真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

ヒトはこれほどまでに号泣できるのか?

2024年07月29日 | Weblog
柔道女子52キロ級でまさかの2回戦敗退となった阿部詩が、絶対王者として臨んだ今大会の2回戦で技ありを奪いながらの逆転負けをした。畳を下りた後も泣き崩れ、館内に響き渡る大声で泣いて、コーチが抱きかかえても自分の足で立てない状態が続き、その様子に私は、ヒトはこれほどまでに号泣できるのかと驚いた。

阿部詩選手の2回戦敗退で、兄の心情はどうだったのだろう?史上初のきょうだい同日五輪連覇の夢が潰えた。こんなことがあっても、兄は強かった。 直前におきた大波乱に動じることなく、一二三は強さを発揮し金メダルを取った。 

そして、決勝では隅落、袖釣込腰の合わせ技一本で五輪連覇。2回戦でまさかの敗退、観客席から見守った妹・詩の無念を晴らす金メダルを手にした。 

試合後のインタビューで阿部は「最高の思いです。東京五輪が終わってからすごく苦しい思いばかりで、楽な道ではなかった。妹が負けてしまって、僕も苦しかった。妹の分まで兄が頑張るという気持ちで、やるしかないという思いで戦いました」目に涙を浮かべなから喜びをかみしめた。

スポーツを見るとなぜこれほどまでに感動するのかというと、選手、ましてやオリンピック代表選手になるためには、多くのことを諦め、4年間金メダルを目標に頑張る姿が見えるからだ。

子供の頃からずっと夢を追い続け、例えオリンピック代表選手になれても、一瞬で夢は消え去ることもある。心身ともに極限まで追い込んで戦う姿に、私たちは感動するのだと思う。



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