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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シートチューブの内側を 清掃する

2020-09-28 20:02:24 | 踏切り自転車 組立て
自転車を組む為に用意したトラックフレームのシートチューブの内側の清掃を行います
主たる目的は錆の防止です





マキノのトラックフレームは NJS 認可です 今回新しい自転車を組む為に用意しました
今回はシートチューブの内側を綺麗にします






シートチューブにはシートポストを装着しますが
ここが固着する事が良く有ります それを防止するのが
目的です






上部から指を入れるとやや湿っている感触が有ります
以前にグリスを使っていたのかも解りません 






ここの環境で出来る事は限られていますが 床を汚さない様に
タオルを敷いておきます




用具はパーツクリーナーや家庭用洗剤を使います






内部に掛かる前に このシートピンを外します
ここに使うのは 5mm のアーレンキーです






シートピンを外しました ※ 正ネジです






シートピンのオスとメスネジです メスには回り止めの
突起が付いています




シートチューブ内にパーツクリーナーをスプレーします






丁度パイプ内に収まるスポンジを使います






同様の作業を何回か繰り返しました






次は家庭用洗剤を使います








スポンジを水で洗いながら 何度か繰り返します






先程シートピンを外した シートラグの背割部分も掃除します




これは水をスプレーしています 内部に入った液体は
全て下部のハンガーシェルに抜けます




エアブロワでパイプ内部の水分を飛ばします






KURE 5-51 DX をパイプ内部にスプレーします 防錆が目的です
この潤滑剤は水置換の性質も有り 通常の 5-56 より用途は広いです




洗浄作業で濡れた所はタオルで拭き取っておきます






外したシートピンの汚れはパーツクリーナーで良く洗います






シートピンのネジ部 フレームとの接触部にグリスを塗ります
Super Lube の多目的グリスを選びました






シートピン全体に塗り拡げました






シートラグのシートピン装着部です ここは塗装がされていません
防錆の為にもグリスが必要です






指やマイナスドライバーを使い 塗り残しの無い様にします




シートピンのメスネジは フレームの左側に使います
ラグの一部にメスネジの突起が収まる様に、一ヶ所
凹んでいる所が有ります




右側から差し込んだオスネジを軽く締めて完了です




はみ出したグリスは拭き取っておきます 防錆や円滑に動く様に
グリスは必要ですが、汚れも呼ぶので拭き取りも丁寧に行います





これでシートチューブ内の錆に対する対策は完了です これでどの程度の効果が有るのか
解りませんがやっておいて悪い事では有りません 次はハンガーシェル内部の汚れも綺麗に
します 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 スポークです HOSHI D/SB #15-#16 】

次の記事 【 ハンガーシェルの清掃 MAKINO 】

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スポークです HOSHI D/SB #15-#16

2020-09-27 20:01:54 | 踏切り自転車 組立て
計画をしている街乗り用のピストバイクに新しいホイールを組みます それに使うスポークを
用意しました 星のステンレス 段付スポーク 15番-16番です





国産でスポークを作っているのは 星工業(株)だけです 今回は星のスポークを使います
昔からステンレスの段付 15番 16番と言っていましたが 段付とはスポークの両端が太く
真ん中が細い、ダブルバテットと呼ばれる種類の物です 15番は太さで 1.8mm 16番は 1.6mm です




先程の内容のスポークは #15 × 305mm D/SB と表現する様です
これは競輪競走で使う事が出来る NJS 認可部品です






あっさりしたビニール袋に入っています スポークの雁首には
H の文字が入っています スポーク数は 72本 同じ数の真鍮
ニップルが同封されています




先日ご紹介したこのホイールの為に容易した DURA-ACE のハブ 36穴
両切りです

このハブと 長さ 305mm のスポークであれば どの様なリムを使い
どの様な綾取りをするか分るでしょうか ホイール組の基礎の部分ですね





実はすでにリムも用意しています 少ししっかりしたホイールを組むつもりでいます
チューブラーホイールです リムをご紹介するまでに是非どの様なリムで
どの様なスポーキングをするのか想像してみて下さい 当てて頂いても
商品は用意していません、すみません・・

前回の記事 【 フロントフォークの 取り付けとヘッド調整 】

次の記事 
【 シートチューブの内側を 清掃する 】

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フロントフォークの 取り付けとヘッド調整

2020-09-25 20:04:00 | 踏切り自転車 組立て
トラックフレームから取り外していたフロントフォークをフレームに装着して
ヘッド小物の調整まで行います 作業風景をどうぞご覧下さい





