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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンホイールの清掃と磨き マイティコンペ

2020-10-09 20:08:57 | 踏切り自転車 組立て
街乗り用のピストバイクから取り外した 1968年製のスギノ マイティコンペ このクランクとギアを
清掃し磨きまで行います 作業風景をご紹介させて頂きます





先日自転車から取り外したスギノのチェーンホイールです これは次の自転車に使います
その前に洗浄し綺麗にしておきます






杉野鉄工所 1968年製 168mm PCD151 BIA 刻印
深堀りの王冠マークです






洗浄する為にギア板を外します 使う工具は 5mm のアーレンキー
取り外すのは 5ピンです






5ピンを緩めると 裏のナットが一緒に回る奴が有ります
※ 正ネジです






裏のナットを押さえる工具も出ています これは Park Tool
CNW-2 チェーンリングナットレンチ






この様に使います






この様な形状の工具も有ります 用途は一緒です








5ピンのボルトとナットを外しました




クランクからギア板を外しました






スモールパーツを容器に入れパーツクリーナーと
歯ブラシを使い洗浄しました






もう一度パーツクリーナーを使い汚れたクリーナーを
洗い流します




新しいウエスでクリーナーを拭き取ります






Before & after 綺麗になっています






15mm のフィキシングボルト もう国産では 15mm は
作っていません




ギア板を取り付ける時まで置いておきます






取付け部のネジ これは大切なネジです






ネジ部や 4角穴も綺麗にしておきます






これでクランクの洗浄も終わりました






次の作業は磨きです ピカールを使います




このクランクは表面のアルマイトを剥がしているので
磨けば光ります




磨きが完了しました 綺麗になっています




その代償がこれです 手が真っ黒になります






クランクにギア板を取り付けます ネジはもちろん
パーツが接触する部分にはグリスを塗布します






5ピンのナットです






5アームのギア板 取り付け部です ここは何もしないと
良く腐食する部分です






ギア板を置きました






5ピンを対角になる順番で 均等に締め込みます






グリスを使った場合 はみ出したり付着したものは
綺麗に拭き取っておきます




私が始めて買ったコッタレスクランクです エアロが流行った頃
削りに削って今の形になりました もう少し頑張ってもらいます





アルミ素材は磨けば光る ただ地肌のままだと直ぐに酸化します ピカールに
添加された油脂がそれを防いでくれます 綺麗ですね 次回はこれを新しい
自転車に取り付けましょう 次回も是非お付き合い下さい

前回の記事 【 ハンガー小物 取付け調整 Hatta R9400 】

次の記事 【 チェーンホイールを取り付ける 参った 】

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ハンガー小物 取付け調整 Hatta R9400

2020-10-02 20:00:10 | 踏切り自転車 組立て
街乗りピストを組む為に用意した NJS認可フレームにハンガー小物を組付けて玉当りの
調整も行います カップアンドコーンの Hatta R9400 作業風景をご紹介します





競輪競走で使われていたマキノの NJS 認可フレームです 今回はハンガー小物を
装着します どうぞご覧下さい






ハンガーシェル内部は事前に清掃を済ませています
道具やグリスはこの様なものを用意しています




ハンガー小物の組立ては右側から行います






使うグリスは Super Lube の多目的グリス フッ素系の
グリスです ハンガーシェル内に塗布します






まずハンガーシェル内部全体にグリスを塗ります
内部は良く錆びます 防錆が目的です






ハンガーのネジ部にもしっかりとグリスを塗布します
これも防錆が目的で回転性能には寄与しません




これは左側です






右側同様グリスを塗ります ネジが錆びてパーツが固着する事は
良く有ります、それを無くす為にも必要なグリスです








右側に戻ります ここに取り付けるのは右ワン
JIS 規格の右側は逆ネジです




右ワンのネジにはしっかりとグリスを塗り込みます






ボールレースにも多目のグリスを使います これは
防水の為にも多い方が良いでしょう








ハンガーシェルに右ワンを捻じ込みます 反時計回りです
手で回せるだけ回します




道具を使います HOZAN ホーザン C-358 右ハンガーわん回し
と言う専用工具です






工具をセットします




左側から使います






工具をセットしました




工具を回すためのハンドルを装着します






フレームをしっかり保持し 工具のハンドルを持ちしっかりと
締め込みます このサイズのハンドルなら目一杯締め込んでも
大丈夫です ハンガーの右ワンは良く緩みます 






フレームを反転させました




リテーナーです これは右側に使います




リテーナーの装着には方向が有ります 不安ならこの状態で
ハンガーシャフトを差し込んで確認すれば良いでしょう






リテーナーに充分な量のグリスを塗り込みます






ハンガーシェルの左側から 右側のボールレースに装着します








ウォーターシーフです 街乗りや練習用の自転車には
使った方が良いですね目的は防水です 試合用の
自転車には無くても良いです 奥まで差し込みました






ハンガーシャフトです グリスは玉押し部分はもちろん
全体にも薄く塗布しておきます






方向を確認してハンガーシェルに差し込みます






左ワンを用意します ボールレースにはグリスを多目に
使っています




ネジにもグリスを塗ります




リテーナーにも隙間無くグリスを塗り込みます






ワンの内部にはこのくらいグリスを使っています オールドカンパと
呼ばれる時代のカンパにもこの様に使っていました 当時はあまり深く
考えた事は無かったのですが 防水の機能が無かった回転部には
多くのグリスを使う事で水の浸入を防いでいたのじゃないかと
最近、考える様になりその様にしています






