黒ラブ賢と賢パパの薔薇と酒の日々・・・たま~に山

バラ園の仕事をする賢パパが愛犬の黒ラブ賢と飼い主の賢パパ&賢ママの日常をつづります。

新メンバー

2014-09-12 06:10:20 | ちょっとした知識
メンバーと言っても人間の事じゃありませんよ。

えぇ、賢パパの今の仕事と大いに関係がございます。

そうです、バラの花の新メンバーです

賢パパが働かせていただいているバラ園の規模は面積がおよそ900坪(約3000㎡)。

一棟が300坪(約1000㎡)のビニール温室が三棟あります。

その三棟の温室で栽培されているバラの品種が全部で7種類でした。

赤いバラが「マリーミー」と


「アートリークローズ」


オレンジは「ミルバ」で


残りの4種はピンク系です。

ピンク系と一口に申しましても色にはずいぶん違いがあって・・・濃いピンクは「オール4ラブ」と


「ピンクレディブル」の2種類でありまして


薄めのピンクはこの「リメンブランス」と


「マリアーナ」の2種類。


これらの7種類の花を毎朝園長と賢パパが手分けして切りまして・・・夏場の暑い時期は開花の速度が速くて翌朝まで置くと咲きすぎてしまう花もありますので園長は夕方にも花切りを行っています。

そんなバラ園に最近新しいメンバーが加わりました。

その名を「キャンディアバランチェ」と言いまして・・・ズバリこんなお花であります。


ピンク系ではありますが・・・今まであったピンクとはちょっと違いますよ。

花弁の元の方は白っぽい色ですが先端に行くに従ってピンクが濃くなる・・・いわゆる「グラディエーション」と言うやつであります。

つい先週ぐらいから出荷が始まりまして・・・まだ数量は少ないですがこれからどんどん増えて行きます。

この品種は「切り前」と言いまして切るタイミングがちょっとわかりにくいため賢パパはまだ切らせてもらえませんよ。

もう少し数が増えて来て色々な開花ステージの花が揃ったところで「基準」合わせをしてからようやく切らせていただくようになります。

「開花ステージ」と言う言葉が出た所で一つお勉強です。

バラの花の生育の状況と言うのはまずつぼみが肉眼で観察出来るぐらいになりまして・・・それが大きくなって米粒ぐらいになり、後はこんな感じで育って行きまして







最後は満開になりその後花びらを落として種子が出来ます。

この「つぼみが出来てから花が咲くまで」の期間のことを「到花日数」と言いますが皆さんは大体どのくらいかご存知ですか?

身近な所にある桜の花のつぼみが膨らんで行って開花するのを観察したことのある方なら見当がつくかも知れませんね。

まぁ、品種によってあるいは時期によっても異なりますがおおよそ45日から60日ぐらいだそうです。

賢パパのようなバラ栽培に関わる者はこの間ずっと脇芽を取ったり消毒をしたりしてその順調な生育を助けています。

こうしてみると今賢パパが切っている花はちょうど賢パパが就職したころにつぼみを付けた花なのかも知れませんよねぇ。

今日は金曜日で飲み会の予定が入っております。

が、うっかりそれを忘れていて明日は出勤することにしてしまいましたよ。

あまり遅くならないようにほどほどにして切り上げます。

では、ごきげんよう~。