踏切り自転車と言われる街乗り用ピストを組むために用意した MAKINO のフレームです
フロントフォークを外していましたが今回取り付けます その手順をどうぞご覧下さい




今回の作業に使う工具です 32mm のヘッドスパナを
2本使います




潤滑剤は Super Lube を選びました 吸着力があまり強くない
グリスです




フォークコラム内部に多目的オイルを塗布しています
フォーククラウン側からも指を入れます




ここからはグリスを使います サラサラ感が強いグリスです






フォークコラムの外側に薄くグリスを塗っています






フォークコラム上部のスレッド=ネジにもグリスを塗ります
ここはネジの奥までしっかりと塗ります
ここまで使ったオイルとグリスは 錆を防止する為の物です






フォーククラウンレースです ここにもしっかりグリスを塗ります
後でベアリングを装着しますが防水の目的も有ります






そのシールドベアリングです 完全に防水がされている訳では
有りません 回転部分にしっかりグリスを塗ります






ベアリングをクラウンレースに装着しました 方向に注意




フレームのヘッドチューブ部分です








ヘッドチューブ内にもグリスを塗り込みます 錆の防止以外の
意味は有りません 特に上下わんの小口に良く塗っておきます






ヘッドの上下わんに多目にグリスを塗布します 防水が目的です






グリスを塗布したベアリングを上部ワンに装着します
ただ置くだけです






上部玉押し内部とネジにグリスを塗布します








上部の袋ナットです 内側に有る溝に防水シールを取り付け
良くグリスを塗っておきます




これでフォークをフレームに装着する準備が出来ました




フロントフォークです






フォークをヘッドチューブの下から差し込みます






奥まで差し込んだフォークを何度か動かし 異常が無いか確認します






上部玉押しを コラムスレッドにねじ込みます 手で回るだけ
締め込めば良いです




舌付ワッシャーを取り付けます






フォークコラムのネジには一ヶ所溝が切ってあります
ワッシャー内径に有る突起=舌 を溝に合せ取り付けます






最後のパーツは上部袋ナットです これでヘッド小物の
組み付けは終わりました この状態で小物にガタが出ていないか
確認し丁度良い状態に、上部ワンで玉当りの調整をします






ここで工具を使います 32mm のヘッドスパナです




一枚目を上部玉押しの 6角部分に装着します






もう一枚のスパナには この様なプレートが付いています




プレート側を下に向けてスパナを袋ナットに装着します
プレートが有るので下のスパナとの隙間が出来て 上手く
袋ナットにスパナが掛かります




下のスパナを固定し上のスパナを締め込みます
袋ナットがロックナットの役目をします ※ 正ねじです






はみ出したグリスは良く拭き取っておきます 





これでフロントフォークの取り付けが完了しました ヘッド小物の調整はこの状態では
上手く出来ません、ホイールを取り付けてから微調整を行います
グリスを多用していますが 長く自転車を使う為には必要です、特に錆は自転車の寿命を縮めます
次はハンガー周りを触る予定です 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 フロントフォーク 取付け前準備 】 - Kinoの自転車日記

関連記事 【 泉 IZUMI 厚歯用チェーン ES410NP 】

次の記事 
【 スポークです HOSHI D/SB #15-#16 】

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フロントフォーク 取付け前準備

2020-09-24 20:01:16 | 踏切り自転車 組立て
トラックフレームから取り外したフロントフォーク 取付け前の準備です
長く使える自転車にする為には必要な作業です どうぞご覧下さい





街乗りピスト用に用意したフレームから取り外したフロントフォークです
これを再装着する前にその準備を行います 長く乗れる自転車に仕上げるには
しておいた方が良い作業です






