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しもつかれ/北京の冬

2015年01月31日 | 田舎生活の衣食住
 初雪が降りましたねぇ。寒いいち日となりました。そんな最中に出掛けなければなりませんでした。合羽の着込んで自転車です。
 さて、「しもつかれ」をいただきました。北関東地方の伝統の郷土料理だそうです。初午の日には、赤飯と一緒に稲荷神社にお供えもするそうです。
 どのような料理かと言うと、新巻鮭の頭、大豆(節分に撒いた残り)、大根、人参・そのほかの余り物を鬼おろし(目の粗い大根おろし器)で粗くすり下ろし、酒粕と共に煮込んだ物です。
 調味料を使わず、鮭や酒粕の量を加減することで味を整えるそうです。
 「しもつかれを7軒食べ歩くと病気にならない」。「多くの家のしもつかれを食べると無病息災」など、しもつかれには様々な俗言が伝えられ、現在でも隣近所でやりとりする風習がある地域もあるそうです。
 温めて食べたのですが、冷えて冷たくなった方が美味しかった。今度拵えてみようと思ったくらいです。酒粕と鮭の味がマッチして、そこに荒い大根の食感も加わり美味しかったです。





 寒さの厳しい中国北部。北京は川が凍り付き、その上を人々が普通に歩いて向こう岸まで歩くのが冬景色です。そして、荷車の練炭売りの姿も頻繁に観ることが出来ます。日本では、もはや練炭を使うことは少なくなっていますが(昔は掘り炬燵や七輪なんかで使っていた)、北京では未だ未だ現役なようでした。
 中々風情のある光景でした。
 北京の町って、柳の種子が舞う幻想的なシーズンが再興に奇麗だと思うのですが、冬の墨絵のような光景や、褐色の冬の夕暮れもとても素敵です。
 青空よるも曇天が似合う町だと思います。住むには寒過ぎますが。それでも大連などもっと北よりは増しだとかで、北京の同僚で、真冬でもコート(と言うより薄いジャンパー)の下はシャツ一枚の人がいました。寒くないのかと見ているこちらが鳥肌がたつ思いでしたが、郷里が大連だとかで、北京の寒さくらいなんともないのだそうです。




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