前回ご紹介した Park Tool TM-1 パークツールの
スポーク テンションメーター 今回はこれを実際に使い
その使用方法を写真を参考にご紹介しましょう


スポークテンションメーターは他のメーカーからも発売
されていますが皆 そこそこのお値段がします このパーク
ツールの物は 価格が抑えられているので購入される方も
多いのじゃないかな? 定価は 12915円


使ってみるホイールはこれ 昨年組んだロードホイール
ハブは DURA-ACE リムは ARAYA ADX-1 28穴 実測 332g
スポーク DT チャンピオン 1,8mm プレーン アルミニップルです
今回はデータ取りでは無いので あまり詳細は関係有りませんが
このホイール組の作業風景は 【 手組ホイールは 二日掛けて組む 】
緩み難いホイール 少しでも良いホイールにする為の隠し味が満載です
では使ってみましょう


ここでまず最初にする事はスポークの種類 太さの確定作業
付属されている スポークゲージを使います
ここで確認したスポークの種類は 後に張力換算表を見る時に
必要です ホーザンの資料ではこれだけのスポークテンションを
測る事が出来るそうです


『スポークテンションメーターをメーカー出荷時の箱から出し
納品された状態のまま使います』
スポークを挟む為の両サイドの 支持子 これは可動しません
スポークを押える真ん中の 測定子 これは可動しますが
テンションメーター本体のグリップを握っていない時は
この様な状態です


スポークテンションを計測する時にはまず グリップを握りますが
その時 測定子はこの様に 写真で言えば下に下がります
本体に破線が引いて有りますが ここへスポークを納めます

この本体のグリップを開閉する事で 逆側のポインタが
連動して可動しています

じゃ スポークにセットしましょう
グリップを握った状態で 支持子と測定子の間 破線が
描かれている部分にスポークを納めます
この時のメーターの位置ですが 説明書ではバテットスポーク(段付きですね)
の場合は 最小径部分の中心 エアロスポーク(扁平ですね)の場合はスポーク
平面部の中間点と書かれています
プレーンに付いては記載が有りませんが上記から考え リムとハブフランジの
中間点と考えて良いかと思います

所定の場所にスポークをセットしたら 握っていたグリップを
ゆっくりと離します ゆっくり、これは重要な事だと思います


グリップから手を離すと 本体裏側のバネの力で測定子が
押し戻され スポークはこの様な状態になります
スポークの張りが緩いと スポークが大きく湾曲し
張りが強いと湾曲が少ないと言う事ですね
この時の逆側のポインタはこの様に 数値を指しています
実際この数値は何の単位もなく ただの数値です

何の単位も持たない数値ですが それを読み取ります
ここでは 21.5 と読めます


そしてその数値を意味の有る物にする為 付属の張力換算表を用います
換算表は表裏にそれぞれの スポークの種類に分け数字が書かれています
この数字が スポークテンション スポークの張力 ○○kgf です

じゃ今回の測定した 21.5 と言う数値を換算表で見てみます
プレーンスポークはこの黄色の欄です 左端の数値 21.5 を
右へ追い掛け 1.8mmの欄へ目を移すと 105と117 の中間=111
今回計測したスポークテンションは 111 kgf と言う事になりますね
ちなみにこの張力換算表 英語では TM-1 Deflection Reading と記されています

今回 Park Tool TM-1 スポークテンションメーターの使い方をご紹介しました
この様に組み上がったホイールを測ってみるのはしばらく面白いかも分かりませんが
私にとっては今の処 自分がホイールを組む時に必要かと言えば特に無くても困らない道具です
しかし かなりシビアなテンション管理が必要なカーボンリムや スポークテンションを細かく指定した
完組ホイールなどが存在する様ですが そんな時は 確実に正確な数値を示すテンションメーターが
必要でしょう ん?何が言いたいんだ・・・
実はこの商品が届いた時に疑問点が直ぐ私の頭に湧きました そして今回の記事の中で 普段はしない
『 』で閉じた文章 それが大きな意味を持っています 私が気付いた問題点 これは次の記事にしましょう
前回の日記 【 Park Tool TM-1 スポークテンションメーター 】
この後の日記 【 パークツール スポークテンションメーターの 信頼性 】
スポーク テンションメーター 今回はこれを実際に使い
その使用方法を写真を参考にご紹介しましょう


スポークテンションメーターは他のメーカーからも発売
されていますが皆 そこそこのお値段がします このパーク
ツールの物は 価格が抑えられているので購入される方も
多いのじゃないかな? 定価は 12915円


