uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

「負」

2007-11-27 17:00:31 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は「この指止まらん会」。

労働ダンピングの学習会。・・・どうして「負」の産物ばかりなのか。

話せば話すほど、つらい気持になっていく。

どこで話を締めくくるか。全員一致したのは「明るい兆しが見えるところでやめよう」。

キャリア教育などと言われているけれど、大体が資格取得とか根気強さとか。

それが大切だということは、子どもだって知っている。

問題は自分がつらい時、がんばっても乗り切れそうに無い時にどう働くか。

「なかま」や労働観こそ大切。

社会人の多くは「これをしていかないと会社がつぶれますから」と言われて、

ちょっとずつ超過勤務、無料奉仕、ノルマ制、保障のない労働をするしかないと思っている。

法律違反なんだよね。

今言われているキャリア教育は「できる人材・がんばれる人材」に焦点がある。

労働を商品化する流れだ。これってどうよ。

金融機関再生に過去にあれだけ税金をかけた私たちは、物価上昇をくい止めるためには出し惜しむ。それってどうよ。

もうすぐ、栄養失調で命を落としたりする世の中がやってこないように。

気持ちだけはポジティブに。


私の24 その3

2007-11-25 19:15:21 | 食・レシピ

私の18時間その3

帰宅して母とお茶にする。

母は「編み物ばあさん」になっていた。

朝食べてから何も食べていなかったからお腹がすいてキャベツ餃子を作る。

<レシピ>キャベツ1/4  みじん切り。 とり挽き肉100g。 長ネギ15cmくらい みじん切り。

餃子の皮大き目20枚

調味料(ショウガ1カケ 塩少々 ウエイパー少々 鶏醤少々 酒少々)

これを混ぜて、焼く。

キャベツ餃子は春キャベツでよく作るのだけれど、キャベツが無性に食べたくなったのでした。

これができたら、「笑点」タイム。見はしないけど、日曜のこの時間が私の変わり目。

スイッチ切り替えて。

P.S.『ダンボ』って1941年の作品だったんだ。戦時中だったのね。


私の24 その2

2007-11-25 19:14:04 | 日記・エッセイ・コラム

深夜まで読書する。この上ない贅沢。本読んですごせる幸せ。

昨日からの斜め読みはリリーフランキー「ボロボロになった人へ」という本。

こういう題名の本を手にして買うということは、私には大変な勇気のいる事で、

まるで自分がボロボロになっているかのような気分になる。強がりな自分。やっと買うことができた。

朝起きて、プルと遊んで「迷い道ドライブ」。迷う事をテーマに、今までチラッと聞いていた場所を訪ねて出発。

まず行ったのは、絵本屋さん『ぽこぺん』。

以前講演をしてくださった作家さんが夫婦で開いて過ごしている。行ったら、何気なくお二人はいて、本のチョイスをアドバイスしていた。

でも、そこら辺の専門店と違うのは、お客を放牧状態にしてくれる事。

小さな子どもも来ていて、母さんらしき女性が「これはどう?」などと子どもにすすめる。

すると店主さんは「お子さんが手にとるまでまってあげて。座り込んで読み始めたものをどうぞ。」という。

そんなに広くはないけれど、必ずお気に入りの一冊に出会える。

私は2冊と出会えた。1冊はルウカへ。

『編み物ばあさん』はいろんなものを編み出していくおばあさんの話。

子どもや心まで編み出すけれど、その子どもたちが受け入れられない町や国に腹を立て、

全てほどいて消えてしまう。小学高学年以上に読ませたい。私の母が去年から編み物でパッチワークをしているので何気なく手に取った一冊。

2冊目は『夜の鳥』。教師をしている父親がある日突然いなくなる。

『パパは泣いていた。「ぼくは自分の生徒たちが怖いんだ」・・・骨のおれるパパを持つことは、骨のおれることだ。』と帯に書かれている。

私は本が好きだ。本の存在感が好きだ。

私の18時間その2

次に向かったのは「パティスリー・カイ」。

「ぽこぺん」の近所のはずなんだけど見つからず。その町は1区画ぐるっと4キロほどあるから、そこを行ったり来たり。

民家の砂利道を入ってやっと見つけた。

このモンブランとブルーベリーチーズ、マカロンは絶品でした。

おいしいケーキを食べると幸せな気分。私の街にもこんな洋菓子屋さんあると良いのになぁ。
私の18時間その2

次に向かったのは「ギャラリー喫茶はのん」。

陶芸家菅原せつ子さんの個展をしていました。

自家製ルバーブ(和名ダイオウというらしい)ジャムのロシアンティー(ダージリン)を頼むと、ずっしりとぬくもりのある菅原さんの器で出てくる。

我が家でもルバーブジャムを作るので、どんなものかと興味シンシンで口に運ぶ。

ほぼ同じ味だった(^^;;;違うのは繊維。じっくり作られているので糸のような繊維が紅茶を泳ぐ。それがまた、生きているようにふわりふわりと。なにやらこっけいで仕方なくなり、

「うちでこれをやるときは、細切りにして作ろう」ときっぱりと思ったくらいにして。
私の18時間その2


私の24 その1

2007-11-25 19:11:54 | 日記・エッセイ・コラム

3連休だというのにいつものように体調の立て直しに時間を割いていた。

イカンゾ!と思ったけど、家事を片付けて終わってしまいそう。

相変わらず腹痛も続いて嫌な感じ。病院へ行っても言われる事はわかっているし、

自分のからだだもの、上手に付き合わなくては・・・。

夕方から洗濯しながら、母の年賀状をデザインして印刷しながら・・・

羊毛でポーチでも作るかぁと思い立って作り始める。

持っていた羊毛はチャコール色のミックス。

昨年買ったものだけど、今見るとまるでプルの抜け毛みたいだ。

ウール100の毛糸をすかし模様に使って・・・出来上がり。

こういう直裁ちっぽい小物はストレス解消にもってこい。

こうして、私の休日、笑点シンドロームの24時間が始まった。

私の18時間その1


コンフィダント~絆

2007-11-23 20:05:38 | 日記・エッセイ・コラム

三谷幸喜プロデュースのコンフィダントがテレビで入っていた。

http://www.parco-play.com/web/play/les/

印象派の画家4人がアトリエで繰り広げるドラマを舞台化。

ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、シェフネッケルに1人の女性しか出てこない。

その上、観客の無い舞台だった。

注目すべきは、全員が自分には才能があると思っていて、

3人がシェフネッケルには才能が無いと思っていること。

彼は絵の教師をしている。

「芸術家が芸術をはかる。それぞれのものさしで。」

1人の女性をモデルにするけれど、

アトリエの最後には、シェフネッケルの絵だけが完成して残される。

他は作者が自分で破壊する。

シェフネッケルの絵にだけ、女性以外にも人物が入っている。

彼が友人と信じていた3人の姿がある。

そして、その絵はモデルの女性に贈られて大切にされる。

絵の価値って何だろうと、舞台を見た人たちは思ってくれるだろうか。

ただの売れない画家たちの苦悩を描いただけではない舞台だと思う。

エンディングで1枚の絵の示す意味を受け止める人はどれくらいいるだろう。

三谷幸喜よ、あなたはすごい!あっぱれな2時間半でありました。