遊んだらいいじゃない!

平凡なサラリーマンの週末日記や映画鑑賞日記です。自分の活動の備忘録として記事を書いていきます。

家映画 - ミリオンダラー・ベイビー

2011年03月14日 | 映画
これまた切ない映画ですなぁ。

手塩にかけて育てたボクサーを、本人に頼まれたとはいえ自分の手で最期を迎えさせるなんて。

あの瞬間のマギーは、本当にいい人生だったと思っていたのか。

エディがボクシングにより人生にマギーが満足している、という助言をダンに与えている。

ボクシングでは大成したが、しかし最低な家族との関係は変わらなかったし、結婚をすることもなかった。

ボクシングは、生活を豊かにするための手段であり、最終目標ではなかったはず。

全身麻痺になり生きている意味がないから死にたい、という気持ちはよくわかる。

しかしだからといって、自殺幇助を許すべきだろうか。

生きることは、自分に尊厳を持てる状態であることを指すのだろう。

自分が自分たる状況に無いことは、死んでいるも同じ、を意味するのだろう。

その相反性について考えさせられます。

相変わらずクリントイーストウッドの役どころは、頑固で古い考えを持ったおっさんだけど、やっぱりいいおっさんで次第に情熱にほだされ、マギーと心を通わせていく、いつものパターン。

モ・クシュラのエピソードは、素敵。

なじみの無い言語のイディオムは興味深いですよねぇ。