goo blog サービス終了のお知らせ 

Light in June

文学やアニメ、毎日の生活についての日記。

朝ドラ『瞳』で思うこと

2008-08-02 01:19:05 | テレビ
最近、『ポニョ』についてブログで書かなくなったなあ。関心が薄れたわけではないんですけどね。今度、近いうちに、『千と千尋』のことを書こうと思っています。

さて、朝の連続テレビ小説『瞳』を見ていて思うんですが、あのドラマに出てくる男って、なんでいいようには描かれないことが多いんでしょうか。不倫してしまったり(それで結局別れる)、親に頭が上がらなかったり(それで結局別れる)。そもそも瞳は母子家庭で、父親という男が不在だった家庭で育ったわけですから。ダンスしているのはほとんど女だけで、あのドラマでは女性がとにかく強い。男は情けない存在として描かれているように感じられるんですよね。

『篤姫』なんかも女性が中心ですが、男も存在感があります。そういう描き方なら何も文句はないのですけど、『瞳』はちょっとなあ…

少女が主人公で、少女が活躍する物語、というのはもう全くもって歓迎なのですが、男にも存在感が欲しいですよね。少なくとも、悪くは描かないで欲しい。まあ、『瞳』に関してはこれだけです。

そういえば、長嶋有の小説『ねたあとに』は、本人が「反復小説」だと言っていましたね。気が付かなかった。

明日(というか今日)は友人の結婚式です。二次会のパーティにだけ呼ばれているのですが、どんな服装で行けばいいのか、いまだに悩み中。スーツかカジュアルかで迷っていて(あくまで二次会ですから)、結局その真ん中くらいの格好で行くつもりなんですが、みんながスーツだったら、あるいは私服だったら、どうしようかなあ、と。みんながスーツだった場合が一番怖い。ワイシャツは着ていくつもりですけど、ノーネクタイなので。まあ、クールビズということで通してしまおうか。っていうか、ネクタイ持ってけばいいんじゃないか!?みんなが会場で締めていれば、自分もそそくさと着用、という感じで。でも、結婚式用のネクタイって家にあるのか?ああ、迷うぅぅぅぅぅ。

ビートたけしの数学番組

2008-07-25 23:28:23 | テレビ
木曜の深夜に放送されているビートたけしの数学番組だけども、今週は途中まで見ていて、それから『ひだまりスケッチ』を見るためにチャンネルを変えてしまったので、結局、解答が分からず仕舞い。ちなみに、問題はこう。

3つの連続する自然数の和が1000になるときの、自然数を求めなさい。

自分で考えてみた。まあ単純に考えてそれぞれ333くらいだろうから、ためしに計算してみる。

332+333+334=999

違う。まあこれで正解だったら簡単すぎるけど。
少し考え方を変えて、一の位の数の和が0になるような連続する数を見つけることにする。結果、9、0、1しかないことが分かる。これを使って計算してみると、

329+330+331=990
339+340+341=1020

これも違う。あれ?合計が1000になる3つの連続する自然数なんて本当にあるの?
ということで、お手上げ。バリバリの文系人間には、難しすぎる問題でした。誰か答え教えて~

押井守

2008-07-21 00:59:13 | テレビ
今日のNHK「課外授業 ようこそ先輩」に押井守が出演していた。
この前は「笑っていいとも」に出ていたし、テレビの露出多いなあと思いながら、見る。アニメーション界の奇才、と紹介されていた。

で、授業のテーマは「世界を別の視点で見てみよう」ということ。船の上から日本橋を見上げたり、高層ビルから街を見下ろしたりして、普段と違う東京を見つけることを小学生に課していた。実際に視点を変えて見てみるんだね。もっと理論的に、というか、抽象的なレベルで、視点を変えてみよう、と言い出すのかと思ったら、具体的だったので意外だった。たぶん世界を別の視点で見る、というのはいわゆる「異化」と同じようなことだと思うんだけど、それの実践例を示せていて、さすがに押井守だなと思った。

あと、パトレイバー2を小学生に見せて、人が誰もいない都市を描けば、それだけで都市は違ったものに見える、ということを説明していた。犬の視点で街を眺める、とか。「異化」ということがよく理解できていない文学部の学生は、この授業を見ればすんなり分かるのではないだろうか。

気付いたのが、押井守が分かりやすい言葉で話していたこと。この人、文章が非常に難解だから、小学生に分かるのかなあと危惧していたんだけど、実際に聞いてみると、分かりやすい。なんだ、簡単に話せるんじゃないか、と思った。たしか宮崎駿は彼のことを、簡単なことを難しく言う天才、と冗談で言っていたと思う。

その宮崎駿のインタビューが今日の「ジブリ汗まみれ」で流された。印象に残ったのが、起承転結のようなストーリー作りの骨法は、繰り返し使っていると腐ってくる、という話。やはり「ポニョ」ではあえて話作りの文法を壊したようだ。それと、魔法のことを説明しないでおきたかった、という話。ポニョがどうして人間になれたのかの肝腎な説明が欠けていることについて言っておきたかったようだ。魔法がこうなってこうなっているからああなるんだよ、という仕組みはゲームの話、とも言っていた。「ハウル」も念頭に置いていたと思う。

