uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

語る会50回!

2013-11-16 08:51:52 | 授業実践
語る会50回!

語る会50回!

語る会50回!

語る会50回!

スクワット50回も苦しいのに、もう50回の語る会。
空知美術教育研究会 「50周年記念 全空知子どもの作品を語る会 美唄茶志内小大会」。
ここまで辿り着けたのが奇跡のよう。
春はどう足掻いても見通しが立たず、リタイアしている自分しかイメージができなかった。
でも辿り着けた。ということは…程よくやり過ごしてしまった!?と反省。
出前図工室も担当させてもらい、中学生を担任の先生に引率していただいて授業。凄い集中力で、「ああしたい・こうしたい」と価値を盛り込んでいく。たくさんの方々が参観してくださって、保護者も。そして、6校時にもなるとざわつく子どもたちも、その日の午後は最後まで落ち着いて生活できていたと。担任の先生が、いつもとは違う子どもたちの熱心さに触れて、たくさん写真を撮っていてくれたよ。本当にありがたい。

速報は他の方に委ねた。
頼んだ方のセンスが抜群で、人選はジャストミート。
10号まで発行は素晴らし過ぎる。
子どもたちも良かった。
彼らが最高に楽しんでくれた。
それが何より。
昨日は空間に魔法をかけた空美。
アプローチから最高。
子どもの作品を「語る会」も2部に分けて実施。
ちゃんとしきってくれるガイドには、方向をゆだねる安心感あり。
いい加減は良くない。
お昼は美唄名物とりめしと焼き鳥。
そして、保護者お手製の漬物。 題材屋台もよろず屋さんも、ギャラリーくうびもすべてが良かった。
我が校から生徒を引率してくれた仲間にも記念のマグカップいただいた。
あー、たくさんあって書ききれず。 後は広報で。
子どもたちや参観保護者・送り出してくれた仲間・業者の方々…感謝感謝の今日。
そして、やっぱりお会いしてお話聞いていただくだけで、心のアンプルになってくれるOBOGのみなさんにも大感謝。
さあ、次は会報と記念誌発行に、全国の準備。




多くの方に読んでほしい

2013-11-16 08:48:05 | 本と雑誌
多くの方に読んでほしい
先週、「いわなび」フェス開催。
女川町物販ブースに足を運びました。
女川町のかあさん・とうさんが生きるために思いを込めた手作り作品を購入しました。
ものを生み出す行為は、存在を刻むこと。
子どももおとなも。

そして、女川町の方から…と1冊の書籍を手渡されました。
ブース担当している方は、「女川町」をいつも真剣に届けてくださる。彼女から気持ちを受け取ったはずの人が、粗雑に機械的に「作業・処理」してしまうことも多い。
余裕の無い社会の何というセンスの無さか…。
私はそんな歯車の一つに成り下がっていないかと、省みながら受け取らせていただいた。
私たちには「子どもの今」に向き合いつづける責任がある。
2年半、自分のこととしてどれだけ寄り添えただろう。
朝からページをめくる。
子どもたちの作文・俳句・絵画・写真が詰まっていて、校長・教頭・教職員…の手記が所々に添えられた、「3月11日と今」が伝わる。
私は、あの時、午前中に終えた卒業式の祝賀会中。
子どもと保護者と共に、あまりにも幸せな時間を過ごし、テレビ画面で地獄を目にした。言葉も出せずに、泣いた。
でも、本を読んで…。
涙が止まらない私は、何て弱いのだろう。

読んで、どこよりも希望がある女川町を感じてほしい。


映画メモ2013秋

2013-11-16 08:39:08 | 映画
アップせずに溜めていた映画メモ発見。 私にとっては映画をみることがあらゆることからの「リセットボタン」。今朝も一本見終えたところ。

「ミケランジェロの暗号」…ナチスドイツと名画。最後が颯爽としていてかっこよく、暗さが和らぐ。
「やがて来たる者へ」…イタリア。1943年、実際にあったドイツ軍による市民惨殺を、子どもの目を通じて画く。弟が自分の腕の中で死んで行ってから、言葉を発しなくなった少女の心理描写が素晴らしい。
「カラウ゛ァッジョ 天才画家の光と影」…自分の表現が社会の地雷を踏む。一方的な価値観と芸術の善し悪し。心の影と社会の影が重なって、彼は表現するほど身を滅ぼしていく。生きて行くために自尊心を売らなければいけない芸術家。常に死臭の漂う時代背景が基盤になっているところが物悲しい。
「フェイトレス~運命ではなく」…戦時中。ハンガリーに住む15歳の少年がバスに乗ったことから、アウシュヴィッツ収容所へ。終わりに電車を選ぶ心理。怒りを持ってはいけないことを叩き込まれ、夢を語らなくなる。描写が繊細。
「MW」…手塚治虫原作漫画の実写化。玉木宏・山田孝之。
「希望の国」…原発事故と故郷と家族と介護…いろんな関わりの中で人間は生きている。夏八木薫の遺作。彼の「砂の器」や「人間の証明」、良かった。
「夢売る二人」…阿部サダヲが出ているので、おちゃらけかと思った。松たか子の名演技。実際にあったことがベースとか。夫婦間で腐っちゃいけない道徳的警告を感じたのは私だけだろうか。
「東ベルリンから来た女」…欧題BARBARA。あの時代背景が1980年代なのだから、人間社会の薄っぺらさが感じられる。思想統制や拘束。なんでも疑われ自由が許されず、自分の言動が国家主義にどこかで触れていないか…政治的活動になっていないか…怯えて生きる世界。これが現実のこと。主人公はレジスタンスで体制に刃向かう存在でありながら、実は独りよがりな逃げ腰だったことに気付く。その葛藤描写が素晴らしい。