大阪担当です。
7月2日、第201回自助会を開催しました。
今回は11名の方に集まって頂きました。
主治医を変えるきっかけは何か、このままの自分では将来どうなるのかといった不安、社会から自分はいないことにされていると感じる、寛解ってなんなのか本当に良くなるのかなど話がありました。
我、我ならずして、我なり
7,8年前、自分がうつになった原因は何か、なぜ良くなったのかなど色々考える中で出会った言葉です。この言葉と出会って、そうそれが言いたかった、まさにそれだと思いました。
普通、あなたは誰ですかと聞かれたら、名前、性別、年齢、住所、職業、資格など並べ立てるか、鼻の頭を指さしてこれが私ですと答えると思います。私は私で私以外の何者でもないし、そうとしか言いようがない。うつになる前の私もそう思っていました。
でもうつになったら私は私と言える自信がなくなり、自分は何者なのか、何者だと言っていいのか分からなくなっていました。
我、我ならずして・・・。
私は私と言えず、私と言えないなら何と言っていいかも分からず、私が私でなくなってしまったそんな感じです。
人によって感じ方は違うと思いますが、自己喪失感を持たれる方は多いと思います。
そこから抜け出す方法は2通りです。
1つ目は、薬を飲んでゆっくり休んで元気になって元に戻る。元の様に、私は私です、と言える「私」になる。
2つめは、私とは何かを考え抜き、考え抜いた先にある私とは何かを見出すことです。
先にあるわたしとは、「我、我ならずして、我なり」
私は私ではない、その自覚をもって私は私だと言う。そういう「わたし」です。
傍から見る限り私とわたしの見分けはつかないと思います。
ですが、決定的に違うのは1つ目の私はお金や地位、仕事、健康など自分にとって大事なものを失うと再び自分を見失う可能性が高いということです。
うつ病の再発といったところでしょうか。
2つ目のわたしにそれはありません。なぜなら、私は私ではないので初めから見失う私などありません。さりとて、私は私ではないという自覚の上に拠って立つわたしを持っていますから、確固たる自分を持ち続けることができます。
どちらを選ぶかは自分で決めてください。
前者を選ぶなら、お越しください。ゆっくり休むお手伝いができると思います。
後者を選ぶなら、お越しください。考え抜くために。
今選べなくても、お越しください。選ぶためのお手伝いができると思います。
考えることに手遅れはありません。
一緒に考えましょう。
次回の自助会について
次回は200回記念の音楽会の後、自助会となります。
音楽会については上のエントリーをご確認ください。
開催スケジュール
日時：2022年8月6日(土)、13時30分～16時30分
(13:30～14:30は音楽会)
場所：コミ協ひがしなり区民センター（東成区民センター）
最寄駅：地下鉄千日前線・今里筋線「今里駅」
2番出口から西(階段を上がってUターンした方向)へ徒歩約3分
新型コロナ対策の詳細は申込ページに記載していますのでご確認の上、申し込みをお願いします。
参加費：500円
お問い合わせ、参加希望は下記リンクをクリック。
https://www.kokuchpro.com/event/osakajijokai220806/
携帯電話のアドレス(docomo.ne.jp、ezweb.ne.jpなど)はこちらからの返信が届かない場合があるので使用は避けてください
申込み、問合せ送信後、自動返信メールを確認してください。
申し込み、問い合わせはイニシャルやニックネームではなくお名前をお書きください。
