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年代別の「睡眠指針」を厚生労働省が公表

2023-12-06 10:37:55 | 健康・医療
私は現役のころは、12時過ぎに寝て7時には起きるという生活をしていました。これだと睡眠不足になるため、休日は昼近くまで寝るというあまり良くない睡眠習慣でした。

引退した現在は、12時半ごろ寝て8時ぐらいに起きるという、まあ適度な睡眠をとっています。厚生労働省は心身の健康づくりのための新たな「睡眠指針2023」案を10月初めに公表しました。

例えば「成人は6時間以上」「小学生は9〜12時間」「高齢者は個人の体調や生活状況に合わせた時間」など、年代別に適切な睡眠時間を確保することを推奨し、質の高い睡眠のために心がけるべき注意点を細かく示しています。

睡眠の大切さが説かれてきましたが、日本人は世界的に見ても睡眠時間が短いようです。OECDが世界33か国を対象に行った各国国民の時間の使い方調査(2021年版)で睡眠時間の項目を見ると、日本人は7時間22分となっています。

各国平均の8時間28分より1時間以上短くなっています。米国も8時間51分、英国フランスなどの欧米主要国は全体平均時間に比較的近い時間です。

この調査結果について厚生労働省は「調査方法や対象国の文化・地理的背景は各国で異なり、寝床にいる時間と実際の睡眠時間が明確に区別されていない」として時間の長短の単純比較には注意が必要としながらも「日本人の睡眠時間は世界各国と比較して短い」としています。

また2019年に行った「国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の男女5700人の中で1日の平均睡眠時間が6時間未満の人は、男性37.5%、女性40.6%でした。年代別では50歳代が最も多く、男女それぞれ49.4%、53.1%と約半分の人が寝る時間を6時間さえ確保できていませんでした。

新しい睡眠指針案では2014年度の指針の12か条はそのまま踏襲する方針で、新たに「成人」「こども」「高齢者」という年代区分ごとに推奨する睡眠時間を設定し、日々の生活での注意すべきことを網羅しています。

「成人版」では、まず大人は慢性的な睡眠不足傾向にあると指摘し、毎日の睡眠時間を6時間以上確保し、睡眠不足が影響する病気を予防することを掲げています。

日本の男性労働者2300人を14年間追跡した調査では、睡眠時間が1日あたり6時間未満の人は7時間以上8時間未満の人と比べて高血圧、心筋梗塞や狭心症といった血管疾患を発症するリスクが5倍近く増加するとの結果が出たようです。

色々と睡眠不足のリスクを述べてきましたが、私は健康は「食事と睡眠から」をモットーにしています。現役のころはかなりひどい睡眠習慣でしたが、何とか乗り切りましたのでそれほど気にする必要はないのかもしれません。


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