このところTVをつければ、お米が市場から無くなったというニュースと、自民党総裁選のことばかりだ。自問党総裁選は、岸田首相が次回の総裁選に出馬しないと表明した時から、マスコミが次期総裁候補をめぐっての取材合戦が始まっているとみて良い。
まだ40代の政治家2人が出馬するらしいけど、年齢に関係なく、日本のリーダーとして今後の日本をどのように引っ張っていくのかが重要だ。
そして、数日前から各局でお米不足を取り上げている。昨日スーパーに行ってみたら、お米の棚にはお米はなくて、おひとり様一個までという張り紙があった。私はお米は買ったことがない。新米を毎年頂きた、それが1年間あるからで、お米を炊くのは1年に数回だからだ。私は原則お米を食べない。
それでもお米が不足すると聞けば、念のために2キロくらい買おうかなという衝動に駆られるから人間とは不思議なものだ。育ち盛りのお子さんがいらっしゃるご家庭では、お米がなかったら困るだろうと思う。
しかし、今の米不足は9月になれば解消すると専門家が言っていた。農水省が「9月中」、JAが「9月中旬」、コメ流通評論家の常本泰志さんは「9月中旬」と答えた。
その理由を大きく2つ挙げていて、1つ目は「新米の出荷が始まる」からで、農水省によると、千葉県産や茨城県産の新米はすでに流通が始まっていて、今後、新潟県や東北地方の“米どころ”の出荷も本格化していくため、供給が充実していくのではないかということだ。
もう1つは、「需要の集中が落ち着く」と見込まれるからだそうで、新米の出荷が始まって店頭にコメが並び始めると、「なかなか手に入らないから多めに買っておこう」と考える人が減って、店の在庫が回復するのではないかと予想できるということだそうだ。
つまり、おコメの品薄が9月には解消に向かうらしいが、お米の価格は、今後、店頭にコメが並び始めても、しばらくは高い状態が続くらしく、そして、全産地のコメが、ほぼ出そろう時期が10月中旬なので、価格が落ちつくのは10月中旬ごろになるのではないかということだ。
今回の騒動で、多くの人が必要以上に買い込む事態が続くと、値段が下がっていかないので、必要な分だけを買うことを心がけるべきだ。お米が無いと生きていけないと言う方達を知っているが、お米不足は深刻なのかもしれない。海外に住む友人たちは、日本米ほど美味しいものはないと言っている。