使ってみるホイールはこれ 昨年組んだロードホイール
ハブは DURA-ACE リムは ARAYA ADX-1 28穴 実測 332g
スポーク DT チャンピオン 1,8mm プレーン アルミニップルです
今回はデータ取りでは無いので あまり詳細は関係有りませんが
このホイール組の作業風景は 【 手組ホイールは 二日掛けて組む 】
緩み難いホイール 少しでも良いホイールにする為の隠し味が満載です
では使ってみましょう


ここでまず最初にする事はスポークの種類 太さの確定作業
付属されている スポークゲージを使います
ここで確認したスポークの種類は 後に張力換算表を見る時に
必要です ホーザンの資料ではこれだけのスポークテンションを
測る事が出来るそうです


『スポークテンションメーターをメーカー出荷時の箱から出し
納品された状態のまま使います』
スポークを挟む為の両サイドの 支持子 これは可動しません
スポークを押える真ん中の 測定子 これは可動しますが
テンションメーター本体のグリップを握っていない時は
この様な状態です


スポークテンションを計測する時にはまず グリップを握りますが
その時 測定子はこの様に 写真で言えば下に下がります
本体に破線が引いて有りますが ここへスポークを納めます

この本体のグリップを開閉する事で 逆側のポインタが
連動して可動しています

じゃ スポークにセットしましょう
グリップを握った状態で 支持子と測定子の間 破線が
描かれている部分にスポークを納めます
この時のメーターの位置ですが 説明書ではバテットスポーク(段付きですね)
の場合は 最小径部分の中心 エアロスポーク(扁平ですね)の場合はスポーク
平面部の中間点と書かれています
プレーンに付いては記載が有りませんが上記から考え リムとハブフランジの
中間点と考えて良いかと思います

所定の場所にスポークをセットしたら 握っていたグリップを
ゆっくりと離します ゆっくり、これは重要な事だと思います


グリップから手を離すと 本体裏側のバネの力で測定子が
押し戻され スポークはこの様な状態になります
スポークの張りが緩いと スポークが大きく湾曲し
張りが強いと湾曲が少ないと言う事ですね
この時の逆側のポインタはこの様に 数値を指しています
実際この数値は何の単位もなく ただの数値です

何の単位も持たない数値ですが それを読み取ります
ここでは 21.5 と読めます


そしてその数値を意味の有る物にする為 付属の張力換算表を用います
換算表は表裏にそれぞれの スポークの種類に分け数字が書かれています
この数字が スポークテンション スポークの張力 ○○kgf です

じゃ今回の測定した 21.5 と言う数値を換算表で見てみます
プレーンスポークはこの黄色の欄です 左端の数値 21.5 を
右へ追い掛け 1.8mmの欄へ目を移すと 105と117 の中間=111
今回計測したスポークテンションは 111 kgf と言う事になりますね
ちなみにこの張力換算表 英語では TM-1 Deflection Reading と記されています

