一宮神社(生田裔神八社)
(いちのみやじんじゃ)
神戸市中央区山本通1-3-5
生田裔神八社
観光客で賑わう北野坂から少し東に入ったところに鎮座しています。
〔御祭神〕
田心姫命
(たごりひめのみこと)
最近何かと話題の多い生田神社。神戸には、その生田神社を取り巻くように生田八裔神と呼ばれる神社が点在しています。古事記における素盞鳴尊と天照大御神との誓約(うけひ)のエピソードの際に生まれたとされる3人の女神と5人の男神が祀られている神社で「港神戸守護神厄除八社」とも呼ばれ、数字の順番に全ての神社を巡ると厄除けになるとも言われています。
本来は、旧来の行政単位である「国」のなかで最も由緒が深く厚い崇敬を集めている神社が「一宮」と定められ、国司が赴任した際には一宮から順に着任挨拶の参拝を行っていました。ここ神戸の一宮神社は、「国」における一宮ではなく、生田神社における末社の一番目のお社、という意味で名付けられています。ちなみに摂津国の一宮は大阪の住吉大社とされています。
本多忠直公が1710年に建てた大和郡山城の御門を移築したといわれる手水舎
ここ一宮神社の御祭神は、素盞鳴尊と天照大御神の誓約の際に生まれた3女神のうちの一人である田心姫命で、福岡県の宗像大社より勧請されたといわれています。創建時期は不明ですが、神功皇后が三韓遠征からの帰りに神徳著しかったこのお社を参拝されたという伝説があり、旧八部郡北野村の鎮守社として古くから崇敬を集めていたようです。
最近では田心姫命=縁結びの神さまだということで、そごう神戸店ではバレンタインデー・フェアの一環として、特設コーナーに備え付けてあるメッセージカードに大切な人へのメッセージを書いてもらい、一宮神社でご祈祷を行って恋愛成就を祈るというイベントも行われています。
3~4世紀頃、この地域を切り拓いた氏族名から名付けられたという伊久波神社(右)と
商売繁盛のご利益があるといわれる熊高稲荷神社(左)。
アクセス
・JR「三ノ宮駅」下車、北へ徒歩10分
・阪急電車・阪神電車「三宮駅」下車、北へ徒歩10分
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拝観料
・無料
拝観時間
・常時開放
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