uncolored wind

私に吹く風
アートとモノづくり

流しっぱなしで邦画

2011-09-26 13:34:41 | 映画
観たといえるほど入り込んで観てはいないけれど。

「ハナミズキ」…新垣結衣・生田斗真・向井理・ARATA。
一青窈のハナミズキの展開?
釧路や道東を舞台に二人が巡り会って結ばれるまで。
回り道しながら人は自身を磨いて、やっと交差する部分ができたとしても、全てはオーライなのだと感じる。

「今度は愛妻家」…薬師丸ひろ子・豊川悦司他。
いつも考える「別れるほどのことじゃない」。
まだ十分に向き合って行ける。相手が大変ならばいくらでも。
でもさ、男って意外と打たれ弱くて、自分の言ったことなんてすっかりすぐに忘れちゃう。
私は知ってる。知らない間に自分が「本当はこの人でなくとも良い訳」と気持ちをコントロールしてること。
そして、「蜂の一刺し」は突発的に相手が喜びそうな場所へ行き、家の中では絶対にしない。
だって、修復した時に家が嫌な印象になったらつらすぎるから。
映画ではそこでぷっつり消滅してしまう。
引きずるふりではない主人公は希少価値だよ。


風と空気、あるいは存在。

2011-09-20 00:31:30 | 映画
風と空気、あるいは存在。
子どもって、キラキラしたものを好むよなあ。
デコってみた。
キラキラが…というより、「つくること」が癒しを与えてくれる。
観たものメモ。
映像で温度や臭いを感じることってある。

「CASE29」…レニー・ゼルウィガー。オカルト。
これをみると子どもを怖くなるし、里親になるのも恐ろしくなるかも。
あまりにも形にしてしまっているあたり、「オーメン」のような表現の方が臨場感あり。
どうしてこういう展開に作ったんだろう。
極端で現実離れしているので、そんなに影響ないだろうけれど。「セルラー」路線の方が怖いかな。

「ミック・マック」…フランス映画の楽しい感じ。
色が素敵。「アメリ」の感じと重なる。
重いテーマでありながら、ビックリ人間勢揃いの呈はシュールで楽しい。
有り得なさそうな設定も他人事に思わせて軽く観られた。

「Eat・Pray・Love」…ジュリア・ロバーツ。
見ているうちにお腹が空いて来る。
食べ物の描写が巧みすぎる。
男性とうまくいかなくなって、あんなに深刻にならんでもいいよなあ。
いかにもアメリカっぽい。
全部観たけれど、大してエネルギーの湧いて来ない珍しい作品だ。


第5回『アイヌ民族についての講座』

2011-09-20 00:24:13 | アート・文化
第5回『アイヌ民族についての講座』
いろいろと裾野を広げて、表現活動をしながら美術教育をはたらきかけていこうと考えていた。
伝統文化について、ある企画を思い立って、詳しい方に相談したところ「推進委員の一員に」と声をかけてもらえた。
今回から。ただ、このプロジェクトは3年計画でそのラストの1年らしい。
金曜の夜に函館に走る。
講座のメインは結城幸司さんの講演会。「アイヌ民族の今」。
もともとアイヌ民族はお金のために労働をするような生活形態ではなく、全て自然の中で生命を受け継いできた。
それが和人化を強制されたことで奪われた。
その環境では成す術がない。
幼い頃に馬鹿にされ、民族の威厳を削がれてきた。
教育の中でも。
本当に身につまされる内容。
日本人は今やすっかり過去に学べなくなった。
だから、歴史を辿るよりも、芸術表現を通じて、新しい世代がエネルギッシュに生きて行ける世の中にしていきたい。
そこは結城さんとの共通の考えだった。
結城さん自身が版画家で表現をして生きている。
子どもたちへのお話なども巧みと聞いた。
その後、ワークショップ。
2グループに分けて2コマ。
私はアシスタ ントのように。「紋様・ムックリ作り」のコマを担当。
もう一つは、「北海道の地名とアイヌ語」。
相手は大人なのだけれど、平刀・木彫板・竹の性質などを知らない方が多くて驚く。
小学校の教科書があんなにも技術のレクチャーを扱っていたことを思い出して、危機感がつのる。
ムックリは鳴らせるようにみんなが悪戦苦闘。
楽しんで参加していた。
北海道の土地からの生命力を感じてこその「伝統文化」なのだと思う。
また一つ、私は大きな扉の前に立つことになった。
その話はいずれ、追い追いに。


ダブル・レインボー2

2011-09-08 23:17:21 | 日記・エッセイ・コラム
ご存知チャリティーイベント!!
    『Double Rainbow』 
          2011年9月17日Sat.~18日Sun.
                                     M’s bar(Iwamizawa-city
  出展 11:00~17:00
   ・手作り品販売
   ・フードドリンクコーナー
   ・キッズコーナー(わたあめ作り体験・メダカすくい)
   ・野菜直売・お米販売

  LIVE (18日 18:30~)
   ライブチケット:前売¥1000(税込)
  詳細はこちら(jammymammyさんのblog)へ
     ↓ 

平版講習会

2011-09-04 20:39:31 | 授業実践
平版講習会
美唄の教育振興会にて。
以前もやったことがあったのだけれど、ベニヤ板のリトグラフ。
講師はお隣りの学校の先生で、版画家の岩瀬貴憲さん。
板にカゼインを塗って事前準備していただく。
足で踏んでも刷れるとか。
既製のものと手づくりのものを比較したけれど、手づくりで十分。
やっぱり版画は大好き。
膠液とラズンストンパウダーがあれば、時間をおいても大丈夫なところもいいし、濃淡なども表現できるし、インクののせかたも容易にできる。
深いねえ。