いつか、虹の向こうへ (角川文庫) 価格:¥ 500(税込) 発売日:2008-05-24 |
「いつか、虹の向こうへ」…伊岡 瞬。第25回横溝正史ミステリ大賞。
私にしては珍しいハードボイルド小説。
どうにも不運で人間くさい弱さを持つ元刑事。
心に留める物語は「虹の種」の話。
これが小説のスパイスになっている。
他人から見て幸せそうでも比較できない幸福の尺度。
虹の種を蒔いた人によって、不幸な人ほど大きな虹ができるという。
誰かの身代わりなどできやしない。
誰もがその人だから、その人としての存在価値があるのだと思う。
たぶん映像化されても見れない。
暴力描写はやはり苦手だ。
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