真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

何とも恥ずかしい話だ

2024年08月28日 | Weblog
何とも恥ずかしい、信じられない話だ。国の威信をかけて行うであろうオリンピックだけど、あらゆる波紋を広げているのがパリ五輪のメダルだ。

オリンピアンから告発が相次いでいる。スケートボード男子ストリートで銅メダルを獲得したナイジャ・ヒューストン(米国)が自身のSNSで「みんなが思っているほど上質ではない」と訴えた投稿に始まり、バドミントン男子シングルスで連覇を果たしたビクトル・アクセルセン(デンマーク)も自身のXで東京五輪のメダルとの比較動画を投稿した。明らかに劣化する今大会のメダルの質が波紋を呼んだ。

せっかく勝ち取ったメダルが、わずか数週間で劣化する。選手たちに同情の声が広まる中で、競泳界のスター選手も問題を提起している。母国のニュース番組『The Project』に出演した豪州女子競泳代表だったアリアーン・ティトマスは、「メダルに傷とへこみ」が出ていると公表した。

アクセルセンの公開した動画もまたX上で拡散。フォロワーからは「パリは非常に質の悪い金メダルが作られている」「東京の方が魅力的だ」「日本人が作ったからだ」「東京の方が高価に見える」といった意見が殺到した。

また、海外メディアでもクローズアップされ、インド紙『India Today』は「パリのメダルは片面がよりヴィンテージ感を帯びているが、東京のメダルは輝きを失っていない。違いは明らかだ」と感想を記している。
 
競泳男子400メートル自由形で銅メダルを獲得したキム・ウミン。熾烈な争いを制した彼は、韓国メディア『NEWSIS』の取材で、「大切に保管用の箱にしまって、飾っていたのに、数日前に取り出したら変色していたんです。悔しいし、悲しいです」と告白。その複雑な胸中を打ち明けた。  

なお、製造元のパリ造幣局は「傷ついたメダルは、パリ造幣局がすべて組織的に交換し、オリジナルのものと同じ刻印を入れる」と説明し、必要に応じて対応する姿勢は見せている。

オリンピアンは、メダル獲得のために何年もストイックな生活をして、やっと手に入れたメダルだろう。まさか、メダルの品質に問題があるなんて思ってもいなかった事だろう。何とも恥ずかしい話だ。

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