神戸の空の下で。~街角の歴史発見~

足かけ8年、150万PV突破。「近畿の史跡めぐり」のサブタイトルも、範囲が広がったために少し変更しました。

神戸・インフィオラータこうべ。

2008年04月01日 | ■神戸市中央区


インフィオラータ神戸

(いんふぃおらーた こうべ)
神戸市灘区から神戸市垂水区までの市内各地




「のじぎく国体」が生んだ兵庫県マスコット「はばタン」。


※画像は以前の「インフィオラータこうべ」でのものです。




 「インフィオラータ」とは「花を敷きつめる」という意味のイタリア語です。イタリアでは、13世紀頃からキリストの祝日である『キリストの聖体』の大祝日(コルプス・ドミニ)の際、通りに花を撒く習慣がありました。そして17世紀頃にサンピエトロ寺院コルプス・ドミニの日に花びらをデザインして敷き詰めるイベントが行われてからは、同様のイベントが各地に広がるようになります。

 イタリア・ローマのジェンツァーノ市では、1782年から中心街であるスフォルツァ通りに花びらで絵を描くというイベントが始められ、200年もの間続けられています。1980年代からはミッソーニフェンディヴェルサーチなどイタリアを代表するデザイナーたちも参加するようになりました。




作品名は「トワイライト神戸」。西元町NPOチームの作品です。



 神戸でも阪神・淡路大震災追悼行事の一環として、震災犠牲者の鎮魂と残された人々への癒しなどを目的に、1997(平成9)年から毎年4月に行われるようになりました。インフィオラータこうべでは、多くのチューリップの花が使われていますが、これらの花は本来は球根の収穫後に廃棄されるはずだったもので、富山県砺波市新潟県新潟市の球根栽培農家の皆さんのご好意で神戸市に提供され、通りを彩る美しい花の芸術へとリサイクルされいます。




うどん屋さんの前にもかわいい作品が。手作りのあったかさを感じます。




開催エリア
 初年度は「三宮あじさい通り」と「北野町広場」の2ヶ所での開催でしたが、イベントの定着とともに会場数も増え、2008年はこれまでで最多の8エリアで花絨毯のイベントが行われます。


三宮東地区  三宮あじさい通り  2008年4月26日(土)~28日(月)

北野坂地区  北野坂・ムーンプラザ  2008年5月3日(土)~5日(月)

元町あなもん地区  元町穴門商店街  2008年4月26日(土)~27日(日)

西元町地区  元町6丁目商店街  2008年4月26日(土)~28日(月)

マリンピア神戸地区  ポルトバザール内  2008年4月27日(日)~29日(火)

灘中央筋地区  灘中央筋商店街  2008年4月26日(土)~28日(月)

北神地区  北神戸田園スポーツ公園  2008年4月28日(月)~30日(水)

医療産業都市地区  ポートライナー「先端医療センター前」駅広場  5月10日(土)






不敵な笑顔のこの豚のキャラクターの名は「ワケトン」。
神戸市のゴミ分別収集のPRに頑張ってます。「ゴミ、ちゃんと分けとん?」



地元の婦人会が作った力作。その名も「西元町へようこそ




公式サイト
  「FEEL KOBE」インフィオラータこうべ特集


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