真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

泣き寝入りはしないよね

2024年07月17日 | Weblog
兵庫県の斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した元幹部職員が「死をもって抗議する」というメッセージとともに、出席できない百条委員会に向け、陳述書や疑惑にまつわる音声データを残していた。

今年3月、元西播磨県民局長(60)は、斎藤知事のパワハラ行為などを告発する文書を一部の報道機関などに配布した。 しかし、斎藤知事は当初「業務時間中に『嘘八百』含めて、文書を作って流す行為は公務員失格です」と語り、県は内部調査の結果、告発文は『事実無根』だとして、元県民局長を停職3カ月の懲戒処分とした。

告発文の内容が知事の言う「嘘八百」でないことが明らかになり、議会で内容の真偽を確かめるための強い調査権を持つ『百条委員会』が設置された。今月19日の委員会に証人として出頭する予定だった元県民局長は、「覚悟している」と話していた。

出頭後には報道陣の取材を受けることも検討すると証言に前向きな姿勢を見せていた。 ところが、7日に元県民局長が姫路市内で死亡しているのが見つかった。 自殺とみられる。

関係者によると、元県民局長は「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージとともに、百条委員会に出頭できない代わりに、疑惑の根拠となる情報源や、具体的な日時や場所などを記した陳述書を残していた。

 さらに、知事が公務中、県内の自治体のトップに対し、「私も飲みたいです」などと酒をねだったとみられる場面を録音した音声データも残していたことがわった。 

斎藤知事は、県職員およそ4000人が加入する労働組合から辞職を要求されたが、会見で「知事選で県民から負託を頂いた」「県職員らと信頼関係を再構築し県政を立て直す」と語り『知事を続ける』と表明している。

 さらに、「県政に混乱を招いた」として辞職を表明した片山安孝副知事から、5度にわたり「辞職」を促されが、知事は「固辞」した。 会見で斎藤知事は「これから百条委員会などを通じて今回の文書問題に対する対応をしっかりしていく」と明言している。 告発者がこの世を去った後も継続される「百条委員会」だ。 

元県民局長が「死をもって抗議する」というメッセージとともに遺族に託した陳述書や音声データがあり、真実は解明されるのか?無駄死ににならないように祈るばかりだ。

 

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