真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

一定の心理的距離を置く

2024年08月07日 | Weblog
高齢化社会だから、本当に街中には高齢者が目立つ。つい先日、いつも言っている早朝ラヂオ体操に、男性が参加してきた。みんな顔見知りらしく挨拶を交わしていたのだが、私は初めてお見かけした人だった。

「おはようございます」とご挨拶すると、偉そうに上から目線で「おはよう」って言った爺様だ。不愉快なやつだなと思って、どういう方なのかと思ってお婆さんたちに伺ったら、近所の団地の元役員だったらしい。

あ〜、そうか、こういう人が老害と言われている人になるんだろうと思ったのだ。どこか間違っている。老後「わがままばかり言う人」と「心穏やかな人」の違いを見たように思った。

人間というのは関係が遠い人ほど丁寧に扱うと思う。よく知らない人だからこそ相手の気持ちを優先し、自分の希望や意見を抑えられる。また、相手に対しての期待値も低いため、お互いの意見が食い違ったとしてもさほど気にならないはずだ。

不愉快な人とは関係を断てばいいだけだけど、お互いに傷つけ合い、取り返しのつかないことになる前に、一定の心理的距離を置くことだ。

相手は自分とは違う人間だから、自分の思い通りにならなくて当然で、責めたり批判したりしないことだ。相手が自分とは違う人間であると思い、互いの距離が保てれば、相手の領域をむやみに犯すこともなく、相手にこちらの領域を侵されることもない。

親しき仲にも礼儀ありだが、親しくもない人とは不愉快と思うなら一定の距離を置くことで、自分の心の平安が保てるはずだ。どんな相手でも、何事も受け入れる必要など、高齢になったら全くないと思う。

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