中国各紙、好意的に報道 鳩山氏の南京大虐殺記念館訪問
2013.1.18 14:23
18日付の中国各紙は鳩山由紀夫元首相が江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」を訪問した際の写真を1面に掲載、日中戦争時の旧日本軍の侵略行為について「おわび」したとして好意的に報じた。
京華時報は社説で鳩山氏の訪中を取り上げ、日中関係の改善に向け「日本は鳩山氏のような態度を取る必要がある」と指摘。
これ自体、いい反応じゃないか?
政治ショーか
「政治ショーかよ!」という声があるが、戦争の後、一番大事なのは、戦争をしない、平和を護る、ということであろう。
過去の謝罪については、要求するのも、それに応えて、謝罪するのも政治ショーの側面が強い。
現在の国際世論はそうした象徴的なジェスチャーが高く評価される。それに応えるのは別にわるいことではない。
安倍氏もやったらどうか?
文句を言うのも政治ショーの一つだから、もちろん、中国では納得しない人が多かろうが、ひざまづく、頭を下げる、といった世界に通用する謝罪ポーズは悪くない。
アメリカのように一般市民を何万と虐殺して悪びれないようにするには、戦争に勝つこと、国力を維持すること、自国のジャーナリストに人種差別的な愛国心を植えつけることが必要であるが、日本にはそうした余裕もない。
また、そうしたアメリカをまねるのもよくない。
日本がこの政治ショーで有利に立てないのは、やはり、人権問題について世界の状況を改善しようという意志がないからだ。
慰安婦問題でも同様な問題は過去にも現在にもたくさんある。
韓国や台湾の植民地化、あるいは併合だって、中国がいま現在やっている国家による犯罪である。
過去の反省を示すために、そうしたことの解決を世界に呼びかければ、日本は有利に立てる、と思うのである。
右翼はアメリカを真似て戦勝国気分のため、それができない。
左翼は島国根性で、自虐しか能がないからそれができない。
残念だなあ。