左ワンをハンガーに捻じ込みます ※ 正ネジです






左ワンを最後まで締め シャフトを回し手応えを感じてします






最後はロックリングです ネジとフレームの接触面にグリスを使います






ロックリングを装着しました ※ 正ネジです




ここからが 玉当りの調整です カップ&コーンの回転部では
必ず必要な作業です






今回は SUGINO スギノのカニ目レンチを使います






カニ目はワンの丸い凹部に差し込み使います






ロックリングに使う工具です 通常 S字フックレンチを使いますが
この工具を方が精度が高くパーツを傷めません






二つの工具はこの様に使います




シャフトの回転具合を確認し ガタが有ればカニ目でワンを締め
ゴリが有ればワンを緩めます ガタが無く一番滑らかに回る所を
見つけます




その一番良い状態で カニ目レンチでワンを固定し
フックレンチでロックリングを締め込みます
これが一発で決まる事はまれで 気に入るまで
何度も同じ事を繰り返します




今回も概ね 30分程度掛かりました 街乗り用で
一番良い状態に調整しました 試合用とは少し
変えています




はみ出したグリスは良く拭き取っておきます




玉当り調整が終わったハンガー小物 前回の記事で案内しましたが
カップに虫食いが有った事で悪い影響が出ています Hatta R9400
本来の滑らかな回転にはなりません・・





今回の作業で自転車が組める状態になりました この次から組立ての作業になります
今回のハンガー小物の回転は 新しい R9400 と比べると全く良く有りませんが 充分
使える範囲です取り合えずこの状態で進めます 余程具合が悪ければ違う小物に交換
すれば良いでしょう

前回の記事 【 ハンガー小物 スチールボールを交換する 】

次の記事 【 チェーンホイールの清掃と磨き マイティコンペ 】

関連記事 【 謎のピストを分解する ペダルとチェーン 】

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ハンガー小物 スチールボールを交換する

2020-10-01 20:01:19 | 踏切り自転車 組立て
先日洗浄したハンガー小物 新しく自転車を組む為に用意した物ですが
リテーナーのスチールボールを交換します





フレームから取り外し洗浄したハンガー小物です Hatta R-9400 残念な事にスチールボールと
右わんのボールレースに虫食いが認められます 今回はリテーナーのスチールボールを交換します




その前に、これはクランクを取り付ける為の
フィキシングボルトです






ボルトのネジの白く見える部分が舐めかけています
6角の頭の状態も良くありません




フィキシングボルトと一緒に使うワッシャーですが
締めた時の影響で変形し錆も発生しています




私はパーツなどは使える間はトコトン使えば良いと思っています
ただ今回のこれらはもう使わない方が良い部類です ビニール袋に
入れて仕舞っておきます




さて状態があまり良く無いリテーナーです






ボールに錆が出ています 虫食いも有ります






スチールボールのサイズは 呼び 1/4 直径 6.3500mm です





通常ボールに虫食いがあればリテーナーをアッセンブルで交換します 私は鋼球の買い置きも
幾らか有るのでボールだけ交換しましょう






何種類かのサイズが有ります これですね 1/4
残り少ないですがこれを使います 無くなれば
また手当てすれば良いです






性能的にはバラ玉の方が良いと思いますが
整備性を考えるとリテーナーはとても楽です






ボールを内側へ指先で押すとボールは外れます
全てのボールを外しました 11個です




ケースですが綺麗ですね




これにボールを入れて行きます






ボールを内側から押し込むとケースに収まります




全部のボールを交換しました






最終的には捨てる事になりますが 全ての作業が終わるまでは
袋に入れて保管します




綺麗な造作ですね Hatta R9400 NJS の刻印も有ります





スチールボールを交換しただけでどれだけ効果が有るのか ハンガー小物を組んで
みないと解りません 良い状態になる確証はありませんが出来る事はやってみました
次回はハンガー小物を装着します どうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 ハンガー小物の洗浄 Hatta R9400 】

次の記事 【 ハンガー小物 取付け調整 Hatta R9400 】

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ハンガー小物の洗浄 Hatta R9400

2020-09-30 20:11:18 | 踏切り自転車 組立て
新しく組むためのトラックフレームから取り外したハンガー小物を洗浄します
カップアンドコーンの Hatta R9400 です





