ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
SSサイトへはカテゴリー「倉庫への道」からお入りください

40周年だそうで ~ツッコミ編~

2012-09-15 12:00:19 | ベルばか日誌
ベルばら40周年、てことで、イベントあり関連本の出版あり、また、マスコミでも取り上げられる機会が増えているようで、ファンとしては嬉しいような照れくさいような。
今後あれこれとブログネタにもさせていただくことになると思います。

先日も夕刊の文化欄で、理代子先生のインタビューが大きく取り上げられていました。
「歴史物は受けない」という編集者の反対を押し切って連載を開始、とか、ファンとしては既知の内容でしたけれども。
その中で一つ、へえ~、と思ったのは
最近の若い人たちに、オスカルの生き方は「敷居が高い」と言われ、理代子先生はショックを受けた
という内容です。

敷居が高い・・・、辞書で調べると「不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい」が本来の意味だそうですが、最近では「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」という意味に捕らえる人が多いそう。

確かに貴族のジャルジェ家は、私のような庶民には縁のない、入りずらそうなお屋敷なんだろうな、じゃなくて。
O様の生き方が云々、っていうのはどっちかっていうと、私なんかにはあんな真摯な生き方はムリ、って言いたいんでしょうね。

連載されていた昭和40年代の半ばって、女性は結婚して専業主婦になるのが当たり前だった時代だったと思います。
女が結婚しても、あるいは結婚せずに、組織の中で仕事を続けようと思ったら、本当にがむしゃらに頑張らなければいけなかった時代です。
そんな時代に描かれたオスカル様は、男として生きるよう定められ、その定めを受け入れつつも自らの思想と愛を貫くという、ハードな生き方をなさったわけです。
その姿が当時の女性たちの憧れとなったのですね。
現代の日本では、40年前と比べたら女性にとって生き方の選択肢は多様になったかなと思います。
だからこそ逆に、そんながむしゃらに、しゃかりきに頑張らなくてもいいじゃん、みたいに思う女性も増えてるのかな。

私自身も、しゃかりきに頑張るより「まあいいや」って楽な方に流されて生きてきた女なので、偉そうなことは言えませんけれども。


それにしても、大きなお世話だとは思いますが、この場合の「敷居が高い」っていう言い方は、やっぱり日本語の使い方、間違ってる気がします。