大阪担当です。
3月3日、第153回自助会を開催しました。
今回は初参加の方3名を含む11名の方に集まって頂きました。
生活のリズム(睡眠)を整えるのがむつかしい、再就職したいが何時どのようなタイミングでしたらいいのか、後押ししてくれるものはないかという質問がありました。
また、職場を始めとした人間関係、主治医との関係など苦しいことが沢山あるけれど自分をどう変えていっていいのか分からないなどの話がありました。
うつを患っている人はうつを良くしたいと思っています。
うつを良くしたいからあれが欲しいこれが欲しい、あれをするこれをする、あれがしたいこれがしたい、ああなりたいこうなりたいと、ものやことをつかみ取ろうとします。
つかんだ時はつかんだ拳(こぶし)を見て達成感を感じるでしょう、つかめなかったらつかめなかった拳を見て悲しみ、憎しみ、怒りを感じるでしょう。
そして、つかんだらもっともっと欲しい、もっともっとしたい、もっともっと良くなりたいとつかんだものをつかんだままで拳を振り上げます。
つかめなかったら今度こそ、今度こそ今度こそとつかめなかった悲しみ憎しみ怒りを込めて何もつかめなかった空の拳を振り上げます。
振り上げた拳は振り下ろすしかありません。
あなたは誰かに拳を振り下ろし、誰かはあなたに拳を振り下ろす。
私はそれが欲しい、それがしたい、そうなりたいと思うことは自分ではそんなつもりはないと思っていても、血で血を洗う結果となり、もとの血は洗い清められても新たな血で穢される、その繰り返しです。
うつを良くするために頑張って治療する、頑張って復職する、頑張ってできることを増やす、頑張れば頑張るほどつかもうとすればするほどそうなります。
それで私たちが患っているうつは本当によくなるのでしょうか。
血で血を洗っている自分や他人を見てうつになった人もいるのではないでしょうか。
つかんでいるものを手放して、つかむことを諦める*勇気を持ってください。
拳をほどいて、掌(てのひら)をみてください。
よくみてください、気が付いてください、すべては掌の中にあります。
うつがよくなるということは外のどこかに何かを求めなくても、あなたの掌の中にあるということです。
私たちと一緒にみませんか、一緒に考えましょう。
*諦める・・・断念するという意味で使っていません。詳細は2017年11月大阪開催報告のブログ参照
4月のご案内(2,3月と場所が違いますのでご注意ください)
日時：2018年4月7日(土)、13時30分～16時30分
場所：大阪市北区民センター 第五会議室
JR天満、地下鉄扇町が最寄り駅です。
参加費：500円
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だんだん暖かくなってきました。
季節の変わり目は変化の時ですから、良くも悪くも体調が変化しやすい時期だと思います。
体調管理にはお気を付けください。