自転車を組む為に用意したフレームから取り外したハンガー小物を洗浄します
今回は洗浄力が強い SPIN のパーツクリーナーを使います




ハンガー小物は Hatta R9400 NJS 認可部品です






回転部分のパーツを瓶の容器に入れます






強力な洗浄力を誇る SPIN のパーツクリーナーを瓶に注ぎます
このクリーナーは繰り返し使えます






瓶ではブラシが使い難いのでステンレス容器に変えました
歯ブラシで擦ったリテーナーです グリスは落ちています






右わんと左わん どちらもネジまで綺麗にしています
右わんに虫食いが有ります 少し残念・・・






ハンガーシャフトです 中空シャフトの内部も小さな
ブラシで洗います




綺麗になりました






ウォーターシーフは縦パイプの錆でしょうか 結構汚れています




想像以上に綺麗になりました さすがスピンのクリーナーです






容器のクリーナーを瓶に移しました ステンレス容器の底には
これだけ汚れが沈殿しています 金属粉が混じっているのが
良く有りません






一度洗ったパーツを 茶漉しに入れて もう一度パーツクリーナーを
スプレーします その後綺麗なウエスで拭き取って完了です




ハンガー小物の洗浄が終わりました 分解する前に違和感が有った
パーツで、錆で傷んでいるのは承知していましたが 思っていた以上に
悪い状態でした





綺麗になったハンガー小物 これを見ていると凄く綺麗なんですが 右側のスチールボールと
右わんのボールレースの虫食いが少し気になります 次回はその辺りに少し手を加えてみます
次回もどうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 ハンガーシェルの清掃 MAKINO 】

次の記事 【 ハンガー小物 スチールボールを交換する 】

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ハンガーシェルの清掃 MAKINO

2020-09-29 20:02:02 | 踏切り自転車 組立て
トラックフレームのハンガーシェル内部の清掃を行います ハンガー小物を組む前の準備作業です
作業風景をどうぞご覧下さい





マキノの NJS 認可フレームです 新しく自転車を組む為に用意しました 前回は
シートチューブ内部の清掃と防錆対策をしました 今回はハンガーシェル内部を
綺麗にします






ハンガー小物を分解した時には縦パイプからの錆が
結構ここに落ちていました






ライトで内部を照らします 前回シートチューブ内を洗剤や
水を使って清掃したのでその水が溜まっています






ウエスで内部を拭き取ります 結構汚れた水です
その分、パイプ内部が綺麗になったと言う事でしょうか




こうして見ると錆がほとんど無くなっています 最初は新たに
タップを建てる必要が有るかと思いましたが、この程度なら
そこまでしなくても良さそうです




そうは言ってもネジは少し浚えて(さらえて)やります
この辺りの道具を使います






オイルをハンガーシェル内にたっぷりに流します






歯ブラシでネジ部や内部の全てを擦っています




新しいタオルを用意しました 油の汚れ方を観察して
作業の効果を確認します






一度目の油の汚れ方です




同じ作業を繰り返し ウエスの汚れが無くなって来ました
歯ブラシはこの辺りでおきます






ネジに塗装が多く付着しています ネジも綺麗にします
JIS 規格の左ワンです




ハンガーシェルのネジに多目のオイルを垂らします






左わんをねじ込みます




ワンのネジにもオイルを垂らします オスネジにオイルを塗っても
ネジを締め込むと外に出てくるので 今回の目的ではあまり意味が
ありません でもオイルは多い方が良いから良いでしょう






カニ目レンチを使います






工具を使い ネジを締めたり緩めたりしながら奥までネジを
締め込んで行きます




一番奥まで締め込んでいます




ワンを一旦外します






タオルでオイルを拭きます オイルが茶色くなっているのが
汚れです






ハンガー内部もタオルで拭き取ります






新たにオイルを使い同じ事を繰り返します






何度かこの作業を繰り返すとタオルのオイルも綺麗に
なって来ました




左側はこの程度にしておきます あまり何度もネジの抜き差しを
行うとネジも痩せます 程々に・・






右側に移ります






右わんです JIS 規格の右側は逆ネジです






ワンを奥までねじ込み 外します






タオルで油の汚れ方を確認します






ハンガー内部の汚れたオイルも拭き取ります




何度か繰り返すとオイルの汚れが無くなりました
ここまでにします




Before & after



施工前後の写真です このくらい綺麗になれば充分です
ネジも軽く入ります





今回のハンガーは分解した時に酷い状態だったので タップ建てとフェイスカットまで
やる必要が有るかと覚悟はしていましたが 洗浄を進めて行くとネジが傷んでいる訳では
なかったので ここで出来る範囲の手入れで終わらせます 次はハンガー小物を取り付ける
準備に掛かります 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 シートチューブの内側を 清掃する 】

次の記事 【 ハンガー小物の洗浄 Hatta R9400 】

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