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箕谷神社
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(みのたにじんじゃ)
神戸市北区山田町下谷上字五池谷83-1
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箕谷駅に隣接して鎮座する箕谷神社。
〔御祭神〕
武甕槌命
(たけみかづちのみこと)
経津主命
(ふつぬしのみこと)
天児屋根命
(あまのこやねのみこと)
比売命
(ひめのみこと)
神戸市北区山田町周辺は、昔ながらの山村の美しさが今でも残る自然豊かな地域で、播磨国から京都へと抜ける山田道や有馬道などが通っていたことから、古くから都の文化が伝わり、緑豊かになだらかにそびえる丹生山(たんじょうさん)にちなんで「丹生文化」と呼ばれる文化が形成されてきました。そんな丹生山田の里を東西に横切る山田道と有馬温泉へと向かう有馬道が交わる箕谷に、かつては「辻ノ宮」と呼ばれて道行く人々を見守り続けていた小さな神社があります。神戸電鉄箕谷駅のホームからすぐのところに鎮座しているこの神社は、箕谷神社。450年ほど前に京都から勧請された神社です。
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境内には、とんど焼きの跡も残っていました。
784(延歴3)年に長岡京へと都が遷された際、桓武天皇自ら鷹狩を楽しまれたという洛西の地・大原野。桓武天皇のそばに仕えていた藤原一族も大原野の美しい風景に魅せられ、藤原氏の氏神である春日大社から武甕槌命などのご祭神を勧請して大原野神社を建立しました。箕谷神社は、1652(慶安5)年にその大原野神社を勧請した神社で、近隣の真言宗寺院・医王山寿福寺の住職である真賢上人によって建てられました。山田道と有馬道の辻の位置にあることから「辻の宮」として人々の崇敬を集めてきました。
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東向きに鎮座する社殿。境内は1973(昭和48)年に現在の形に整備されました。
「辻の宮」はたびたび社殿の改築が行われています。1689(元禄2)年9月5日には本殿が修築され、江戸時代後期の1839(天保10)年には鞘社が造営されました。1939(昭和14)年には荒廃していた鞘社の改築が行われています。さらには、1965(昭和40)年の台風で倒壊した際にも3ヶ月後の12月には無事再建されています。このとき神社の名前も現在の「箕谷神社」に改められました。7月第4日曜日に行われる夏祭りでは餅まき、10月第1日曜日に催行される秋の例大祭では甘酒と畦豆を振舞う神事が行われています。現在は六条八幡宮がこの宮を管理されているそうです。
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社殿を挟んで商売繁盛の(左)白龍大明神と(右)稲荷神社があります。
アクセス
・神戸電鉄「箕谷駅」下車、徒歩1分
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拝観料
・無料
拝観時間
・常時開放
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