uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

『エノンオマン?』

2012-01-30 12:18:11 | インポート
『エノンオマン?』
アイヌ語 Mini Book 「どこえいくの?」という意味。
手にしてくださった方、感謝です。
ヤイライケレ

アイヌ語は文字を持ちません。 でも「イランカラプテ~こんにちは」は、「あなたの心にそっとふれさせてください。」という意味。
言語には用いる人たちの価値観が入っていますね。
このMini Bookを個人的に活用したい方は、
お知らせいただけるとありがたいです。
(Subを「エノンオマン」として、#を@に変えてお送りください。) ↓
keyko#rapid.ocn.ne.jp


おなじ空、おなじ時間、それぞれの場所で

2012-01-11 21:43:00 | 映画
おなじ空、おなじ時間、それぞれの場所で
何だか観ていたものメモ。

「レオニー」…イサム・ノグチの母の一生。
中村獅童・竹下景子・原田美恵子ほか。
WOWOWのオススメの言葉がいい。

『子供という彫刻』文:小山薫堂
自分によく似た石を切り出す。
思い通りの形にしたくて、
愛という名のノミを入れる。
しかし時にー
その石は、自らの固い意志によって、
ぼくのノミを跳ね返す。
その石が、
実は自分の思い通りにならないことに気づいたとき、
ぼくはそれを、
明日の空に放り投げるだろう。
そして、
ひとりぼっちになった石は、
運命という川の流れに削られ、
いつか、立派な作品となる。
それはぼくの作品に見えるかもしれないが、
完成させるのはぼくではない。
そう、つまりそれはー
ぼくのものではないのだ。
  ************
自分の人生だもの、悔いなきように精一杯自分の意志と足で生き抜きたい。

「ノルウェイの森」…松山ケンイチ。

「SAYURI」…渡辺謙。

「幸せがおカネで買えるワケ」…デミ・ムーア。

「なくもんか」…阿部サダヲ・竹内結子・瑛太。
宮藤官九郎の脚本。

「白いリボン」…2009年制作でありながら全編モノクロ。
美しい。
人が無垢なのは生まれた直後と死ぬ直前か!?
いろんな可能性を漂わせた結末に、一番に恐ろしいのは「人」なのだと思わせる。

「100歳の少年と12通の手紙」…あと12日しか生きていられない少年と歯に衣着せぬ女性。
短い時間だけれど人生を謳歌する様が元気をくれる。
私は一日を苦手な屈伸一回ほどに考えてる。
ただ重力に逆らって丁寧に往復するだけ。


背負う景色

2012-01-11 18:25:35 | アート・文化
背負う景色

背負う景色

背負う景色


ベン・シャーンの絵本を購入。
亡命して祖国には戻らなかった彼の作品は大好き。
ドレフュス事件やゾラ暗殺、世界恐慌に人種差別・紛争など…彼が扱うテーマは共通言語ではない私たちに大きな疑問や世の中の不条理を投げかける。
今回の「第五福竜丸」も同様。
昨日、「エゾシカの角でアクセサリー」というワークショップに参加。
講師の宮崎亨さんは「なぜ生きる」個展会場で企画してくれた。
地教委の後援を貰ってくれたので本当に助かった。
熊本の先生が同和教育をテーマに牛の骨を題材に「ボーンアート」を実践していた。
ただ創るのではない。
生活者としての学びだ。
それをヒントに。
この北海道ではエゾシカは人間生活の中ではどちらかというと厄介者。
道路ではいつ飛び出すか知れないし、植樹林や農作物を荒らしどうにもならない。
牧草地や山道にゴロゴロしている抜け落ちた角も、重機や農機の故障の原因になってしまう。
熊本の実践からヒントを得た宮崎さんはシカの角を拾うボランティアに参加して拾ってきたという。
最初は山菜同様になかなか見つからなかったらしいが、段々と見え るようになったと。
実際、エゾシカの角はかなり硬く、ノコで切っても厳しい。
電動糸鋸だとカーブも可能だが、切った粉末は動物性タンパクの独特な臭いがする。
しかし、かえってそこが魅力なのだ。
自分で気に入ったように細工する。
そして磨く。ツルツルに。
ビーズやトンボ玉などをあしらったらもっと楽しいかも。
創りながらエゾシカと私たちの関係や関わり方をじっくりと思い巡らす。
「考える時間」は生き急ぐ私たちには貴重な時間。
誰かの偏った考えに影響される前に、自分の事として意見ぐらい持っておきたい。
物づくりは、私たちの内面世界を宇宙よりも無限に広げてくれるんだ。

私の勝手なジンクスで、エゾシカグッズを車に乗せていると無事故で運転できるというのがあり、エゾシカの皮製キーホルダーは10年ほど使っている。
勿論、大きな接触は無い。