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宝の山よ



会津若松の旅では始終、雪の残る磐梯山の勇姿が見え、心惹かれました。もともとは「いわはしやま」といい、“天に掛かる岩の梯子”を意味するそうです。天と地をつなぐ神聖な場所とみなされ信仰の対象となってきたわけです。

会津磐梯山は宝の山よ

けれどみんなが知っているこの民謡でいう“宝”とは、鉄や金のことだそうです。そういうお宝を採掘した歴史があるんですね。
エンジェルファームに帰ってきてから、私たちは菜園や庭、裏山の野草をしきりに採取しています。写真は、採取したヨモギやスギナを洗う桂子の手。

畑も庭も裏山も宝の山よ

種をまいて、まびいたり、水をやったり支柱を立てたりして育てる野菜以外に、何の世話もしないのに勝手に生えてくる野草(雑草)。邪魔だから根絶しようと持っても根絶できない、いやらしいほど強くて逞しい生命・・・実は彼らこそ“お宝”でした。



直径1mぐらいの大きなザルに干したヨモギ、スギナ、カキドオシ・・・。
他にもドクダミ、セリ、ミツバ、タンポポ、ナズナ、ハッカ等、手当たり次第刈っては干していきます。今年はそれらの酵素ジュースにも挑戦しています。

自然の野や山は自然が人間に用意してくれているくすり箱

最近読み直している高橋貞夫著『趣味の薬草』の言葉です。つまり自然の野山は“宝の山”だということです。