「あの金で何が買えたか」 (村上 龍)
この本が発行されて、早10年。
先日、本棚に見つけ、手に取った。
この時の私らの税金は、今どこを巡っているのだろう。
もしかしたら、巡ってないのではない?
馬鹿みたいに、予想を遥かに超えた金額。
それをイメージしやすいように、具体的に置き換えた内容。
(まあ、私には、東京ドーム何個分と言われても、さっぱり予想できないし、 そこら辺の空き地や農場よりも大きくも感じないので、感動と驚愕をもたらし得る的確な表現ではない。だから、ニュースで流れるお金の単位を聞いても、想像できていなかった。)
「お金は巡らせてこそ、価値がある。滞ると運が淀む。」
私の母の教えだ。
そのお陰で、私は必要以上に貯えていない(^^;
だから、あの時も最終的に、それで自分を納得させた。
金融機関は、これでまた庶民に融資してくれるだろう…と。
あの金は、いったいどこにたどり着いているのだろう。
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