今回 Park Tool TM-1 スポークテンションメーターの使い方をご紹介しました
この様に組み上がったホイールを測ってみるのはしばらく面白いかも分かりませんが
私にとっては今の処 自分がホイールを組む時に必要かと言えば特に無くても困らない道具です
しかし かなりシビアなテンション管理が必要なカーボンリムや スポークテンションを細かく指定した
完組ホイールなどが存在する様ですが そんな時は 確実に正確な数値を示すテンションメーターが
必要でしょう ん?何が言いたいんだ・・・
実はこの商品が届いた時に疑問点が直ぐ私の頭に湧きました そして今回の記事の中で 普段はしない
『 』で閉じた文章 それが大きな意味を持っています 私が気付いた問題点 これは次の記事にしましょう
前回の日記 【 Park Tool TM-1 スポークテンションメーター 】
この後の日記 【 パークツール スポークテンションメーターの 信頼性 】
早々にBBSでのご報告ありがとうございました。
丁寧な解説は何時見てもびっくりもの!換算表もカラー分けされて見やすくなってます。
TM-1は普段からきっちりホイール整備されていて、知り尽くした方が目安(サブ)程度に使用するものかな?とも感じます。
師匠にとっては単なるブログネタですね...(笑
換算表は以前の物と変ったのですか?
今回のこの工具、本来は測定器と呼ぶべきかな
中々楽しませてくれますよ 色々と勉強になった事もあり大満足です
又、Kino自転車工房へ遊びに来て下さい
冷たい物なら用意させて頂きますよ
どうもお世話に成ります。
先日、26インチのMTBに、手組み700Cホイールを付けて
みました。
●700Cホイール
●タイヤ:28C、380グラム
●リム:素材アルミ、ハイト30ミリ、540グラム、
クリンチャー
結果、すっごく漕ぎ出しが重くなりました。
50T×17Tが踏めなくなり、より軽いギアにする必要性
がでてきました。
26インチホイールに戻したところ、「やっぱりこれだ
よ!」みたいな感じです。
●26インチホイール
●タイヤ:26×1.5、380グラム
●リム:素材アルミ、19ミリハイト、リム幅21ミリ、
400グラム
●考察
400グラムのリムから、一気に140グラムも重いリムに
変えたら、そりゃー走りが重くなるってもんです。
これは、マヴィックオープンプロの435グラムのリムに
変えたらかなり走りは軽くなりますか?
そもそも700Cリム自体の直径が大きいため、700Cリムを
つけるだけで26インチリムよりギア比は重くなりますよ
ね?
700×28Cのタイヤはそのままで、26インチホイールの軽
い漕ぎ出しにするには、何グラムの700Cカーボンリムに
変えるといいでしょうか?
●相対剛性
700Cリムは直径が大きいので、直径が小さい26インチ
リムより相対剛性は落ちるじゃなですか。
(大きいダンボール箱より小さいダンボール箱の方が強い
と同じ理屈です。自転車のフレームにも言えますね。)
それですと、700Cリムでホイールを組むのなら、26インチ
リムよりもリムハイトやリム幅を大きくする必要があると
思いますが、具体的にどのくらいにすればいいことになり
ますでしょうか?
ホイール組する前のリム単体を上から押して、たわみを
感じられるリムがいいかと思いました。
リムハイト30ミリはほとんとたわみを感じませんでした。
私の予想
26インチリムより各2ミリ大きい
リムハイト21ミリ
リム幅23ミリ
28Cタイヤの軽快感は素晴らしいもので、700Cホイール
で、26インチホイール並の漕ぎ出しを実現できたなぁぁー
と思ってしまいました。
このような質問は過去になかったと想像しますが、何か
少しでもアドバイスいただけますととっても助かります。
どうかよろしくお願い致します。
頂いたコメントに対してそれなりの返事をさせて頂こうと何度も読み返しましたが 私にはどうお返しして良いのかポイントが絞れませんでした
随分リムの話が多く出て来ますが ホイールの性格はそれだけで決まるものでは有りませんから 他の構成部品やホイールの組み方等 全てが影響して来ますので それら全体で考えないといけません
この記事にコメントを頂戴していますが、テンションメーターを使う使わないは別として スポークテンションもホイールには影響を与えます
申し訳有りませんが、あきさんのお問い合わせに上手くお応えする事が出来ません
ご返信どうもありがとうございます。
大変もうしわけございませんでした。
ポイントを絞ってお伺いいたします。
質問の通り、MTBに700Cホイールをつけたら
漕ぎ出しなどがすっごく重くなったので、リムの
重量が変われば結構劇的に漕ぎ出しが軽くな
るのかなと思ったわけであります。
各ホイールの追加詳細
●700Cホイール
ハブ:XT M785 36H
前:逆イタリア組 後:JIS組
●26インチホイール
700Cホイールと同一仕様です。
スポークテンションはパークツールTM-01で
前:ディスクローター側と、後:フリー側を最
大22目盛を目標値で組みました。
スポークテンションについては、後々に質問
させてください。
700Cリムは540グラムの重いリムで組んだの
で、重い漕ぎ出しは軽量さが解決してくれるの
かと思いましたが、いかがなものでしょうか?
次回買うリムはマヴィックのオープンプロに
しようかと企んでいますので・・・
重量は435グラムです。
700Cのホイールを付けただけで、クランクの
チェーンリングを大きいものにしたようなもの
と考えてもいいのでしょうか?
そのあたりのお話をお聞かせいただけます
か?
どうかよろしくお願い致します。
ホイールの論議は知人達と身振り手振りを加えながら熱く行う事も有ります
同じホイールでもその人の脚質や求めている物で感じ方が違います
自転車に乗る事を職業にしている選手の感性には え? それは何? と言う様に驚かされる事も有ります
そんな中であきさんがどう感じられるかは私には到底解かるものでは有りません
その様な事を含め 前回のコメントをお返ししたつもりです