馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

お盆の観天望気。

2022-08-14 08:58:14 | 日記


8月13日(土)10時に船橋駅から総武横須賀線に乗ろうとしていた
弟から ラインメールが入る。
今日正午の墓参は台風襲来なので
来なくていいの連絡。
しかし、娘夫婦は既に青梅から高速道路を走っていた。
妻は、新木場で息子の嫁と孫娘で横浜の実家に向かうところだ。
急遽、嫁さんと孫娘は実家行を止めた。
妻が一人実家に向かった。
私は総武横須賀線に一人乗り戸塚駅に向かう。
車内はガラガラ。
台風接近での外出を控えたか?
突破的に、車窓に大粒の雨がガラスを叩く。
戸塚駅では、雨は休憩状態。
タクシーで寺の山門に着く。

駐車場には、杉並ナンバーと八王子ナンバーがあった。
娘夫婦と兄と弟夫婦はいるのだ。
山門をくぐり、本堂で一礼。
お坊さんがいて、ご家族はお墓にいますと伝える。
濡れ雫の石段を傘も差さず父母の墓に向かう。
生花は供えられ、線香が山林の雨を含んだ風が
消そうと一陣の風を吹き付ける。


先日からTV報道、ネット情報で
13日は関東地方は豪雨と突風をが襲来。
都内交通網は混乱が予想されると
たえず呼びかける。
だが 報道に違和感があった。
説明が難しいが、都心の交通網は、地震、雪害には
対応に困難はあるが、雨風にはしっかり防御体制がある。
山岳部時代、入山すると、深夜短波放送で
テント内でロウソクの明かりで天気図を作成した。
おおよその、天候状況は掴めるが
自分達の山岳近辺の天候は読み切れない。
人間関係などで、「周囲の空気、現場の空気を読め」
上に胡麻すりばかりしている課長が
僕を𠮟りつけた。
その課長は、部長への気配りを、先々まで読んで
胡麻すりしたが、大地をしっかり踏みしめ
足元を見ていなかったので、後に不正が発覚
夜逃げ逃亡した。
何を言いたいかいえば
山林に棲む生き物たちは、天気図など読めない
本能的に備わった危険を察知して待ち構える。
山岳部時代、ラジオ天気予報を聴きながら
観天望気をする。



五感で感じ取るのだ。
空を仰ぎ雲の色と動き
山の苔の水分具合
葉の湿り
肌が感じる体温が、変化を読み取る。
突風が散発的、空が明るい
急に黒雲が顕われ消える。
鉛色の空に変わる・
気温上昇
急に風がやみ、静かになる。
総合的に身体が台風状況をまとめる。
13日の台風は恐れに足りず。
酷いことにはならない。
しかし心配症の息子は、万が一を考え
実家行を嫁と孫娘の止めさせた
真にもって良い判断だが
日常生活に支障をきたすことがある。
人生は石橋を叩いて渡る
橋を迂回して行く
それらを日常茶飯事に考えていたら
生きていけない。
爆発音に振り向いたら
銃弾が身体に打ち込まれた。
行動には、先の予見など出来ない。
豪雨は、高級スーツを着た紳士にも
ドレスアップした淑女にも
薄汚れたゴミ捨て場から盗んだ
シャツズボンの爺さんにも
等しく降り注ぐ。
その突然の状況下で
誰が生き残るれか?
結局、豪雨にならず、交通網はずたずたにならず


お盆の夜は過ぎた。
続く。


東京大衆歌謡楽団 ♩並木の雨♩