黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

長い間ご苦労さん

2015-05-11 04:41:51 | バラ園のこと
昨日は母の日でしたがプレゼントにカーネーションならぬバラを贈った方がどのくらいおられたのか・・・そしてその数が前年よりも増えたのか減ったのかがとても気になる賢パパであります。

本題ですが、一昨日は賢ママがどなたかのコンサートに行くとかでいそいそと出かけて行ってしまったので午後から翌朝までは久しぶりで賢と二人だけで過ごしました。

いつも一人晩飯の時はかなり早い時間に済ませてしまう賢パパですが・・・この日もご他聞に漏れず6時過ぎには食べ終えてしまいまして、観たいテレビもないのでPCの前に陣取りしばし対峙。

賢の野郎はと思いながら目をやれば・・・ずいぶん眠そうにしているぢゃまいか。


それならもう寝るかと二人床に就いたのがまだ7時前の事でしたよ。


お陰で昨日の朝はずいぶん早い時間に目が覚めてしまいまして、まぁ朝と言うよりは夜ですがね・・・朝の散歩もかなり早い時間に済ませてしまった。

で、いつもより少し早目の6時15分には仕事に着手して・・・第二温室の花を切り終えたのが約1時間後で、その後はいつものように第一温室に移動して花切りの作業を続ける。

順調に花を切っていたその時の事でした。

一本の花を切った時に賢パパの手のひらに伝わって来た違和感です。

えぇ、普通ならば「チョキン」と切れるはずなのに・・・この時は「パチン」でした。

異変に気がついた賢パパが持っていた花切りばさみに目をやれば

おぉ~っ、見事に折れてる・・・ぢゃまいか。

思い起こせば10か月前・・・バラ園の仕事を始めた時に園長から与えられたこのはさみが一代目でした。


たったの3日で「刃こぼれ」を理由に昨日まで10か月使った二代目に換えていただきましたが・・・よくよく伺ってみれば刃こぼれはあっても全く問題はないのだそうで、三代目も新品ではありませんよ。


賢パパはこの二代目を約10か月にわたって愛用して参りましたが一体何本ぐらいのバラの花をこの二代目で切って来たのか?

面白そうなので計算してみましたよ。

一般的に言われているのは賢パパが作業をしているような栽培法での収量は1本/坪と言うことなのでそれを基準に計算すると・・・賢パパの受け持ち分が約500坪ですから毎日500本の花を切っております。

それを10か月続けて来たと言うことなので日数の300を掛けてやりますと・・・何と15万本とは驚きの数字。

15万本すべてが商品として市場に出て行くわけではなくて・・・こんな風に賢パパへのお土産になる花も中にはありますが


これらのほとんどがこの程度の曲りがあるために商品には出来ないB品であります。


自宅に飾る分にはこれで十分なのですが・・・高価なバラの花となると品質の基準もかなりのものなんですねぇ。

二代目のはさみ君・・・長い間ご苦労さんでした。