六日のあやめ

魔法使いにも出来ないこと

その昔WORLD誌上に載っていたお題小説、確かその中に、呼び出した魔法使いに「世界平和」を願ったっていう内容のお話があったはず。
とある理由で無性に読み返したくなった。
WORLDは今年の9月で179号、私は2号から所持している。
いつ頃載っていたかを正確に覚えてないから探すのは大変だ~。
今はさぼっているけどあれはバインダーに綴じていた頃だったっけ、8冊あるバインダーから「このくらいの時だったかな?」と1冊を選んでペラペラとめくっていくと、あった!
お題小説第1回「魔法使いにも出来ないこと」
こんなに早く見つけ出した自分を褒めよう。(笑)

読み返してみたら細かい部分ですっかり忘れていたことがあった。
そっかぁ~、魔法十一条には「人間が己の力で出来るはずの無いことを魔法と呼ぶ」っていう規則があって、僕は自分の願い事が「人間の力ではどうにもならないことか?」ってことを迷いながらも「世界平和」を願うんだった。
で、その願い事が魔法十一条にあてはまるのかっていうことも、魔法使いがその願いをきいてくれたかどうか、って事も僕にはわからないままで、最後は「ボスニアは、まだ銃声が消えていない。」という文章で締めくくられている。
果たして「世界平和」は人間の力だけで叶えることができるんだろうか?人間の力だけではどうにもならなくて魔法使いにお願いしないとできないことなんだろうか?
深いなぁ。

この小説を読み返したくなった理由というのは、つよぽんが連載を載せている「MORE」という雑誌を読んだから。
今月は一問一答の形になっていて、質問の一つ「魔法が使えるとしたらどうする?」という問いへのつよぽんの答は・・。
「戦争をなくす。」
この答に感激して涙ぐんじゃったわけ。
で、確かさださんの小説に似たようなことが書いてあったなぁ、と思い出した次第。
小説読み返してみたら、さすがにさださんはもっと深かったなぁ、と思って、お気楽な自分がちょっと恥ずかしくなりつつも、つよぽんも素敵でしょ!ってことをやっぱり言いたい。
世界平和って魔法に頼るべきことじゃないのかもしれないけど、魔法=何でもできる、って考えるときに、自分のためだけの願いじゃなくて「戦争をなくす。」ってことをしたいと考えるのは人間の力だよね。
私もそうゆう力を持ちたいと思う。

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