uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

分科会3日目

2011-01-29 19:54:59 | 授業実践
分科会3日目
総括討論。
この2日間を通じて、思ったことを話す。
一つの題材を、教材観や教科観で話したときと、子ども観で話したときでは、捉え方が全く異なったイメージになってしまう。
昨日、出会った実践は作品の前で話しを聞いて感動!
どうしても皆に知ってほしくて、
「子どものことを中心に据えて話していただけると、設定した題材の素晴らしさがもっと伝わると思うのです」と伝えたのだけれど、それがその方を混沌とさせてしまっていたようで、「まわりと何が違うのか」を悩んだようで。
いい問題提起をしてくださった。
見せ掛けと、まやかし。
木を見て森を見ず。
たくさんのことをメモした。
私たちは「知らなかった」では済まない。
「よかれと思っていた」など通じない。
子どもの人格形成の大事な時間に居合わせることは、苦しく切ないこともたくさんあるけれど、責任を自分に課せてこそ喜びもある。
子どもは私たちを選べないのだし、お互いに一度きりの人生なのだから。
何よりも、美術教育の役割が確認できたと思う。
ステキな人々と出会えて幸せ。
感謝感謝。
やっぱり作品の 大まかな画像のみ載せることにする。
ああ、夜の語らいがまた素晴らしく、思わず涙が出てきてしまった。
私は微力だけど、無力ではないのだと感じた。
細々と凌げそう。


分科会2日目

2011-01-29 19:53:41 | 授業実践
柱は「子どもの現状と題材」。
指導者の願いが添えられるのだけれど、それが実はすごく大切。
誤解が無くフィットする題材を選ぶ難しさを実感。
所々、違う言語で話しているような錯覚。
捉え方で、随分と認識が変わる。
「制作は過去と向き合うこと」
「生きることを楽しむ人間になってほしい」
「生きている時間をどれだけ輝かせるか」
「人との関わり」
「創る喜び」…どれも素敵な言葉。
ただし、指導者の視点で随分と違ってしまう。
「どんな心持ちの人間になってほしいか」という願い。
しっかりキャッチできました。
この日のキーワードは「完成度」。
私がメモしたことは、
・誰の尺度で?
・才能?
・技術は高まる?
・それは果たして寄り添う!?

私をご存知の方は、それをどうまとめるか、咀嚼するか、予想がつくでしょう。



分科会1日目

2011-01-25 23:57:38 | 授業実践
分科会1日目
穏やかに始まった。
共同研究者の方が「今回を最後にします」と引退宣言していたので、ICレコーダーを携えて参加。
帰ったらみんなで聞こうと思う。
全国…。
全体会へ行くバス内で臨席になった熊本の方が、すごく叙情的な言葉を時々スパイスのように使うので感動しながら。
聞いていると、いろいろな状況があるのだとしみじみ感じる。
分科会での実践も、温度差があって、還流がいかに難しいか。
会わずに伝えることは誤解が生じても訂正することもできず、
危険なことだということもしみた。
今日のキーワードは、「抵抗感」と「伝統文化」と「言語活動」。
「伝統」という言葉の背景を知って驚く。
私が明確に感じたことは、実は気付かぬうちに、
指導者が子どもを自分のしたいようにしているケースがあるということ。
子どもが作品を創るということは、
生きている命の証で分身、
その子そのものと私は思うの。
同じ地域からの発表者は免許外だけれど、感性が備わっている方。
また共感できる。
課題は感じる(結構たくさん)のだけれど、それだけ提起してくれた実践あり 。
詳細はいずれ出版されると思うので、併せて解釈を。
私の見解は、お会いしたときにでも。
WEBでは差し控えます。