押井守の授業はけっこうおもしろかったです。あの小学生の中に、熱烈なファンはいたのかなあ…

今日のお笑い番組

2008-06-27 00:20:11 | テレビ
26日、日本テレビで19時からやっていたお笑い番組は、完全にレッドカーペットのぱくりだ。制限時間の設定を少し工夫しただけで、後は何も変わっていない。特に1分ネタで出てくる芸人はレッドカーペット芸人と同じ。オードリーに至っては今週のレッドカーペットと同じネタをやっていた。放送日を確認しなかったのか?5分ネタになると、ベテランの芸人が出てきたので、その点がレッドカーペットと違っているところだ。それにしても、こうも同じような番組が続くのは、いいことなのだろうか。プロデューサーは何を考えているのだろう。視聴率が取れれば何でもいいのか。こうなるともう、作る馬鹿に視る馬鹿、という感じ。かく言うおれも見なきゃいいんだが、他におもしろい番組がやっているわけじゃあないし、家族がチャンネルを回すから見てしまう。う~む。

今は、クイズかお笑いか、という感じで、同じような番組が本当に多い。中にはおもしろいものもあるが、つまらないものもある。つまらないものはいずれ淘汰されていくんだろうが、それまでが長い。

で、そのお笑い番組のネタだが、芋洗坂係長とバナナマンがおもしろかった。前者はよくそんなに口が回るなあと関心、後者はそういうことよくあるよくある、と見ていたら、だんだん行動がエスカレートしてきておもしろかった。さすがに朝礼でふざけて手錠ははめないよね。

ラスト・フレンズ

2008-06-12 23:40:41 | テレビ
ラスト・フレンズはおもしろい。おもしろいけど、見終った後、やるせない気持ちになる。なんとなく気分が鬱になる、というか。最初の方の回は見ていなくて、途中から見始めたんだけど、それでよかったような気がする。毎週こんな気持ちを味わってしまうんなら、ちょっと…。それにしても、ソウスケが怖すぎる。前回は特に怖かった。今回は、とうとう死んでしまいましたが。終わり方としては、逮捕される以外には、これしか解決方法はなかったかもしれない。

                          ★★★

閑話休題。六月になりましたが、このブログの名前Light in June は「六月の光」という意味です。雨の多い六月という月にも、ときおり射し込んでくる光はある。晴れ間はある。そういう光こそが、本当にうれしいものだ。つらいときにもそのことを忘れないようにしよう、という思いを込めて名付けました。ちなみに、アメリカの作家フォークナーの小説『8月の光』をもじっています。

ROOKIES(ルーキーズ)

2008-06-09 01:07:13 | テレビ
ドラマ・ルーキーズを見ている。漫画はジャンプで読んでいておもしろかったんだけど(未完のような形で終わってしまったのが残念)、ドラマもそれなりにおもしろいところはある。まあ漫画のほうが断然おもしろいとは思うけどね。

さて、前回の放映で、江夏役になんと上地が出てきた。けっこう驚いた。上地はヘキサゴンの印象が強くて、真面目な役(しかも不良)が務まるのかな、と心配になってしまうが、なんとなく笑ってしまうのはおれだけではないはずだ…来週どんな演技をするのか気になるところだ。ところで、上地ってもう29歳でしょ、それで高校生役って…どうなの?もっとも、あのドラマの高校生はほとんど高校生って感じじゃないけど。もう大人の俳優を使ってるからね。森田まさのりの漫画の高校生がだいたい老けてるから、まあいいんだけど。でもバイトが夜遅いと、ドラマ見られないんだよなあ。土曜にも働くことあるから。ああ嫌だ嫌だ。

古畑任三郎

2008-06-06 23:57:29 | テレビ
古畑任三郎シリーズで唯一見ていなかった回(「今、甦る死」)を、やっと見ることができた。
倒叙方式(最初に犯人がわかっている)のドラマだが、真犯人が最後に判明する、という珍しい形式。とてもおもしろかった。

古畑の新作が今後もう見られないのは残念だが、ときどき再放送してくれるとありがたい。

それにしても、藤原竜也ってけっこう好きな俳優なんだよなあ。今度、チェーホフ劇の『かもめ』にも出演するようだし。彼、ハムレットもやってるよね。基本的には舞台俳優で、ときどき映画に出るだけみたいで、トレンディドラマには出ないけど、そういうところもまた好き。古畑に出たのはどういう経緯なんだろう。珍しいよね。

こしあん派かつぶあん派か

2008-04-15 23:06:33 | テレビ
今日、NHKのスタジオパークを見ていたら、天野祐吉がおもしろいことを言っていた。曰く、こしあんとつぶあんのどちらが好きかで、その人の性格が分かる、と言うのだ。こしあんが好きな人は洗練志向、つぶあんが好きな人は野生志向だそうだ。そればかりでなく、日本はこしあん文化とつぶあん文化がせめぎあってきたという。つまり、洗練さと粗雑さの二つの潮流が主導権を争ってきたと言うのだ。前者は西の弥生文化、後者は東の縄文文化に相当するらしい。たとえばこしあんは芭蕉、つぶあんは一茶だそうだ。真偽はともかくとして、これは立派な日本文化論になっていて、その切り口がとてもユニークではないか。

ちなみに、おれはこしあん派で、言われてみると確かに洗練さを志向している気がする。ただ、最近は粗野なのもいいなあと思っていて、それと軌を一にするかのように、つぶあんへの興味も出てきている…。これは、なかなかどうして的を射ているではないか1?

さあ、あなたはこしあん派、それともつぶあん派?