 21mm 巾の廉価なタイヤですが
割としなやかさも有り日常に使うなら充分だと思います






タイヤをリムから外しました




新しいタイヤのフンドシにリムセメントを塗ります
以前は必要と思わなかったのですが 最近は塗る様にしています






リムセメントを缶で買うと少し残る事が有り セメントが固くなります
それを一つの缶に集めて有機溶剤で粘度の調整をしています これを
プライマーとして使っていますが、結構使い途が有りますよ








セメントをフンドシに塗って行きますが そんな多くの量では有りません
塗って直ぐは湿っていますが、吸い込みの強い繊維は直ぐにベタツキも無くなります
これはこのまま使うまで置いておきます




ついでですからスペアタイヤの手入れもします




リムセメントを使っている場合のスペアタイヤは
使い古しの物を使います






スペアのフンドシの状態を確認すると乾燥しています






このフンドシにもリムセメントを塗っておきます 流石に吸い込みは有りません
出先でパンクをした時にこのスペアを使いますが リムのセメントに残った
接着力とこのタイヤのセメントで有る程度の接着力が確保出来ます

ただ強固な接着は望めないのでタイヤやホイールに無理をさせない気遣いは絶対に
必要です






タイヤを接着する為のリムセメントが足りません 徒歩圏に有る
SPORTS DEPO まで買いに行き 帰りにコーヒーを飲んで時間調整を
しています この間に先程作ったベッドが出来上がるでしょう





さて続きを始めます ベッドの状態やタイヤのフンドシの状態も OK です




リムにタイヤを入れる時は軽くタイヤに空気を入れておきます
タイヤが軽く膨らむ程度で入れ過ぎは返って作業を難しくします
この写真から空気を抜き調整します




買って来たリムセメントをリムに塗りタイヤを入れます
記事が長くなって来たので 今回その部分は書かずにおきます

今迄に何度かご紹介していますのでそれのリンクを末尾に貼ります
タイヤを入れる時の体勢などその記事で是非ご覧下さい






タイヤ張りが終わりました




注意する事が幾つか有ります まずバルブは真っ直ぐに差込み
左右に曲げない






進行方向に対してタイヤのトレッドに注意します この写真では
右側に走りますがトレッドのデザインはこの方向が良いでしょう
水捌けを考慮しての事です

加えてタイヤの横ブレが無い様にタイヤのセンター出しも行います




タイヤのトレッドでタイヤの方向を決めると たまたまメーカーロゴが
右側に来ました ロゴは右側と仰る人もいらっしゃいますが、私は
トレッドのデザイン優先で決めています




新品のタイヤに付いてくるバルブのキャップ これは使わないですね
これの必要性を感じません 実際、私の周りの競技者でこれを付けている
自転車を見た記憶が有りません






ホイールを自転車に装着しました






メンテナンスを済ませたスペアタイヤを小さく畳みます




それをサドルに吊って今回の一連の作業は完了しました





皆さんには 2回に渡りお付き合いを頂きました 良く乗っている自転車は活き活きしていますが
乗る頻度が少ない自転車は元気が無くなってきます、それでは自転車も可哀想なので乗らない自転車ほど
気配りをしてやった方が良いですね 長く付き合うコツでも有ります

タイヤ張りの様子を紹介しています 是非ご覧下さい
過去記事 【 リムセメントを使ったタイヤ貼り 】

前回の作業風景 【 Panaracer Practice Dual 270 と言うタイヤ 】


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