フォークコラムに切られたネジ 及びコラム内部の状態を
見ています ネジの油脂汚れ、内部に発生した錆の処理を
行いましょう






パーツクリーナーと歯ブラシを使います






ネジにクリーナーをスプレーし歯ブラシで擦ります




フォークコラム内部も同様に作業を進めます






コラム内部を何度も確認しながら繰り返します
結構、錆や汚れを取る事が出来ました




錆を除去しただけでは また錆は発生します






グリスかオイルか悩む処ですが 今回は Super Lube の
超耐久潤滑剤を選びました オイルとグリスの中間程度の
粘度が有ります




容器を振り 内部を攪拌してから使います






コラム内部に潤滑剤を入れています




コラム内部に差し込めるスポンジを用意しました
食器等を洗う商品です




コラム内部にスポンジを差し込みます 随時潤滑剤も
追加して行きます






スポンジを何度も出し入れして コラム内部にしっかりと
オイルを塗布して行きます






少し時間を掛け作業を行いました コラム内部全体に
良くオイルを馴染ませるのが大切です






コラム内部に指を入れています オイルが全体に回り
錆も指先に付いてきません 大丈夫でしょう




フロントフォークのフォークコラム内部 ここは錆の発生も多く
ステムか固着する事も良く起こります その様な不具合を避ける
為の作業です





ヘッドを組む前にフレームの方も確認し手を加えておきましょう






ヘッドチューブ内も綺麗にしておきます






フォークを組んでしまうと出来なくなります
家庭用洗剤 シンプルグリーンを使います
泡が出るタイプのノズルです






ヘッド小物上部わん ヘッドチューブ内部に洗剤を
スプレーします






これも台所で使うブラシです 丁度ヘッドチューブに
差し込める大きさです 使える物は代用すれば良いですね






内部の洗浄と共に水をスプレーしながら洗剤も良く
洗い流します






内部の洗浄が終わりました この中は思っていたほど
錆の発生は無かったです




水滴はブロワーで直ぐに飛ばしてしまいます






内部に指を入れ確認しています 指先には作業前に有った
汚れは付いてきませんでした これで OK です、内部には
ヘッドを組む時に錆止めのグリスを塗布します





自転車を長く使う為にはやはり錆に対する気遣いは必要です 自分が出来る環境内で
出来るだけの事はしてやった方が良いと思います 次はフロントフォークを取り付けます
どうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 ヘッド小物の洗浄とメンテナンス 】

次の記事 【 フロントフォークの 取り付けとヘッド調整 】

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ヘッド小物の洗浄とメンテナンス

2020-09-23 20:01:25 | 踏切り自転車 組立て
新しい自転車を組む為に用意したトラックフレーム フロントフォークと共にヘッド小物を
取り外しています 今回はフロントフォークを取付ける為の準備作業、ヘッド小物の洗浄を
行います 使われている小物は DURA-ACE HP-7410 です





フレームから取り外したフロントフォーク 今回は共に取り外して有るヘッド小物の
メンテナンスを行います 





取り外したヘッド小物は DURA-ACE HP-7410 です
これから洗浄を行います






小物最上部の袋ナットです 内部に防水シールが入っています




シールはゴム系の Oリングです 先の細い道具を使います






道具の先で Oリングを外しています






O リングが外れました 袋ナットとフォークコラムの間に位置し
コラム内部への汗や水の浸入を防ぐ為のものです




袋ナットの内部です Oリング用の溝が有ります






上部玉押しです




舌付ワッシャーです ここまでが金属パーツです




金属パーツをステンレス容器に入れました






パーツクリーナーを使います ホームセンターのオリジナル
ですが これがとても使い易くお気に入りです




容器内のパーツにスプレーします






このパーツクリーナーは乾燥するまでに 少し時間の余裕が
有ります そこが評価出来ます






歯ブラシです






歯ブラシで各パーツの汚れを擦ります






一度洗ったパーツ達を別の容器で 新たにクリーナーを
スプレーし 新しいウエスで拭き取ってやります




これで油脂汚れの洗浄は完了です




上下のベアリングです これも手入れをしてやります






ゴム系のシールで包まれたシールドベアリングです






これにはパーツクリーナーを直接スプレーが出来ないので
ウエスにクリーナーを拭き付けそれでベアリングの外側を
拭いてやります






これで外見は綺麗になりました




ワックスを用意しました Wako's のシェイクワックスです






先に洗浄した金属パーツですが 汚れ落とし効果の有る
ワックスでもう一度磨き 潤いも与えてやります




ワックスをウエスに取りパーツの表面を磨いてやりました
ワックスに依る表面保護にも期待しています






さてシールドベアリングですが これのグリスの入れ替えは
困難なので NANOKORO OIL ナノコロオイルを使ってみます




シールドベアリングの隙間から 内部にオイルなら届きそうです






ナノコロオイルを使う前には内部を良く攪拌します
ベアリングの隙間を目掛けスプレーします CNT と言う
極小の炭素素材が摩擦を低減する効果が有ります






あまり多くのオイルを使うと内部のグリスが流れ出すので
少量のオイルを使いました




これでヘッドパーツの洗浄~メンテナンスが完了です





DURA-ACE FO-7410 と言うヘッドパーツ 1インチスレッドに多いカップ & コーンとは違い
最初に見た時は驚きました しかしこれは良く出来た小物だと思います フロントフォークの
取り付けまでにもう少し準備をしたい事が有ります 次回もどうぞお付き合いを下さい

前回の記事 【 ブレーキ穴の仕舞い フロントフォーク 】

次の記事 【 フロントフォーク 取付け前準備 】

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